ロコダームの概要
- ロコダームの特徴
- 顔や首、陰部などデリケートな部位にも使える中程度のステロイド外用薬
- 湿疹やかぶれ、アレルギーによるかゆみや赤みにすばやく効果が現れる
- 保湿力に優れた軟膏タイプで、乾燥やジュクジュクした患部にも使用可能
ロコダームの現物サイズ
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箱正面 |
チューブ正面 |
| 長辺 |
141.3mm |
137.2mm |
| 短辺 |
39.6mm |
34.6mm |
| 厚み |
24.4mm |
21.9mm |
| 重量 |
45.55g |
35.63g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
ロコダームの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 患部に薄く塗布 |
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| 使用回数 | 1日1~2回 |
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| 使用タイミング | 患部を清潔にした後 |
|---|
| 留意点 | 症状が改善したら使用を中止する 顔や目のまわりには使用しない 密封した状態での使用は避ける |
|---|
ロコダームは、乾燥を伴う湿疹・皮膚炎や、花粉症・ハウスダストなどのアレルギーに伴う皮膚のかゆみや赤みに用いられる塗り薬です。
使用する際は、1日1~2回、患部を清潔にしたうえで、適量をやさしく塗布してください。
1回の使用量は、患部を薄く覆う程度で十分です。
力を入れてすり込む必要はなく、やさしくなじませるように塗るのがポイントです。
ロコダームを正しく使うために、下記の手順を参考にしてください。
- 使用手順
- 使用前に、患部をやさしく洗い流し、水気をしっかり拭き取ります
- 清潔な指先で、ロコダームを適量(薄く覆える程度)取り出します
- 患部にうすく塗り広げ、こすらずやさしくなじませます
- 必要に応じて、1日1~2回まで繰り返します(朝・晩など)
- 使用後は手を洗い、チューブの口を清潔に保って保管してください
洗顔や入浴後など、皮膚が清潔な状態のときに使用することで、薬の効果が現れやすくなります。
特に乾燥やかさつきが気になる部位には、軟膏タイプが適しています。
症状が重いときでも、1日1~2回を超えて使用することは避けてください。
医師から特別な指示がないかぎり、長期間の使用や広い範囲への使用も控えましょう。
症状が改善してきたら、使用回数を減らすか、使用を中止するようにしてください。
食事による影響
ロコダームは皮膚に塗って使用する外用薬のため、食事による影響はありません。
食前・食後・空腹時などにかかわらず、いつでも使用できます。
ただし、患部が顔まわりや口の周辺にある場合は、飲食によって薬剤がふき取られたり、手や唇を介して口に入る可能性があるため、使用後の手洗いや塗布部位への接触には注意が必要です。
アルコール(お酒)による影響
ロコダームの使用中にアルコールを摂取しても、薬の効果や副作用に直接影響を及ぼすことはありません。
内服薬ではないため、体内での代謝や肝臓への負担といった相互作用の心配もないとされています。
ただし、飲酒によって皮膚が敏感になったり、血行が促進されてかゆみが強くなるケースもあります。
そのような場合は、一時的に使用部位が赤くなったり熱をもつことがあるため、様子を見ながら使用を続けるようにしてください。
ロコダームの効果効能
- 適応症
- 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、脂漏性皮膚炎を含む)、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症
ロコダームは、炎症をしずめる外用ステロイド剤で、ヒドロコルチゾン酪酸エステルを有効成分としています。
先発品であるロコイド軟膏と同じ成分を含むジェネリック医薬品であり、幅広い皮膚の炎症やかゆみ、湿疹などの症状に用いられています。
花粉症やハウスダストなどのアレルギーに伴って現れる皮膚の赤みやかゆみにも使用でき、とくに顔や首まわりに出やすいアレルギー性湿疹に対しても、肌への刺激が少なく使いやすい製剤です。
やさしさと効果のバランスが取れたステロイド
ステロイド外用薬は、作用の強さに応じて5段階に分類されています。
ロコダームは、下から2番目の「ミディアム(中程度)」に位置づけられ、副作用が比較的少ないという特長があります。
皮膚が薄く、刺激を受けやすい部位(顔、首、陰部、脇の下など)では、薬の吸収率が高まるため、作用が穏やかな製剤が選ばれます。
ロコダームはそのような部位にも使いやすく、花粉による肌荒れや日常的なかぶれにも処方されることがあります。
軟膏タイプならではのメリット
ロコダームは軟膏タイプで、保湿力に優れ、ジュクジュクした患部にも使用できるのが特長です。
クリームタイプよりも刺激が少なく、乾燥した皮膚や敏感な肌にも使いやすい処方です。
幅広い皮膚トラブルに対応
ロコダームは、さまざまな皮膚症状に対して効果が現れます。
湿疹や皮膚炎のほか、かぶれ、虫刺され、あせも、手荒れなど、日常的に起こる皮膚トラブルにも使用されます。
なお、ロコダームは対症療法薬であり、症状をしずめることが目的です。
疾患の根本原因を取り除く薬ではありません。
ロコダームの有効性
ロコダームの先発医薬品となるロコイド軟膏では、臨床試験により下記のような高い有効率が確認されています。
- 疾患名:有効率(有効以上/評価症例数)
- 接触皮膚炎:90.8%(59/65)
