パナドールエクストラの概要
- パナドールエクストラの特徴
- 有効成分アセトアミノフェンを主成分とする解熱鎮痛薬で、痛みや発熱を緩和
- 中枢神経系に作用し、プロスタグランジンの生成を抑えることで鎮痛・解熱効果を発揮
- 胃への負担が比較的少なく、長年にわたり安全性が確認されている有効成分を使用
パナドールエクストラの現物サイズ
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箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
87.8mm |
81.2mm |
17.6mm |
| 短辺 |
70.4mm |
66mm |
7.4mm |
| 厚み |
17.7mm |
6.5mm |
6mm |
| 重量 |
31.75g |
10.44g |
0.71g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
パナドールエクストラの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 500mg錠の場合:1錠~2錠 アセトアミノフェン(パラセタモール)として500mg~1000mg |
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| 服用回数 | 1日4回まで ※1日最大アセトアミノフェン(パラセタモール)として4000mgまでが上限 |
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| 服用間隔 | 約4時間~6時間以上空ける |
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| 留意点 | 空腹時の服用は避けること アルコール(お酒)を含む飲み物で服用しないこと |
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パナドールエクストラの1錠中には有効成分アセトアミノフェン(パラセタモール)が500mg含まれています。
1回の用量は1錠~2錠(アセトアミノフェンとして500mg~1000mg)で、服用回数は1日4回までとなります。
1日あたりの用量は4錠~8錠(アセトアミノフェンとして2000mg~4000mg)が上限です。
パナドールエクストラを1日で複数回服用する場合は、約4時間~6時間以上の間隔を空けて服用してください。
胃腸や肝臓に余計な負担をかけないため、痛みなどの症状がない場合は、服用を控えてください。
また、自己判断で服用量や服用回数を増やさないでください。
パナドールエクストラは頓服薬のため、必要に応じて適切な用法・用量で服用しましょう。
食事による影響
パナドールエクストラは食事の影響を受けにくいため、食後でも効果にはほとんど影響がありません。
基本的には食後の服用が推奨されています。
食後に服用すると胃や腸など消化器への負担を軽減することができるからです。
食前(空腹時)の服用によって消化器の副作用(悪心、嘔吐、食欲不振など)が報告されているため、食後に服用することで胃への刺激が緩和され、これらの症状が軽減されやすくなります。
食前(空腹時)の服用は避けましょう。
アルコール(お酒)による影響
アルコール(お酒)との併用による薬物相互作用が報告されています。
パナドールエクストラの服用中はアルコールの摂取を避けてください。
アルコール多量常飲者(習慣的に多量の飲酒を続けている方)がアセトアミノフェンを服用したところ、重篤な肝機能障害を引き起こしたとの報告があります。
アルコールの常飲によって肝臓に多く存在する薬物代謝酵素の一種であるCYP2E1が誘導され、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されるためです。
アセトアミノフェンとアルコールはどちらも肝臓で代謝されるため、同時に摂取すると肝臓への負担が増し、肝機能障害のリスクが高まります。
少量のアルコールでも念のため飲酒は控えた方が良いでしょう。
パナドールエクストラの効果効能
- 適応症
- 頭痛、片頭痛、歯痛、筋肉痛、関節痛、神経痛、リウマチ痛、生理痛
※鎮痛作用による
- 発熱、急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
※解熱作用による
パナドールエクストラには痛みを抑える「鎮痛作用」、発熱を抑える「解熱作用」があります。
医療現場でも幅広い分野で処方されている代表的な解熱鎮痛薬のひとつです。
- 主な効果
- 鎮痛作用:頭痛、片頭痛、歯痛、筋肉痛、関節痛、神経痛、リウマチ痛、生理痛
解熱作用:発熱、急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
パナドールエクストラは内服薬(飲み薬)タイプのため、全身に作用し、体中のあらゆる痛みや発熱の症状に効果的です。
即効性が高く、一般的な痛みに対して安全性の高い効果を発揮します。
効果の目安
| 効果の発現時間 | 約30分~1時間後 |
