テルビシルクリームの概要
- テルビシルクリームの特徴
- 有効成分テルビナフィン塩酸塩を1%配合し、真菌に優れた抗菌効果を発揮
- 白癬(水虫・いんきんたむし)や皮膚カンジダ症、癜風などに幅広く対応
- サンファーマ製の海外ジェネリックで、高品質かつコストパフォーマンスも◎
| 商品名 |
テルビシルクリーム® 1% クリーム(Terbisil® 1% Krem) |
| 内容量 |
1箱1本(1%×30g×1本) |
| 有効成分 |
テルビナフィン(Terbinafine) |
| 医薬品分類 |
ラミシールクリームのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
抗真菌薬 |
| 適応症 |
白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬 皮膚カンジダ症:指間びらん症、間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む) 癜風 |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
サンタファーマ(Santa Farma Ilac) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
テルビシルクリームの現物サイズ
|
箱正面 |
チューブ正面 |
| 長辺 |
140.8mm |
137mm |
| 短辺 |
39.1mm |
34.4mm |
| 厚み |
24.1mm |
22mm |
| 重量 |
46.28g |
35.21g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
テルビシルクリームの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 患部に適量を薄く塗布 |
|---|
| 使用回数 | 1日1回 |
|---|
| 使用期間 | 足白癬:4週間(軽度の場合は1週間) 股部・体部白癬、癜風、皮膚カンジダ症:2週間 |
|---|
| 使用間隔 | 24時間以上空ける |
|---|
| 使用タイミング | 手指と患部を清潔にした後 |
|---|
| 食事の影響 | 外用のため影響を受けない |
|---|
| 留意点 | 目や粘膜への接触を避ける 症状が改善しても指示された期間は継続する |
|---|
テルビシルクリームは、真菌が原因の皮膚疾患に対して効果を発揮する外用薬です。
通常は1日1回、決まった時間に継続して使用します。使用前には患部と手指を清潔に保つことが重要です。
- 使い方の手順
- 水またはぬるま湯で患部と手をよく洗います。
- 洗浄後、水気をしっかりと拭き取ります。
- 患部を中心に、その周囲を含めた広めの範囲に薄く薬を塗布します。
- 塗り終えたら、手指に残った薬剤を必ず洗い流します。
- 毎日同じ時間帯に塗布を行い、症状ごとの使用期間を守って継続します。
なお、角質が厚く硬くなる重度の角質増殖型水虫には、テルビシルクリームに加えてラミシール錠を併用することで、より確実な治療効果が期待できます。
患部より広く塗る
真菌は目に見える症状の外側にも潜んでいることがあるため、見た目だけを基準に塗布範囲を限定すると、再発の原因になります。
患部の周囲にも薬を広めに塗ることで、潜在する真菌を取り除き、再感染のリスクを抑えることができます。
使用前の手洗いは重要
患部に触れた手をそのままにしておくと、他の部位へ真菌が拡がるおそれがあります。
テルビシルクリームの塗布後や、患部に触れた際は、必ず石けんと水で手を丁寧に洗いましょう。
感染拡大を防ぐために、手指の衛生管理はとても重要です。
治療期間は自己判断で短縮しない
使用から1週間ほどで症状が緩和する場合もありますが、それで治療を止めてしまうと残っていた真菌が再び増殖し、再発することがあります。
皮膚のターンオーバーに合わせて薬を使い続けることで、健康な皮膚が定着し、完治へと導かれます。
高齢者など新陳代謝が遅くなる場合は、治療期間が2~3か月に及ぶこともあります。
食事による影響
テルビシルクリームは外用薬であり、皮膚に直接塗布するタイプの医薬品です。
内服薬と異なり消化器官を通過しないため、食事の内容やタイミングが薬の効果に影響を与えることはありません。
