ブルフェンの概要
- ブルフェンの概要
- 有効成分イブプロフェンを含む、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)。
- 炎症を抑え、痛みをやわらげ、発熱を下げる作用がある。
- 慢性の炎症性疾患から急性上気道炎(風邪)による発熱・痛みまで幅広く使用される。
| 商品名 |
ブルフェン® 200(BRUFEN® 200) |
| 内容量 |
1箱15錠(200mg×15錠×1シート) |
| 有効成分 |
イブプロフェン(Ibuprofen) |
| 医薬品分類 |
先発医薬品
|
| 薬効分類 |
解熱鎮痛・抗炎症剤 |
| 適応症 |
消炎・鎮痛:関節リウマチ、関節痛、関節炎、神経痛、神経炎、背腰痛、頸腕症候群、子宮付属器炎、月経困難症、紅斑(結節性紅斑、多形滲出性紅斑、遠心性環状紅斑)、手術後、外傷後 解熱・鎮痛:急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む) |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
アボットラボラトリーズ(Abbott Laboratories) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
ブルフェンの現物サイズ
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
80.3mm |
10.7mm |
| 短辺 |
46.4mm |
10.7mm |
| 厚み |
5mm |
4.3mm |
| 重量 |
5.74g |
0.29g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ブルフェンの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
消炎・鎮痛(炎症性疾患、慢性疼痛など)の用法・用量
| 1回の用量 | 200mg錠の場合:1錠 イブプロフェンとして200mg |
|---|
| 服用回数 | 1日3回 |
|---|
解熱・鎮痛(急性上気道炎など)/術後・外傷後の用法・用量
| 1回の用量 | 200mg錠の場合:1錠 イブプロフェンとして200mg |
|---|
| 服用回数 | 1日1~2回 |
|---|
ブルフェンは、炎症や痛み、発熱などの症状をやわらげるお薬です。
炎症性疾患や慢性的な痛みなどの消炎・鎮痛目的で使用する場合は、成人では通常、イブプロフェンとして1日量600mgを3回に分けて服用します。
200mg錠の場合は、1回1錠(イブプロフェンとして200mg)を1日3回服用します。
なお、年齢や症状により適宜増減することがあります。
手術後や外傷後の痛み、急性上気道炎などの発熱・痛みに対して使用する場合は、成人では通常、1回200mgを頓用します。
200mg錠の場合は、1回1錠(イブプロフェンとして200mg)を服用してください。
ただし、原則として1日2回までとし、1日の最大量は600mgを限度とされています。
症状が強いからといって自己判断で服用回数や量を増やすと、副作用のリスクが高まるおそれがあります。
医師から指示がある場合は、その指示に従って服用してください。
食事による影響
ブルフェンは空腹時の投与は避けることが望ましいとされています。
空腹時に服用すると胃への負担が強くなり、胃痛や胃部不快感などの副作用が起こりやすくなる可能性があります。
そのため、服用する際は食後や食事の直後など、胃に食べ物が入っているタイミングで服用することが推奨されます。
アルコール(お酒)による影響
ブルフェンを服用中に飲酒すると、胃腸への刺激が強くなり、胃痛や胃腸障害などの副作用リスクが高まる可能性があります。
安全のため、服用期間中はできるだけ飲酒を控えることが望ましいです。
特に胃腸が弱い方や過去に胃潰瘍などを起こしたことがある方は注意が必要です。
ブルフェンの効果効能
- 適応症
- 消炎・鎮痛:関節リウマチ、関節痛、関節炎、神経痛、神経炎、背腰痛、頸腕症候群、子宮付属器炎、月経困難症、紅斑(結節性紅斑、多形滲出性紅斑、遠心性環状紅斑)、手術後、外傷後
- 解熱・鎮痛:急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
ブルフェンは、有効成分「イブプロフェン」を含む抗炎症・鎮痛・解熱剤です。
炎症を抑え、痛みをやわらげ、発熱を下げる目的で使用されます。
作用機序(仕組み)
ブルフェン(イブプロフェン)は、体内で炎症や痛み、発熱に関わる「プロスタグランジン」という物質の産生を抑えることで作用します。
プロスタグランジンは、炎症反応を引き起こしたり、痛みを強めたり、体温を上昇させたりする働きがあります。
イブプロフェンは、プロスタグランジンの生成に関与する酵素である「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害することで、プロスタグランジンの産生を抑制します。
これにより、炎症を抑え、痛みを軽減し、熱を下げる効果が現れます。
ブルフェンの副作用
ブルフェンは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、胃部不快感、腹痛、頭痛、浮腫などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ブルフェンの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 血液 |
|
|
血小板機能低下(出血時間の延長) |
| 消化器 |
胃部不快感、腹痛、食欲不振、消化不良、嘔気・嘔吐、下痢 |
便秘 |
口渇、口内炎、腹部膨満感 |
| 肝臓 |
ALT上昇 |
Al-P上昇 |
AST上昇、黄疸等 |
| 過敏症 |
発疹、蕁麻疹 |
そう痒感、湿疹 |
紫斑 |
| 感覚器 |
|
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霧視等の視覚異常、難聴、耳鳴、味覚異常 |
| 精神神経系 |
頭痛、眠気 |
めまい |
不眠、抑うつ |
| 循環器 |
|
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動悸、血圧上昇、血圧低下 |
| その他 |
浮腫 |
|
倦怠感、発熱、鼻出血 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ブルフェンの重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
- 再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)
- 消化性潰瘍、胃腸出血、潰瘍性大腸炎(いずれも頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
- 急性腎障害、間質性腎炎、ネフローゼ症候群(いずれも頻度不明)