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| 効果のピーク | 約1時間~2時間後 |
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| 効果の持続時間 | 約4時間~6時間 |
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パナドールエクストラは、服用後、最短で約30分~1時間で効果が現れ始め、約1時間~2時間後にピークに達します。
痛みや発熱を抑える効果は約4時間~6時間持続します。
ただし、効果の発現時間や持続時間には症状や痛みの強さなどによって個人差があるため、ご注意ください。
作用機序(仕組み)
有効成分アセトアミノフェン(パラセタモール)を含むパナドールエクストラは、解熱鎮痛薬という医薬品に分類されます。
アセトアミノフェン(パラセタモール)が作用する正確な部位や機序は完全には解明されていません。
ただし、作用機序としては、脳や脊髄の中枢神経系に作用することが分かっており、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素の働きを阻害することでプロスタグランジン(PG)合成を抑制し、カンナビノイド受容体系またはセロトニン作動系などに影響を及ぼすと考えられています。
痛みに対しての感受性を低下させる鎮痛効果によって、頭痛や関節痛、生理痛など様々な痛みを緩和することができます。
また、皮下の毛細血管を拡張し、熱の放散を促す解熱効果もあります。
その他、パナドールエクストラには有効成分としてカフェインも含まれており、脳などの一部の血管を収縮させ、拡張した血管が神経を刺激することで引き起こされる頭痛などの症状に対しても鎮痛効果を発揮します。
- 作用機序
- 有効成分アセトアミノフェン(パラセタモール)が体内に取り込まれる
- 中枢神経系に作用する
- シクロオキシゲナーゼ(COX)の働きを阻害する
- プロスタグランジンの生成が減少する
- 痛みや発熱が抑制される
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と異なり、末梢での炎症抑制作用は弱いものの、胃腸への負担が少なく、穏やかな効き方が特徴です。
パナドールエクストラの副作用
パナドールエクストラは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、悪心(吐き気)や嘔吐、食欲不振などの症状とされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
通常、パナドールエクストラの効果が切れるとともに副作用も消失します。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
パナドールエクストラの副作用
| 部位 |
頻度不明 |
| 血液 |
チアノーゼ、血小板減少、血小板機能低下(出血時間の延長)※ |
| 消化器 |
悪心、嘔吐、食欲不振 |
| その他 |
過敏症※ |
※これらの症状(異常)が現れた場合は、すぐに服用を中止すること
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- パナドールエクストラの重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症(いずれも頻度不明)
- 喘息発作の誘発(頻度不明)
- 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- 顆粒球減少症(頻度不明)
- 間質性肺炎(頻度不明)
- 間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)
- 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)
パナドールエクストラの禁忌
パナドールエクストラには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はパナドールエクストラを服用できません。
- パナドールエクストラの禁忌
- アセトアミノフェンに対して過敏症の既往歴のある方
- 重篤な肝機能障害の方
パナドールエクストラの服用に注意が必要な方
パナドールエクストラには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、パナドールエクストラを服用する前に医師に相談してください。
- パナドールエクストラの服用に注意が必要な方
- アルコール多量常飲者(習慣的に多量の飲酒を続けている方)
- 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏や脱水症状のある方
- 消化性潰瘍のある方(既往歴のある方を含む)
- 血液の異常のある方(既往歴のある方を含む)
- 出血傾向のある方
- 心機能障害のある方
- 気管支喘息の方
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)の方(既往歴のある方を含む)