したがって、食事前後を気にせず使用して問題ありません。
アルコール(お酒)による影響
テルビシルクリームは外用薬であり、体内に吸収される量が極めて少ないため、通常の飲酒が薬効に与える影響はほとんどありません。
ただし、アルコールによって免疫機能が低下することや、皮膚の血流が変化することがあるため、過度の飲酒は控えた方が望ましいとされています。
水虫治療における効果的な使い方
テルビシルクリームで水虫を効果的に治療するためには、塗布するタイミングや方法、塗る範囲といった基本的なポイントを理解しておくことが重要です。
塗布はお風呂上がりがベスト

お風呂上がりの温まった皮膚は角質が柔らかくなり、毛穴も開いた状態になります。
このタイミングでテルビシルクリームを使用すれば、有効成分が皮膚の奥まで浸透しやすくなります。
特に足裏の硬い皮膚には有効で、白癬菌の根を狙ってしっかりと成分が届きます。
塗る前には水分をよく拭き取り、乾いた状態にしてから使用してください。
真菌は付着してから皮膚に定着するまでに時間がかかります。
そのため、毎日の入浴やシャワーで肌を清潔に保つことが、感染予防と治療効果の向上に直結します。
テルビシルクリームを使っている間は、こまめに汗や汚れを洗い流すよう心がけましょう。
なお、バスマットやスリッパなど、足が直接触れるものを他人と共有すると感染が広がる原因になります。
白癬菌は落ちた皮膚の中でも長く生き残り、接触によって再感染を引き起こします。
衛生状態を保つため、これらの道具は自分専用とし、定期的に交換・洗浄しましょう。
塗布は患部の外側から中心へ
クリームを塗る際は、患部の外側から内側へ向けて円を描くようにやさしく塗ってください。
この順序を守ることで、菌が健常部位へ広がるのを防ぐことができます。
逆に、内側から外側へ塗ってしまうと、真菌を含む角質が周囲に広がる可能性があります。
さらに、片足だけに症状が出ていても、もう一方の足に白癬菌が潜んでいる場合は少なくありません。
テルビシルクリームは両足に塗布することで、見えない感染の芽も同時に除去でき、再発予防につながります。
短期間でしっかりと治療効果を得たい方には、両足への使用が推奨されます。
性器カンジダ治療における男女の使い分け

テルビシルクリームを使って性器カンジダを治療する場合は、男女それぞれの解剖構造や症状の違いを踏まえて、塗布範囲や方法を調整する必要があります。
男性と女性では発症の仕方も異なり、特に女性は重症化や再発が起こりやすいため、適切な処置を行うことが重要です。
男性が使用する場合:亀頭包皮炎への対処
男性の性器カンジダ症として代表的なのが「カンジダ性亀頭包皮炎」です。
亀頭や包皮にかゆみ・赤み・ただれが見られたら、この症状が疑われます。
1日1回、清潔にした患部にテルビシルクリームを塗り、2週間の継続が目安です。
通気性の良い下着を選び、患部を蒸らさない工夫も有効です。
治療中は陰茎や陰嚢など、患部だけでなく周囲の広い範囲に塗るようにしてください。
女性が使用する場合:外陰部のかゆみや発赤に
女性の場合は、「外陰カンジダ症」に対してテルビシルクリームを使用します。
塗布部位は大陰唇・陰核などの外性器で、腟内には使用できません。
1日1回、2週間を目安に継続使用し、患部は石鹸などで刺激を与えないようやさしく洗いましょう。
蒸れを防ぐために通気性の良い服装を心がけることも大切です。
腟カンジダを併発している場合は、外陰部に症状が出ている場合、腟内にも感染が及んでいる可能性があります。
ヨーグルト様のおりもの、腟のかゆみ、排尿時の痛みなどがある場合は、腟カンジダ症を疑いましょう。
その際は、腟用の抗真菌薬(例:ラミシール腟錠)を併用する必要があります。
自己判断せず、医師または薬剤師に相談することをおすすめします。
テルビシルクリームを使用しても症状が数日経っても軽快しない場合は、カンジダ以外の疾患である可能性も考えられます。
その場合はただちに使用を中止し、皮膚科または泌尿器科・婦人科を受診してください。
いんきんたむし(股間の白癬)に対する塗り方
股間の白癬、いわゆるいんきんたむしを治療する際には、1日1回、足の付け根から太ももの内側まで、清潔にした肌へ2週間継続して塗布します。
症状は赤みが円を描くように広がり、健常な皮膚との境界が明瞭なことが特徴です。
多くの人が目に見える赤みにだけ薬を塗りがちですが、実際には原因となる白癬菌はその外側にも広がっている可能性があります。
