ノバモックスの概要
- ノバモックスの特徴
- ノバモックスは有効成分「アモキシシリン」を含んだ、抗生物質
- インドの製薬会社「シプラ」が製造しているサワシリンのジェネリック医薬品
- 主に梅毒治療薬や淋病治療薬として用いられる
| 商品名 |
ノバモックス-125 DT(Novamox-125 DT) |
ノバモックス-250(Novamox-250) |
ノバモックス-500(Novamox-500) |
| 内容量 |
1商品15錠(125mg×15錠×1シート) |
1商品15カプセル(250mg×15カプセル×1シート) |
1商品15カプセル(500mg×15カプセル×1シート) |
| 有効成分 |
アモキシシリン(Amoxicillin) |
| 医薬品分類 |
サワシリンのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
合成ペニシリン製剤 |
| 適応症 |
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 |
| 適応菌種 |
アモキシシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、梅毒トレポネーマ |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
シプラ(Cipla Ltd.) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
ノバモックスの現物サイズ
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
76mm |
9.5mm |
| 短辺 |
49.6mm |
9.5mm |
| 厚み |
4mm |
2.9mm |
| 重量 |
5.81g |
0.25g |
|
シート正面 |
カプセル正面 |
| 長辺 |
135.4mm |
17mm |
| 短辺 |
41.3mm |
5.8mm |
| 厚み |
6.7mm |
5.8mm |
| 重量 |
7.67g |
0.35g |
|
シート正面 |
カプセル正面 |
| 長辺 |
112.1mm |
22.3mm |
| 短辺 |
79mm |
7mm |
| 厚み |
7.7mm |
7mm |
| 重量 |
14.07g |
0.7g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ノバモックスの飲み方(服用方法)
ノバモックスの用量規格は、有効成分の含有量別に「125mg錠」「250mgカプセル」「500mgカプセル」の3種類があります。
症状に応じた用量規格を選択しましょう。
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
梅毒治療の用法・用量
| 1回の用量 | 125mg錠の場合:4錠 250mgカプセルの場合:2カプセル 500mgカプセルの場合:1カプセル アモキシシリンとして500mg |
|---|
| 服用回数 | 1日3回 |
|---|
| 服用期間 | 4週間(進行状況に応じて2週間~12週間に変更) |
|---|
| 服用間隔 | 約8時間おき、または食前・食後 ※朝7時、昼15時、夜23時など ※朝食前後(7時~9時)、昼食前後(12時~14時)、夕食前後(18時~20時)など |
|---|
| 服用タイミング | 1日の中で決まった時間に服用 |
|---|
| 食事の影響 | ほとんど認められていない |
|---|
| 留意点 | 飲み忘れを防ぐ 症状が改善するまで継続的な服用が重要 |
|---|
ヘリコバクター・ピロリ感染症(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)治療の用法・用量
| 1回の用量 | 125mg錠の場合:6錠 250mgカプセルの場合:3カプセル アモキシシリンとして750mg ※クラリスロマイシンおよびプロトンポンプ阻害薬との併用を推奨 |
|---|
| 服用回数 | 1日2回 |
|---|
| 服用期間 | 7日間 |
|---|
| 服用間隔 | 約12時間おき、または食前・食後 ※朝7時、夜7時など ※朝食前後(7時~9時)、夕食前後(19時~21時)など |
|---|
| 服用タイミング | 1日の中で決まった時間に服用 |
|---|
| 食事の影響 | ほとんど認められていない |
|---|
| 留意点 | 飲み忘れを防ぐ 症状が改善するまで継続的な服用が重要 |
|---|
ヘリコバクター・ピロリ感染症を除くその他の感染症治療の用法・用量
| 1回の用量 | 125mg錠の場合:2錠 250mgカプセルの場合:1カプセル アモキシシリンとして250mg |
|---|
| 服用回数 | 1日3回~4回 |
|---|
