ビラスチヒールの概要
- ビラスチヒールの特徴
- 有効成分ビラスチンを含有する、アレルギー性疾患治療薬
- アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒などの症状改善に用いられる
- 通常、成人では1回20mgを1日1回、空腹時に服用する医薬品
ビラスチヒールの現物サイズ
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シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
97.2mm |
5.8mm |
| 短辺 |
41.7mm |
5.8mm |
| 厚み |
4.3mm |
3.1mm |
| 重量 |
2.17g |
0.01g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
SP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ビラスチヒールの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 1錠 ビラスチンとして20mg |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
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| 服用タイミング | 空腹時 |
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| 食事の影響 | 食事の影響を受ける(吸収が低下する) |
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| 留意点 | 効果が認められない場合、漫然と長期投与しない アレルギー検査の3~5日前から服用を控える |
|---|
ビラスチヒールは、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などの症状をやわらげるお薬です。
飲み方を正しく守ることで、しっかりとした効果が期待できます。
ビラスチヒールは、1日1回、空腹時に1錠(20mg)を服用します。
1回の服用で効果が約24時間続くため、1日を通して快適に過ごすことができます。
大きくて飲みにくいと感じる方は、半分に割って服用できます。
上手く分割できない場合には、ピルカッターを用いることで正確に分割することができます。
花粉症対策として飲む場合
ビラスチヒールは、花粉症の症状が出る前から飲み始めると、予防的な効果が期待できます。
花粉の飛び始める時期の少し前から服用を始め、シーズンが終わるまで継続して飲み続けるのがポイントです。
花粉の飛散情報をこまめにチェックし、早めに飲み始めることで、つらい症状の発症を抑える手助けになります。
食事による影響
ビラスチヒールは食事の影響を強く受けるお薬です。
特に食後すぐに服用すると、有効成分の吸収が大きく低下し、効果が弱まることがあります。
そのため、服用のタイミングとして空腹時が推奨されます。
アルコール(お酒)による影響
ビラスチヒールとアルコールの明確な相互作用は報告されていません。
ただし、ビラスチヒールはまれに眠気を引き起こすことがあり、お酒にも同様の作用があります。
併用すると眠気や注意力低下が強まる可能性があるため、基本的にアルコールとの併用を避けることが望ましいです。
ビラスチヒールの効果効能
- 適応症
- アレルギー性鼻炎
- 蕁麻疹
- 皮膚疾患(湿疹、皮膚炎、そう痒症)
ビラスチヒールは、第2世代の抗ヒスタミン薬として開発された医薬品で、花粉症をはじめとするアレルギー症状に幅広く対応します。
鼻づまりやくしゃみ、鼻水といったつらい症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑えることで、快適な日常生活をサポートします。
1日1回、朝1錠で約24時間作用が持続するため、日中に追加で薬を飲む必要はありません。
飲み直しの手間がなく、服薬スケジュールがシンプルに保てます。
効果の目安
| 効果の発現時間 | 約45分~1時間以内 |
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| 効果のピーク | 約1時間後 |
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| 効果の持続時間 | 約24時間 |
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速く効いて、眠くなりにくい
ビラスチヒールは花粉症治療薬に求められる条件をしっかりと満たしています。
下記のような特徴から、毎年の花粉シーズンに向けて選ばれる存在です。
- 特徴
- 服用しても眠くなりにくい
- すぐに効き始める即効性の高さ
- 1錠で約24時間効果が続く
- 毎日安心して継続できる安全性
