ランの概要
- ランの特徴
- ランソプラゾールを有効成分とするプロトンポンプ阻害薬
- 胃酸分泌を強力に抑制し、潰瘍や逆流性食道炎の治療に用いられる
- 1日1回投与で効果が持続し、ピロリ菌除菌療法にも使用される
| 商品名 |
ラン(Lan-30) |
| 内容量 |
1商品10カプセル(30mg×10カプセル×1シート) |
| 有効成分 |
ランソプラゾール(Lansoprazole) |
| 医薬品分類 |
タケプロンのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
プロトンポンプ阻害薬 |
| 適応症 |
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制 ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、免疫性血小板減少症、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
インタスファーマ(Intas Pharmaceuticals Ltd.) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後14日~28日前後で到着 |
ランの現物サイズ
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シート正面 |
カプセル剤正面 |
| 長辺 |
157.4mm |
14.1mm |
| 短辺 |
51.9mm |
5mm |
| 厚み |
5mm |
5mm |
| 重量 |
3.94g |
0.18g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
SP包装シート |
| 剤形タイプ |
ハードカプセル |
ランの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 30mgカプセル:1カプセル ランソプラゾールとして30mg |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用期間 | 胃潰瘍・吻合部潰瘍:8週間まで 十二指腸潰瘍:6週間まで |
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| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
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| 服用タイミング | 1日1回、毎日ほぼ同じ時間帯 |
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用法・用量
| 1回の用量 | 30mgカプセル:1/2カプセル ランソプラゾールとして15mg ※効果不十分な場合は30mgカプセル:1カプセル |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用期間 | 再発予防のため継続投与 |
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| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
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| 服用タイミング | 1日1回、毎日ほぼ同じ時間帯 |
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用法・用量
| 1回の用量 | 30mgカプセル:1カプセル ランソプラゾールとして30mg |
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| 服用回数 | 1日2回 |
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| 服用期間 | 7日間 |
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| 服用間隔 | 12時間以上空ける |
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| 服用タイミング | アモキシシリン水和物750mg(力価)およびクラリスロマイシン200mg(力価)と同時に服用 ※クラリスロマイシンは1回400mg(力価)1日2回を上限として増量することがある |
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ランは有効成分ランソプラゾールを含有するプロトンポンプ阻害薬です。
胃酸の分泌を抑えることで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの症状を改善します。
通常、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・吻合部潰瘍・Zollinger-Ellison症候群および逆流性食道炎では、30mgを1日1回服用します。
胃潰瘍および吻合部潰瘍は8週間まで、十二指腸潰瘍は6週間まで、逆流性食道炎は8週間までが目安です。
再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法では、15mgを1日1回服用します。
効果が不十分な場合には、30mgへ増量されることがあります。
ヘリコバクター・ピロリの除菌では、ラン30mgを1日2回、アモキシシリン水和物およびクラリスロマイシンと同時に7日間服用します。
除菌が不成功の場合には、クラリスロマイシンの代わりにメトロニダゾールを併用する二次除菌療法が行われます。
いずれの治療においても、毎日なるべく同じ時間に服用し、カプセルは噛まずにそのまま水またはぬるま湯で飲み込んでください。
食事による影響
ランは食事の影響を受ける可能性があります。
一般的には、胃酸分泌が活発になる食前に服用することで、より安定した効果が期待できます。
毎日同じタイミングで服用することが重要です。
服用時間が不規則になると、十分な効果が得られない場合があります。
アルコール(お酒)による影響
アルコールは胃粘膜を刺激し、胃酸分泌を促進させることがあります。
そのため、胃潰瘍や逆流性食道炎の治療中は、過度の飲酒は控えることが望ましいです。
飲酒により胃の不快感や胸やけが強くなる場合があります。
症状の改善を妨げる可能性があるため、治療期間中はできるだけ節度ある飲酒を心がけてください。
ランの効果効能
- 適応症
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制
ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、免疫性血小板減少症、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
