グライコクリームの概要
- グライコクリームの特徴
- グリコール酸6%を配合し、角質細胞の接着をゆるめて自然な剥離を促進する
- 乾燥肌やざらつき、ニキビ、くすみなどの角質肥厚に伴う肌トラブルを改善する
- 全ての肌タイプに使用可能で、単独でも他のスキンケアや治療薬と併用できる
グライコクリームの現物サイズ
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箱正面 |
チューブ正面 |
| 長辺 |
119.5mm |
111.4mm |
| 短辺 |
37.8mm |
43.6mm |
| 厚み |
31.3mm |
27mm |
| 重量 |
42g |
35g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
グライコクリームの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 患部に適量を薄く塗布 |
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| 使用回数 | 最初の1週間は1日1回、その後は1日2回 |
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| 使用タイミング | 朝・晩の洗顔後 |
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| 食事の影響 | 食事の影響を受けない |
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| 留意点 | 外用のみで使用する 目や粘膜に接触させない 日中は日焼け止めを併用する |
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グライコクリームは、角質をやわらかくし肌のターンオーバーを促進する外用クリームです。
正しく使用することで、乾燥、ざらつき、ニキビ、小じわなどの改善が期待できます。
下記の手順に従って使用してください。
- 使用手順
- 洗顔などで患部を清潔にし、よく水気を拭き取る
- 最初の1週間は1日1回、夜に薄く塗布する
- 肌に問題がなければ、2週目以降は朝と夜の1日2回に増やす
- 目や口のまわり、粘膜部位を避けて、患部にやさしく塗り広げる
- 塗布後はしっかりと手を洗う
- 朝の使用時は日焼け止めを併用し、紫外線を避ける
グライコクリームは、単独でも他の治療薬と併用する形でもお使いいただけます。
また、すべての肌タイプに対応しており、幅広い方にご使用いただけます。
食事による影響
グライコクリームは外用薬であるため、食事による効果の変動や吸収率への影響はありません。
そのため、食事の前後にかかわらず使用することができます。
アルコール(お酒)による影響
グライコクリームは経口薬ではなく皮膚に塗布する製剤であるため、一般的にアルコールとの直接的な相互作用は報告されていません。
ただし、アルコール摂取により血管拡張や皮膚の敏感性が一時的に高まることがあるため、刺激感や赤みが出やすい方は注意が必要です。
使用中に異常を感じた場合は、医師または薬剤師に相談してください。
グライコクリームの効果効能
- 適応症
グライコクリームは、有効成分グリコール酸を6%含有する外用薬で、下記のような皮膚症状の改善に使用されます。
主に角質の異常や皮膚の老化に関連する症状に対して、角質層の剥離やターンオーバーの促進を通じて効果を現します。
- 改善が期待できる症状
- 乾燥した鱗状の皮膚(乾皮症)
- 角質化障害(各種の魚鱗癬、疣贅、角化症)
- ニキビ(尋常性ざ瘡)および色素沈着過剰の補助治療
- 皮膚の老化:日光、光誘導性、生理的、特異的、またはホルモン性によるもの(しわ、くすみ、肌のざらつき、しなやかさの低下)
これらの症状に対し、グリコール酸は角質細胞間の接着を減少させ、角質層の厚さを適正に保つことで治療効果を現します。
また、真皮グリコサミノグリカンなどの細胞間基質の生合成を促進し、小じわなどの加齢変化に対しても作用します。
継続的な使用により、皮膚の表面を滑らかに保ち、乾燥や角質の再肥厚を防ぐことができます。
グライコクリームは、これらの症状の長期的な維持管理にも適しています。
作用機序(仕組み)
グライコクリームに含まれるグリコール酸は、アルファヒドロキシ酸(AHA)に分類される成分で、皮膚に外用すると角質層に作用し、角質細胞の接着を減少させることで治療効果を現します。
低濃度のグリコール酸を継続的に塗布することにより、角質増殖層の厚さが減少し、皮膚表面の滑らかさや柔軟性が改善します。
また、真皮におけるグリコサミノグリカンなどの細胞間基質の生合成を促進し、小じわの軽減にも関与するとされています。
角質剥離作用
グリコール酸は、角質細胞同士の接着構造であるコルネオデスモソームを分解し、細胞間の結合を緩めます。
これにより、角質層の剥離が促進され、古い角質が自然に排出されやすくなります。
イオン結合の阻害
AHAであるグリコール酸は、酵素が形成するO-S結合(硫酸塩結合)およびO-P結合(リン酸塩結合)を阻害することで、角質細胞の接着を低下させます。
この機構により、角質層の過剰な肥厚を防ぎ、角質化障害のコントロールに寄与します。
肌の再肥厚防止と保湿機能