| 服用期間 | 3日~10日 ※感染症によって変動 |
|---|
| 服用間隔 | 約6時間~8時間おき ※朝7時、昼13時、夜19時、就寝前など |
|---|
| 服用タイミング | 1日の中で決まった時間に服用 |
|---|
| 食事の影響 | ほとんど認められていない |
|---|
| 留意点 | 飲み忘れを防ぐ 症状が改善するまで継続的な服用が重要 |
|---|
食事による影響
ノバモックスは食事の影響をほとんど受けないため、食前食後にかかわらず、いつ服用しても効果には影響がありません。
ノバモックスの有効成分アモキシシリンは、食事の有無に関係なく体内に吸収されるからです。
そのため、任意の好きなタイミングで服用が可能です。
しかし、継続して服用することが大切なため、飲み忘れを防ぐ工夫はしたほうが良いでしょう。
飲み忘れ防止のための工夫として、習慣化しやすい朝食前後・昼食前後・夜食前後・就寝前などのタイミングがおすすめです。
食事のタイミングに合わせ、固定して服用すると飲み忘れを防ぐことができます。
アルコール(お酒)による影響
アルコール(お酒)との相互作用は報告されていません。
そのため、ノバモックスの服用期間中にアルコールを摂取しても問題ありません。
しかし、大量のアルコール摂取は肝臓に負担をかけ、効果を妨げたり、副作用を増長させる可能性があります。
肝機能が低下すると、有効成分の代謝や排出に影響を与えることがあるためです。
アルコールの過剰摂取には注意しましょう。
- 少量のアルコール摂取
- 少量のアルコール摂取はノバモックスの効果に全く影響を与えない
- 大量のアルコール摂取
- 大量のアルコール摂取はノバモックスの効果に影響を与える可能性があり、副作用のリスクが高まる
ノバモックスの効果効能
- 主な適応症
ノバモックスは、細菌の細胞壁の合成を阻害することで真菌感染症の治療に効果を発揮します。
特に、梅毒(梅毒トレポネーマ)や淋病(淋菌)などに対して強い抗菌力があります。
また、細菌感染症による扁桃炎や咽頭炎、中耳炎、膀胱炎の治療にも効果があります。
効果の目安
| 感染症の種類 |
効果を実感するまでの期間 |
| 梅毒 |
3日~7日で改善(発疹などの諸症状が軽減) |
| 淋病(淋菌感染症) |
1日~3日で改善(尿道のかゆみや排尿時の痛みが軽減) |
| 扁桃炎、咽頭炎(風邪の二次感染)など |
3日~5日で改善(発熱や喉の痛みが軽減) |
| 中耳炎 |
3日~7日で改善(耳の痛みが軽減) |
| 気管支炎、肺炎 |
5日~10日で改善(発熱や咳が軽減) |
| 膀胱炎 |
3日~5日で改善(頻尿や排尿時の痛みが軽減) |
| 歯周組織炎、歯冠周囲炎 |
5日~7日で改善(腫れや歯茎の痛みが軽減) |
ノバモックスは、毎日服用することで細菌感染症による諸症状を改善することができます。
効果を実感するまでは長期間服用し続けることが重要となります。
服用期間は症状や重症度、個人差などによって異なるため、上記の期間を目安として服用を継続してください。
作用機序(仕組み)
ノバモックスの有効成分アモキシシリンは、細菌の細胞壁の合成を阻害することによって効果を発揮します。
アモキシシリンは抗生物質(抗菌薬)の一種であるβ-ラクタム系抗菌薬のペニシリン系抗生物質に属しています。
殺菌的に作用するため、幅広い細菌感染症の治療に使用されています。
ペニシリン系抗生物質は、ペニシリン結合タンパク質(PBP)という酵素に結合しやすいという特性があります。
細菌が細胞壁(ペプチドグリカン)を合成するためには、ペニシリン結合タンパク質の働きが欠かせません。
ペニシリン結合タンパク質は、D-アラニル-D-アラニン(D-Ala-D-Ala)という化合物と結合することで細胞壁を作り出します。
アモキシシリンは、D-アラニル-D-アラニンと非常によく似た構造をしているため、誤認されて代わりにペニシリン結合タンパク質と結合されます。
アモキシシリンがペニシリン結合タンパク質に結合すると、その酵素活性を阻害するため、細胞壁の主成分であるペプチドグリカン(糖とペプチドからなる高分子化合物の一種)の合成(架橋形成)が妨げられます。
アモキシシリンの働きによって細胞壁が十分に合成できなくなると、細胞分裂のたびに細胞壁が薄くなります。
細胞壁の構造が薄く不完全だと外圧(浸透圧)に耐えられずに細胞が破裂し、溶け出して死滅します。
結果的に細菌の増殖が抑制されるという仕組みです。
梅毒の場合、細菌の一種である梅毒トレポネーマの増殖が抑制されることで、初期症状の性器周辺の腫瘍やしこりから後期症状の発疹(バラ疹)などの症状が解消されます。
- 作用機序
- アモキシシリンがペニシリン結合タンパク質(PBPs)に結合する
- 細菌の細胞壁にあるペプチドグリカンの合成が妨げられる
- 細菌は十分な細胞壁を合成できず、細胞壁が薄くなる
- 外圧(浸透圧)に耐えられずに細胞が破裂し死滅する
- 細菌の増殖が抑制される
- 梅毒や淋病などの細菌感染症が改善