市販・処方を問わず、花粉症の薬には「強く効くけど眠くなる」「眠気は少ないが効き目が弱い」といったトレードオフがよく見られます。
ビラスチヒールはその中間に位置し、有効性と眠気の少なさを両立させた設計が特長です。
ビラスチヒールに含まれる「ビラスチン」は、国内では先発医薬品の「ビラノア」としても知られる成分です。
日本人を対象にした臨床試験で、安全性と効果の両方が確認されており、信頼性の高い治療選択肢といえます。
ビラスチヒールは「非鎮静性」に分類され、眠気の副作用が非常に少ない抗ヒスタミン薬です。
実際の臨床データでも、服用の有無で眠気の出方に大きな差は見られませんでした。
そのため、眠気が起きやすい体質でない限り、自動車の運転や精密作業を行う方でも安心して使用できます。
眠気の少ない薬は効き目が短いことが多く、1日2回の服用が必要な製品もありますが、ビラスチヒールなら1日1回で済むため、飲み忘れの心配も軽減されます。
花粉症の治療を「続けやすく」「ストレスなく」するために、ビラスチヒールは非常に実用的な選択肢です。
作用機序(仕組み)
ビラスチヒールは、アレルギー症状の原因となる「ヒスタミンH1受容体」に選択的に結合し、その働きをブロックする抗ヒスタミン薬です。
ヒスタミンは、くしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー反応を引き起こす物質で、体内で受容体に結合することで症状が現れます。
ビラスチヒールはこの受容体に先回りして結合することで、ヒスタミンの作用を遮断し、アレルギー反応を抑えます。
また、ビラスチヒールは脳への移行が少なく、中枢神経系への影響(眠気など)も最小限に抑えられる設計です。
さらに、ヒスタミンだけでなく、好酸球の遊走やサイトカイン放出といったアレルギーに関連する反応にも抑制的に働き、抗アレルギー作用としての総合的な効果も期待できます。
ビラスチヒールの副作用
ビラスチヒールは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、眠気、頭痛、口渇、AST上昇、鼻乾燥などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ビラスチヒールの副作用
| 部位 |
1%未満 |
頻度不明 |
| 精神神経系 |
眠気、頭痛 |
めまい、不眠、不安 |
| 消化器 |
口渇、下痢、腹痛 |
胃不快感、口内乾燥、消化不良、胃炎、悪心 |
| 循環器 |
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右脚ブロック、洞性不整脈、心電図QT延長、心電図異常、頻脈、動悸 |
| 肝臓 |
AST上昇、γ-GTP上昇 |
ALT上昇 |
| 腎臓 |
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血中クレアチニン上昇 |
| 呼吸器 |
鼻乾燥 |
呼吸困難、鼻部不快感 |
| 過敏症 |
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発疹、そう痒症、血管性浮腫、多形紅斑 |
| その他 |
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耳鳴、発熱、体重増加、トリグリセリド上昇、無力症、口腔ヘルペス、食欲亢進、疲労 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
※すべて頻度不明
ビラスチヒールの禁忌
ビラスチヒールには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はビラスチヒールを服用できません。
ビラスチヒールの服用に注意が必要な方
ビラスチヒールには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ビラスチヒールを服用する前に医師に相談してください。
- ビラスチヒールの服用に注意が必要な方
- 腎機能障害のある方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
ビラスチヒールの併用禁忌薬
ビラスチヒールには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
ビラスチヒールの併用注意薬
ビラスチヒールには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ビラスチヒールと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ビラスチヒールを服用する前に医師に相談してください。
- ビラスチヒールの併用注意薬
- エリスロマイシンジルチアゼム
P糖蛋白の阻害により吸収率の増加に影響を及ぼし、本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある。
ビラスチヒールの基本的な注意事項
ビラスチヒールは、医師の指示に従って正しく服用してください。
