ラミシールスプレーの概要
- ラミシールスプレーの特徴
- 有効成分が皮膚に浸透し、角質層に長く留まって水虫を根本からケア
- 1日1回スプレーするだけで、患部に触れず衛生的に治療が可能
- 白癬・カンジダ・癜風など幅広い皮膚真菌症に対応し、2週間で効果を実感
ラミシールスプレーの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 患部全体に軽く噴霧する程度 |
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| 使用回数 | 1日1回 |
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| 使用期間 | 足白癬:4週間 その他の症状:2週間 |
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| 使用間隔 | 24時間以上空ける |
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| 使用タイミング | 入浴後の清潔な状態で使用 |
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| 食事の影響 | 食事の影響を受けにくい |
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ラミシールスプレーは、1日1回の使用で真菌症の治療に効果を発揮します。
使用時は、患部だけでなく、その周辺にもスプレーが行き渡るよう広めに噴霧してください。
足の指の間に使う際は2~3cm、体の皮膚などには5cm程度離した位置からスプレーすると、適切に塗布できます。
お風呂上がりは、皮膚が柔らかくなっており薬剤が浸透しやすくなるため、使用のタイミングとしておすすめです。
特に足白癬の治療では、症状がない側の足も含めて両足に使用することで、再発や感染の予防に役立ちます。
- 使い方の手順
- 使用前に患部とその周辺の皮膚を洗浄し、水分をよく拭き取って清潔にします。
- スプレーノズルを患部から適切な距離(足の指の間は約2~3cm、その他の部位は約5cm)に保ちます。
- 患部を中心に、その周囲にも広がるようにまんべんなくスプレーします。
- スプレー後は自然乾燥させ、薬液が皮膚になじむのを待ちます。
- スプレーを使用した後は、手をよく洗って清潔を保ちましょう。
- 毎日同じ時間帯に塗布を行い、症状ごとの使用期間を守って継続します。
手洗いの重要性

患部に触れた手をそのままにしておくと、他の部位へ真菌が拡がるおそれがあります。
ラミシールスプレーの塗布後や、患部に触れた際は、必ず石けんと水で手を丁寧に洗いましょう。
感染拡大を防ぐために、手指の衛生管理はとても重要です。
治療期間は自己判断で短縮しない
使用から1週間ほどで症状が緩和する場合もありますが、それで治療を止めてしまうと、残っていた真菌が再び増殖し、再発することがあります。
皮膚のターンオーバーに合わせて薬を使い続けることで、健康な皮膚が定着し、完治へと導かれます。
高齢者など新陳代謝が遅くなる場合は、治療期間が2~3か月に及ぶこともあるため、医師の指示に従いましょう。
食事による影響
ラミシールスプレーは外用薬であり、皮膚に直接塗布するタイプの医薬品です。
内服薬と異なり消化器官を通過しないため、食事の内容やタイミングが薬の効果に影響を与えることはありません。
したがって、食事前後を気にせず使用して問題ありません。
アルコール(お酒)による影響
ラミシールスプレーは外用薬であり、体内に吸収される量が極めて少ないため、通常の飲酒が薬効に与える影響はほとんどありません。
ただし、アルコールによって免疫機能が低下することや、皮膚の血流が変化することがあるため、過度の飲酒は控えた方が望ましいとされています。
水虫治療で効果を引き出すラミシールスプレーの使い方
ラミシールスプレーで水虫を効果的に治療するためには、塗布するタイミングや方法、塗る範囲といった基本的なポイントを理解しておくことが重要です。
塗布はお風呂上がりがベスト

お風呂上がりの温まった皮膚は角質が柔らかくなり、毛穴も開いた状態になります。
このタイミングでラミシールスプレーを使用すれば、有効成分が皮膚の奥まで浸透しやすくなります。
特に足裏の硬い皮膚には有効で、白癬菌の根を狙ってしっかりと成分が届きます。
塗る前には水分をよく拭き取り、乾いた状態にしてから使用してください。
真菌は付着してから皮膚に定着するまでに時間がかかります。
そのため、毎日の入浴やシャワーで肌を清潔に保つことが、感染予防と治療効果の向上に直結します。
ラミシールスプレーを使っている間は、こまめに汗や汚れを洗い流すよう心がけましょう。
なお、バスマットやスリッパなど、足が直接触れるものを他人と共有すると感染が広がる原因になります。
白癬菌は落ちた皮膚の中でも長く生き残り、接触によって再感染を引き起こします。
衛生状態を保つため、これらの道具は自分専用とし、定期的に交換・洗浄しましょう。
ラミシールスプレーの効果効能
- 適応症
- 白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬
- 皮膚カンジダ症:指間びらん症、間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)
- 癜風
ラミシールスプレーは、水虫や皮膚カンジダ症などの原因となる真菌の増殖を抑え、病原体そのものを死滅させる働きをあわせ持つ抗真菌薬です。
白癬菌やカンジダ菌の発育を妨げ、感染部位の症状を根本から改善に導きます。
1日1回、スプレーするだけで治療が可能で、患部に触れずに使えるため衛生的です。
毎日の継続使用により、症状の進行を抑えながら確実に改善を図ります。
治療期間の目安は、足白癬の場合で約4週間、股部白癬や皮膚カンジダ、癜風などその他の真菌症では約2週間です。
ただし、症状が進行している場合には、2か月以上の継続使用が必要となることもあります。
実際の効果については、下記のラミシールクリームにおける臨床成績をご確認ください。
有効成分も等しくテルビナフィン1%の外用薬ですので、ラミシールスプレーにも同様の効果を期待できます。