また、急性副鼻腔炎や急性中耳炎の治療では、アモキシシリンが第一選択薬として推奨されています。
他にも、肺炎球菌やインフルエンザ菌で引き起こされる肺炎、気管支炎など呼吸器系の炎症疾患の治療にも強力な効果を発揮します。
梅毒に対して最大で97.8%の有効性を発揮
ノバモックスは、梅毒に対して非常に高い有効性が示されており、原因菌である梅毒トレポネーマを高確率で死滅させる効果が期待できます。
第1期梅毒(早期梅毒)の場合、最大で97.8%という治療成功率が日本国内の臨床試験で証明されています。
ただし、梅毒は症状が進んでしまうと、症状の回復まで時間がかかり、治療期間が長くなるため、早期に治療を開始することが大切です。
梅毒の病期(ステージ)別治療期間の目安
| 梅毒の病期(ステージ) |
感染期間 |
主な症状 |
治療期間 |
| Ⅰ期顕症梅毒(早期梅毒) |
感染後、約3週間~6週間 |
梅毒トレポネーマの侵入部位(口内、肛門、性器など)にしこりや硬性下疳、リンパ節腫脹ができることがある |
約2週間~4週間で完治 |
| Ⅱ期顕症梅毒 |
感染後、約3か月以上 |
全身の皮膚や粘膜にバラ疹や粘膜斑、扁平コンジローマなど特有な発疹ができることがある |
約4週間~8週間で完治 |
| 晩期顕症梅毒(Ⅲ期以降) |
感染後、約3年以上 |
全身にゴム腫ができ、心血管梅毒になったり、神経梅毒の前段階症状が見られることがある |
約8週間~12週間で完治 |
ちなみに、脳や脊髄など中枢神経系に障害を引き起こす神経梅毒には、ノバモックスが有効ではないため、注意が必要です。
ノバモックスの副作用
ノバモックスは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、下痢や軟便などの消化器症状とされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
通常、ノバモックスの服用期間中に現れることがありますが、服用を中止すると症状は現れなくなります。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ノバモックスの副作用(ヘリコバクター・ピロリ感染症を除く感染症治療時)
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
発疹 |
発熱 |
そう痒症 |
| 血液 |
好酸球増多 |
|
|
| 消化器 |
下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛 |
|
黒毛舌 |
| 菌交代症 |
|
口内炎、カンジダ症 |
|
| ビタミン欠乏症 |
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ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) |
|
| その他 |
|
|
梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛、病変部の増悪)を引き起こす可能性がある |
ノバモックスの副作用(ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎治療時)
| 部位 |
5%以上 |
1%~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
| 消化器 |
下痢(15.5%)、軟便(13.5%)、味覚異常 |
腹痛、腹部膨満感、口内炎、便秘、食道炎 |
口渇、悪心、舌炎、胃食道逆流、胸やけ、十二指腸炎、嘔吐、痔核、食欲不振 |
黒毛舌 |
| 肝臓 |
|
AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇 |
Al-P上昇、ビリルビン上昇 |
|
| 血液 |
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好中球減少、好酸球増多 |
貧血、白血球増多 |
|
| 過敏症 |
|
発疹 |
そう痒症 |
|
| 精神神経系 |
|
|
頭痛、しびれ感、めまい、眠気、不眠、うつ状態 |
|
| その他 |
|
尿蛋白陽性、トリグリセリド上昇、総コレステロールの上昇、総コレステロールの低下 |
尿糖陽性、尿酸上昇、倦怠感、熱感、動悸、発熱、QT延長、カンジダ症、浮腫、血圧上昇、霧視 |
|
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ノバモックスの重大な副作用
- ショック(0.1%未満)
- アナフィラキシー(0.1%未満)
- アレルギー反応に伴う急性冠症候群(頻度不明)
- 薬剤により誘発される胃腸炎症候群(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症(TEN:Toxic Epidermal Necrolysis)(0.1%未満)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満)
