トリキュラーの概要
- トリキュラーの特徴
- トリキュラーは有効成分「レボノルゲストレル」と「エチニルエストラジオール」を含んだ、経口避妊薬
- 大手製薬会社「ザイダスカディラ」が製造している正規の先発医薬品
- 避妊成功率の高い「低用量ピル」として世界中で人気
トリキュラーの現物サイズ
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箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
104.9mm |
100.5mm |
5.1mm |
| 短辺 |
40.9mm |
32.2mm |
5.1mm |
| 厚み |
3.7mm |
3.2mm |
2.7mm |
| 重量 |
4.66g |
2.51g |
0.01g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
トリキュラーの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 1錠 |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用開始日 | 生理の始まった日(月経1日目) |
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| 服用期間 | 21日間 1日~6日:赤色の錠剤(6錠) 7日~11日:白色の錠剤(5錠) 12日~21日:黄色の錠剤(10錠) |
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| 休薬期間 | 7日間 |
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| 服用タイミング | 食後がおすすめ |
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| 食事の影響 | ほとんど受けない |
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| 留意点 | 飲み忘れを防ぐ |
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トリキュラー21錠タイプの場合、21日間の連続服用と7日間の休薬期間を基本サイクルとしています。
このサイクルを繰り返しながら服用を継続することで正しい効果を得ることができます。
1シートには、21錠の実薬が含まれており、下記のように3種類の錠剤で構成されています。
- 3種類の錠剤
- 褐色の錠剤(6錠):ホルモン量が最も少ない初期段階に使用されます
- 白色の錠剤(5錠):ホルモン量が中程度に増加する段階で使用されます
- 黄色の錠剤(10錠):ホルモン量が最も多くなる時期に服用されます

これらの錠剤は、それぞれ異なるホルモン量が含まれており、体内のホルモンバランスに段階的に対応するよう設計されています。
服用方法は、シートに表示された順番通りに1日1錠を21日間連続して服用します。
21錠をすべて飲み終えたら、7日間の休薬期間を取り、その後次のシートに移ります。
トリキュラーを初めて服用する場合は、生理の始まった日(月経1日目)から服用してください。
生理の始まった日から服用した場合、初日から避妊効果を得ることができます。
ただし、月経5日目以降にトリキュラーを服用した場合は、避妊効果が安定するまで7日かかるとされています。
そのため、この期間中は、他の避妊方法(コンドームなどの避妊具の使用など)と併用してください。
トリキュラーの効果効能
- 適応症
- 避妊
- 月経前症候群(PMS)
- 月経困難症
- 生理不順(月経不順)
- 生理痛

トリキュラーを正しく服用することによって得られる避妊の成功率は最大で99.7%とされています。
トリキュラーによる安定した避妊効果は、生理の始まった日から服用した場合、初日から得ることができます。
トリキュラーは、避妊効果はもちろん、女性ホルモンの調整によって生理(月経)に関わる副次的な治療効果も期待できます。
服用を継続している期間中は、月経前症候群(PMS)や月経困難症、生理不順(月経不順)、生理痛などを軽減することができます。
ちなみに、トリキュラーは服用を中止すると約1か月~2か月で生理が戻るため、以降は妊娠もできるようになります。
作用機序(仕組み)

トリキュラーの有効成分であるレボノルゲストレル(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)という2種類の女性ホルモンが妊娠を防ぐ効果を発揮します。
排卵抑制作用を主作用として、子宮内膜変化による着床阻害作用や子宮頸管粘液変化による精子通過阻害作用などによって避妊効果が得られます。
- 排卵抑制作用
- レボノルゲストレルとエチニルエストラジオールが体内で吸収されると、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが体内に一定量供給されたと脳が勘違いし、「既に十分なホルモンが保たれている」と錯覚します。
排卵に不可欠なFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)などのホルモン分泌が抑えられ、卵巣が卵胞を成熟させなくなり、排卵が起きなくなります。
排卵が起きなければ受精しないため、妊娠には至りません。
- 子宮内膜変化による着床阻害作用