- 感染症を合併している方
- 腎機能障害の方(既往歴のある方を含む)
- 肝機能障害の方(既往歴のある方を含む)(ただし、重篤な肝機能障害の方は禁忌)
- 妊婦(妊娠している可能性のある女性を含む)
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
パナドールエクストラの併用禁忌薬
パナドールエクストラには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
パナドールエクストラの併用注意薬
パナドールエクストラには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
パナドールエクストラと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、パナドールエクストラを服用する前に医師に相談してください。
- パナドールエクストラの併用注意薬
- 躁病・躁状態治療薬(気分安定薬)
炭酸リチウム(リーマス等)
- チアジド系利尿薬
ヒドロクロロチアジド(プレミネント、エカード、コディオ等)
- 飲食物(食品)
アルコール(お酒等)
- 抗凝固薬(ワルファリンカリウム製剤)
ワルファリン(ワーファリン等)
- 抗けいれん薬
カルバマゼピン(テグレトール等)
フェニトイン(アレビアチン、ヒダントール等)
フェノバルビタール(フェノバール、ルピアール等)
プリミドン(プリミドン等)
- 抗酸菌症治療薬
リファンピシン(リファジン等)
- 抗結核薬
イソニアジド(イスコチン等)
- 抗生物質(抗菌薬)
種類問わず注意
パナドールエクストラの基本的な注意事項
解熱鎮痛剤による治療は、原因療法ではなく対症療法であることに注意してください。
また、原因療法があれば行ってください。
重篤な肝機能障害が現れることがあるため、1日総量1500mgを超す高用量で長期間服用する場合は定期的に肝機能検査を行い、健康状態を十分に観察してください。
高用量でなくとも長期間服用する場合は定期的に肝機能検査を行うことが望ましいとされています。
急性疾患に対してパナドールエクストラを服用する場合は、 発熱や疼痛の程度を考慮しながら服用してください。
また、 原則として同一の医薬品の長期間の服用は避けてください。
慢性疾患に対しパナドールエクストラを服用する場合は、薬物療法以外の療法も考慮してください。
過度の体温下降や虚脱、四肢冷却などが現れることがあるため、特に高熱を伴う幼小児および高齢者または消耗性疾患の方は、服用後の状態に十分注意してください。
アセトアミノフェンを含む他の医薬品と併用しないでください。
アセトアミノフェンを高用量服用することによって副作用として「腹痛」や「下痢」が現れることがあります。
パナドールエクストラにおいても同様の副作用が現れ、上気道炎などに伴う消化器症状と区別できない可能性があるため、観察を十分行い、慎重に服用してください。
パナドールエクストラの保管方法
パナドールエクストラは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- パナドールエクストラの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
パナドールエクストラに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
パナドールエクストラの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
パナドールエクストラは、先発医薬品である「カロナール」のジェネリック医薬品であるため、カロナールの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 歯科治療後の疼痛:国内臨床試験
- 感冒による発熱や頭痛などの疼痛:国内臨床試験
歯科治療後の疼痛:国内臨床試験
歯痛および抜歯後の疼痛を有する患者32例に対し、1錠あたりアセトアミノフェンとして200mgを2錠頓用投与しました。
有効率(有効以上)は「歯痛」に対し71.4%(5例/7例)、「抜歯後の疼痛」に対し56.0%(14例/25例)でした。
副作用として、「軽度の頭重感」や「胃部不快感」を各1例認められましたが、いずれも処置を必要とせず、回復しました。
感冒による発熱や頭痛などの疼痛:国内臨床試験
感冒による発熱や頭痛などの疼痛を有する患者34例に対し、1錠あたりアセトアミノフェンとして200mgを2錠頓用投与しました。
有効率(有効以上)は「解熱」に対し66.7%(4例/6例)、「鎮痛」に対し75.0%(21例/28例)でした。
副作用として、「軽度のむかつき」や「眠気」、「中等度の唾液分泌」が各1例の3例に認められましたが、いずれも処置を必要とせず、回復しました。
また、別の国内臨床試験では、感冒による発熱や頭痛などの疼痛を有する患者21例に対し、1錠あたりアセトアミノフェンとして200mgを2錠頓用投与しました。
有効率(有効以上)は「解熱」に対し73.3%(11例/15例)、「鎮痛」に対し50.0%(3例/6例)でした。
副作用は認められませんでした。