ボルタレンの概要
- ボルタレンの特徴
- ボルタレンは有効成分「ジクロフェナクナトリウム」を含んだ、内服薬タイプの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- 大手製薬会社「ノバルティス」が製造している先発医薬品
- 「鎮痛作用・抗炎症作用・解熱作用」は数多くの臨床試験や治療実績で証明済み
ボルタレンの現物サイズ
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箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
86.9mm |
78.1mm |
7.2mm |
| 短辺 |
45.8mm |
31.6mm |
7.2mm |
| 厚み |
21.7mm |
4.3mm |
3.4mm |
| 重量 |
16.04g |
2.53g |
0.14g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ボルタレンの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
鎮痛・消炎を目的とした用法・用量
| 1回の用量 | 25mg錠の場合:1錠~2錠 ジクロフェナクナトリウムとして25mg~50mg |
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| 服用回数 | 1日3回まで ※1日最大ジクロフェナクナトリウムとして75mg~100mgまでが上限 |
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| 服用間隔 | 約6時間~8時間空ける |
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解熱・鎮痛を目的とした用法・用量
| 1回の用量 | 25mg錠の場合:1錠~2錠 ジクロフェナクナトリウムとして25mg~50mg |
|---|
| 服用回数 | 1日2回まで ※1日最大ジクロフェナクナトリウムとして75mg~100mgまでが上限 |
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| 服用間隔 | 約6時間~8時間空ける |
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ボルタレンの1錠中には有効成分ジクロフェナクナトリウムが25mg含まれています。
1日あたりの用量は3錠~4錠(ジクロフェナクナトリウムとして75mg~100mg)が上限です。
鎮痛・消炎目的でボルタレンを服用する場合は、約6時間~8時間の間隔を空けて、1日3回(朝・昼・晩)まで服用できます。
基本的な用量は1回1錠ですが、効き目が不十分な場合は、1日の内1回分だけ2錠服用できます。
解熱・鎮痛目的でボルタレンを服用する場合は、約6時間~8時間の間隔を空けて、1日2回まで服用できます。
基本的な用量は1回1錠ですが、効き目が不十分な場合は、1日の内1回分だけ2錠服用できます。
胃腸や肝臓に余計な負担をかけないため、痛みなどの症状がない場合は、服用を控えてください。
また、自己判断で服用量や服用回数を増やさないでください。
ボルタレンは頓服薬のため、必要に応じて適切な用法・用量で服用しましょう。
食事による影響
ボルタレンは食事の影響を受けにくいため、食前食後にかかわらず、いつ服用しても効果にはほとんど影響がありません。
しかし、基本的には食後の服用が推奨されています。
食後に服用すると胃や腸など消化器への負担を軽減することができるからです。
消化器の副作用(食欲不振、悪心、腹痛など)が報告されているため、食後に服用することで胃への刺激が緩和され、これらの症状が軽減されやすくなります。
食前(空腹時)の服用は避けることが望ましいでしょう。
アルコール(お酒)による影響
アルコール(お酒)との併用による薬物相互作用は報告されていませんが、ボルタレンの服用中はアルコールの摂取を避けてください。
アルコールは胃の粘膜を刺激するため、ボルタレンの副作用である胃腸障害のリスクが高まる傾向があります。
特に、空腹時のボルタレンとアルコールの摂取は危険性が増すとされています。
また、ボルタレンとアルコールはどちらも肝臓で代謝されるため、同時に摂取すると肝臓への負担が増し、肝機能障害のリスクも高まるとされています。
少量のアルコールであれば大きな問題は生じませんが、念のため飲酒は控えた方が良いでしょう。
ボルタレンの効果効能
- 適応症
- 鎮痛・消炎:関節リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症、腰痛症、腱鞘炎、頸肩腕症候群、神経痛、後陣痛、骨盤内炎症、月経困難症、膀胱炎、前眼部炎症、歯痛、手術後、抜歯後
解熱・鎮痛:急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
ボルタレンには痛みを抑える「鎮痛作用」、炎症を抑える「抗炎症作用」、発熱を抑える「解熱作用」があります。
整形外科や内科、外科など幅広い分野でも処方されている代表的な鎮痛・抗炎症剤のひとつです。
主な効果
| 鎮痛作用 | 筋肉痛、関節痛、腰痛、頭痛、歯痛、手術後の痛みなどの症状 |
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| 抗炎症作用 | 関節炎、腱鞘炎、外傷後の炎症、打撲による腫れなどの症状 |