クリームを患部だけに塗ると、菌が残りやすく再発の原因になるため注意が必要です。
確実な治療を行うには、症状が見える範囲よりもさらに広く、ひとまわり外側から塗布することが推奨されます。
また、足白癬と同様に外側から内側へ向かって円を描くように塗ることで、真菌の拡散を防げます。
使用に適さない症状と対処法
テルビシルクリームは、爪水虫(爪白癬)や角質増殖型の水虫など、皮膚が硬化している部位には適していません。
こうした症状は外用薬の浸透が難しく、クリームだけでは十分な効果が期待できません。
爪や厚くなった角質には、内服薬や専用の外用液剤との併用が有効です。
症状が広範囲または慢性的な場合には、医師の診察を受け、適切な治療法を選択しましょう。
テルビシルクリームの効果効能
- 適応症
- 白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬
- 皮膚カンジダ症:指間びらん症、間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)
- 癜風

テルビシルクリームは、水虫(白癬)、皮膚カンジダ症、癜風など、真菌が原因の皮膚疾患に幅広く対応する外用抗真菌薬です。
1日1回の塗布で優れた浸透力を発揮し、足や股間、体幹部などの気になる症状を根本からケアします。
臨床試験では、股部白癬・間擦疹・癜風などで90%前後の高い有効率を記録しており、再発しやすい症状にも安定した効果が期待できます。
真菌の根まで有効成分を届ける処方設計により、短期間での改善をサポートします。
患部より広めに塗布することで、見えない範囲に潜む菌も逃さず、再発予防にもつながります。
下記の表は、先発医薬品ラミシールクリームの臨床試験の成績になります。
テルビシルクリームも同じ有効成分テルビナフィンを1%含んでいるため、同様の結果を期待できます。

テルビシルクリームの最長7週間塗布における有効性(176例)
| 疾患名 |
有効率 |
| 指間びらん症(カンジダ) |
100.0% |
| 体部白癬 |
96.3% |
| 股部白癬 |
93.8% |
| 癜風 |
90.9% |
| 間擦疹(乳児寄生菌性紅斑含む) |
87.5% |
| 足部白癬(手部白癬含む) |
75.8% |
テルビシルクリームは、指間びらん症(カンジダ)に対して特に高い有効率を示した外用抗真菌薬です。
臨床試験では指間びらん症(カンジダ)100.0%、体部白癬96.3%、股部白癬93.8%と、非常に良好な治療成績が確認されています。
体部白癬や指間びらん症など、その他の皮膚真菌症にも幅広く効果を発揮します。
すべての病型で8~9割前後の有効率が得られており、信頼性の高い治療薬といえます。
足白癬に対しても75.8%の有効率を示しており、慢性的な症状にも対応可能です。
クリームと外用液の併用や症状に応じた選択で、さまざまな部位の水虫治療に活用できます。
作用機序(仕組み)
テルビナフィン塩酸塩は、真菌細胞内に存在する酵素「スクアレンエポキシダーゼ」の働きを選択的に阻害します。
この作用により、スクアレンの蓄積とエルゴステロールの減少が引き起こされ、真菌の増殖を抑える抗真菌作用を示します。
皮膚糸状菌に対しては、低濃度でも細胞膜構造を破壊することで殺菌的に作用します。
また、カンジダ菌(C. albicans)に対しては、低濃度では発育を抑える効果があり、高濃度になると細胞膜を直接傷害することで、より強い抗真菌活性を発揮します。
テルビシルクリームの副作用
テルビシルクリームは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、そう痒症、紅斑、接触皮膚炎、発赤、刺激感などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
テルビシルクリームの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
そう痒症、紅斑 |
- |
発疹、蕁麻疹、血管浮腫 |
| 適用部位 |
接触皮膚炎、発赤、刺激感 |
鱗屑、落屑、皮膚亀裂 |
湿疹、皮膚乾燥、疼痛、色素沈着、皮膚灼熱感 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
テルビシルクリームの禁忌
