ヤスミンの概要
- ヤスミンの特徴
- ヤスミンは高い避妊効果と続けやすい服用スケジュールを兼ね備えた低用量ピル
- ドロスピレノン配合で、むくみやニキビなどの副作用を抑えた処方設計
- 単相性タイプで毎日同じ錠剤を服用でき、飲み間違いのリスクが少ない
ヤスミンの現物サイズ
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箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
93.5mm |
83mm |
6mm |
| 短辺 |
65.9mm |
55mm |
6mm |
| 厚み |
19.5mm |
3.6mm |
2.9mm |
| 重量 |
22.85g |
4.28g |
0.09g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ヤスミンの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 1錠 |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用期間 | 21日間連続服用+7日間休薬 |
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| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
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| 服用タイミング | 毎日同じ時刻に1錠 |
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| 食事の影響 | 食事の影響を受けにくい |
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本品は21錠入りで、1日1回、毎日同じ時刻に1錠を連続して21日間服用します。
その後は7日間の休薬期間を設け、8日目から新しいシートを開始します。
休薬期間中の2日目から3日目に消退出血が現れることが多いですが、出血の有無にかかわらず休薬7日後の同じ曜日に次のシートを開始します。
食事の有無にかかわらず服用できます。
服用の開始日は2通り
ヤスミンの服用開始には、下記の2通りの方法があります。
開始方法によって避妊効果が現れるまでの期間や追加避妊の必要性が異なります。
Day1スタート(初日開始)
Day1スタートは、月経初日からヤスミンの服用を開始する方法です。
1日1錠ずつ21日間連続で服用し、その後7日間は休薬期間とします。
パッケージには曜日が印刷されており、服用スケジュールを確認しやすくなっています。
月経初日以外から服用を開始した場合、最初の7日間は避妊効果が確実ではありません。
この期間はコンドームなどの追加避妊を併用してください。
Sundayスタート(日曜開始)
Sundayスタートは、月経が始まった最初の日曜日から服用を開始する方法です。
1日1錠ずつ21日間連続で服用し、その後7日間は休薬期間とします。
この方法では、服用開始から最初の7日間は避妊効果が確実ではありません。
この期間はコンドームなどの追加避妊を併用してください。
飲み忘れた場合

- ヤスミンを飲み忘れた場合
- 服用予定時刻から12時間未満の遅れは、気づいた時点で1錠を服用し、その後は通常通り続けます。
- 12時間以上の遅れは避妊効果が低下するおそれがあります。下記の原則に従います。
- 原則1:有効成分錠の連続中断期間を7日を超えないようにする。
- 原則2:連続7日間の服用で抑制が回復するため、その間はコンドームなどを併用する。
- 第1週の飲み忘れ:思い出した時点で直前の1錠をすぐに服用し、以後は通常通り。7日間はバリア法を併用する。
- 第2週の飲み忘れ:連続して飲み忘れた錠数が2錠以内なら直前の1錠をすぐに服用し、以後は通常通り。追加避妊の要否は医師の指示に従う。
- 第3週の飲み忘れ:休薬期間を設けず、現在のシートを可能な限り服用後、直ちに次のシートを開始する。
- 休薬期間は7日を超えないようにする。
嘔吐・重い胃腸症状がある場合
服用後3時間から4時間以内に嘔吐した場合や激しい下痢が続く場合は、薬剤が十分に吸収されないことがあります。
飲み忘れ時の対応と同様に対処し、必要に応じてバリア法を併用します。
月経移動(生理日変更)させたい場合
月経を遅らせたい場合は休薬期間を設けず、21日目の服用後にそのまま次のシートを開始します。
この間に破綻出血や点状出血が現れることがあります。
食事による影響
本剤は食事の有無にかかわらず服用できます。
食事が有効成分の吸収や効果に大きく影響することは確認されていません。
そのため、朝食後や就寝前など、生活リズムに合わせて毎日ほぼ同じ時間に服用することが可能です。
食事のタイミングに縛られないため、ライフスタイルに取り入れやすい特徴があります。
アルコール(お酒)による影響
アルコール摂取が本剤の有効成分や効果に直接影響を与えるという特別な報告はありません。
一般的に適量の飲酒で避妊効果が低下することは報告されていませんが、過度な飲酒は服用時間を忘れたり、嘔吐を引き起こすことで薬剤の吸収に影響を与える可能性があります。
そのため、服用後しばらくは体調の変化に注意しながら、規則正しい服用を続けることが望ましいとされています。
ヤスミンの効果効能
- 適応症

ヤスミンを継続的に服用すると、女性ホルモンのバランスが安定し、排卵が抑制されます。
これにより、受精卵が子宮内膜に着床しにくくなり、さらに子宮頸管粘液が変化して精子の侵入が妨げられます。
これらの変化は妊娠成立の条件を複数の段階で阻害し、高い避妊効果を発揮します。
服用開始から7日間連続で正しく服用することで、避妊効果が安定します。
ホルモンバランスが一定に保たれた状態が続く限り、避妊効果も継続します。
服用を中止すると、ホルモン状態は徐々に回復し、多くの場合は比較的早い時期に妊娠可能な状態に戻ります。
作用機序(仕組み)