- アトピー性皮膚炎(乳児湿疹を含む):87.1%(330/379)
- 神経皮膚炎(ビダール苔癬を含む):86.7%(13/15)
- 脂漏性湿疹:81.8%(27/33)
- 貨幣状湿疹:77.3%(17/22)
- 急性湿疹:84.4%(54/64)
- 慢性湿疹:78.9%(30/38)
- 手の皮膚炎:41.7%(25/60)
- 痒疹群:84.6%(11/13)
- 尋常性乾癬:83.6%(107/128)
- 掌蹠膿疱症:27.3%(3/11)
これらの症状には、植物や金属による「接触皮膚炎」、かゆみの強い発疹をともなう「痒疹」、急に起こる「急性湿疹」、乾燥や厚みを伴う「慢性湿疹」などが含まれます。
ロコダームは、ロコイド軟膏と同じ成分を含むため、同等の効果が期待できます。
作用機序(仕組み)
ロコダームの有効成分であるヒドロコルチゾン酪酸エステルは、体内の受容体と結合し、抗炎症タンパク質「リポコルチン」の産生を促します。
このリポコルチンは、炎症の原因となるホルモン(プロスタグランジンなど)の働きを抑えます。
同時に、炎症を引き起こす物質の産生をブロックすることで、赤みや腫れ、かゆみなどの不快な症状をおさえる効果が現れます。
こうしたメカニズムにより、皮膚症状の悪化を防ぎ、快適な肌状態の回復をサポートします。
ロコダームの副作用
ロコダームは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、真菌症(白癬等)、ざ瘡様疹、乾皮症様皮膚、過敏症などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
ロコダームの副作用
| 部位 |
0.1%~ 5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
注意・処置 |
| 皮膚の感染症 |
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真菌症(白癬等)、細菌感染症(毛嚢炎・せつ、汗疹等) |
真菌症(カンジダ症)、細菌感染症(伝染性膿痂疹)、ウイルス感染症 |
ODT(口腔内崩壊錠)では症状が出やすいため、異常が見られた場合は抗真菌剤・抗菌剤を併用し、改善しない場合は使用を中止すること。 |
| その他の皮膚症状 |
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ざ瘡様疹 |
酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、膿疱、丘疹、毛細血管拡張)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑) |
長期使用時は注意が必要。症状が出た場合は徐々に使用を控え、非ステロイド薬への切り替えを行うこと。 |
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乾皮症様皮膚 |
接触皮膚炎、魚鱗癬様皮膚変化、多毛、色素脱失 |
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| 過敏症 |
過敏症(発赤、そう痒感、刺激感、皮膚炎等) |
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| 下垂体・副腎皮質系機能 |
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下垂体・副腎皮質系機能の抑制 |
大量・長期使用や密封療法(ODT療法)によって症状が生じることがある。 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
※すべて頻度不明
ロコダームの禁忌
ロコダームには禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はロコダームを使用できません。
- ロコダームの禁忌
- 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルスによる皮膚感染症および動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみなど)では、症状を悪化させるおそれがあるため使用しないこと。
- ヒドロコルチゾンに対し過敏症の既往歴がある患者には使用しないこと。
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎では、穿孔部の治癒が遅れたり感染を引き起こすおそれがあるため使用しないこと。
- 潰瘍(ベーチェット病を除く)や第2度深在性以上の熱傷・凍傷では、皮膚の再生が抑制され治癒が著しく遅れ、感染のおそれがあるため使用しないこと。
ロコダームの使用に注意が必要な方
ロコダームには禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ロコダームを使用する前に医師に相談してください。
- ロコダームの使用に注意が必要な方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 小児等
- 高齢者
ロコダームの併用禁忌薬
ロコダームには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
ロコダームの併用注意薬
ロコダームには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)も指定されていません。
ロコダームの基本的な注意事項
顔や目のまわりには使用しないでください。
過剰に塗布したり、急に中止したりすると、症状が悪化することがあります。
