ファモシッドの概要
- ファモシッドの特徴
- 有効成分ファモチジンを含有するH2受容体拮抗薬
- 胃酸の分泌を抑え、胃潰瘍や逆流性食道炎などに効果が現れる
- ガスター錠と同成分のジェネリック医薬品で、経済的負担を抑えられる
| 商品名 |
ファモシッド(FAMOCID™20) |
| 内容量 |
1商品14錠(20mg×14錠×1シート) |
| 有効成分 |
ファモチジン(Famotidine) |
| 医薬品分類 |
ガスターのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
胃酸分泌抑制薬 |
| 適応症 |
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群 胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善:急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期 |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
サンファーマ(Sun Pharmaceutical Industries Ltd.) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後14日~28日前後で到着 |
ファモシッドの現物サイズ
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
86.8mm |
7.3mm |
| 短辺 |
28.3mm |
7.3mm |
| 厚み |
4mm |
3.4mm |
| 重量 |
3.1g |
0.14g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ファモシッドの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 20mg錠の場合:1/2錠~1錠1錠 ファモチジンとして10mg~20mg |
|---|
| 服用回数 | 1日2回 |
|---|
| 服用タイミング | 朝食後、夕食後または就寝前 |
|---|
ファモシッドは、症状や治療目的に応じて服用量や回数が異なります。
通常はファモチジンとして1回20mgを1日2回、朝食後と夕食後に服用します。
また、服用方法として1回40mgを1日1回、就寝前にまとめて服用する方法もあります。
急性胃炎や慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変の改善を目的とする場合は、通常ファモチジンとして1回10mgを1日2回、朝食後と夕食後に服用します。
または、1回20mgを1日1回、就寝前に服用する方法が選択されることがあります。
服用量は年齢や症状により調整される場合があるため、指示された用法・用量を守って服用してください。
食事による影響
ファモシッドは食事の影響を受けにくい薬とされており、食後の服用でも効果が安定しやすい特徴があります。
そのため、朝食後や夕食後のタイミングで服用する方法が一般的です。
また、就寝前に服用する方法もあり、夜間の胃酸分泌が気になる場合に用いられることがあります。
アルコール(お酒)による影響
アルコールは胃粘膜を刺激し、胃酸分泌を促進することで胃痛や胸やけなどの症状を悪化させる可能性があります。
そのため、ファモシッドを服用している間は、飲酒を控えるか量を減らすことが望ましいです。
特に胃潰瘍や胃炎の症状が強い場合は、治療効果を安定させるためにも飲酒を避けるようにしてください。
ファモシッドの効果効能
- 適応症
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群
胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善:急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
ファモシッドは、有効成分ファモチジンを含有するH2受容体拮抗薬です。
胃酸の分泌を抑えることで、さまざまな消化器疾患の治療に用いられます。
胃酸の過剰分泌によって引き起こされる胃痛、胸やけ、胃もたれなどの症状を改善し、潰瘍や炎症の治癒を促進します。
作用機序(仕組み)
ファモシッドは、胃粘膜の壁細胞に存在するヒスタミンH2受容体を選択的に遮断します。
これにより胃酸の分泌が抑制され、胃内の酸性環境が緩和されます。
胃酸分泌が抑えられることで、傷ついた胃や十二指腸の粘膜が修復しやすくなり、潰瘍や炎症の改善につながります。
また、夜間の胃酸分泌も抑制するため、就寝中の症状緩和にも効果が現れます。
ファモシッドの副作用
ファモシッドは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、便秘、発疹・皮疹、蕁麻疹、下痢などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ファモシッドの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
|
発疹・皮疹、蕁麻疹(紅斑)、顔面浮腫 |
|
| 血液 |
白血球減少 |
好酸球増多 |
|
| 消化器 |
便秘 |
下痢・軟便、口渇、悪心・嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、口内炎 |
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| 循環器 |
|
血圧上昇、顔面潮紅、耳鳴 |
徐脈、頻脈、房室ブロック |
| 肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇 |
総ビリルビン上昇、LDH上昇 |
肝機能異常、黄疸 |
| 精神神経系 |
|
全身倦怠感、無気力感、頭痛、眠気、不眠 |
可逆性の錯乱状態、うつ状態、痙攣、意識障害、めまい |
| 内分泌系 |
|
月経不順、女性化乳房 |
乳汁漏出症 |
| その他 |
|
|
CK上昇、味覚異常、筋肉痛、背部痛 |
※発現頻度は、承認時までの臨床試験及び使用成績調査結果に基づいている
