テンライファインMの概要
- テンライファインMの特徴
- テネリグリプチンとメトホルミンを1錠に配合し、食後血糖と空腹時血糖の両方を改善します。
- 1日1回の服用で24時間持続する効果があり、服薬負担を軽減できます。
- 体重増加を助長しにくく、肥満を合併した2型糖尿病患者にも適した治療薬です。
※基準値を超えた発がん性物質(NDMA)が検出されたため、日本国内のメトホルミン製剤の一部が自主回収されています。
本商品には発がん性物質(NDMA)が含まれてないことを仕入れ元に確認済みです。
テンライファインMの現物サイズ
|
箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
125mm |
120.3mm |
18.5mm |
| 短辺 |
76.7mm |
70.2mm |
7.9mm |
| 厚み |
28.8mm |
7.3mm |
5.6mm |
| 重量 |
46.36g |
11.07g |
0.8g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
SP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
テンライファインMの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 1錠(テネリグリプチンとして20mg、メトホルミンとして500mg) |
|---|
| 服用回数 | 1日1回 |
|---|
| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
|---|
| 服用タイミング | 食前または食後 |
|---|
テンライファインMは、テネリグリプチンとメトホルミンを配合した2型糖尿病治療薬です。
1日1回の服用で血糖値の改善効果が期待でき、食後だけでなく空腹時の血糖コントロールにも有用です。
服用にあたっては、処方内容を守り、食事とあわせて服用することが推奨されます。
食事による影響
テンライファインMは食前でも食後でも服用できます。
有効成分のテネリグリプチンは食事の有無による吸収への影響が少なく、1日1回の服用で安定した効果を示します。
一方、メトホルミンは空腹時に服用すると胃腸障害が現れやすいため、できるだけ食後に服用することで副作用を軽減できます。
アルコール(お酒)による影響
テンライファインMを服用中に過度の飲酒をすると、副作用である乳酸アシドーシスのリスクが高まります。
また、低血糖や脱水を助長する可能性もあるため、アルコール摂取は控えることが望ましいです。
少量の飲酒であっても体調により影響を受けることがあるため、服用中は飲酒を避けるか、医師の指示に従ってください。
テンライファインMの効果効能
- 適応症
テンライファインMは、2型糖尿病の治療に使用される配合剤です。
テネリグリプチン(DPP-4阻害薬)とメトホルミン(ビグアナイド薬)の2つの有効成分を組み合わせており、異なる作用機序で血糖を下げます。
テネリグリプチンはインスリン分泌を促す作用を持ち、食後の血糖値上昇を抑えます。
一方でメトホルミンは肝臓での糖新生を抑制し、末梢での糖利用を高めることで、空腹時の血糖値を改善します。
この2つの成分の併用により、食後血糖と空腹時血糖の両方をコントロールすることが可能です。
単剤治療で十分な効果が得られない場合に、より強い血糖コントロールを実現できる点が特徴です。
作用機序(仕組み)
テンライファインMは、テネリグリプチンとメトホルミンという2つの有効成分を配合した薬です。
テネリグリプチンはDPP-4阻害薬に分類され、消化管から分泌されるインクレチン(GLP-1やGIP)の分解を防ぐことで活性を高めます。
これにより食事に伴うインスリン分泌が促され、血糖値の上昇が抑えられます。
一方、メトホルミンはビグアナイド薬に分類され、AMPKという酵素を活性化させます。
これにより肝臓での糖新生が抑制され、末梢組織での糖利用が促進されるとともに、腸管からの糖吸収も抑えられます。
その結果、空腹時血糖および食後血糖のいずれも改善されます。
このように、インスリン分泌促進と糖新生抑制という異なる仕組みを組み合わせることで、単剤治療よりも高い血糖コントロール効果が期待できます。
テンライファインMの副作用
テンライファインMは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、下痢、悪心、食欲不振、腹痛などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
テンライファインMの副作用
| 部位 |
頻度不明 |
| 消化器 |
下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、消化不良、腹部膨満感、便秘、胃炎、胃腸障害、腹部不快感、鼓腸、口内炎など |
| 代謝 |
低血糖(特にインスリン製剤やスルホニルウレア剤との併用時)、乳酸アシドーシス(まれ) |
| その他 |
