パタジンの概要
- パタジンの特徴
- 花粉症やじん麻疹など、つらいアレルギー症状に優れた効果を発揮
- 眠気などの副作用を抑えつつ、高い即効性と持続力を両立
- 先発医薬品アレロックと同成分で信頼性が高く、コストパフォーマンスにも優れる
| 商品名 |
パタジン(PATADIN) |
| 内容量 |
1商品10錠(5mg×10錠×1シート) |
| 有効成分 |
オロパタジン(Olopatadine) |
| 医薬品分類 |
アレロックのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
アレルギー性疾患治療剤(持続性選択H1受容体ブロッカー) |
| 適応症 |
アレルギー性鼻炎 蕁麻疹 皮膚疾患(湿疹、皮膚炎、そう痒症) |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
アジャンタファーマ(Ajanta Pharma Ltd.) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
パタジンの現物サイズ
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
70.1mm |
7mm |
| 短辺 |
30mm |
7mm |
| 厚み |
3.3mm |
2.6mm |
| 重量 |
2g |
0.08g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
パタジンの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 5mg錠の場合:1錠 オロパタジン塩酸塩として5mg |
|---|
| 服用回数 | 1日2回 |
|---|
| 服用間隔 | 12時間以上空ける |
|---|
| 服用タイミング | 朝および就寝前 |
|---|
| 食事の影響 | 食事の影響を受けにくい |
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| 留意点 | 漫然と長期使用しないよう注意する |
|---|
パタジンは、アレルギー性鼻炎やじん麻疹、皮膚のかゆみなどに使用される内服薬です。
1回1錠(有効成分:オロパタジン塩酸塩として5mg)を、朝と就寝前の1日2回、12時間以上の間隔を空けて服用します。
服用のタイミングは、毎日決まった時間帯に飲むことが望ましく、症状が強く現れる時間帯に合わせて調整するのも効果的です。
たとえば、朝のくしゃみや鼻水が気になる場合は、朝の服用をやや早めに行うことで、より良い効果が期待できます。
眠気が現れることがあるため、服用後に自動車の運転や機械の操作を行うことは避けてください。
特に初めて服用する方は、日中の活動に支障がないか様子を見ながら使用してください。
なお、漫然と長期間にわたって服用し続けることは避け、効果が感じられない場合や症状が変化した場合は、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
食事による影響
パタジンは、食事の影響を大きく受ける薬ではありません。
そのため、食前・食後のいずれでも服用することができます。
実際の薬物動態試験でも、空腹時と食後の吸収に大きな差は確認されていません。
ただし、毎日決まったタイミングで飲むことが治療効果を安定させるために重要です。
食事の有無よりも、服用時間がずれないように注意しましょう。
アルコール(お酒)による影響
パタジンには眠気を催す作用があるため、服用中にアルコールを摂取すると眠気が強く現れる可能性があります。
車の運転はもちろんのこと、機械操作や精密な作業を行う予定の方は、アルコールと併用しないよう十分に注意してください。
また、アルコールは中枢神経系に影響を与えるため、薬の効果や副作用の出方に個人差が生じやすくなります。
安全のため、パタジンを服用している期間は飲酒を控えるか、医師・薬剤師に相談のうえ判断してください。
パタジンの効果効能
- 適応症
- アレルギー性鼻炎
- 蕁麻疹
- そう痒症(湿疹、皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑)
パタジンは、アレルギー症状の改善に用いられる第二世代抗ヒスタミン薬で、オロパタジン塩酸塩を有効成分としています。
この成分は先発医薬品であるアレロックと同一であり、花粉症、じん麻疹、アトピー性皮膚炎など、さまざまなアレルギー性疾患に対して使用されます。
パタジンは、ヒスタミンH1受容体に選択的に結合してヒスタミンの働きをブロックし、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、皮膚のかゆみなどの不快な症状を抑制します。
加えて、ロイコトリエン、トロンボキサン、PAF(血小板活性化因子)などのアレルギー誘発物質の放出も抑制する多面的な作用があり、総合的にアレルギー反応を抑えます。
こうしたメカニズムにより、アレルゲンへの曝露によって生じるさまざまな炎症反応や過敏反応を効果的に抑えることができます。
効果の目安
| 効果の発現時間 | 約1時間後 |
