アカンプタスの概要
- アカンプタスの特徴
- アルコール依存症の断酒維持を補助する薬で、心理社会的治療と併用して使用されます。
- 脳内の神経伝達バランスを整え、飲酒への欲求を抑える働きがあります。
- 腸溶性錠のため食後に服用し、下痢などの軽い副作用が報告されています。
アカンプタスの現物サイズ
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箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
101.1mm |
96mm |
11.4mm |
| 短辺 |
68mm |
40.9mm |
11.4mm |
| 厚み |
44.3mm |
6.2mm |
5.1mm |
| 重量 |
56.3g |
4.45g |
0.49g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
アカンプタスの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 2錠 アカンプロサートカルシウムとして666mg |
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| 服用回数 | 1日3回 |
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| 服用タイミング | 朝・昼・夕の食後 |
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| 食事の影響 | 食事の影響を受けにくい |
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| 留意点 | アルコールを摂取した状態では服用しないこと。 腎機能が低下している場合は服用量を調整する必要があります。 |
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アカンプタスは、有効成分アカンプロサートカルシウムを含む内服薬で、アルコール依存症の再飲酒防止を目的として使用されます。
通常、333mg錠を1回2錠ずつ、1日3回(朝・昼・夕の食後に)服用します。
服用を忘れた場合は、気づいた時点でできるだけ早く1回分を服用します。
ただし、次の服用時間が近い場合は1回分を飛ばし、2回分をまとめて服用しないようにしてください。
アルコールを摂取した状態では服用を避けることが望ましく、禁酒を継続している状態で使用することが重要です。
治療の効果を維持するため、毎日決められた時間に服用を続けるよう心がけてください。
食事による影響
アカンプタスは、食事の影響をほとんど受けないとされています。
そのため、食後に服用することが推奨されていますが、食事の有無によって吸収率が大きく変わることはありません。
ただし、空腹時に服用するとまれに胃部不快感が現れることがあるため、できるだけ食後に服用するようにしましょう。
アルコール(お酒)による影響
アカンプタスは、アルコール依存症の再発防止を目的とした薬であり、服用中にアルコールを摂取すると効果が弱まるおそれがあります。
アルコールと併用しても急性の中毒反応を起こすことは報告されていませんが、薬の本来の作用が十分に現れなくなる可能性があります。
断酒を継続している状態で服用することが望ましく、治療効果を最大限に得るためにはアルコールを避けることが重要です。
アカンプタスの効果効能
- 適応症
アカンプタスは、有効成分アカンプロサートカルシウムを含む薬で、アルコール依存症の再発を防止する目的で使用されます。
断酒を開始した後の期間において、アルコールへの渇望を抑え、禁酒を継続しやすくする効果があります。
アルコールを長期間摂取したことで変化した脳内の神経バランスを整える働きがあり、再飲酒のリスクを低下させることが確認されています。
作用機序(仕組み)
アカンプタスは、脳内の神経伝達物質であるGABA(抑制性)とグルタミン酸(興奮性)のバランスを調整することで効果を発揮します。
長期間のアルコール摂取により乱れた神経活動を正常化し、アルコールへの強い欲求を軽減すると考えられています。
また、脳内の過剰な興奮を抑えることで、断酒後に生じやすい不安感や落ち着かない気分を緩和し、禁酒の維持を助けます。
ただし、正確な作用機序のすべては解明されておらず、一部は不明とされています。
アカンプタスの副作用
アカンプタスは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、下痢、不眠、頭痛、めまい、倦怠感などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
アカンプタスの副作用
| 部位 |
5%以上 |
1%~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
| 精神神経系 |
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傾眠 |
不安、頭痛、精神運動亢進 |
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| 消化器 |
下痢(14.1%) |
腹部膨満、嘔吐 |
便秘、悪心、鼓腸、過敏性腸症候群、口内炎 |
腹痛 |
| 肝臓 |
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γ-GTP増加 |
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| 皮膚 |