ランは、有効成分ランソプラゾールを含有するプロトンポンプ阻害薬です。
胃酸の分泌を強力に抑えることで、下記の疾患に効果を発揮します。
主な適応は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群です。
また、ヘリコバクター・ピロリ感染に対する除菌療法の補助薬としても使用されます。
逆流性食道炎では、びらんや炎症の改善だけでなく、胸やけや呑酸などの不快な症状の軽減が期待できます。
さらに、再発・再燃を繰り返す症例では、維持療法として用いられることもあります。
ヘリコバクター・ピロリ除菌では、抗菌薬と併用することで除菌率を高め、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発予防に役立ちます。
作用機序(仕組み)
ランの有効成分ランソプラゾールは、胃の壁細胞に存在するプロトンポンプに作用します。
プロトンポンプは、胃酸分泌の最終段階を担う重要な酵素です。
ランソプラゾールはこのプロトンポンプを選択的に阻害することで、胃酸の分泌を持続的に抑制します。
その結果、過剰な胃酸によって傷ついた胃や食道の粘膜が修復しやすい環境が整います。
1日1回の服用で日中から夜間にかけて胃酸分泌を抑える作用が現れます。
この持続的な酸分泌抑制作用により、潰瘍の治癒促進や症状の改善が期待できます。
ランの副作用
ランは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、発疹、便秘、軟便などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
症状ごとに副作用が異なるため、分けてご紹介します。
一般的なランの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
発疹、そう痒 |
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多形紅斑 |
| 皮膚 |
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亜急性皮膚エリテマトーデス |
| 肝臓 |
AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇 |
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| 血液 |
好酸球増多 |
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| 消化器 |
便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、大腸炎(collagenous colitis等注3を含む) |
悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、カンジダ症、味覚異常、口内炎 |
舌炎 |
| 精神神経系 |
頭痛、眠気 |
うつ状態、不眠、めまい、振戦 |
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| その他 |
発熱、総コレステロール、尿酸の上昇 |
女性化乳房、浮腫、倦怠感、舌・口唇のしびれ感、四肢のしびれ感、筋肉痛、脱毛 |
かすみ目、脱力感、関節痛、低ナトリウム血症、低マグネシウム血症、低カリウム血症、低カルシウム血症 |
ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に用いる際の副作用
| 部位 |
5%以上 |
1%~5%未満 |
1%未満 |
| 消化器 |
軟便(13.7%)、下痢(9.1%) |
味覚異常、腹部膨満感 |
悪心、嘔吐、腹痛、便秘、口内炎、舌炎、口渇、胸やけ、胃食道逆流、食欲不振 |
| 肝臓 |
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AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTP、ビリルビンの上昇 |
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| 血液 |
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好中球減少、好酸球増多、白血球増多、貧血 |
血小板減少 |
| 過敏症 |
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発疹 |
そう痒 |
| 精神神経系 |
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頭痛、眠気、めまい、不眠、しびれ感、うつ状態 |
| その他 |
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トリグリセライド、尿酸の上昇、総コレステロールの上昇・低下、尿蛋白陽性、尿糖陽性 |
倦怠感 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ランの重大な副作用
- アナフィラキシー(全身発疹、顔面浮腫、呼吸困難等)、ショック
- 汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、顆粒球減少、血小板減少、貧血
- 肝機能障害
- 中 毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
- 間質性肺炎
- 尿細管間質性腎炎
- 視力障害
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
ランの禁忌
ランには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はランを服用できません。
- ランの禁忌
- ランソプラゾールの成分に対する過敏症の既往歴のある方
- リルピビリン塩酸塩を投与中の方
ランの服用に注意が必要な方
ランには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ランを服用する前に医師に相談してください。
- ランの服用に注意が必要な方
- 薬物過敏症の既往歴のある方
- 肝機能障害のある方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
ランの併用禁忌薬
ランには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とランは併用して服用できません。
- ランの併用禁忌薬
- リルピビリン塩酸塩エジュラント
リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下する可能性がある。
ランの併用注意薬