最長7週間塗布における有効性(176例)
| 疾患名 |
有効率 |
| 指間びらん症(カンジダ) |
100.0% |
| 体部白癬 |
96.3% |
| 股部白癬 |
93.8% |
| 癜風 |
90.9% |
| 間擦疹(乳児寄生菌性紅斑含む) |
87.5% |
| 足部白癬(手部白癬含む) |
75.8% |
作用機序(仕組み)
テルビナフィン塩酸塩は、真菌の細胞内に存在する酵素「スクアレンエポキシダーゼ」を選択的に阻害します。
これにより、真菌内ではスクアレンが異常に蓄積し、細胞膜に不可欠な成分であるエルゴステロールの合成が減少します。
結果として細胞膜が正常に保てなくなり、抗真菌作用を発揮します。
皮膚糸状菌に対しては、低濃度でも細胞膜を破壊する働きがあり、殺真菌作用が期待できます。
さらに、カンジダ・アルビカンスに対しては、低濃度で増殖を抑える効果が見られ、高濃度では細胞膜に直接ダメージを与えることで優れた抗真菌活性を示します。
ラミシールスプレーの副作用
ラミシールスプレーは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、そう痒症、紅斑、接触皮膚炎、発赤、刺激感などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
ラミシールスプレーの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
そう痒症、紅斑 |
- |
発疹、蕁麻疹、血管浮腫 |
| 適用部位 |
接触皮膚炎、発赤、刺激感 |
鱗屑、落屑、皮膚亀裂 |
湿疹、皮膚乾燥、疼痛、色素沈着、皮膚灼熱感 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
ラミシールスプレーの禁忌
ラミシールスプレーには禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はラミシールスプレーを使用できません。
ラミシールスプレーの使用に注意が必要な方
ラミシールスプレーには禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ラミシールスプレーを使用する前に医師に相談してください。
ラミシールスプレーの併用禁忌薬
ラミシールスプレーには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
ラミシールスプレーの併用注意薬
ラミシールスプレーには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)も指定されていません。
ラミシールスプレーの基本的な注意事項
本製品は点鼻薬ではありません。
鼻の中には使用しないでください。
顔や頭など、スプレーを吸い込む可能性のある部位にご使用の際は、誤って吸入しないようご注意ください。
誤って目に入った場合は、刺激を感じることがあります。
すぐに流水で目をよく洗い流してください。
ラミシールスプレーの保管方法
ラミシールスプレーは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ラミシールスプレーの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
ラミシールスプレーに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ラミシールスプレーの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
国内臨床試験①
テルビナフィン塩酸塩外用液1%を、1日1回塗布した際の有効性および安全性を検討した臨床試験において、63例の患者が対象となりました。
試験の結果、各疾患ごとの有効率は下記の通りです。
臨床試験成績(テルビナフィン外用液1%・1日1回塗布)
| 疾患・病型 |
有効率 |
症例数 |
| 足白癬 |
68.6% |
24/35例 |
| 体部白癬 |
89.9% |
8/9例 |
| 股部白癬 |
100% |
3/3例 |
| カンジダ性指間びらん |
100% |
2/2例 |
| カンジダ性間擦疹 |
80.0% |
8/10例 |
| 癜風 |
66.7% |
2/3例 |
全体での副作用発現率は3.2%(2/63例)で、いずれも刺激感によるものでした。
重篤な副作用は認められておらず、安全性にも良好な結果が示されています。
国内臨床試験②
テルビナフィン塩酸塩外用液1%を用いた1日1回塗布の治療において、49例の真菌症患者を対象に有効性および安全性が検討されました。
その結果、各疾患に対する有効率は次の通りです。
臨床試験成績(テルビナフィン外用液1%・1日1回塗布)
| 疾患・病型 |
有効率 |
症例数 |
| 足白癬 |
71.0% |
22/31例 |
| 体部白癬 |
33.3% |
1/3例 |
| 股部白癬 |
100% |
4/4例 |
| カンジダ性指間びらん |
100% |
1/1例 |
| カンジダ性間擦疹 |
100% |
1/1例 |
| 癜風 |
75.0% |
3/4例 |
副作用の発現率は4.1%(2/49例)であり、いずれも軽度な刺激感によるものでした。
重大な副作用は報告されておらず、安全性にも良好な結果が示されています。
その他
テルビナフィン塩酸塩外用液1%およびその基剤を使用し、健康な成人の背中の皮膚に対してパッチテストと光パッチテストを実施した結果、皮膚に対する感作性(アレルギー反応)は認められませんでした。