|---|
| 効果のピーク | 約1時間~2時間後 |
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| 効果の持続時間 | 約12時間 |
|---|
眠気についての注意点

パタジンは、第二世代抗ヒスタミン薬の中では比較的中枢神経に作用しやすく、眠気の副作用が他の同系薬剤よりやや強く現れる傾向があります。
実際、先発医薬品アレロックの添付文書には、眠気に関する警告とともに、自動車の運転や危険作業を避けるようにとの記載がなされています。
成人の臨床調査においては、眠気の発現率はおよそ11~12%前後とされており、第二世代の中では高めの分類に入ります。
添付文書に基づく眠気の発症率
| 薬剤名 |
眠気の発症率 |
| アレロック(オロパタジン) |
約11.6% |
| ルパフィン |
約9.3% |
| ジルテック |
約6.0% |
| ザイザル |
約5.2% |
これらの数値はすべて各薬剤の添付文書に基づいており、試験条件が異なるため厳密な比較にはなりませんが、パタジンは相対的に眠気のリスクがやや高い部類に入るといえます。
眠気の作用を逆に活かせる

眠気はマイナス要素に感じられることもありますが、アレルギーによる睡眠障害(鼻づまり、かゆみで眠れないなど)に悩む方にとっては、むしろプラスに働く場合もあります。
パタジンを就寝前に服用することで、眠気によって入眠しやすくなり、アレルギー症状を抑えながら自然な睡眠が得られるケースもあります。
したがって、日中の眠気が問題とならないように服用時間を調整することで、パタジンの特性を上手に活かすことが可能です。
作用機序(仕組み)
パタジンの有効成分であるオロパタジンは、アレルギー症状の原因となる「ヒスタミン」の働きをブロックすることで、鼻水やくしゃみ、かゆみなどの症状を抑えます。
特に、ヒスタミンH1受容体に対して強く結びつく性質があり、アレルギー反応をピンポイントで抑える力があります。
さらに、パタジンは単にヒスタミンを抑えるだけでなく、アレルギーに関わる他の物質――ロイコトリエン、トロンボキサン、PAF(血小板活性化因子)といった化学伝達物質の分泌も抑えるはたらきがあります。
これらの物質は、鼻の粘膜を腫らしたり、気道を狭くしたりする原因となるため、パタジンはこうした複数の要因にまとめて作用します。
また、かゆみやくしゃみを引き起こす一因となる神経伝達物質「タキキニン」の放出も抑える効果があります。
これは知覚神経からの刺激の伝達を和らげる作用で、アレルギーにともなうかゆみや不快感を軽減することができます。
このように、パタジンは「ヒスタミンをブロックする作用」だけでなく、「炎症を起こす物質を減らす作用」や「神経の興奮をおさえる作用」など、アレルギーのメカニズムに多方面からアプローチする薬です。
そのため、花粉症やじん麻疹、アトピー性皮膚炎など、さまざまなアレルギー症状に対して高い効果を発揮します。
パタジンの副作用
パタジンは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、眠気、倦怠感、口渇、腹部不快感、尿潜血などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
パタジンの副作用
| 部位 |
5%以上 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
|
紅斑等の発疹 |
浮腫(顔面・四肢等)、そう痒、呼吸困難 |
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| 精神神経系 |
眠気 |
倦怠感、口渇、頭痛・頭重感、めまい |
集中力低下、しびれ感 |
不随意運動(顔面・四肢等) |
| 消化器 |
|
腹部不快感、腹痛、下痢、嘔気 |
便秘、口内炎・口角炎・舌痛、胸やけ、食欲亢進 |
嘔吐 |
| 肝臓 |
|
肝機能異常(ALT, AST, LDH, γ-GTP, Al-P, 総ビリルビン上昇) |
|
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| 血液 |
|
白血球増多、好酸球増多、リンパ球減少 |
白血球減少、血小板減少 |
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| 腎臓・泌尿器 |
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尿潜血 |
BUN上昇、尿蛋白陽性、血中クレアチニン上昇、頻尿、排尿困難 |
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| 循環器 |
|
|
動悸、血圧上昇 |
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| その他 |
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血清コレステロール上昇 |
尿糖陽性、胸部不快感、味覚異常、月経異常、筋肉痛、体重増加、ほてり |
