テノベートクリームの概要
- テノベートクリームの特徴
- クロベタゾールプロピオン酸エステルを有効成分とするステロイド外用薬
- 湿疹、皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症などの皮膚の炎症やかゆみの改善に用いられる
- 外用ステロイド薬の中でも強い部類に分類される薬
| 商品名 |
テノベート(Tenovate) |
| 内容量 |
1箱1本(0.05%×30g×1本) |
| 医薬品分類 |
デルモベートクリームのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
合成副腎皮質ステロイド外用薬 |
| 適応症 |
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、日光皮膚炎を含む) 痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む) 掌蹠膿疱症 乾癬 虫さされ 薬疹・中毒疹 ジベルばら色粃糠疹 慢性円板状エリテマトーデス 扁平紅色苔癬 紅皮症 肥厚性瘢痕・ケロイド 肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫) アミロイド苔癬 天疱瘡群 類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む) 悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む) 円形脱毛症(悪性を含む) |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
グラクソ・スミスクライン(GSK plc.) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後14日~28日前後で到着 |
テノベートクリームの現物サイズ
|
箱正面 |
チューブ正面 |
| 長辺 |
143.4mm |
136.4mm |
| 短辺 |
30.4mm |
34.6mm |
| 厚み |
25.8mm |
21.9mm |
| 重量 |
40.64g |
34.91g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
テノベートクリームの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 患部に適量を薄く塗布 |
|---|
| 使用回数 | 1日1~数回 |
|---|
テノベートクリームは、通常1日1~数回、患部に適量を塗布して使用します。
症状に応じて使用回数は適宜調整してください。
使用する際は、患部を清潔な状態にしてから薄くのばすように塗ってください。
必要以上に広い範囲へ塗り広げたり、多量に使用したりしないよう注意が必要です。
顔、首、陰部、皮膚がこすれやすい部位は副作用が現れやすいため、慎重に使用します。
また、長期間にわたる使用や、広範囲への連用、密封して使う方法は避けてください。
使用しても症状の改善がみられない場合や、かえって悪化した場合は使用を中止してください。
症状が落ち着いた後は、必要に応じてより穏やかな外用療法へ切り替えることがあります。
なお、眼科用としては使用できません。
治療以外の目的で、化粧下やひげそり後に使うことも避けてください。
食事による影響
テノベートクリームは皮膚に使用する外用薬のため、食事の影響は基本的に受けません。
食前や食後を気にせず使用できます。
アルコール(お酒)による影響
テノベートクリームは外用薬のため、アルコールの影響を直接受けにくい薬です。
ただし、飲酒によって血行がよくなると、患部の赤みやかゆみが強くなることがあります。
皮膚症状が悪化しやすい場合は、飲酒量に注意しながら使用してください。
テノベートクリームの効果効能
- 適応症
- 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、日光皮膚炎を含む)
- 痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)
- 掌蹠膿疱症
- 乾癬
- 虫さされ
- 薬疹・中毒疹
- ジベルばら色粃糠疹
- 慢性円板状エリテマトーデス
- 扁平紅色苔癬
- 紅皮症
- 肥厚性瘢痕・ケロイド
- 肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)
- アミロイド苔癬
- 天疱瘡群
- 類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む)
- 悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)
- 円形脱毛症(悪性を含む)
テノベートクリームは、有効成分としてクロベタゾールプロピオン酸エステルを含む外用薬です。
湿疹・皮膚炎群、痒疹群、掌蹠膿疱症、乾癬、虫さされ、薬疹・中毒疹、ジベルばら色粃糠疹など、幅広い皮膚疾患に使用されます。
そのほか、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、紅皮症、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症、アミロイド苔癬、天疱瘡群、類天疱瘡、悪性リンパ腫、円形脱毛症などにも用いられます。
皮膚の赤み、はれ、かゆみなどの炎症症状を抑えることで、つらい症状の改善を目指す薬です。
なお、皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には、原則として使用しないとされています。
作用機序(仕組み)
テノベートクリームの有効成分であるクロベタゾールプロピオン酸エステルは、合成コルチコステロイドの一種です。
炎症性サイトカイン産生の抑制や、アラキドン酸代謝の阻害などを介して、抗炎症作用を示すと考えられています。
この働きにより、皮膚で起こっている炎症反応が抑えられ、赤みやかゆみ、腫脹などの症状改善につながります。
また、血管収縮作用、肉芽腫抑制作用、浮腫抑制作用も確認されており、さまざまな炎症性皮膚疾患に効果が現れる薬です。