- レボノルゲストレルとエチニルエストラジオールは子宮内膜にも作用し、自然な月経周期中に起きる子宮内膜の変化(増殖や分泌期への移行)が抑制されます。
これにより、子宮内膜は薄く保たれるため、万が一排卵や受精が起こったとしても、受精卵が着床するために本来必要な条件(厚く柔らかく栄養豊富な子宮内膜)が整わなくなります。
受精したとしても着床しないため、妊娠には至りません。
- 子宮頸管粘液変化による精子通過阻害作用
- 子宮頸管粘液の性質を変化させることで、粘稠性や粘着性の高い粘液を分泌し、精子の通過を妨げる作用もあります。
本来、排卵期前後の子宮頸管粘液は透明の水様性で精子が子宮内へ到達しやすい状態ですが、子宮頸管粘液の粘度が上昇すると精子の侵入を物理的に妨ぐバリアの様に働きます。
精子が子宮内や卵管に届かず受精しないため、妊娠には至りません。
避妊成功率は最大99.7%
日本国内の臨床試験では、理想的で正しい服用を継続した方の99.7%が避妊に成功しています。
残りの0.3%の避妊が失敗した方は、飲み忘れてしまった場合だけです。
トリキュラーの効果不足によって避妊に失敗し、妊娠した例は認められていません。
トリキュラーなどの低用量ピルは、女性自身が管理することができる避妊方法です。
また、その他の避妊方法と比べても確実性が高く、妊娠への不安も大きく緩和することができます。
ちなみに、コンドームの避妊成功率は最大で98%とされているため、それより高い避妊成功率を持つトリキュラーは優れた避妊方法と言えます。
トリキュラーの副作用
トリキュラーは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、悪心(吐き気)や嘔吐、頭痛などの症状とされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
通常、トリキュラーの服用期間中に現れることがありますが、服用を中止すると症状は現れなくなります。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
トリキュラーの副作用
| 部位 |
5%以上 |
1%~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
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発疹、じん麻疹 |
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| 眼 |
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網膜血流障害による視力障害 |
| 肝臓 |
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肝機能異常 |
黄疸 |
| 電解質代謝 |
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浮腫、体重増加 |
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| 子宮 |
下腹部痛 |
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帯下の増加、カンジダ腟炎 |
不正性器出血(破綻出血、点状出血) |
| 乳房 |
乳房緊満感 |
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乳房痛 |
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| 循環器 |
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動悸、血圧上昇 |
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| 消化器 |
悪心(29.4%)、嘔吐 |
下痢、腹痛 |
便秘、食欲不振、食欲亢進、口内炎、口渇 |
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| 精神神経系 |
頭痛 |
めまい、片頭痛、神経過敏 |
眠気、抑うつ |
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| 皮膚 |
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ざ瘡 |
褐色斑、湿疹 |
色素沈着※ |
| その他 |
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腰痛、倦怠感、疲労感 |
肩こり、息切れ、性欲減退、鼻出血 |
しびれ、総コレステロール上昇、トリグリセリド上昇 |
※長時間太陽光を浴びないよう注意すること
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
※頻度不明
トリキュラーの禁忌
トリキュラーには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はトリキュラーを服用できません。
- トリキュラーの禁忌
- レボノルゲストレルやエチニルエストラジオールに対して過敏症の既往歴のある方
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳がん、子宮内膜がん等)のある方
- 子宮頸がんの方(子宮頸がんの疑いのある方を含む)