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| 解熱作用 | 風邪(急性上気道炎)による発熱などの症状 |
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ボルタレンは内服薬(飲み薬)タイプのため、全身に作用し、体中のあらゆる痛みや炎症、発熱の症状に効果的です。
即効性と持続性を兼ね備え、慢性的な痛みから急性の痛みにまで対応できることから、効果の汎用性に優れています。
効果の目安
| 効果の発現時間 | 約30分~1時間後 |
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| 効果のピーク | 約2時間後 |
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| 効果の持続時間 | 約8時間 |
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ボルタレンは、服用後、最短で約30分~1時間で効果が現れ始め、約2時間後にピークに達します。
痛みや炎症、発熱を抑える効果は約8時間持続します。
ただし、効果の発現時間や持続時間には症状や痛みの強さなどによって個人差があるため、ご注意ください。</p>
作用機序(仕組み)
有効成分ジクロフェナクナトリウムを含むボルタレンは、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)という医薬品に分類されます。
ボルタレンの有効成分ジクロフェナクナトリウムは、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素の働きを阻害します。
シクロオキシゲナーゼは、体内で炎症反応や痛みの元となるプロスタグランジン(PG)の生成に関わっています。
痛覚に関わる神経が刺激されたり、外傷などにより細胞が損傷を受けると、細胞膜からアラキドン酸が放出されます。
シクロオキシゲナーゼが働き、アラキドン酸からプロスタグランジンが生成されます。
プロスタグランジンは、炎症(腫れや発赤)を引き起こしたり、痛みの感受性を高め、体温中枢に作用して発熱を引き起こします。
ボルタレンを服用することで血中に取り込まれたジクロフェナクナトリウムがシクロオキシゲナーゼの働きを阻害することで、プロスタグランジンの生成を減少させます。
結果として、プロスタグランジンが減少するため、炎症が抑えられ、痛みの感覚が弱まり、熱が下がるという仕組みです。
作用機序
| ステップ | 内容 |
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| 1 | 有効成分ジクロフェナクナトリウムが体内に取り込まれる |
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| 2 | シクロオキシゲナーゼの働きを阻害する |
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| 3 | プロスタグランジンの生成が減少する |
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| 4 | 炎症・痛み・発熱が抑制される |
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ボルタレンの有効成分であるジクロフェナクナトリウムは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の中でもシクロオキシゲナーゼ阻害作用が強いとされています。
そのため、鎮痛作用や抗炎症作用がはっきり現れるのが特徴です。
ボルタレンの副作用
ボルタレンは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、食欲不振や悪心(吐き気)、嘔吐などの症状とされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
通常、ボルタレンの効果が切れるとともに副作用も消失します。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ボルタレンの副作用
| 部位 |
1%~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
| 消化器 |
食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛 |
腹痛、下痢、口内炎、口渇、便秘 |
消化性潰瘍、胃腸出血、吐血、下血、小腸・大腸の潰瘍、出血性大腸炎、クローン病又は潰瘍性大腸炎の悪化、膵炎、食道障害、胃炎 |
| 血液 |
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出血傾向 |
貧血、血小板機能低下(出血時間の延長) |
| 肝臓 |
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黄疸、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇 |
| 皮膚 |
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そう痒症 |
