アバミス点鼻液の概要
- アバミス点鼻液の特徴
- アバミス点鼻液は有効成分「フルチカゾンフランカルボン酸エステル」を含んだ、ステロイド点鼻薬
- イギリスの製薬会社「グラクソ・スミスクライン」が製造しているアラミスト点鼻液のジェネリック医薬品
- 花粉症による「アレルギー性鼻炎」に効果的
アバミス点鼻液の現物サイズ
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箱正面 |
ボトル正面 |
| 長辺 |
111.1mm |
100.6mm |
| 短辺 |
53.9mm |
50mm |
| 厚み |
34mm |
28mm |
| 重量 |
71.86g |
59.15g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
プラスチックボトル |
| 剤形タイプ |
点鼻剤 |
アバミス点鼻液の使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 各鼻腔に2噴霧ずつ ※1噴霧あたりフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして27.5μg |
|---|
| 使用回数 | 1日1回 |
|---|
| 使用間隔 | 24時間以上空ける |
|---|
| 使用期間 | 長期間の使用が可能 |
|---|
| 使用タイミング | 毎日同じ時間に使用 |
|---|
| 留意点 | 継続的な使用を推奨 |
|---|
アバミス点鼻液は、有効成分フルチカゾンフランカルボン酸エステルを含んだアレルギー性鼻炎に対して効果を発揮する噴霧用の点鼻液です。
点鼻液は短時間で効果が現れ、1回の使用で長く効きます。
通常、1日1回各鼻腔に2噴霧(1噴霧あたりフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして27.5μg)ずつ使用します。
継続して使用することで、十分な効果を得ることができます。
使用するタイミングは朝や夜など、いつでも構いません。
できるだけ毎日決まった時間を決めて、使用間隔を一定に保つことが重要です。
食事による影響
アバミス点鼻液は点鼻用の外用薬であり、消化器官を通らず鼻粘膜から有効成分が直接吸収されるタイプの医薬品です。
内服薬(飲み薬)と異なり、消化器官を通過しないため、食事の内容やタイミングが効果に影響を与えることはありません。
したがって、食前食後を気にせず使用して問題ありません。
アルコール(お酒)による影響
アバミス点鼻液とアルコール(お酒)の間に直接的な相互作用は報告されていません。
そのため、アルコール(お酒)は適量摂取であれば問題ないとされています。
アバミス点鼻液は外用薬のため、体内に吸収される量が極めて少ない医薬品です。
そのため、通常のアルコール(お酒)が薬効に与える影響はほとんどありません。
ただし、アルコールによって免疫機能が低下したり、皮膚の血流が変化することがあるため、過度の飲酒は控えた方が望ましいでしょう。
アバミス点鼻液の効果効能
- 適応症
アバミス点鼻液は、アレルギー反応によって引き起こされる炎症を抑えることで、アレルギー性鼻炎による症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど)を改善する効果があります。
花粉症による季節性アレルギー性鼻炎やハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎を治療することができます。
強力な抗炎症作用やアレルギー性鼻炎抑制作用を持つステロイド点鼻薬(局所用副腎皮質ステロイド薬)として知られています。
また、アレルギー反応を抑えられるため、目のかゆみや充血、涙目といった症状も緩和することができます。
ただし、目に直接使用する外用薬ではないため、注意が必要です。
即効性は高くないものの、1回の使用で比較的早く効果が現れ、持続時間も長いため、長期間の対症療法に適しています。
炎症を抑えていく医薬品のため、毎日使用することでどんどん効果が安定していきます。
効果の目安
| 効果の発現 | 数時間~1日以内 |
|---|
| 効果の安定 | 数日~数週間 |
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| 効果の持続時間 | 約24時間 |
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即効性は穏やかですが、1日目から症状の軽減を感じることができます。
毎日継続して使用することでしっかり効果を発揮します。
1回の使用で約24時間は効果が持続します。
作用機序(仕組み)
アバミス点鼻液の有効成分フルチカゾンフランカルボン酸エステルは、グルココルチコイド受容体(GR)を刺激することにより、アレルギー性鼻炎抑制作用や好酸球浸潤抑制作用、抗炎症作用を発揮します。
アレルギー性鼻炎抑制作用や好酸球浸潤抑制作用、抗炎症作用によってアレルギーによる炎症反応を抑えることができます。
アバミス点鼻液は、ステロイド点鼻薬(局所用副腎皮質ステロイド薬)に分類される医薬品です。