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重大な副作用
服用後に下記の重大な副作用が現れることがあります。
症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
※すべて頻度不明
パタジンの禁忌
パタジンには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はパタジンを服用できません。
パタジンの服用に注意が必要な方
パタジンには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、パタジンを服用する前に医師に相談してください。
- パタジンの服用に注意が必要な方
- 長期ステロイド療法を受けている方
- 腎機能障害のある方
- 肝機能障害のある方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
パタジンの併用禁忌薬
パタジンには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
パタジンの併用注意薬
パタジンには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
パタジンと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、パタジンを服用する前に医師に相談してください。
- パタジンの併用注意薬
- アルコール(中枢神経抑制作用が増強する可能性)
- ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬・抗不安薬など)
- 抗うつ薬(三環系、SSRI、SNRIなど)
- 抗精神病薬(クロルプロマジンなど)
- その他の抗ヒスタミン薬(重複投与による副作用リスク)
パタジンの基本的な注意事項
パタジンは、眠気を引き起こすことがある薬です。
そのため、服用中は自動車の運転や機械の操作など、注意力を必要とする作業は避けるようにしてください。
特に初めて服用する方や、眠気が強く出る体質の方は十分な注意が必要です。
また、服用しても十分な効果が得られない場合には、自己判断で飲み続けるのではなく、医師や薬剤師に相談することが大切です。
漫然と長期間にわたって使用することは避けましょう。
花粉症などの季節性アレルギーに使用する場合は、症状が出始めてからではなく、アレルゲンが飛散し始める少し前から服用を開始すると、より良い効果が得られます。
症状のピーク時だけでなく、シーズン終了までしっかりと継続することがすすめられます。
パタジンの保管方法
パタジンは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- パタジンの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
パタジンに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
パタジンの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
パタジンは、先発医薬品である「アレロック」のジェネリック医薬品であるため、アレロックの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内第Ⅲ相比較試験(成人)アレルギー性鼻炎
- 国内第Ⅲ相比較試験(成人)じん麻疹
- 国内第Ⅲ相一般試験(成人)皮膚疾患に伴うそう痒における臨床成績
- 高齢者(65歳以上)における臨床成績 皮膚疾患に伴うそう痒における臨床成績
- 国内二重盲検比較試験(小児)アレルギー性鼻炎
- 国内非盲検試験(小児)アレルギー性鼻炎
- 国内二重盲検比較試験(小児)アトピー性皮膚炎
国内第Ⅲ相比較試験(成人)アレルギー性鼻炎
通年性アレルギー性鼻炎の成人患者211例を対象に、オロパタジン塩酸塩(アレロック)とオキサトミドを比較する二重盲検試験が行われました。
被験者はそれぞれ、オロパタジン(5mg錠またはプラセボ錠)またはオキサトミド(30mg錠またはプラセボ錠)を1日2回、4週間にわたって服用しました。
最終的な全般改善度(「改善」以上と評価された割合)は下記のとおりでした。
| 薬剤 |
改善率 |
| オロパタジン塩酸塩 |
62.4%(53/85例) |
| オキサトミド |
56.6%(47/83例) |
統計的には、オロパタジン塩酸塩とオキサトミドとの間で同等性が確認されました(p=0.018)。
安全性に関しては、「安全性に問題なし」と評価された割合が、オロパタジン群で68.0%(70/103例)、オキサトミド群で61.4%(62/101例)となり、有意差は認められませんでした。
副作用の発現率は、オロパタジン塩酸塩群で29.1%(30/103例)、オキサトミド群で30.7%(31/101例)でした。
オロパタジン群で最も多く報告された副作用は眠気であり、25.2%(26/103例)に見られました。
国内第Ⅲ相比較試験(成人)じん麻疹