光線過敏症、多形紅斑、紫斑 |
| 過敏症 |
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発疹、顔面浮腫 |
蕁麻疹、喘息発作、アレルギー性紫斑、血管浮腫 |
| 精神神経系 |
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頭痛、眠気、めまい |
不眠、しびれ、神経過敏、振戦、錯乱、幻覚、痙攣、抑うつ、不安、記憶障害 |
| 感覚器 |
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視覚異常(霧視等)、耳鳴、味覚障害、聴覚障害 |
| 循環器 |
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動悸 |
血圧上昇、血圧低下、頻脈 |
| その他 |
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浮腫、全身けん怠感 |
発汗、脱毛、発熱、胸痛、血管炎 |
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ボルタレンの重大な副作用
- ショック
- アナフィラキシー
- 出血性ショック
- 穿孔を伴う消化管潰瘍
- 消化管の狭窄・閉塞
- 再生不良性貧血
- 溶血性貧血
- 無顆粒球症
- 血小板減少
- 中毒性表皮壊死融解症(TEN:Toxic Epidermal Necrolysis)
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーヴンス・ジョンソン症候群)
- 紅皮症(剥脱性皮膚炎)
- 急性腎障害(間質性腎炎、腎乳頭壊死等)
- ネフローゼ症候群
- 重症喘息発作(アスピリン喘息)
- 間質性肺炎
- うっ血性心不全
- 無菌性髄膜炎
- 重篤な肝機能障害
- 急性脳症
- 横紋筋融解症
- 心筋梗塞
- 脳血管障害
※すべて頻度不明
ボルタレンの禁忌
ボルタレンには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はボルタレンを服用できません。
- ボルタレンの禁忌
- ジクロフェナクナトリウムに対して過敏症の既往歴のある方
- 消化性潰瘍のある方
- 重篤な血液の異常のある方
- 重篤な心機能不全のある方
- 重篤な腎機能障害の方
- 重篤な肝機能障害の方
- 重篤な高血圧症の方
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)の方(既往歴のある方を含む)
- インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の方
- 妊婦(妊娠している可能性のある女性を含む)
- トリアムテレンを含む薬剤(トリテレン)を投与中の方
ボルタレンの服用に注意が必要な方
ボルタレンには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ボルタレンを服用する前に医師に相談してください。
- ボルタレンの服用に注意が必要な方
- 消耗性疾患の方
- 消化性潰瘍の既往歴のある方
- PDE5阻害薬(他の勃起不全治療薬)を服用中の方
- 血液の異常のある方(既往歴のある方を含む)(ただし、重篤な血液の異常のある方は禁忌)
- 出血傾向のある方
- 高血圧症の方(ただし、重篤な高血圧症の方は禁忌)
- 心機能障害のある方(ただし、重篤な心機能不全のある方は禁忌)
- 全身性エリテマトーデス(SLE)の方
- 気管支喘息の方(ただし、アスピリン喘息の方やその既往歴のある方は禁忌)
- 潰瘍性大腸炎の方
- クローン病の方
- 消化管手術後の方
- 食道通過障害の方
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある方で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている方
- 感染症を合併している方
- 腎血流量が低下しやすい方
- 腎機能障害の方(既往歴のある方を含む)(ただし、重篤な腎機能障害の方は禁忌)
- 肝機能障害の方(既往歴のある方を含む)(ただし、重篤な肝機能障害の方は禁忌)
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
ボルタレンの併用禁忌薬
ボルタレンには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とボルタレンは併用して服用できません。
- ボルタレンの併用禁忌薬
- 利尿薬(血圧降下薬)
トリアムテレン(トリテレン等)
ボルタレンの併用注意薬
ボルタレンには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ボルタレンと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ボルタレンを服用する前に医師に相談してください。
- ボルタレンの併用注意薬
- 抗真菌薬
ボリコナゾール(ブイフェンド等)
- ニューキノロン系抗菌薬
レボフロキサシン(クラビット等)
- 躁病・躁状態治療薬(気分安定薬)
炭酸リチウム(リーマス等)
- 強心配糖体製剤(強心薬)
ジゴキシン(ラニラピッド等)
- 抗リウマチ薬