倦怠感、筋肉痛、過呼吸など(乳酸アシドーシスの初期症状として現れることがあります) |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- テンライファインMの重大な副作用
- 乳酸アシドーシス(倦怠感、筋肉痛、過呼吸、腹痛など)
- 重度の低血糖(意識消失、けいれんなど)
- 重度の腎機能障害の悪化
- 肝機能障害(黄疸、著しい倦怠感など)
- アナフィラキシー(全身のかゆみ、息苦しさ、顔や喉の腫れなど)
テンライファインMの禁忌
テンライファインMには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はテンライファインMを服用できません。
- テンライファインMの禁忌
- テネリグリプチンまたはメトホルミンに過敏症の既往がある方
- 重度の腎機能障害、透析中の方
- 重度の肝機能障害のある方
- 乳酸アシドーシスの既往がある方
- 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡のある方
- 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある方
- 1型糖尿病の方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方
- 過度のアルコール摂取をしている方
テンライファインMの服用に注意が必要な方
テンライファインMには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、テンライファインMを服用する前に医師に相談してください。
- テンライファインMの服用に注意が必要な方
- 65歳以上の高齢者
- 不規則な食事や食事量が少ない方
- 激しい運動を行う方
- 軽度~中等度の腎機能障害がある方
- 軽度~中等度の肝機能障害がある方
- 感染症のある方
- スルホニルウレア薬やインスリン製剤を使用している方
- 腹部手術や腸閉塞の既往がある方
- QT延長を起こしやすい方
テンライファインMの併用禁忌薬
テンライファインMには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とテンライファインMは併用して服用できません。
テンライファインMの併用注意薬
テンライファインMには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
テンライファインMと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、テンライファインMを服用する前に医師に相談してください。
- テンライファインMの併用注意薬
- 腎毒性のある抗生物質(例:ゲンタマイシン)
- 利尿作用を有する薬剤
- インスリン製剤やスルホニルウレア剤など血糖降下作用を増強する薬
- アドレナリン、副腎皮質ホルモンなど血糖降下作用を減弱させる薬
- シメチジン
- ドルテグラビル、ビクテグラビル
- バンデタニブ
- QT延長を起こす薬剤(クラスⅢ抗不整脈薬など)
テンライファインMの基本的な注意事項
テンライファインMは2つの有効成分(テネリグリプチンとメトホルミン)を含む配合剤であり、使用に際してはいくつかの注意点があります。
服用を開始する前に、以下の事項を理解しておくことが大切です。
まず、メトホルミンを含むため乳酸アシドーシスという重篤な副作用がまれに現れることがあります。
倦怠感、筋肉痛、呼吸が速くなる、強い吐き気や腹痛などの症状が出た場合は、服用を中止してすぐに医師の診察を受けてください。
また、腎機能や肝機能に障害がある方、高齢者、過度の飲酒をされる方では副作用が現れやすくなるため、慎重に使用する必要があります。
ヨード造影剤を使用する検査を受ける場合や、大きな手術・重い感染症・外傷などがある場合には、服用を一時中止することがあります。
さらに、インスリンやスルホニルウレア薬など他の糖尿病治療薬と併用する場合には、低血糖が現れる可能性があるため注意が必要です。
ふらつき、冷や汗、手の震えなどの症状が出た際には速やかに対応してください。
服用中は定期的に血糖値や腎機能、肝機能の検査を行い、安全性を確認しながら継続することが推奨されます。
自己判断で増量や中止をせず、必ず医師の指示に従って服用してください。
テンライファインMの保管方法
テンライファインMは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- テンライファインMの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
テンライファインMに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
テンライファインMの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
本剤を対象とした臨床試験データは見つかりませんでした。
- 有効性および安全性に関する試験