ヤスミンには、合成黄体ホルモンであるドロスピレノンと、合成卵胞ホルモンであるエチニルエストラジオールが配合されています。
これらの成分が体内に吸収されることでホルモンバランスが変化し、排卵や受精に必要な条件が満たされにくい状態になります。
主な作用機序は下記の2つです。
- 作用機序
- 排卵抑制:視床下部、下垂体、卵巣系に作用して性腺刺激ホルモンの分泌を抑制し、卵胞の成熟と排卵を防ぎます。
- 頸管粘液の性状変化:子宮頸管から分泌される粘液の粘稠性が高まり、精子の子宮内への進入を阻止します。
これらの作用が相互に働くことで、受精および妊娠成立の可能性が大幅に低下します。
ヤスミンの副作用
ヤスミンは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、頭痛、乳房痛、吐き気、不正子宮出血などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ヤスミンの副作用
| 非常によくある(10%以上) |
頭痛、不正子宮出血 |
| よくある(1%以上~10%未満) |
吐き気、乳房痛、気分変化、月経様出血 |
| まれ(0.1%以上~1%未満) |
腹痛、嘔吐、下痢、発疹 |
| 頻度不明 |
浮腫、かゆみ、視覚異常 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ヤスミンの重大な副作用
- 静脈血栓塞栓症(脚の腫れや痛み、突然の呼吸困難、胸痛)
- 動脈血栓塞栓症(脳卒中、心筋梗塞の症状)
- 重度の肝障害(黄疸、著しい倦怠感)
- 重度のアレルギー反応(全身のかゆみ、発疹、呼吸困難)
ヤスミンの禁忌
ヤスミンには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はヤスミンを服用できません。
- ヤスミンの禁忌
- 静脈血栓塞栓症や動脈血栓塞栓症の既往または高リスク状態
- 前兆を伴う片頭痛
- 重度の肝疾患、肝腫瘍、原因不明の腟出血
- 性ホルモン依存性の悪性腫瘍
- 妊娠中
- 重度の腎不全(クレアチニンクリアランス30mL/分未満)
ヤスミンの服用に注意が必要な方
ヤスミンには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ヤスミンを服用する前に医師に相談してください。
- ヤスミンの服用に注意が必要な方
- 喫煙習慣のある35歳以上の方
- 高血圧や脂質異常症など心血管系リスクを有する方
- 糖尿病や耐糖能異常のある方
- 高トリグリセリド血症の方(膵炎のリスク増加)
- 胆嚢疾患や肝機能異常の既往がある方
- クロアチズマ(肝斑)の既往がある方
ヤスミンの併用禁忌薬
ヤスミンには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とヤスミンは併用して服用できません。
- ヤスミンの併用禁忌薬
- オムビタスビル、パリタプレビル、リトナビル配合剤(C型肝炎治療薬)
- オムビタスビル、パリタプレビル、リトナビル、ダサブビル配合剤(C型肝炎治療薬)
- グレカプレビル、ピブレンタスビル配合剤(C型肝炎治療薬)
ヤスミンの併用注意薬
ヤスミンには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ヤスミンと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ヤスミンを服用する前に医師に相談してください。
- ヤスミンの併用注意薬
- 肝酵素誘導薬(フェニトイン、バルビツール酸系、カルバマゼピン、リファンピシン、ボセンタン、セイヨウオトギリソウなど)
- CYP3A4阻害薬(ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシンなど)
- カリウム保持性利尿薬やカリウム補給薬(スピロノラクトン、トリアムテレンなど)
ヤスミンの基本的な注意事項
ヤスミンは高い避妊効果が期待できる低用量経口避妊薬ですが、使用にあたってはいくつかの基本的な注意事項があります。
- ヤスミンの基本的な注意事項
- 処方された用法・用量を守り、毎日ほぼ同じ時間に服用する。
- 服用を忘れた場合や嘔吐・激しい下痢が起きた場合は、飲み忘れ時の対応を行い、必要に応じて追加避妊を行う。
- 休薬期間は必ず7日間までとし、8日以上に延長しない。
- 喫煙は特に35歳以上の女性で心血管系リスクを高めるため、服用中は避けることが望ましい。
- 長期服用中は、定期的に血圧測定や健康状態の確認を行う。
- 性感染症(HIVなど)の予防効果はないため、必要に応じてコンドームを併用する。
- 手術や長期臥床が予定される場合は、事前に中止を検討する。
ヤスミンの保管方法
ヤスミンは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ヤスミンの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で保管しないでください
ヤスミンに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ヤスミンの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
ヤスミンは、COCを正しく服用した場合の年間妊娠率は約1%未満とされ、これは非常に高い避妊効果を示します。
一方、典型的使用(飲み忘れなどを含む一般的な使用状況)では、年間妊娠率は約8%になるとされています。
臨床成績
| 使用状況 |
年間妊娠率(目安) |
| 正確な服用 |
約1%未満 |
| 典型的使用 |
約8% |
これらの数値は、ヤスミン固有の試験結果ではなく、COC全般の避妊効果に関する国際的な調査データに基づくものです。