メトトレキサート(リウマトレックス等)
- 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)
サリチル酸(アスピリン等)
ロキソプロフェンナトリウム水和物(ロキソニン等)
セレコキシブ(セレコックス等)
ナプロキセン(ナイキサン等)
- 副腎皮質ホルモン薬
プレドニゾロン(プレドニン等)
- 降圧薬(β-遮断薬、ACE阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬等)
アムロジピン(ノルバスク、アムロジン等)
カプトプリル(カプトリル等)
ペリンドプリルエルブミン(コバシル等)
ロサルタン(ニューロタン等)
バルサルタン(ディオバン等)
カンデサルタン(ブロプレス等)
オルメサルタン(オルメテック等)
- 利尿薬
ヒドロクロロチアジド(プレミネント、エカード、コディオ等)
フロセミド(ラシックス等)
- カリウム保持性利尿薬
スピロノラクトン(アルダクトン等)
カンレノ酸(ソルダクトン等)
- 抗アルドステロン薬(高血圧症治療薬)
エプレレノン(セララ等)
- 抗凝固薬(ワルファリンカリウム製剤)
ワルファリン(ワーファリン等)
レビパリン(クリバリン)
エノキサパリン(クレキサン)
- 抗血小板薬
クロピドグレル(プラビックス等)
- 肝類洞閉塞症候群治療薬
デフィブロチド(デファイテリオ等)
- 免疫抑制薬
シクロスポリン(ネオーラル等)
- 月経困難症治療薬
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール(ヤーズ等)
- 高コレステロール血症治療薬
コレスチラミン(クエストラン等)
- 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
フルボキサミンマレイン酸塩(デプロメール、ルボックス等)
パロキセチン(パキシル等)
ボルタレンの基本的な注意事項
他の鎮痛・抗炎症剤との併用は避けることが望ましいとされています。
鎮痛・抗炎症剤による治療は、原因療法ではなく対症療法であることに注意してください。
過度の体温下降や虚脱、四肢冷却などが現れることがあるため、特に高熱を伴う幼小児および高齢者または消耗性疾患の方は、服用後の状態に十分注意してください。
重篤な肝機能障害が現れることがあるため、健康状態を十分に観察してください。
特に、連連続して服用する場合は、定期的に肝機能検査などを受けて健康状態を確認してください。
ボルタレンの服用中に眠気やめまい、霧視が認められているため、高所作業や自動車の運転、危険を伴う機械の操作に従事する場合は、注意してください。
慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対しボルタレンを服用する場合は、下記の事項を考慮してください。
- 慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)
- 長期間服用する場合は、定期的に尿検査や血液検査、肝機能検査などを行うこと
- 薬物療法以外の療法も考慮すること
急性疾患に対しボルタレンを服用する場合は、下記の事項を考慮してください。
- 急性疾患
- 急性炎症や疼痛、発熱の程度を考慮して服用すること
- 原則として同一薬剤の長期間の服用を避けること
- 原因療法があればこれを行い、ボルタレンを漫然と服用しないこと
ボルタレンの保管方法
ボルタレンは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ボルタレンの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
ボルタレンに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ボルタレンの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
二重盲検比較試験を含む国内臨床試験
二重盲検比較試験10試験を含む国内127施設における臨床適用例総計2,889例中、臨床効果についての判定が行われた2,690例での本剤の有効率(著効+有効)は70%でした。
1日投与量並びに投与回数は、それぞれ75mg~100mg/日、3回~4回/日が大半を占め、また投与日数は1日~559日間でした。
本剤の承認適応疾患における疾患別有効率は、下記の通りです。
疾患別有効率
| 疾患名 |
例数 |
有効 |
有効率(%) |
| 関節リウマチ |
93例 |
43例 |
51.6% |
| 変形性関節症 |
188例 |
117例 |
62.2% |
| 変形性脊椎症 |
94例 |
63例 |
67.0% |
| 腰痛症 |
248例 |
158例 |
63.7% |
| 腱鞘炎 |
26例 |
15例 |
57.7% |
| 頸肩腕症候群 |
76例 |
42例 |
55.3% |
| 神経痛 |
70例 |
51例 |
72.9% |
| 後陣痛 |
91例 |
67例 |
73.6% |
| 骨盤内炎症 |
101例 |
67例 |
66.3% |
| 月経困難症 |
52例 |
42例 |
80.8% |
| 膀胱炎 |
170例 |
113例 |
66.5% |
| 前眼部炎症 |
94例 |
72例 |
76.6% |
| 手術後の疼痛・炎症 |
202例 |
146例 |
72.3% |
| 抜歯後の疼痛・炎症 |
345例 |
284例 |
82.3% |