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湿疹、乾癬 |
蕁麻疹、そう痒症、斑状丘疹状皮疹 |
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| その他 |
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浮腫、末梢性浮腫 |
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不感症、勃起不全、リビドー減退・亢進 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- アカンプタスの重大な副作用
- アナフィラキシー(頻度不明)
- 血管浮腫(頻度不明)
アカンプタスの禁忌
アカンプタスには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はアカンプタスを服用できません。
- アカンプタスの禁忌
- アカンプロサートの成分に対し過敏症の既往歴のある方
- 重度の腎障害がある方(クレアチニンクリアランス30mL/分未満)
アカンプタスの服用に注意が必要な方
アカンプタスには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、アカンプタスを服用する前に相談してください。
- アカンプタスの服用に注意が必要な方
- 中等度の腎機能障害がある方(クレアチニンクリアランス30~50mL/分程度)
- 妊娠中または授乳中の方
- 高齢の方
- うつ状態や自殺念慮の既往がある方
アカンプタスの併用禁忌薬
アカンプタスには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
アカンプタスの併用注意薬
アカンプタスには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
アカンプタスと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、アカンプタスを服用する前に医師に相談してください。
- アカンプタスの併用注意薬
- 中枢神経抑制作用のある薬(睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬など)
- 腎臓に影響を与える薬(NSAIDs、利尿薬など)
- アルコール含有の医薬品
アカンプタスの基本的な注意事項
アカンプタスは、アルコール依存症からの断酒を支援する薬であり、服用を続けることで効果が現れる医薬品です。
即効性はなく、継続的な服用とあわせて生活習慣の改善やサポートを受けることで効果が高まります。
服用中はアルコールの摂取を避けることが重要です。
アルコールを飲むと薬の効果が弱まり、再飲酒のリスクが高まる可能性があります。
服用を忘れた場合は、気づいた時点で1回分を服用しますが、次の服用時間が近い場合は飛ばし、2回分をまとめて服用しないようにしてください。
継続して服用することが大切です。
腎機能が低下している方は体内で薬が排出されにくくなるため、用量の調整が必要となる場合があります。
また、うつ状態や不安感が強まる場合は、服用を続けず早めに相談してください。
服用中に下痢、めまい、倦怠感などの軽い副作用が現れることがありますが、多くは一時的です。
重い症状や異常が現れた場合は、服用を中止し専門家に相談してください。
アカンプタスは、断酒を支援する目的で使用される補助薬であり、アルコールそのものの離脱症状を治療する薬ではありません。
服用中も、生活環境の整備や心理的サポートと併せて使用することが推奨されています。
アカンプタスの保管方法
アカンプタスは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- アカンプタスの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
アカンプタスに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
アカンプタスの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
アカンプタスは、先発医薬品である「レグテクト」のジェネリック医薬品であるため、レグテクトの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内第III相プラセボ対照二重盲検比較試験(レグテクト錠333mg)
国内第III相プラセボ対照二重盲検比較試験(レグテクト錠333mg)
断酒の意志を持ち、心理社会的治療を併用するアルコール依存症患者327例を対象に、レグテクト錠の有効性と安全性を検討した臨床試験です。
| 試験デザイン |
国内多施設共同、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験 |
| 対象患者 |
断酒意志があり、心理社会的治療を併用するアルコール依存症患者(327例) |
| 投与方法 |
アカンプロサートカルシウムとして666mgを1日3回(計1998mg/日)、食後に経口投与 |
| 投与期間 |
24週間(投与後、24週間の追跡観察期間あり) |
| 主要評価項目 |
投与期間における完全断酒率 |
| 主要結果 |
本剤群:47.2%(77/163例) プラセボ群:36.0%(59/164例) 完全断酒率の差:11.3%(95%信頼区間0.6~21.9) χ2検定:P=0.0388(本剤の優越性を確認) |
| 安全性 |
副作用発現率:17.2%(28/163例) 主な副作用:下痢12.9%(21/163例)、嘔吐1.2%(2/163例) |