テルビシルクリームには禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はテルビシルクリームを使用できません。
テルビシルクリームの使用に注意が必要な方
テルビシルクリームには禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、テルビシルクリームを使用する前に医師に相談してください。
テルビシルクリームの併用禁忌薬
テルビシルクリームには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
テルビシルクリームの併用注意薬
テルビシルクリームには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)も指定されていません。
テルビシルクリームの基本的な注意事項
テルビシルクリームは眼科用としては使用されないため、角膜や結膜には使用しないように注意してください。
誤って目に入った場合は、刺激感や異物感が現れることがありますので、すぐに流水で十分に洗い流してください。
テルビシルクリームの保管方法
テルビシルクリームは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- テルビシルクリームの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
テルビシルクリームに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
保管に適した場所の例
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
テルビシルクリームの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
テルビシルクリームは、先発医薬品である「ラミシールクリーム」のジェネリック医薬品であるため、ラミシールクリームの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内第Ⅱ相試験①
- 国内第Ⅱ相試験②
- 国内第Ⅲ相試験
- 国内一般臨床試験
- 忍容性試験
- 用量反応探索試験
- 無作為平行用量反応試験
- 比較試験
- 使用成績調査・特別調査・市販後臨床試験
国内第Ⅱ相試験①
足白癬、体部白癬、股部白癬の患者33例を対象に、ラミシールクリームを1日1回塗布することで有効性と安全性を検討しました。
その結果、有効率(「有効」以上の割合)は足白癬で81.8%、体部白癬で91.7%、股部白癬で90.0%を示し、副作用は確認されませんでした。
ラミシールクリームの有効性と安全性に関する臨床データ
| 疾患名 |
有効率(「有効」以上) |
| 足白癬 |
81.8% |
| 体部白癬 |
91.7% |
| 股部白癬 |
90.0% |
国内第Ⅱ相試験②
白癬(足部・体部・股部)や皮膚カンジダ症、癜風の患者315名を対象に、1日1回または2回の塗布で有効性・安全性を比較しました。
全疾患で1回群と2回群の間に統計的な有意差は見られず、いずれも高い有効率を示しました。
1回塗布と2回塗布による有効率と安全性(315例の比較試験)
| 疾患名 |
1日1回塗布群 |
1日2回塗布群 |
| 足部白癬 |
72.2% |
78.4% |
| 体部白癬 |
75.0% |
82.6% |
| 股部白癬 |
90.2% |
87.5% |
| 指間びらん症(カンジダ) |
60.0% |
81.8% |
| 間擦疹(乳児寄生菌性紅斑含む) |
89.7% |
88.2% |
| 癜風 |
93.3% |
86.5% |
副作用の発現率
・1回塗布群:2.7%(4/148例)
・2回塗布群:3.6%(6/167例)
主な副作用は、接触皮膚炎・発赤・かゆみ・紅斑など軽微なものにとどまり、いずれの群でも重篤な副作用は見られませんでした。
用法・用量
本剤の承認された使用法は「1日1回患部に塗布すること」です。
国内第Ⅲ相試験
白癬(足部、体部、股部)や皮膚カンジダ症(指間びらん症、間擦疹)、癜風の患者544名を対象に、ラミシール(265例)とビフォナゾール(279例)の1日1回塗布による有効性と安全性を比較しました。
有効率(「有効」以上)は下記の通りです。
ラミシールクリームとビフォナゾールクリームの有効性と安全性の比較試験(544例)