ランには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ランと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ランを服用する前に医師に相談してください。
ランの併用注意薬
| 薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
| テオフィリン |
テオフィリンの血中濃度が低下することがある。 |
本剤が肝薬物代謝酵素を誘導し、テオフィリンの代謝を促進することが考えられている。 |
| タクロリムス水和物 |
タクロリムスの血中濃度が上昇することがある。 |
本剤が肝薬物代謝酵素におけるタクロリムスの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。 |
ジゴキシン メチルジゴキシン |
左記薬剤の作用を増強する可能性がある。 |
本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
イトラコナゾール チロシンキナーゼ阻害剤 ゲフィチニブ ボスチニブ水和物 ニロチニブ塩酸塩水和物 エルロチニブ塩酸塩 アカラブルチニブ セリチニブ ダサチニブ水和物 ダコミチニブ水和物 ラパチニブトシル酸塩水和物 カプマチニブ塩酸塩水和物 |
左記薬剤の作用を減弱する可能性がある。 ボスチニブ水和物との併用は可能な限り避けること。 |
本剤の胃酸分泌抑制作用により左記薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
| 酸化マグネシウム |
酸化マグネシウムの緩下作用が減弱するおそれがある。 |
本剤の胃酸分泌抑制作用による胃内pH上昇により酸化マグネシウムの溶解度が低下するためと考えられる。 |
| ベルモスジルメシル酸塩 |
ベルモスジルメシル酸塩の血中濃度が低下する可能性がある。 |
本剤の胃酸分泌抑制作用による胃内pH上昇によりベルモスジルメシル酸塩の吸収が抑制されるおそれがある。 |
| メトトレキサート |
メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。 高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮すること。 |
機序は不明である。 |
フェニトイン ジアゼパム |
左記薬剤の作用を増強する可能性がある。 |
これらの薬剤の代謝、排泄が遅延することが類薬(オメプラゾール)で報告されている。 |
ランの基本的な注意事項
ランは胃酸分泌を強力に抑制するプロトンポンプ阻害薬です。
症状が改善した場合でも、自己判断で服用を中止せず、定められた期間は継続してください。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍に対しては、長期の使用経験が十分ではないため、維持療法としての漫然投与は望ましくありません。
定期的に症状の経過を確認しながら使用します。
逆流性食道炎の維持療法では、再発・再燃を繰り返す場合に限り使用されます。
寛解状態が長期にわたり継続している場合には、減量や中止が検討されることがあります。
非びらん性胃食道逆流症では、投与開始後2週間程度を目安に効果を確認します。
症状の改善がみられない場合には、他の原因が考えられるため治療方針の見直しが行われます。
本剤の投与により、胃癌や食道癌などの悪性疾患による症状が一時的に隠れる可能性があります。
持続する症状がある場合には、適切な検査により確認が行われます。
肝機能障害のある方では、本剤の代謝や排泄が遅延することがあります。
高齢者では生理機能の低下により、低用量から慎重に使用されることがあります。
ヘリコバクター・ピロリ除菌療法では、抗菌薬と併用します。
腹痛や頻回の下痢などの症状が現れた場合には、速やかに服用を中止し対応が必要となることがあります。
他の薬剤との相互作用が報告されているため、現在服用中の薬がある場合は事前に確認してください。
特にテオフィリン、タクロリムス、ジゴキシン、メトトレキサートなどとの併用には注意が必要です。
ランの保管方法
ランは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ランの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- カプセル剤を分割した状態で保管しないでください
ランに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ランの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
ランは、先発医薬品である「タケプロン」のジェネリック医薬品であるため、タケプロンの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 胃潰瘍および十二指腸潰瘍に対する第Ⅲ相臨床試験
- 逆流性食道炎に対する臨床試験
- ヘリコバクター・ピロリ除菌療法に関する臨床試験
胃潰瘍および十二指腸潰瘍に対する第Ⅲ相臨床試験
胃潰瘍および十二指腸潰瘍患者を対象に、ランソプラゾール30mgを1日1回投与した臨床試験が実施されています。
一定期間の投与により、内視鏡的に潰瘍の治癒が確認され、高い治癒率が報告されています。
胃潰瘍では8週間、十二指腸潰瘍では6週間までの投与により、多くの症例で潰瘍の改善が認められました。
自覚症状である上腹部痛や胸やけなどの症状も投与期間中に改善がみられています。
安全性の面では、主な副作用として下痢、便秘、発疹などが報告されています。
重篤な副作用の発現頻度は低く、全体として忍容性は良好であることが確認されています。
逆流性食道炎に対する臨床試験
逆流性食道炎患者を対象に、ランソプラゾール30mgを1日1回投与した臨床試験が実施されています。
8週間までの投与により、内視鏡的なびらんや炎症の改善が高率に認められました。
胸やけや呑酸などの自覚症状についても、投与開始後比較的早期から改善がみられ、日常生活の質の向上が確認されています。
再発・再燃を繰り返す症例では、15mgを1日1回投与する維持療法により、再発抑制効果が示されています。
安全性に関しては、頭痛、下痢、便秘などが主な副作用として報告されています。
重篤な副作用の発現頻度は低く、長期投与においても概ね良好な忍容性が確認されています。
ヘリコバクター・ピロリ除菌療法に関する臨床試験
ランソプラゾール30mgを1日2回、アモキシシリン水和物およびクラリスロマイシンと併用する3剤療法に関する臨床試験が行われています。
7日間の併用投与により、高い除菌率が報告されています。
一次除菌が不成功であった場合には、クラリスロマイシンの代わりにメトロニダゾールを併用する二次除菌療法が検討されています。
この方法でも一定の除菌効果が確認されています。
除菌療法では、軟便や下痢、味覚異常などの副作用が比較的多く報告されています。
多くは軽度から中等度であり、投与終了後に改善することが示されています。