- 無菌性髄膜炎(頻度不明)
- 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- 喘息発作(頻度不明)
- 心筋梗塞、脳血管障害(いずれも頻度不明)
ブルフェンの禁忌
ブルフェンには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はブルフェンを服用できません。
- ブルフェンの禁忌
- イブプロフェンに対して過敏症を起こしたことがある方
- 消化性潰瘍のある方
- 重い血液の異常がある方
- 重い肝障害がある方
- 重い腎障害がある方
- 重い心機能不全がある方
- 重い高血圧症がある方
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤などで喘息発作を起こしたことがある方)またはその既往歴がある方
- ジドブジン(レトロビル)を投与中の方
- 妊娠後期の女性
ブルフェンの服用に注意が必要な方
ブルフェンには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ブルフェンを服用する前に医師に相談してください。
- ブルフェンの服用に注意が必要な方
- 消化性潰瘍になったことがある方
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与により消化性潰瘍があり、ミソプロストールによる治療を受けている方
- 血液の異常がある方、または過去に血液の異常を指摘されたことがある方
- 出血しやすい体質の方(出血傾向のある方)
- 心機能に異常がある方
- 高血圧症のある方
- 気管支喘息のある方
- 感染症にかかっている方
- 全身性エリテマトーデス(SLE)の方
- 混合性結合組織病(MCTD)の方
- 潰瘍性大腸炎のある方
- クローン病のある方
- 腎障害がある方、または過去に腎障害を起こしたことがある方(腎血流量が低下している方を含む)
- 肝障害がある方、または過去に肝障害を起こしたことがある方
- 妊娠中の方、または妊娠している可能性がある方(妊娠後期を除く)
- 授乳中の方
- 小児等
- 高齢者
ブルフェンの併用禁忌薬
ブルフェンには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とブルフェンは併用して服用できません。
- ブルフェンの併用禁忌薬
- ジドブジン(レトロビル)
HIV感染症の治療に使用されるお薬です。
ブルフェンと併用すると、出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなるおそれがあります。
ブルフェンの併用注意薬
ブルフェンには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ブルフェンと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ブルフェンを服用する前に医師に相談してください。
- ブルフェンの併用注意薬
- ワルファリン
- アスピリン製剤(抗血小板剤として使用している場合)
- 出血リスクを高める薬剤
- 抗凝血剤(ワルファリン等)
- 抗血小板剤(クロピドグレル等)
- 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI:フルボキサミン、パロキセチン等)
- 炭酸リチウム
- 利尿薬(ヒドロクロロチアジド、フロセミド等)
- 降圧薬(エナラプリル、プロプラノロール等)
- 免疫抑制剤(タクロリムス水和物等)
- ニューキノロン系抗菌剤(エノキサシン水和物等)
- メトトレキサート
- コレスチラミン
- スルホニル尿素系血糖降下剤(クロルプロパミド、グリベンクラミド等)
- CYP2C9阻害作用を有する薬剤(ボリコナゾール、フルコナゾール等)
ブルフェンの基本的な注意事項
ブルフェンは、炎症や痛み、発熱を抑えるお薬ですが、病気の原因そのものを治す薬ではなく、症状をやわらげるための対症療法薬です。
そのため、症状に応じて必要最小限の使用にとどめることが大切です。
関節リウマチなどの慢性疾患で長期間使用する場合は、副作用の早期発見のために、定期的に尿検査・血液検査・肝機能検査などを受ける必要があります。
また、薬による治療だけでなく、必要に応じて他の治療法も併せて検討することが望ましいとされています。
急性疾患に使用する場合は、炎症や痛み、発熱の程度を考慮して使用し、同じ薬を長期間続けて服用しないよう注意が必要です。
原因療法がある場合は、そちらを優先して行うことも重要です。
また、投与後に過度の体温低下、虚脱、四肢の冷えなどがあらわれることがあります。
特に高熱を伴う幼小児、高齢者、体力が低下している方では注意が必要です。
ブルフェンの保管方法
ブルフェンは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ブルフェンの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
ブルフェンに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ブルフェンの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
- 二重盲検比較試験及び一般臨床試験
- 比較試験(小児科・呼吸器科・眼科・耳鼻咽喉科・整形外科領域)
二重盲検比較試験及び一般臨床試験
二重盲検比較試験および一般臨床試験において、本剤の有用性が認められています。
疾患別有効率
| 疾患名 |
有効以上 |
やや有効以上 |
| 関節リウマチ |
38.7%(48/124) |
71.0%(88/124) |
| 関節痛及び関節炎 |
78.1%(50/64) |
84.4%(54/64) |
| 神経痛及び神経炎 |
71.0%(22/31) |
80.6%(25/31) |
| 背腰痛 |
66.1%(37/56) |
76.8%(43/56) |
| 頸腕症候群 |
74.1%(20/27) |
77.8%(21/27) |
| 子宮付属器炎 |
61.5%(24/39) |
87.2%(34/39) |
| 月経困難症 |
74.4%(29/39) |
79.5%(31/39) |
| 紅斑(結節性紅斑、多形滲出性紅斑、遠心性環状紅斑) |
81.8%(27/33) |
81.8%(27/33) |
| 手術並びに外傷後の消炎・鎮痛 |
73.9%(272/368) |
89.7%(330/368) |
比較試験(小児科・呼吸器科・眼科・耳鼻咽喉科・整形外科領域)
本剤は、各診療科領域における比較試験においても、有効性が検討されています。
臨床試験では、疾患別に一定の有効率が確認されており、炎症や痛みを伴う症状に対して有用性が示されています。
なお、ブルフェンの臨床試験成績は主に1970年代の報告が中心であり、現在の診療環境とは異なる点もあるため、実際の使用にあたっては添付文書に記載された用法・用量を守り、医師の指示に従うことが重要です。