- 診断の確定していない異常性器出血のある方
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往歴のある方
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
- 前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛の方
- 肺高血圧症または心房細動を合併する心臓弁膜症の方
- 亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の方
- 血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)の方
- 血栓性素因のある女性
- 抗リン脂質抗体症候群の方
- 手術前4週間以内、手術後2週間以内、産後4週間以内および長期間安静状態の方
- 重篤な肝機能障害の方
- 肝腫瘍のある方
- 脂質代謝異常のある方
- 高血圧の方
- 耳硬化症の方
- 妊娠中に黄疸、持続性そう痒症または妊娠ヘルペスの既往歴のある方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 授乳婦
- 骨成長が終了していない可能性のある女性
トリキュラーの服用に注意が必要な方
トリキュラーには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、トリキュラーを服用する前に医師に相談してください。
- トリキュラーの服用に注意が必要な方
- 40歳以上の女性(ただし、1日15本以上の喫煙者は禁忌)
- 子宮筋腫のある方
- 乳がんの既往歴のある女性
- 乳がんの家族歴または乳房に結節のある女性
- 喫煙者(ただし、35歳以上で1日15本以上の喫煙者は禁忌)
- 肥満の女性
- 血栓症の家族歴のある女性
- 前兆を伴わない片頭痛の方
- 心臓弁膜症の方(ただし、肺高血圧症または心房細動を合併する心臓弁膜症の方や亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の方は禁忌)
- 軽度の高血圧(妊娠中の高血圧の既往歴も含む)の方(ただし、高血圧の方は禁忌)
- 耐糖能の低下している女性(糖尿病および耐糖能異常の女性)
- ポルフィリン症の方
- 心疾患またはその既往歴のある方
- てんかんの方
- 腎疾患またはその既往歴のある方
- 肝機能障害の方(ただし、重篤な肝機能障害の方は禁忌)
- 生殖能を有する方
トリキュラーの併用禁忌薬
トリキュラーには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
トリキュラーの併用注意薬
トリキュラーには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
トリキュラーと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、トリキュラーを服用する前に医師に相談してください。
- トリキュラーの併用注意薬
- 副腎皮質ホルモン薬
プレドニゾロン(プレドニン等)
メチルプレドニゾロン(メドロール等)
デキサメタゾン(デカドロン等)
ブデソニド(ゼンタコート等)
- 三環系抗うつ薬
イミプラミン(トフラニール、イミドール等)
クロミプラミン(アナフラニール等)
ノルトリプチリン(ノリトレン等)
アミトリプチリン(トリプタノール等)
アモキサピン(アモキサン等)
ドスレピン(プロチアデン等)
ロフェプラミン(アンプリット等)
- パーキンソン病治療薬(選択的MAO-B阻害薬)
セレギリン塩酸塩(エフピー等)
- 免疫抑制薬
シクロスポリン(ネオーラル等)
- プロトンポンプ阻害薬(胃酸抑制薬)
オメプラゾール(オメプラール等)
- 気管支拡張薬
テオフィリン(テオドール、ユニコン、ユニフィル等)
- 筋緊張緩和薬(筋弛緩薬)
チザニジン(テルネリン等)
- チトクロームP450(CYP)3A4誘導薬
リファンピシン(リファジン等)
- 抗てんかん薬
フェノバルビタール(フェノバール、ルピアール等)
カルバマゼピン(テグレトール等)
トピラマート(トピナ等)
ラモトリギン(ラミクタール等)
- 抗けいれん薬
フェニトインナトリウム(アレビアチン等)
- チトクロームP450(CYP)3A4誘導薬
ボセンタン(トラクリア等)
- 向精神薬(精神刺激薬)
モダフィニル(モディオダール等)
- テトラサイクリン系抗菌薬(テトラサイクリン系抗生物質)
テトラサイクリン(アクロマイシン等)
- ペニシリン系抗菌薬(ペニシリン系抗生物質)
アモキシシリン(サワシリン、オーグメンチン、クラバモックス等)
アンピシリン(ビクシリン等)
- アリルアミン系抗真菌薬
テルビナフィン(ラミシール等)
- GnRH誘導体製剤
ブセレリン(スプレキュア等)
- 血糖降下薬
インスリン製剤(ヒューマログ、ノボリン、ヒューマリン等)
スルホニル尿素薬(オイグルコン、グリミクロン、アマリール等)
ビグアナイド系製剤(メトグルコ、グリコラン等)
- がん疼痛治療薬(鎮痛薬)
モルヒネ(パシーフ等)
- HIVプロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)
ネルフィナビルメシル酸塩(ビラセプト等)
リトナビル(ノービア、カレトラ等)
ダルナビル(シムツーザ、プリジスタ等)
ホスアンプレナビル(リトナビル併用時)(レクシヴァ等)
ロピナビル・リトナビル(カレトラ等)
