ボルタレンエマルジェルの概要
- ボルタレンエマルジェルの特徴
- ボルタレンエマルジェルは有効成分「ジクロフェナクナトリウム」を含んだ、外用薬タイプの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- 経皮吸収性の高い「ジェルタイプ」で患部に直接サッと塗れる
- 内服薬(飲み薬)タイプと異なり「胃腸障害の副作用が少ない」
ボルタレンエマルジェルの現物サイズ
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箱正面 |
チューブ正面 |
| 長辺 |
145.6mm |
128.9mm |
| 短辺 |
48.1mm |
46.8mm |
| 厚み |
32.2mm |
29.7mm |
| 重量 |
69.49g |
59.57g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
チューブ |
| 剤形タイプ |
ゼリー剤(ジェル剤) |
ボルタレンエマルジェルの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 患部に適量を薄く塗布 |
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| 使用回数 | 1日3回~4回 |
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| 使用期間 | 約1週間~2週間 ※できるだけ短期間の使用にとどめること |
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| 使用タイミング | 症状に応じて使用 |
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| 食事の影響 | 外用薬のため、影響を受けない |
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| 留意点 | 目や粘膜への接触を避ける |
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ボルタレンエマルジェルは、有効成分ジクロフェナクナトリウムが含まれた、ゲルタイプの経皮吸収外用薬(塗り薬)です。
ボルタレンエマルジェルの1g中には有効成分ジクロフェナクナトリウムが1.16%含まれています。
ボルタレンエマルジェルは1日3回~4回、患部に適量を薄く塗布して使用してください。
ボルタレンエマルジェルは腰や肩、腕、足、肘、膝など全身に使用することができます。
ただし、入浴直後や汗をかいた直後は、使用を控えてください。
眼や粘膜、傷などのある部位周辺への塗布は避けてください。
また、自己判断で使用量や使用回数を増やさないでください。
重ね塗りをしたり、何度も擦り込んだりして多量に使用したからといって効果は高くなりません。
ボルタレンエマルジェルは外用薬のため、必要に応じて適切な用法・用量で使用しましょう。
食事による影響
ボルタレンエマルジェルは外用薬のため、食事の影響を受けません。
皮膚から有効成分がゆっくりと患部(筋肉や関節など)へ浸透し、局所的に炎症や痛みを抑えるため、食前(空腹時)や食後にかかわらず、いつ使用しても効果にはほとんど影響がありません。
内服薬(飲み薬)ではないため、食事内容によって体内への吸収速度や胃腸への刺激が変化するといった影響がないのです。
アルコール(お酒)による影響
アルコール(お酒)との併用による薬物相互作用は報告されていません。
ボルタレンエマルジェルは外用薬のため、体内に吸収される量が極めて少ない医薬品です。
そのため、通常のアルコール(お酒)が薬効に与える影響はほとんどありません。
ただし、アルコールによって免疫機能が低下したり、皮膚の血流が変化することがあるため、過度の飲酒は控えた方が望ましいでしょう。
ボルタレンエマルジェルの効果効能
- 適応症
- 鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱炎、腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛(筋・筋膜性腰痛症等)、外傷後の腫脹・疼痛
ボルタレンエマルジェルには痛みを抑える「鎮痛作用」や炎症を抑える「抗炎症作用」があります。
整形外科や内科、外科など幅広い分野でも処方されている代表的な鎮痛・抗炎症剤のひとつです。
主な効果
| 鎮痛作用 | 筋肉痛、関節痛、腰痛、外傷後の痛みなどの症状 |
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| 抗炎症作用 | 関節炎、腱炎、腱鞘炎、上腕骨上顆炎、外傷後の炎症などの症状 |
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ボルタレンエマルジェルは外用薬(塗り薬)タイプのため、全身に作用し、体中のあらゆる痛みや炎症、発熱の症状に効果的です。
即効性と持続性を兼ね備え、慢性的な痛みから急性の痛みにまで対応できることから、効果の汎用性に優れています。
効果の目安
| 効果の発現時間 | 約30分~1時間後 |
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| 効果のピーク | 約2時間~4時間後 |
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| 効果の持続時間 | 約6時間~12時間 |
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ボルタレンエマルジェルは、塗布後、最短で約30分~1時間で効果が現れ始め、約2時間~4時間後にピークに達します。
痛みや炎症を抑える効果は約6時間~12時間持続します。
ただし、効果の発現時間や持続時間には症状や痛みの強さなどによって個人差があるため、ご注意ください。
作用機序(仕組み)
有効成分ジクロフェナクナトリウムを含むボルタレンエマルジェルは、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)という医薬品に分類されます。
ボルタレンエマルジェルの有効成分ジクロフェナクナトリウムは、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素の働きを阻害します。
シクロオキシゲナーゼは、体内で炎症反応や痛みの元となるプロスタグランジン(PG)の生成に関わっています。