有効成分フルチカゾンフランカルボン酸エステルが鼻の粘膜から体内に吸収されると、細胞内にあるグルココルチコイド受容体という受け皿と結びつきます。
フルチカゾンフランカルボン酸エステルと結合した受容体は細胞核内へ移行し、遺伝子発現を調節します。
炎症促進因子の産生が抑制されるため、好酸球をはじめとする炎症反応が抑えられることでアレルギー性鼻炎の諸症状が緩和されます。
- 作用機序
- アバミス点鼻液を鼻腔に噴霧する
- 有効成分フルチカゾンフランカルボン酸エステルが鼻粘膜から吸収される
- 炎症促進因子の産生が抑制される
- 好酸球を中心とした炎症細胞が抑制される
- アレルギー性鼻炎などの炎症反応が抑え込まれる
- くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が改善される
アバミス点鼻液の副作用
アバミス点鼻液は、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、鼻出血や鼻症状(刺激感、疼痛、乾燥感)などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
アバミス点鼻液の副作用
| 部位 |
1.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
|
発疹、血管性浮腫、蕁麻疹 |
| 鼻腔 |
鼻出血、鼻症状(刺激感、疼痛、乾燥感) |
鼻潰瘍、鼻中隔穿孔 |
| 精神神経系 |
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頭痛、睡眠障害 |
| その他 |
血中コルチゾール減少、白血球数増加 |
眼圧上昇 |
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
※頻度不明
アバミス点鼻液の禁忌
アバミス点鼻液には禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はアバミス点鼻液を使用できません。
- アバミス点鼻液の禁忌
- フルチカゾンフランカルボン酸エステルに対して過敏症の既往歴のある方
- 有効な抗菌薬(抗生物質)が存在しない感染症や深在性真菌症の方
アバミス点鼻液の使用に注意が必要な方
アバミス点鼻液には禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、アバミス点鼻液を使用する前に医師に相談してください。
- アバミス点鼻液の使用に注意が必要な方
- 鼻咽喉感染症の方(ただし、有効な抗菌薬(抗生物質)が存在しない感染症や深在性真菌症の方を除く)
- 反復性鼻出血の方
- 重症な肥厚性鼻炎や鼻茸の方
- 長期または大量の全身性ステロイド療法を受けている方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
アバミス点鼻液の併用禁忌薬
アバミス点鼻液には併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
アバミス点鼻液の併用注意薬
アバミス点鼻液には併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
アバミス点鼻液と併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して使用する場合は、注意しながら使用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、アバミス点鼻液を使用する前に医師に相談してください。
- アバミス点鼻液の併用禁忌薬
- チトクロームP450(CYP)3A4阻害薬
リトナビル(ノービア等)
アタザナビル(レイアタッツ等)
ホスアンプレナビル(レクシヴァ等)
ロピナビル・リトナビル(カレトラ等)
ダルナビル(シムツーザ、プリジスタ等)
ケトコナゾール(ニゾラール等)
イトラコナゾール(イトリゾール等)
コビシスタット(プレジコビックス等)
アバミス点鼻液の基本的な注意事項
フルチカゾンフランカルボン酸エステルの十分な臨床効果を得るためには、継続的な使用が必要です。
フルチカゾンフランカルボン酸エステルの投与期間中に鼻症状の悪化がみられた場合は、抗ヒスタミン薬または全身性ステロイド薬を短期間併用し、症状の軽減にあわせて併用薬剤を徐々に減量してください。
全身性ステロイド薬の減量はフルチカゾンフランカルボン酸エステルの投与開始後症状の安定をみて徐々に行ってください。
減量においては一般のステロイド薬の減量方法に準じてください。
全身性ステロイド薬の減量並びに離脱に伴って、気管支喘息、湿疹、蕁麻疹、眩暈、動悸、倦怠感、顔のほてり、結膜炎などの症状が発現や増悪することがあるため、このような症状が現れた場合は、適切な処置を行ってください。
通年性アレルギー性鼻炎患者において、長期間使用する場合は、症状の改善状態持続時には、減量に努めてください。
全身性ステロイド薬と比較し、可能性は低いが、点鼻ステロイド薬の投与により全身性の作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児の成長遅延、骨密度の低下、白内障、緑内障、中心性漿液性網脈絡膜症を含む)が発現する可能性があります。