- 多形紅斑(頻度不明)
- 急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明)
- 紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)
- 顆粒球減少(0.1%未満)
- 血小板減少(頻度不明)
- 肝機能障害(黄疸、ASTの上昇、ALTの上昇等)(0.1%未満)
- 腎機能障害(0.1%未満)
- 大腸炎(0.1%未満)
- 間質性肺炎(頻度不明)
- 好酸球性肺炎(頻度不明)
- 無菌性髄膜炎(頻度不明)
ノバモックスの禁忌
ノバモックスには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はノバモックスを服用できません。
- ノバモックスの禁忌
- アモキシシリンに対して過敏症の既往歴のある方
- 伝染性単核症の方
ノバモックスの服用に注意が必要な方
ノバモックスには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ノバモックスを服用する前に医師に相談してください。
- ノバモックスの服用に注意が必要な方
- 本人または血縁関係のある両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を引き起こしやすい体質のある方
- 経口摂取が困難な方(非経口栄養の方)
- 全身状態が悪い方
- 重度の腎機能障害の方
- 妊婦(妊娠している可能性のある女性を含む)
- 授乳婦
- 小児
- 高齢者
ノバモックスの併用禁忌薬
ノバモックスには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
ノバモックスの併用注意薬
ノバモックスには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ノバモックスと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ノバモックスを服用する前に医師に相談してください。
- ノバモックスの併用注意薬
- 抗凝固薬(ワルファリンカリウム製剤)
ワルファリン(ワーファリン等)
- 経口避妊薬
エチニルエストラジオール(ルナベル、プラノバール、ジェミーナ、ヤーズ等)
レボノルゲストレル(ウェールナラ、トリキュラー、アンジュ、ノルレボ等)
- 痛風治療薬
プロベネシド(ベネシッド等)
ノバモックスの基本的な注意事項
ノバモックスを服用する際は、耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の服用にとどめてください。
ショック、アナフィラキシー、アレルギー反応に伴う急性冠症候群、薬剤により誘発される胃腸炎症候群の発生を確実に予知できる方法はないものの、事前に当該事象の既往歴などについて十分に調べておきましょう。
なお、抗生物質によるアレルギーの既往歴は必ず確認してください。
顆粒球減少や血小板減少が現れることがあるため、定期的に検査を行うなど観察を十分に行ってください。
黄疸やAST、ALTの上昇などが現れることがあるため、定期的に検査を行うなど観察を十分に行ってください。
急性腎障害などの重篤な腎障害が現れることがあるため、定期的に検査を行うなど観察を十分に行ってください。
ノバモックスの保管方法
ノバモックスは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ノバモックスの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤やカプセル剤を分割した状態で長期間保管しないでください
ノバモックスに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ノバモックスの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
ノバモックスは、先発医薬品である「サワシリン」のジェネリック医薬品であるため、サワシリンの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- ヘリコバクター・ピロリ感染症を除く感染症:国内臨床試験
- ヘリコバクター・ピロリ感染症:国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンおよびランソプラゾール併用時)
- ヘリコバクター・ピロリ感染症:国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンおよびオメプラゾール併用時)