痛覚に関わる神経が刺激されたり、外傷などにより細胞が損傷を受けると、細胞膜からアラキドン酸が放出されます。
シクロオキシゲナーゼが働き、アラキドン酸からプロスタグランジンが生成されます。
プロスタグランジンは、炎症(腫れや発赤)を引き起こしたり、痛みの感受性を高め、体温中枢に作用して発熱を引き起こします。
ボルタレンエマルジェルを使用することで血中に取り込まれたジクロフェナクナトリウムがシクロオキシゲナーゼの働きを阻害することで、プロスタグランジンの生成を減少させます。
結果として、プロスタグランジンが減少するため、炎症が抑えられ、痛みの感覚が弱まり、熱が下がるという仕組みです。
- 作用機序
- 有効成分ジクロフェナクナトリウムが体内に取り込まれる
- シクロオキシゲナーゼの働きを阻害する
- プロスタグランジンの生成が減少する
- 炎症・痛み・発熱が抑制される
ボルタレンエマルジェルの有効成分であるジクロフェナクナトリウムは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の中でもシクロオキシゲナーゼ阻害作用が強いとされています。
そのため、鎮痛作用や抗炎症作用がはっきり現れるのが特徴です。
ボルタレンエマルジェルの副作用
ボルタレンエマルジェルは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、皮膚炎や掻痒感、発赤などの症状とされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
通常、ボルタレンエマルジェルの効果が切れるとともに副作用も消失します。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
ボルタレンエマルジェルの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 皮膚 |
皮膚炎、掻痒感、発赤、皮膚のあれ、刺激感 |
水疱、色素沈着 |
光線過敏症、浮腫、腫脹、皮膚剥脱 |
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
※すべて頻度不明
ボルタレンエマルジェルの禁忌
ボルタレンエマルジェルには禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はボルタレンエマルジェルを使用できません。
- ボルタレンエマルジェルの禁忌
- ジクロフェナクナトリウムに対して過敏症の既往歴のある方
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)の方(既往歴のある方を含む)
ボルタレンエマルジェルの使用に注意が必要な方
ボルタレンエマルジェルには禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ボルタレンエマルジェルを使用する前に医師に相談してください。
- ボルタレンエマルジェルの使用に注意が必要な方
- 気管支喘息の方(ただし、アスピリン喘息の方やその既往歴のある方は禁忌)
- 皮膚感染症の方
- 妊婦(妊娠している可能性のある女性を含む)
- 小児等
ボルタレンエマルジェルの併用禁忌薬
ボルタレンエマルジェルには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
ボルタレンエマルジェルの併用注意薬
ボルタレンエマルジェルには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ボルタレンエマルジェルと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して使用する場合は、注意しながら使用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を使用している場合は、ボルタレンエマルジェルを使用する前に医師に相談してください。
- ボルタレンエマルジェルの併用注意薬
- ニューキノロン系抗菌薬
レボフロキサシン(クラビット等)
ボルタレンエマルジェルの基本的な注意事項
鎮痛・抗炎症剤による治療は、原因療法ではなく対症療法であることに注意してください。
目や粘膜への接触を避けてください。
表皮が欠損している場合に使用すると一時的にしみたり、ヒリヒリ感を引き起こすことがあるため、注意してください。
密封包帯法(ODT)での使用によって、全身的投与(経口剤、坐剤)と同様の副作用が発現する可能性があるため、密封包帯法では使用しないでください。
ボルタレンエマルジェルの保管方法
ボルタレンエマルジェルは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ボルタレンエマルジェルの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
ボルタレンエマルジェルに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ボルタレンエマルジェルの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
二重盲検試験を含む935例の臨床試験結果
二重盲検試験を含む935例の臨床試験結果より得られた適応疾患の改善率は下記の通りです。
疾患別改善率
| 疾患名 | 症例数 | 中等度改善以上(%) |
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| 変形性関節症 | 212例 | 135例(63.7%) |
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| 肩関節周囲炎 | 135例 | 81例(60.0%) |
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| 腱炎、腱鞘炎、腱周囲炎 | 127例 | 85例(66.9%) |
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| 上腕骨上顆炎 | 106例 | 70例(66.0%) |
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| 筋肉痛 | 205例 | 153例(74.6%) |
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| 外傷後の腫脹・疼痛 | 150例 | 117例(78.%) |
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