| 疾患名 |
ラミシール群 |
ビフォナゾール群 |
| 足部白癬 |
73.2% |
74.2% |
| 体部白癬 |
81.6% |
77.3% |
| 股部白癬 |
92.1% |
74.3% |
| 指間びらん症 |
85.7% |
90.5% |
| 間擦疹(乳児寄生菌性紅斑含む) |
94.9% |
80.0% |
| 癜風 |
80.6% |
84.6% |
副作用について
ラミシール群の副作用発現率は1.1%(3/265例)でした。主な副作用は、発赤の悪化、掻痒感(かゆみ)や刺激感で、それぞれ0.4%(1/265例)に見られました。
国内一般臨床試験
足部白癬、体部白癬、股部白癬、皮膚カンジダ症、間擦疹、癜風の患者176例を対象に、ラミシールクリームを1日1回、最長7週間塗布した際の有効性と安全性を検討しました。
その結果、有効率(「有効」以上)は下記の通りとなり、いずれの疾患でも高い菌陰性化率と有効率が認められました。
ラミシールクリームの最長7週間塗布における有効性と安全性(176例)
| 疾患名 |
有効率 |
| 指間びらん症(カンジダ) |
100.0% |
| 体部白癬 |
96.3% |
| 股部白癬 |
93.8% |
| 癜風 |
90.9% |
| 間擦疹(乳児寄生菌性紅斑含む) |
87.5% |
| 足部白癬(手部白癬含む) |
75.8% |
副作用について
副作用の発現率は1.9%(3/176例)であり、いずれも軽度の接触皮膚炎(1.9%)でした。
忍容性試験
皮膚刺激性試験(ラミシールクリーム 1%)
健常人20例に1%、2%および3%のテルビナフィン塩酸塩クリーム、クリーム基剤のみ、および対照薬を用い、クローズド・パッチテスト法にて22時間または46時間貼付した皮膚一次刺激性試験の結果、特に刺激性は認められませんでした。
また、2週間後においても影響は見られなかったことから、本薬は皮膚刺激性がないと考えられました。
光刺激性試験(ラミシールクリーム 1%)
健常人(予備試験3例、本試験24例)に、1%テルビナフィン塩酸塩クリーム、クリーム基剤のみおよび対照薬を用いて24時間のパッチテストを行い、剥離後の長波長紫外線照射による照射部位と非照射部位との比較判定の結果、2週後までの観察では国際接触皮膚炎研究班(ICDRG)の基準による(+)以上の陽性反応は認められず、本薬は光刺激性および光感作性のいずれも有さないと考えられました。
皮膚刺激性及び光刺激性試験(ラミシール外用液 1%)
健常人24例を対象に皮膚刺激性試験(クローズド・パッチテスト:24時間貼付後、貼付開始時から起算して48、72時間、1、2週間に判定)および光パッチテスト(24時間貼付後に長波長紫外線を照射し、貼付開始時から起算して24、48、72時間、1、2週間に判定)を実施しました。
その結果、皮膚刺激性はエコナゾール液と同程度であり、光刺激性、皮膚感作性および光感作性は認められませんでした。
なお、テルビナフィン塩酸塩液の比較薬剤は以下のとおりです:テルビナフィン塩酸塩液基剤(プラセボ基剤)、テルビナフィン塩酸塩クリーム、エコナゾール液、ビフォナゾール液、ブテナフィン液、トルナフタート液、局方エタノール、局方精製水、および無処置群。
用量反応探索試験
前期第Ⅱ相試験①(1日2回塗布)
皮膚真菌症患者643例(解析対象629例)を対象に、テルビナフィン塩酸塩1%クリームを1日2回塗布(足白癬は4週間、その他は2週間)した試験では、以下のような有効率が得られました。
| 疾患名 |
有効率 |
| 足白癬 |
73.4% |
| 体部白癬 |
87.4% |
| 股部白癬 |
90.1% |
| カンジダ性指間びらん症 |
81.3% |
| 間擦疹型皮膚カンジダ症 |
89.4% |
| 癜風 |
87.4% |
前期第Ⅱ相試験②(1日1回塗布)
生毛部白癬患者22例と足白癬患者11例の計34例(解析対象33例)を対象に、1日1回塗布(それぞれ2週間および4週間)した結果は以下の通りです。
| 疾患名 |
有効率 |
| 足白癬 |
81.8% |
| 体部白癬 |
91.7% |
| 股部白癬 |
90.0% |
この試験では副作用は報告されておらず、1日1回塗布でも1日2回塗布と同等の有効性と安全性が示唆されました。
参考:1週間塗布と4週間塗布の比較試験(市販後試験)