- ヘリコバクター・ピロリ感染症:国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンおよびラベプラゾールナトリウム併用時)
ヘリコバクター・ピロリ感染症を除く感染症:国内臨床試験
1,335例の一般臨床試験(カプセル、細粒)における成績概要は次の通りです。
また、3種類の二重盲検比較試験においてもアモキシシリンの有用性が認められています。
臨床試験
| 疾患名 |
項目 |
有効以上(%) |
やや有効以上(%) |
| 皮膚感染症 |
表在性皮膚感染症(毛嚢炎、膿痂疹) |
23例/35例(65.7%) |
34例/35例(97.1%) |
| 皮膚感染症 |
深在性皮膚感染症(せつ、ひょう疽、蜂窩織炎等) |
52例/68例(76.5%) |
59例/68例(86.8%) |
| 皮膚感染症 |
リンパ管・リンパ節炎 |
8例/9例(88.9%) |
8例/9例(88.9%) |
| 皮膚感染症 |
慢性膿皮症(感染粉瘤、膿瘍、膿皮症、ざ瘡) |
19例/29例(65.5%) |
25例/29例(86.2%) |
| 外科・整形外科領域感染症 |
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染 |
11例/20例(55.0%) |
15例/20例(75.0%) |
| 外科・整形外科領域感染症 |
びらん・潰瘍の二次感染 |
3例/7例(42.9%) |
5例/7例(71.4%) |
| 外科・整形外科領域感染症 |
乳腺炎 |
7例/10例(70.0%) |
8例/10例(80.0%) |
| 外科・整形外科領域感染症 |
骨髄炎 |
6例/9例(66.7%) |
6例/9例(66.7%) |
| 呼吸器感染症 |
咽頭炎 |
9例/10例(90.0%) |
9例/10例(90.0%) |
| 呼吸器感染症 |
扁桃炎 |
80例/95例(84.2%) |
82例/95例(86.3%) |
| 呼吸器感染症 |
気管支炎 |
34例/44例(77.3%) |
38例/44例(86.4%) |
| 呼吸器感染症 |
肺炎 |
58例/68例(85.3%) |
61例/68例(89.7%) |
| 尿路感染症 |
膀胱炎 |
215例/270例(79.6) |
217例/270例(80.4) |
| 尿路感染症 |
腎盂腎炎(腎盂腎炎、腎盂炎) |
41例/63例(65.1%) |
43例/63例(68.3%) |
| 尿路感染症 |
前立腺炎 |
16例/19例(84.2%) |
16例/19例(84.2%) |
| 尿路感染症 |
精巣上体炎(副睾丸炎) |
2例/2例(-) |
2例/2例(-) |
| 淋菌感染症 |
|
59例/68例(86.8%) |
59例/68例(86.8%) |
| 婦人科感染症 |
子宮内感染 |
27例/35例(77.1%) |
27例/35例(77.1%) |
| 婦人科感染症 |
子宮付属器炎 |
31例/38例(81.6%) |
32例/38例(84.2%) |
| 婦人科感染症 |
子宮旁結合織炎 |
2例/4例(-) |
2例/4例(-) |
| 眼科感染症 |
涙嚢炎 |
2例/4例(-) |
4例/4例(-) |
| 眼科感染症 |
麦粒腫 |
20例/32例(62.5%) |
26例/32例(81.3%) |
| 耳鼻科感染症 |
中耳炎 |
44例/54例(81.5%) |
45例/54例(83.3%) |
| 歯科・口腔外科領域感染症 |
歯周組織炎(歯槽骨炎、歯根膿瘍) |
11例/14例(78.6%) |
11例/14例(78.6%) |
| 歯科・口腔外科領域感染症 |
歯冠周囲炎(智歯周囲炎) |
9例/14例(64.3) |
12例/14例(85.7) |
| 歯科・口腔外科領域感染症 |
顎炎(顎骨周囲炎、急性顎炎) |
12例/18例(66.7%) |
16例/18例(88.9%) |
| 猩紅熱 |
|
42例/43例(97.7%) |
43例/43例(100%) |
ヘリコバクター・ピロリ感染症:国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンおよびランソプラゾール併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者を対象とした除菌の臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンおよびランソプラゾールの3種類の薬剤療法)における除菌(培養法および組織診断法の結果がいずれも陰性)率は下記の通りです。
胃潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
| 各薬剤の1回投与量 |
投与回数 |
除菌率 |
アモキシシリン水和物 750mg(力価) クラリスロマイシン 200mg(力価) ランソプラゾール 30mg |
2回/日 |