特に、長期間や大量投与する場合は、定期的に検査を行い、全身性の作用が認められた場合は、適切な処置を行ってください。
アバミス点鼻液の保管方法
アバミス点鼻液は、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- アバミス点鼻液の保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
アバミス点鼻液に限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
アバミス点鼻液の臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
アバミス点鼻液は、先発医薬品である「アラミスト点鼻液」のジェネリック医薬品であるため、アラミスト点鼻液の臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内第Ⅱ相試験(成人)
- 海外第Ⅱ相試験(成人)
- 国内第Ⅲ相試験(成人)
- 国内第Ⅲ相試験(小児)
- その他:視床下部・下垂体・副腎皮質系機能に対する影響(海外第Ⅲ相試験、成人)
- その他:成長への影響(海外第Ⅲ/Ⅳ相試験、小児)
国内第Ⅱ相試験(成人)
通年性アレルギー性鼻炎を対象として、フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg/日、220μg /日(共変量にて調整)またはプラセボを1日1回2週間投与する用量反応試験を実施しました。
くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉の3鼻症状の程度をスコア化(各症状0点~3点、合計0点~9点)し、ベースラインと全投与期間(2週間)における、3鼻症状合計スコア平均の差を変化量として評価しました。
その結果、3鼻症状合計スコア平均の変化量(調整済み平均値)は、フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群で-1.95、フルチカゾンフランカルボン酸エステル220μg群で-2.14、プラセボ群で-1.16であり、フルチカゾンフランカルボン酸エステル群はプラセボ群に比し有意なスコアの減少が認められました。
フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群における副作用発現頻度は、8%(6例/80例)でした。
主な副作用は、「血中コルチゾール減少」3%(2例/80例)でした。
3鼻症状合計スコア平均の変化量(国内用量反応試験)
| 投与群 |
症例数 |
ベースライン(平均値±SD) |
全投与期間(平均値±SD) |
変化量(調整済み平均値※1±SE) |
プラセボ群との差(調整済み平均値の差) |
| フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群 |
80 |
6.3±1.17 |
4.3±1 |
-1.95±0.163 |
-0.791※2 |
| フルチカゾンフランカルボン酸エステル220μg群 |
81 |
5.8±0.96 |
3.9±1.47 |
-2.14±0.160 |
-0.985※2 |
| プラセボ群 |
79 |
6.5±1.07 |
5.2±1.50 |
-1.16±0.165 |
- |
※1 共変量にて調整
※2 p<0.001(共分散分析、Dunnettの多重比較)
海外第Ⅱ相試験(成人)
季節性アレルギー性鼻炎を対象として、フルチカゾンフランカルボン酸エステル55μg、110μg、220μg、440μgまたはプラセボを1日1回、2週間投与する用量反応試験を実施しました。
全ての用量でプラセボと比較して4鼻症状(くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉、鼻内そう痒感)合計スコアの有意な減少が認められました。
なお、110μg以上の用量で眼症状(眼のかゆみ、流涙、眼の赤み)合計スコアの有意な減少が認められています。
フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群における副作用発現頻度は、11%(14例/127例)でした。
主な副作用は、「鼻出血」7%(9例/127例)、「鼻漏」「鼻中隔潰瘍」「頭痛」各2%(2例/127例)でした。
国内第Ⅲ相試験(成人)
季節性アレルギー性鼻炎を対象として、フルチカゾンフランカルボン酸エステル(110μg/日、1日1回)、フルチカゾンプロピオン酸エステル(FP、200μg/日、1日2回)またはプラセボを2週間投与する比較試験を実施しました。
その結果、3鼻症状合計スコア平均の変化量(調整済み平均値)は、フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群で-1.23、FP200μg群で-1.06であり、フルチカゾンフランカルボン酸エステルのFPに対する非劣性が検証されました。
フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群の効果発現までの日数(プラセボと比較し、有意差が認められた最初の日までの日数)は1日であり、FP200μg群の効果発現までの日数は2日であったことから、フルチカゾンフランカルボン酸エステルではFPより早い効果の発現が確認されました。
さらに、フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群とプラセボ群の3鼻症状合計スコア平均の変化量を比較した結果、調整済み平均値の差は-1.689であり、プラセボ群に比し有意なスコアの減少が認められました。
フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群における副作用発現頻度は、6%(9例/149例)でした。<br>
主な副作用は、「白血球数増加」1%(2例/149例)でした。
3鼻症状合計スコア平均の変化量(フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群とフルチカゾンプロピオン酸エステル200μg群との比較)
| 投与群 |
症例数 |
ベースライン(平均値±SD) |
全投与期間(平均値±SD) |
変化量(調整済み平均値※1±SE) |
調整済み平均値の差(両側95%信頼区間) |
| フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群 |
147 |
5.8±1.33 |
4.4±1.73 |
-1.23±0.140 |
-0.173(-0.51、0.17※2) |
| フルチカゾンプロピオン酸エステル200μg群 |
144 |
5.9±1.43 |
4.6±1.55 |
-1.06±0.142 |
|
※1 共変量にて調整
※2 非劣性の同等限界値(Δ)=0.75(両側95%信頼区間の上限が0.75未満の場合に非劣性が検証されたと判断)
3鼻症状合計スコア平均の変化量(フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群とプラセボ群との比較)
| 投与群 |
症例数 |
ベースライン(平均値±SD) |
全投与期間(平均値±SD) |
変化量(調整済み平均値±SE) |
調整済み平均値の差 |
| フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群 |
147 |
5.8±1.33 |
4.4±1.73 |
-1.27±0.151 |
-1.689※1 |
| プラセボ群 |
70 |
5.9±1.28 |
6.1±1.62 |
0.42±0.201 |
|
※1 p<0.001(共分散分析)
国内第Ⅲ相試験(小児)
6歳以上15歳未満の通年性アレルギー性鼻炎を対象として、フルチカゾンフランカルボン酸エステル(55μg/日、1日1回)またはプラセボを2週間投与する二重盲検比較試験を実施しました。
その結果、全投与期間における3鼻症状合計スコア平均の変化量(調整済み平均値)は、フルチカゾンフランカルボン酸エステル55μg群で-1.98、プラセボ群で-0.89、変化量の差は-1.089であり、フルチカゾンフランカルボン酸エステルのプラセボに対する優越性が検証されました。
フルチカゾンフランカルボン酸エステル55μg群における副作用発現頻度は1%未満(1例/131例)であり、「鼻部不快感」1例でした。
3鼻症状合計スコア平均の変化量
| 投与群 |
症例数 |
ベースライン(平均値±SD) |
全投与期間(平均値±SD) |
変化量(調整済み平均値※1±SE) |
調整済み平均値の差(両側95%信頼区間) |
| フルチカゾンフランカルボン酸エステル55μg群 |
131 |
5.0±0.94 |
3.1±1.53 |
-1.98±0.12 |
-1.089※2(-1.41、-0.76) |
| プラセボ群 |
130 |
5.2±1.06 |
4.2±1.55 |
-0.89±0.12 |
|
※1 共変量にて調整
※2 p<0.001(共分散分析)
その他:視床下部・下垂体・副腎皮質系機能に対する影響(海外第Ⅲ相試験、成人)
通年性アレルギー性鼻炎を対象とした臨床試験において、フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μgを1日1回6週間投与した場合、視床下部・下垂体・副腎皮質系機能への影響は認められませんでした
その他:成長への影響(海外第Ⅲ/Ⅳ相試験、小児)
思春期前の小児の通年性アレルギー性鼻炎を対象として、フルチカゾンフランカルボン酸エステル(110μg/日、1日1回)の成長に対する影響を検討することを目的とした二重盲検比較試験を実施ました(投与期間:52週間)。
投与52週後における成長速度(cm/年)のベースラインからの変化量は、フルチカゾンフランカルボン酸エステル110μg群で-0.534、プラセボ群で-0.287、群間差(95%信頼区間)は-0.270(-0.48、-0.06)であり、群間差の95%信頼区間は、事前に規定した値(0.5cm)の範囲内でした。
フルチカゾンフランカルボン酸エステルの承認用量は、成人には1回各鼻腔に27.5μgを2噴霧(110μg/日)、小児には1回各鼻腔に27.5μgを1噴霧(55μg/日)1日1回投与となっています。