足白癬患者43例を対象に、テルビナフィン塩酸塩クリーム1%を1日1回、1週間塗布した群と4週間塗布した群で比較した二重盲検試験では、治療開始4週間後の評価で以下の結果が得られました。
| 群 |
菌陰性化率 |
有効率(有効以上) |
| 1週間塗布群 |
65.0% |
60.0% |
| 4週間塗布群 |
63.2% |
63.2% |
両群間に統計的な有意差はなく、1週間の短期治療でも4週間治療と同等の効果が期待できることが示されました。短期治療は患者のコンプライアンス向上にも寄与する有用な選択肢と考えられます。
無作為平行用量反応試験
後期第Ⅱ相試験(ラミシールクリーム 1%)
白癬、カンジダ症および癜風の患者328例(解析対象315例)を対象に、1日1回塗布群と1日2回塗布群による二重盲検試験を実施しました(足白癬は4週間、それ以外の疾患は2週間塗布)。
その結果、いずれの疾患においても両群ともに優れた有効率を示し、両群間に統計的な有意差は認められませんでした。
| 塗布頻度 |
副作用発現率 |
| 1日1回塗布群(148例) |
2.7%(4例) |
| 1日2回塗布群(167例) |
3.6%(6例) |
副作用の頻度にも有意差は認められず、1日1回塗布であっても、2回塗布と同等の効果と安全性が確認されました。
比較試験(ラミシールクリーム 1%:ビホナゾール 1%クリーム)
白癬、カンジダ症、癜風の患者566例(解析対象510例)を対象に、テルビナフィン塩酸塩1%クリーム群(278例)と、対照薬であるビホナゾール1%クリーム群(288例)との比較試験を実施しました(白癬は4週間、その他は2週間投与)。
このwell-controlled comparative study※において、ラミシールクリームは有効性・安全性の両面で有用性が確認されました。
※:well-controlled comparative study(適切に管理された比較試験)とは、信頼性の高い科学的データを得るために、統制(コントロール)を十分に行って実施される比較研究のことです。特に医薬品の効果や安全性を検証する臨床試験などで使われる用語です。
比較試験
後期第Ⅱ相試験(ラミシールクリーム 1%)
白癬、カンジダ症および癜風の患者328例(解析対象315例)を対象に、1日1回塗布群と1日2回塗布群による二重盲検試験を実施しました(足白癬は4週間、それ以外の疾患は2週間塗布)。
その結果、いずれの疾患においても両群ともに優れた有効率を示し、両群間に統計的な有意差は認められませんでした。
| 塗布頻度 |
副作用発現率 |
| 1日1回塗布群(148例) |
2.7%(4例) |
| 1日2回塗布群(167例) |
3.6%(6例) |
副作用の頻度にも有意差は認められず、1日1回塗布であっても、2回塗布と同等の効果と安全性が確認されました。
比較試験(ラミシールクリーム 1%:ビホナゾール 1%クリーム)
白癬、カンジダ症、癜風の患者566例(解析対象510例)を対象に、テルビナフィン塩酸塩1%クリーム群(278例)と、対照薬であるビホナゾール1%クリーム群(288例)との比較試験を実施しました(白癬は4週間、その他は2週間投与)。
このwell-controlled comparative studyにおいて、ラミシールクリームは有効性・安全性の両面で有用性が確認されました。
使用成績調査・特別調査・市販後臨床試験
使用成績調査(ラミシールクリーム 1%・外用液 1%)
使用成績調査により収集された7,873例のうち、安全性解析の対象はラミシールクリーム1%で6,060例、ラミシール外用液1%で1,336例でした。両剤を合わせた有効性解析対象は7,191例でした。
患者背景
| 項目 |
内容 |
| 性別 |
男性 51.9%、女性 48.1% |
| 年齢分布 |
0歳~98歳(65歳以上が27.3%と最多) |
| 使用理由 |
白癬 86.1%、皮膚カンジダ症 7.6%、癜風 2.6% |
| 投与前の重症度 |
重症 5.5%、中等症 64.7%、軽症 29.8% |
用法・用量
1日の平均塗布回数は「1回」が63.4%と最も多く、「2回以上」が36.5%でした。
投与期間は「4週未満」が39.0%と最も多く、「8週以上」の長期投与は29.2%でした。
有効性
7,191例中、無効と判定されたのは418例であり、無効率は5.8%と低い結果でした。特に問題となる要因は認められませんでした。