- 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)
ネビラピン(ビラミューン等)
- HIVプロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)
アタザナビル(レイアタッツ等)
- ヌクレオシド/ヌクレオチド系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)
エトラビリン(インテレンス等)
- 抗真菌薬
フルコナゾール(ジフルカン等)
ボリコナゾール(ブイフェンド等)
- 解熱鎮痛薬
アセトアミノフェン/パラセタモール(カロナール、アルピニー等)
サリチル酸(アスピリン等)
- 漢方薬
セントジョーンズワート/セイヨウオトギリソウ(貫葉連翹等)
トリキュラーの基本的な注意事項
トリキュラーの服用により、年齢、喫煙、肥満、家族歴などのリスク因子の有無にかかわらず血栓症が現れることがあるため、下記の様な症状が現れた場合は直ちに服用を中止し、適切な処置を行い、救急医療機関で受診してください。
- 緊急対応を要する血栓症の主な症状
- 下肢の急激な疼痛や腫脹
- 突然の息切れ
- 胸痛
- 激しい頭痛
- 四肢の脱力や麻痺
- 構語障害
- 急性視力障害
トリキュラーの服用中に、血栓症が疑われる症状が現れた場合も服用を中止するなど適切な処置を行ってください。
- 血栓症が疑われる症状
- 下肢の疼痛や腫脹、しびれ、発赤、熱感
- 頭痛
- 嘔気や嘔吐
血栓症のリスクが高まる状態(体を動かせない状態、顕著な血圧上昇、脱水など)が認められる場合は、服用を中止するなど適切な処置を行ってください。
血栓症は生命に関わる経過を辿ることがあることに注意してください。
また、血栓症が疑われる症状が現れた場合や血栓症のリスクが高まる状態になった場合は、症状・状態が軽度であっても直ちに服用を中止し医師等に相談してください。
血栓症を疑って他の医療機関で受診する際は、トリキュラーの使用を医師に告知し、トリキュラーによる血栓症を念頭においた診察を受けられるようにしてください。
トリキュラーの服用中にやむを得ず手術が必要と判断された場合は、血栓症の予防に十分配慮してください。
年齢および喫煙量により、心血管系の重篤な副作用の危険性が増大するとの報告があるため、トリキュラーの服用中は禁煙してください。
トリキュラーの服用にあたっては服用者の病歴調査および検診が必要です。
この検診には、血圧測定や乳房、腹部の検査および臨床検査が含まれ、6か月ごとに検診を行ってください。
トリキュラー服用開始前および服用中は、1年に1回以上、子宮や卵巣を中心とした骨盤内臓器の検査を行ってください。
また、1年に1回は子宮頸部の細胞診の実施を考慮してください。
トリキュラーの服用中は乳癌の検査として自己検診を行うようにしてください。
トリキュラーの服用中に不正性器出血が発現した場合、通常は服用継続中に消失しますが、長期間持続する場合は、腟細胞診などの検査で悪性疾患によるものではないことを確認の上、服用してください。
トリキュラーの保管方法
トリキュラーは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- トリキュラーの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で保管しないでください
トリキュラーに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
トリキュラーの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
国内臨床試験
避妊を希望する女性を対象とした日本国内一般臨床試験および長期投与試験で、投与1周期以上の総計924例(13,862周期)で避妊効果が評価されています。
飲み忘れがあったのは、362例(943周期)であり、この内3錠以上を飲み忘れた4例で妊娠が認められています。
薬剤効果不十分による妊娠例は認められませんでした。
955例中486例(50.9%)に副作用が認められ、主な副作用は、「悪心」281件(29.4%)、「乳房緊満感」181件(19.0%)、「頭痛」143件(15.0%)、「嘔吐」100件(10.5%)、「下腹部痛」62件(6.5%)などでした。
周期数では13,943周期中、1,746周期(12.5%)に副作用が認められています。
周期数別副作用の発現頻度は、1周期では38.7%、6周期では12.7%、12周期では8.7%で周期が進むにつれて減少しました。
その他
各種避妊法使用開始1年間の失敗率(妊娠率)は下記の通りです。
各種避妊法使用開始1年間の失敗率(妊娠率)
| 避妊方法 |
理想的な使用※1 |
一般的な使用※2 |
| 経口避妊剤 |
0.3% |
9% |
| レボノルゲストレル放出IUS(子宮内システム) |
0.2% |
0.2% |
| 銅付加IUD(子宮内避妊用具) |
0.6% |
0.8% |
| コンドーム |
2% |
18% |
| リズム法 |
0.4%~5% |
24% |
| 女性避妊手術 |
0.5% |
0.5% |
| 男性避妊手術 |
0.10% |
0.15% |
| 避妊せず |
85% |
85% |
※1選んだ避妊方法を正しく続けて使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合
※2選んだ避妊方法を使用しているにもかかわらず妊娠してしまった場合(経口避妊剤については、飲み忘れを含めた場合の失敗率)