テノベートクリームの副作用
テノベートクリームは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、紅斑、発疹、そう痒などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
テノベートクリームの副作用
| 部位 |
頻度不明 |
| 皮膚の感染症※1 |
真菌症(カンジダ症、白癬等)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)、ウイルス感染症 |
| 過敏症※2 |
紅斑、発疹、蕁麻疹、そう痒、皮膚灼熱感、接触性皮膚炎 |
| その他の皮膚症状 |
ステロイド皮膚注3)(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、色素脱失※3、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎※3(ほほ、口周囲に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、多毛※3、ステロイドざ瘡、魚鱗癬様皮膚変化、一過性の刺激感、乾燥 |
| その他 |
下垂体・副腎皮質系機能抑制※4、中心性漿液性網脈絡膜症 |
※1 密封法(ODT)の場合に起こりやすい。このような症状があらわれた場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること
※2 これらの症状は原疾患の症状に類似している場合がある
※3 長期連用によりあらわれることがある。このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること
※4 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある
また、このような場合において、使用中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、使用を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
テノベートクリームの禁忌
テノベートクリームには禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はテノベートクリームを使用できません。
- テノベートクリームの禁忌
- 細菌、真菌、スピロヘータ、ウイルスによる皮膚感染症がある方、または疥癬、けじらみなどの動物性皮膚疾患がある方
- テノベートクリームの成分に対して過敏症の既往歴がある方
- 鼓膜に穿孔がある湿疹性外耳道炎の方
- 潰瘍(ベーチェット病を除く)、第2度深在性以上の熱傷、凍傷がある方
テノベートクリームの使用に注意が必要な方
テノベートクリームには禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、テノベートクリームを使用する前に医師に相談してください。
- テノベートクリームの使用に注意が必要な方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 小児等
- 高齢者
テノベートクリームの併用禁忌薬
テノベートクリームには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
テノベートクリームの併用注意薬
テノベートクリームには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)も指定されていません。
テノベートクリームの基本的な注意事項
テノベートクリームは、顔、首、陰部、皮膚がこすれやすい部位では副作用が現れやすいため、使用部位や症状の程度を十分に確認したうえで使用してください。
大量に広い範囲へ使用したり、長期間続けて使用したりすると、全身性の副作用が現れることがあります。
特に密封して使う方法は副作用のリスクを高めるため、特別な場合を除いて避けてください。
使用しても症状の改善がみられない場合や、かえって悪化した場合は使用を中止してください。
症状が改善した後は、必要に応じてより穏やかな外用療法へ切り替えることがあります。
妊娠中または妊娠している可能性がある方、小児、高齢者では使用時に注意が必要です。
また、小児では長期使用や密封して使う方法を避け、おむつによる密封状態にも注意してください。
治療以外の目的で、化粧下やひげそり後に使用しないでください。
なお、眼科用としては使用できません。
テノベートクリームの保管方法
テノベートクリームは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- テノベートクリームの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
テノベートクリームに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
テノベートクリームの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
テノベートクリームは、先発医薬品である「デルモベートクリーム」のジェネリック医薬品であるため、デルモベートクリームの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内第III相試験(難治性慢性皮膚疾患等の患者を対象とした試験)
国内第III相試験(難治性慢性皮膚疾患等の患者を対象とした試験)
難治性慢性皮膚疾患などを有する患者557例を対象とした国内第III相試験では、デルモベートクリーム0.05%または軟膏0.05%を1日1~数回、患部に塗布して有効性と安全性が確認されました。
クリーム剤の有効率は、虫さされで100.0%、薬疹・中毒疹で92.9%、湿疹・皮膚炎群で95.5%、痒疹群で81.8%、掌蹠膿疱症で87.0%、乾癬で90.0%でした。
難治性の皮膚疾患に対して、幅広く効果が現れることが示されています。
安全性については、クリーム剤で14.7%(40/273例)に副作用がみられました。
主な副作用は、皮膚萎縮、毛細血管拡張、毛包炎・せつ、ざ瘡様疹でした。