患部をラップや包帯で覆う「密封療法(ODT療法)」は行わないでください。
使い方に不安がある場合は、事前に医師や薬剤師へ相談することをおすすめします。
化粧の下やひげそり後に本剤を使用しないよう注意し、眼科用として角膜や結膜には使用しないこと。
皮膚感染を伴う湿疹や皮膚炎には原則として使用しないが、やむを得ず使用する場合には、事前に全身投与による適切な抗菌剤または抗真菌剤での治療を行うか、これらの薬剤との併用を検討すること。
本剤の使用によって症状の改善が見られない場合や悪化する場合は、速やかに使用を中止すること。
さらに、症状が改善した後は、できる限り速やかに使用を中止すること。
ロコダームの保管方法
ロコダームは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ロコダームの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
ロコダームに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ロコダームの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
ロコダームは、先発医薬品である「ロコイド軟膏」のジェネリック医薬品であるため、ロコイド軟膏の臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 有効性検証試験
- 比較試験(0.1% トリアムシノロンアセトニド、1% ヒドロコルチゾン酢酸エステル、基剤との二重盲検比較)
- 一般使用成績調査(軟膏およびクリーム製剤)
有効性検証試験
臨床試験
| 疾患名 |
有効率(%) (軟膏) |
有効率(%) (クリーム) |
有効率(%) (計) |
| 接触皮膚炎 |
90.8(59/65) |
81.1(30/37) |
87.3(89/102) |
| アトピー性皮膚炎(乳児湿疹を含む) |
87.1(330/379) |
79.2(76/96) |
85.5(406/475) |
| 神経皮膚炎(ビダール苔癬を含む) |
86.7(13/15) |
90.0(18/20) |
88.6(31/35) |
| 脂漏性湿疹 |
81.8(27/33) |
87.1(81/93) |
85.7(108/126) |
| 貨幣状湿疹 |
77.3(17/22) |
100(4/4) |
80.8(21/26) |
| 急性湿疹 |
84.4(54/64) |
87.7(71/81) |
86.2(125/145) |
| 慢性湿疹 |
78.9(30/38) |
71.1(32/45) |
74.7(62/83) |
| 手の皮膚炎 |
41.7(25/60) |
67.9(38/56) |
54.3(63/116) |
| 痒疹群 |
84.6(11/13) |
83.3(20/24) |
83.8(31/37) |
| 尋常性乾癬 |
83.6(107/128) |
80.1(133/166) |
81.6(240/294) |
| 掌蹠膿疱症 |
27.3(3/11) |
69.2(9/13) |
50.0(12/24) |
比較試験(0.1% トリアムシノロンアセトニド、1% ヒドロコルチゾン酢酸エステル、基剤との二重盲検比較)
ロコイド軟膏は、他の外用ステロイド剤と効果を比較する試験が行われています。
試験では、ロコイド軟膏(ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.1%)と、下記3つの塗り薬との違いが調べられました。
- トリアムシノロンアセトニド 0.1%
- ヒドロコルチゾン酢酸エステル 1%
- 有効成分を含まない基剤
試験は、3つの皮膚疾患を対象に、薬の名前を隠した状態(二重盲検法)で行われました。
どの疾患も7日間使用し、症状の改善度が評価されました。
- 比較試験の対象疾患と結果
- 急性湿疹様皮膚炎 - 使用方法:1日2回塗布 - ロコイド軟膏の評価:使用開始3日目以降、基剤より有意に優れていた
- アトピー性皮膚炎 - 使用方法:1日2回塗布 - ロコイド軟膏の評価:3日目と7日目の評価で、他薬より効果が高かった
- 尋常性乾癬 - 使用方法:1日1回密封療法(ODT療法)※ - ロコイド軟膏の評価:7日目時点で、他薬(特にトリアムシノロン)より改善が見られた
このように、ロコイド軟膏は他の外用薬と比べて、さまざまな皮膚症状に対して高い効果が現れることが実証されています。
毎日のケアに使う薬だからこそ、試験でしっかり確かめられたものを選びたい方におすすめです。
※臨床試験では行われた手法ですが、実際の使用においては密封療法(ODT療法)を避けることが推奨されています。
一般使用成績調査(軟膏およびクリーム製剤)
ロコイド軟膏は、発売前の試験だけでなく、発売後にも多くの方に使用され、その結果がまとめられています。
この調査は「一般使用成績調査」と呼ばれ、医療機関での実際の使用例から、副作用の出現状況などを確認したものです。
軟膏とクリーム、それぞれの製剤について調査が行われ、どちらも副作用は少ない結果となりました。
臨床試験
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ロコイド軟膏 |
ロコイドクリーム |
| 調査対象人数 |
19,018人 |
14,720人 |
| 副作用が出た人 |
58人 |
89人 |
| 副作用発現率 |
0.30% |
0.60% |
副作用の発現率はいずれも1%未満と低く、肌への刺激が心配な方にも使いやすいことがわかります。
多くの方に安心して使われてきた実績があることも、ロコイド軟膏の大きな魅力のひとつです。