慢性じん麻疹の成人患者256例を対象に、オロパタジン塩酸塩(アレロック)とケトチフェンとの比較試験(二重盲検試験)が実施されました。
被験者は、オロパタジン(5mg錠またはプラセボ錠)またはケトチフェンフマル酸塩(1mgカプセルまたはプラセボカプセル)を1日2回、2週間服用しました。
最終全般改善度(「改善」以上の割合)は下記のとおりです。
| 薬剤 |
改善率 |
| オロパタジン塩酸塩 |
77.7%(87/112例) |
| ケトチフェンフマル酸塩 |
66.9%(81/121例) |
主要な統計解析(U検定)において、オロパタジンはケトチフェンより有意に高い改善効果を示しました(p=0.019)。
安全性の評価では、「安全性に問題なし」とされた割合が、オロパタジン群で77.2%(95/123例)、ケトチフェン群で53.9%(69/128例)となり、オロパタジンの方が有意に高い安全性評価を得ました。
副作用の発現率は、オロパタジン群で21.1%(26/123例)、ケトチフェン群で41.4%(53/128例)でした。
オロパタジン群で最も多くみられた副作用は眠気で、19.5%(24/123例)に認められました。
国内第Ⅲ相一般試験(成人)皮膚疾患に伴うそう痒
湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑といった皮膚疾患に伴うそう痒を対象に、オロパタジン塩酸塩(アレロック)の有効性が検討されました。
合計398名の成人患者に、1回5mg、1日2回のオロパタジンを2週間投与し、症状の改善度が評価されました。
| 疾患名 |
有効率 |
| 湿疹・皮膚炎 |
74.6%(91/122例) |
| 痒疹 |
50.8%(31/61例) |
| 皮膚そう痒症 |
49.3%(33/67例) |
| 尋常性乾癬 |
52.8%(28/53例) |
| 多形滲出性紅斑 |
83.3%(15/18例) |
| 全体(5疾患合計) |
61.7%(198/321例) |
副作用の発現率は390例中74例(19.0%)。
主な副作用は眠気で、11.3%(44/390例)に報告されています。
高齢者(65歳以上)皮膚疾患に伴うそう痒
65歳以上の高齢者191例を対象に、オロパタジン塩酸塩(アレロック)の使用実績が調査されました。
有効性と安全性が検討されました。
| 疾患名 |
有効率 |
| 気管支喘息 |
25.5%(12/47例) |
| アレルギー性鼻炎 |
100%(2/2例) |
| じん麻疹 |
80.6%(25/31例) |
| 皮膚疾患に伴うそう痒 |
58.3%(49/84例) |
副作用は191例中43例(22.5%)に発現。
主な症状は下記のとおりです。
| 症状 |
発現件数(%) |
| 眠気 |
23件(12.0%) |
| 倦怠感 |
7件(3.7%) |
| 腹痛 |
4件(2.1%) |
| 浮腫(むくみ) |
3件(1.6%) |
| 頭痛・頭重感 |
3件(1.6%) |
| めまい |
2件(1.0%) |
| 下痢 |
2件(1.0%) |
| 胸部不快感 |
2件(1.0%) |
65歳未満の副作用発現率は15.3%であり、高齢者ではやや副作用が現れやすい傾向が示されました。
国内二重盲検比較試験(小児)アレルギー性鼻炎
小児通年性アレルギー性鼻炎患者(7~16歳)234例を対象に、オロパタジン塩酸塩とエピナスチン塩酸塩を比較する試験が実施されました。
投与はオロパタジン群:1回5mgを1日2回、エピナスチン群:1回10mgを1日1回、いずれも2週間。
| 薬剤 |
改善率 |
| オロパタジン塩酸塩 |
79.0%(94/119例) |
| エピナスチン塩酸塩 |
81.1%(90/111例) |
副作用の発現率は、オロパタジン群で5.7%、エピナスチン群で6.3%。
主な副作用は眠気や腹痛でした。
国内非盲検試験(小児)アレルギー性鼻炎
小児アレルギー性疾患患者346例を対象に、オロパタジンの非盲検試験が実施されました。
投与用量は下記の通り。
| 年齢 |
1回用量(1日2回) |
| 3歳~6歳 |
2.5mg |
| 7歳~14歳 |
5mg |
有効率は疾患別に下記の通りです。
| 疾患名 |
有効率 |
| 気管支喘息 |
58.3%(21/36例) |
| アレルギー性鼻炎 |
71.2%(115/162例) |
| じん麻疹 |
88.2%(30/34例) |
| 湿疹・皮膚炎 |
67.7%(42/62例) |
| 皮膚そう痒症 |
68.4%(13/19例) |
| 全体(5疾患合計) |
70.2%(241/343例) |
副作用の発現率は4.3%。主な症状は眠気、腹痛、下痢などで、重篤な副作用はなし。
国内二重盲検比較試験(小児)アトピー性皮膚炎
小児患者(7~15歳)222例を対象に、オロパタジン塩酸塩とセチリジン塩酸塩の比較試験が実施されました。
有効性評価対象は221例、安全性評価対象は231例。
投与量は下記の通り。
有効率は下記の通り。
| 薬剤 |
改善率 |
| オロパタジン塩酸塩 |
61.3%(65/106例) |
| セチリジン塩酸塩 |
58.6%(67/114例) |
副作用の発現率は、オロパタジン群で3.5%、セチリジン群で6.0%。
安全性に大きな懸念はありませんでした。