自己判断で長期にわたって飲み続けることは避け、症状の変化があれば医師に相談しましょう。
服用しても症状が改善しない場合は、漫然と使用を続けず、再評価が必要です。
特に花粉症のような季節性の症状には、症状が出る少し前から飲み始めるのが効果的です。
アレルギー検査(皮内反応検査など)を予定している場合は、正確な結果に影響するため、検査の3~5日前からビラスチヒールの服用を控えるようにしてください。
他の薬(特にエリスロマイシンやジルチアゼム)と併用すると、体内での有効成分濃度が上がる可能性があります。
併用薬がある場合は、必ず事前に医師または薬剤師に伝えてください。
シート(錠剤が入っている包装)から薬を取り出して服用してください。
シートごと誤って飲み込むと、食道を傷つけるおそれがあります。
ビラスチヒールの保管方法
ビラスチヒールは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ビラスチヒールの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
ビラスチヒールに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ビラスチヒールの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
ビラスチヒールは、先発医薬品である「ビラノア」のジェネリック医薬品であるため、ビラノアの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 通年性アレルギー性鼻炎を対象とした国内第Ⅲ相二重盲検比較試験
- 慢性蕁麻疹を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相二重盲検比較試験
- 皮膚疾患に伴うそう痒を対象とした国内第Ⅲ相長期投与試験
通年性アレルギー性鼻炎を対象とした国内第Ⅲ相二重盲検比較試験
通年性アレルギー性鼻炎の患者を対象に、ビラスチン20mgを1日1回、2週間投与した国内第Ⅲ相試験が行われています。この試験では、鼻汁、くしゃみ発作、鼻閉、鼻内そう痒感を含む「総合鼻症状スコア」の変化量を評価しました。
その結果、ビラスチン20mg投与群では、プラセボ群と比較して総合鼻症状スコアが有意に低下し、通年性アレルギー性鼻炎の鼻症状に対する改善効果が確認されています。
| 対象 |
通年性アレルギー性鼻炎患者 |
| 試験方法 |
ビラスチン20mg、フェキソフェナジン塩酸塩、またはプラセボを2週間経口投与 |
| 主な評価項目 |
総合鼻症状スコア(鼻汁、くしゃみ発作、鼻閉、鼻内そう痒感)の期間平均変化量 |
| 結果 |
ビラスチン20mg群では、プラセボ群と比較して総合鼻症状スコアが有意に減少しました。 |
| 副作用 |
ビラスチン20mg群の副作用発現率は2.0%(5/255例)で、主な副作用は傾眠、下痢、鼻乾燥、円形脱毛症でした。 |
慢性蕁麻疹を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相二重盲検比較試験
慢性蕁麻疹の患者を対象に、ビラスチン20mgを1日1回、2週間投与した国内第Ⅱ/Ⅲ相試験が行われています。
この試験では、発斑とかゆみを含む「総合症状スコア」の変化量を評価しました。
その結果、ビラスチン20mg投与群では、プラセボ群と比較して総合症状スコアが有意に低下し、慢性蕁麻疹の症状に対する改善効果が確認されています。
| 対象 |
慢性蕁麻疹患者 |
| 試験方法 |
ビラスチン20mg、ビラスチン10mg、またはプラセボを2週間経口投与 |
| 主な評価項目 |
総合症状スコア(発斑、かゆみ)の期間平均変化量 |
| 結果 |
ビラスチン20mg群では、プラセボ群と比較して総合症状スコアが有意に減少しました。 |
| 副作用 |
ビラスチン20mg群の副作用発現率は2.0%(2/101例)で、血中ビリルビン増加および頭痛が各1.0%(1/101例)でした。 |
皮膚疾患に伴うそう痒を対象とした国内第Ⅲ相長期投与試験
皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒の患者を対象に、ビラスチン20mgを1日1回、52週間投与した国内第Ⅲ相長期投与試験が行われています。
この試験では、ビラスチン20mg投与により、かゆみスコアが投与早期からベースラインに比べて減少し、その効果は52週まで持続したと報告されています。
| 対象 |
皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒患者 |
| 試験方法 |
ビラスチン20mgを1日1回、52週間経口投与 |
| 主な評価項目 |
かゆみスコアの推移 |
| 結果 |
かゆみスコアは投与早期からベースラインに比べて減少し、52週まで持続しました。 |
| 副作用 |
副作用発現率は2.5%(5/197例)で、傾眠1.0%(2/197例)、AST増加、γ-GTP増加および夜間頻尿が各0.5%(1/197例)でした。 |