中濃度のグリコール酸を持続的に塗布することで、角質層が皮質接合不全を起こした後の再肥厚を防ぐ効果があります。
また、保湿剤としての作用も併せ持ち、乾燥による肌荒れの改善にも役立ちます。
グライコクリームの副作用
グライコクリームは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、灼熱感、痛み、皮膚の発赤などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
グライコクリームの副作用
| 症状 |
内容 |
| 灼熱感 |
塗布部にヒリヒリするような熱感が現れることがあります |
| 痛み |
塗布した部位に軽度の痛みを感じる場合があります |
| 発赤 |
肌に赤みが出ることがありますが、通常は数日で治まります |
| 腫れ |
まれに軽い腫れを伴うことがあります |
| 水疱・小疱 |
刺激反応として小さな水疱が生じることがあります |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
- グライコクリームの重大な副作用
- 広範囲の皮膚の発赤
- 水疱や小疱の発生
- 強い灼熱感や持続する痛み
グライコクリームの禁忌
グライコクリームには禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はグライコクリームを使用できません。
- グライコクリームの禁忌
- グリコール酸などの配合成分に対して過敏症の既往歴がある方
- 患部に炎症、発疹、水疱、乾燥肌、ひび割れなどがある方
- 接触性皮膚炎のある方
グライコクリームの使用に注意が必要な方
グライコクリームには禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、グライコクリームを使用する前に医師に相談してください。
- グライコクリームの使用に注意が必要な方
- グリコール酸/ヒドロキシ酢酸に対して過敏症の既往歴のある方
- 日光に対して過敏な体質の方
- 妊娠中、妊娠を計画している、または授乳中の方
- 小児
グライコクリームの併用禁忌薬
グライコクリームには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
グライコクリームの併用注意薬
グライコクリームには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)も指定されていません。
グライコクリームの基本的な注意事項
グライコクリームを安全に使用するために、下記の注意事項を必ず守ってください。
- グライコクリームの基本的な注意事項
- 使用前には添付文書をよく読み、不明点がある場合は医師または薬剤師に相談してください
- 本剤は外用のみに使用し、経口摂取しない
- 目や鼻、口など粘膜部位に触れないようにする
- 目に入った場合はすぐに大量の水で洗い流す
- 使用初期に軽い刺痛感や発赤が現れることがあるが、通常は数日で消える
- 日光に対する過敏性が高まるため、塗布後は日焼け止めを使用し直射日光を避ける
- 妊娠中・授乳中の女性の使用は推奨されていない
- 小児への使用は推奨されていない
- グリコール酸などの成分に対してアレルギーがある方は使用しない
- 患部に炎症、水疱、発疹、乾燥、ひび割れがある場合は使用を避ける
- 使用中に異常が現れた場合は、ただちに使用を中止し医師に相談する
グライコクリームの保管方法
グライコクリームは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- グライコクリームの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
グライコクリームに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
グライコクリームの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
- 英語論文による試験報告(グリコール酸6%配合クリーム)
英語論文による試験報告(グリコール酸6%配合クリーム)
グリコール酸6%を配合した外用クリームの有用性を示す臨床試験が報告されています。
フランスの研究グループにより実施された無作為化二重盲検試験では、0.1%レチナールデヒドと6%グリコール酸を配合したクリームを用いて、ニキビ痕の改善効果が評価されました。
臨床試験概要(RALGAクリーム)
| 対象者 |
145名(ニキビ後瘢痕を有する男女) |
| 試験方法 |
無作為化二重盲検比較試験 0.1%レチナールデヒド+6%グリコール酸クリーム vs プラセボ |
| 使用期間 |
1日1回、3か月間連続使用 |
| 評価項目 |
瘢痕スコア・炎症性病変数・面皰数 |
| 結果 |
28日目以降にすべての評価項目で有意な改善(p < 0.0001) |
この試験では、グリコール酸6%配合の外用クリームが、ニキビ後の瘢痕や炎症の軽減において高い効果を現すことが示されました。
参考:Combined 0.1% Retinaldehyde/6% Glycolic Acid Cream Improves Atrophic Acne Scars and Associated Features in Young Women(Dermatology誌 / Karger)