87.5%(84例/96例) |
アモキシシリン水和物 750mg(力価) クラリスロマイシン 400mg(力価) ランソプラゾール 30mg |
2回/日 |
89.2%(83例/93例) |
※除菌率は基本解析対象集団を対象とした
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、430例中217例(50.5%)に認められています。
主な副作用は、「軟便」59例(13.7%)、「下痢」38例(8.8%)でした。
なお、米国および英国で行われたヘリコバクター・ピロリ陽性の十二指腸潰瘍等に対する除菌の臨床試験においても、同程度の除菌率が認められています。
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、548例中179例(32.7%)に認められています。
※米国(アメリカ):アモキシシリン水和物として1回1000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)およびランソプラゾールとして1回30mgの3種類の薬剤を1日2回、10日間または14日間経口投与
※英国(イギリス):アモキシシリン水和物として1回1000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回250mg(力価)およびランソプラゾールとして1回30mgの3種類の薬剤を1日2回、7日間経口投与
ヘリコバクター・ピロリ感染症:国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンおよびオメプラゾール併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者を対象とした日本国内の臨床試験における除菌率は下記の通りです。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
| 各薬剤の1回投与量 |
投与回数 |
胃潰瘍 |
十二指腸潰瘍 |
計 |
アモキシシリン水和物 750mg(力価) クラリスロマイシン 400mg(力価) オメプラゾール 20mg |
2回/日 |
75.9%(44例/58例) |
81.8%(45例/55例) |
78.8%(89例/113例) |
※除菌率は基本解析対象集団を対象とした
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、113例中67例(59.3%)に認められています。
主な副作用は、「下痢」24例(21.2%)、「軟便」21例(18.6%)でした。
なお、海外において、活動期または瘢痕期の十二指腸潰瘍患者、活動期の胃潰瘍患者を対象とした試験においても、同程度の除菌率が得られています。
※アモキシシリン水和物として1回1000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)およびオメプラゾールとして1回20mgの3種類の薬剤を1日2回、7日間経口投与
ヘリコバクター・ピロリ感染症:国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンおよびラベプラゾールナトリウム併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者を対象とした日本国内の臨床試験における除菌率は下記の通りです。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
| 各薬剤の1回投与量 |
投与回数 |
胃潰瘍 |
十二指腸潰瘍 |
計 |
アモキシシリン水和物 750mg(力価) クラリスロマイシン 200mg(力価) ラベプラゾールナトリウム 10mg |
2回/日 |
87.7%(57例/65例) |
83.3%(45例/54例) |
85.7%(102例/119例) |
アモキシシリン水和物 750mg(力価) クラリスロマイシン 400mg(力価) ラベプラゾールナトリウム 10mg |
2回/日 |
89.7%(61例/68例) |
87.8%(36例/41例) |
89.0%(97例/109例) |
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、252例中95例(37.7%)に認められています。
主な副作用は、「下痢」42例(16.7%)、「軟便」26例(10.3%)でした。
なお、海外で行われたヘリコバクター・ピロリ陽性の胃・十二指腸潰瘍等に対する除菌の臨床試験においても、同程度の除菌率が得られています。
※アモキシシリン水和物として1回1000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)およびラベプラゾールナトリウムとして1回20mgの3種類の薬剤を1日2回、7日間経口投与