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ファモシッドの重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
- 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
- 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- 横紋筋融解症(頻度不明)
- QT延長(頻度不明)
- 意識障害、痙攣(いずれも頻度不明)
- 間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)
- 間質性肺炎(頻度不明)
- 不全収縮
ファモシッドの禁忌
ファモシッドには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はファモシッドを服用できません。
ファモシッドの服用に注意が必要な方
ファモシッドには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ファモシッドを服用する前に医師に相談してください。
- ファモシッドの服用に注意が必要な方
- 心疾患のある方
- 薬物過敏症の既往歴のある方
- 腎機能障害のある方
- 肝機能障害のある方
- 妊婦
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
ファモシッドの併用禁忌薬
ファモシッドには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
ファモシッドの併用注意薬
ファモシッドには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ファモシッドと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ファモシッドを服用する前に医師に相談してください。
- ファモシッドの併用注意薬
- アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール)
本剤の胃酸分泌抑制作用により、併用薬の血中濃度が低下することがあります。
ファモシッドの基本的な注意事項
ファモシッドは胃酸の分泌を抑えることで、胃潰瘍や逆流性食道炎などの症状を改善する医薬品です。
服用中は副作用の発現に注意し、体調に異変がみられる場合は使用を中止してください。
また、服用により血液像、肝機能、腎機能などに影響が出る可能性があるため、体調変化には十分注意が必要です。
ファモシッドは胃酸分泌を抑える作用により、胃がんなどの症状を隠してしまう可能性があります。
胃の不調が長引く場合や、症状が改善しない場合は放置せずに対応することが大切です。
薬をシートから取り出さずに飲み込むと、喉や食道を傷つけるおそれがあります。
PTP包装の場合は、必ずシートから取り出して服用してください。
ファモシッドの保管方法
ファモシッドは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ファモシッドの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
ファモシッドに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ファモシッドの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
ファモシッドは、先発医薬品である「ガスター錠」のジェネリック医薬品であるため、ガスター錠の臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内臨床試験(胃潰瘍)
- 国内臨床試験(十二指腸潰瘍)
- 国内臨床試験(逆流性食道炎)
- 国内臨床試験(急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変)
国内臨床試験(胃潰瘍)
胃潰瘍に対して、二重盲検比較試験を含む臨床試験が行われ、有用性が認められています。
臨床試験
| 用法 |
全般改善度 |
自他覚症状改善度 |
内視鏡判定治癒率または改善率 |
| 20mg×2/日 |
95.2%(1,174/1,233) |
95.1%(1,105/1,162) |
84.1%(1,037/1,233) |
| 40mg×1/日 |
98.2%(449/457) |
95.4%(412/432) |
80.1%(366/457) |
国内臨床試験(十二指腸潰瘍)
十二指腸潰瘍に対して、二重盲検比較試験を含む臨床試験が行われ、有用性が認められています。
臨床試験
| 用法 |
全般改善度 |
自他覚症状改善度 |
内視鏡判定治癒率または改善率 |
| 20mg×2/日 |
95.7%(645/674) |
95.4%(600/629) |
86.4%(582/674) |
| 40mg×1/日 |
95.8%(343/358) |
95.2%(320/336) |
86.0%(308/358) |
国内臨床試験(逆流性食道炎)
逆流性食道炎に対しても臨床試験が行われ、改善が認められています。
臨床試験
| 用法 |
全般改善度 |
自他覚症状改善度 |
内視鏡判定治癒率または改善率 |
| 20mg×2/日 |
90.5%(19/21) |
90.0%(18/20) |
90.5%(19/21) |
| 40mg×1/日 |
87.5%(21/24) |
87.0%(20/23) |
83.3%(20/24) |
国内臨床試験(急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変)
急性胃炎および慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)についても、二重盲検比較試験を含む臨床試験が行われ、有用性が認められています。
臨床試験
| 用法 |
全般改善度 |
自他覚症状改善度 |
内視鏡判定治癒率または改善率 |
| 10mg×2/日 |
84.1%(333/396) |
84.4%(335/397) |
81.8%(320/391) |
| 20mg×1/日 |
81.0%(141/174) |
84.0%(142/169) |
80.3%(139/173) |