コサートの概要
- コサートの特徴
- アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬として血管を拡張し、血圧を安定して下げる
- 1日1回の服用で約24時間降圧作用が持続する
- 高血圧症に加え、蛋白尿を伴う2型糖尿病性腎症にも使用される
| 商品名 |
コサート-25(Cosart-25) |
コサート-50(Cosart-50) |
| 内容量 |
1商品10錠(25mg×10錠×1シート) |
1商品10錠(50mg×10錠×1シート) |
| 有効成分 |
ロサルタン(Losartan) |
| 医薬品分類 |
ニューロタンのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
アンジオテンシンII受容体拮抗薬 |
| 適応症 |
高血圧症 |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
シプラ(Cipla Ltd.) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後14日~28日前後で到着 |
| 到着の目安 |
入金確認後14日~28日前後で到着 |
コサートの現物サイズ
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
96.2mm |
6.6mm |
| 短辺 |
44.9mm |
6.6mm |
| 厚み |
3.6mm |
2.8mm |
| 重量 |
3.00g |
0.10g |
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
96.2mm |
11.8mm |
| 短辺 |
44.9mm |
6.2mm |
| 厚み |
4.3mm |
3.5mm |
| 重量 |
4.40g |
0.19g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
コサートの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 25mg錠の場合:1錠~2錠 50mg錠の場合:1/2錠~1錠 ロサルタンカリウムとして25~50mg |
|---|
| 服用回数 | 1日1回 |
|---|
| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
|---|
| 食事の影響 | 食事の影響を受けにくい |
|---|
コサートは1日1回、水またはぬるま湯で服用します。
通常、25mg錠は1~2錠、50mg錠は1/2~1錠を目安に服用しますが、症状や体調により調整される場合があります。
毎日ほぼ同じ時刻に服用すると成分の働きが安定しやすくなります。
飲み忘れに気づいた場合は、気づいた時点で1回分を服用し、2回分をまとめて飲むことは避けてください。
食事による影響
コサートは食事による吸収の影響を受けにくいため、食前・食後のどちらでも服用できます。
ただし、毎日同じタイミングで服用することで成分の働きが一定しやすくなります。
アルコール(お酒)による影響
アルコールは血圧を下げる作用を持つため、コサートと併用すると血圧が下がり過ぎる可能性があります。
めまいや立ちくらみが現れることがあるため、飲酒量には注意し、体調の変化を感じた場合は控えるようにしてください。
コサートの効果効能
- 適応症
コサートは、有効成分ロサルタンを含むアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬で、高血圧症の治療に用いられます。
また、高血圧および蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症にも適応があり、血圧を下げる働きに加えて腎機能の保護が期待できます。
作用機序(仕組み)
コサートの有効成分ロサルタンは、アンジオテンシンⅡ受容体1型(AT1受容体)への結合を阻害します。
アンジオテンシンⅡは血管を収縮させる作用を持つため、この結合が阻害されることで血管が広がり、血圧が下がります。
さらに、ロサルタンは腎臓の糸球体にかかる圧力を下げる働きがあり、蛋白尿の減少や腎機能低下の進行を遅らせる効果も期待できます。
コサートの副作用
コサートは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、頭痛、低血圧、口角炎、肝機能障害、などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
コサートの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
頻度不明 |
| 精神神経系 |
頭痛、めまい、不眠、浮遊感 |
耳鳴、眠気 |
| 循環器系 |
低血圧、起立性低血圧、胸痛 |
調律障害(頻脈等)、動悸 |
| 消化器 |
口角炎、嘔吐・嘔気、胃不快感、胃潰瘍 |
口内炎、下痢、口渇 |
| 肝臓 |
肝機能障害(AST上昇、ALT上昇、LDH上昇等) |
黄疸 |
| 腎臓 |
BUN上昇、クレアチニン上昇 |
|
| 皮膚 |
発疹、そう痒 |
蕁麻疹、多形紅斑、光線過敏、紅皮症、紅斑 |
| 血液 |
赤血球減少、ヘマトクリット低下、好酸球増多 |
貧血 |
| その他 |
ほてり、倦怠感、無力症/疲労、浮腫、筋肉痛、総コレステロール上昇、CK上昇、血中尿酸値上昇 |
咳嗽、発熱、味覚障害、しびれ感、眼症状(かすみ、異和感等)、関節痛、筋痙攣、女性化乳房、勃起不全 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- コサートの重大な副作用
- アナフィラキシー
- 血管性浮腫
- 急性肝炎(劇症肝炎)
- 腎不全
- ショック
- 失神
- 意識消失
- 横紋筋融解症
- 高カリウム血症
- 不整脈
- 汎血球減少
- 白血球減少
- 血小板減少
- 低血糖
- 低ナトリウム血症
※すべて頻度不明
コサートの禁忌
コサートには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はコサートを服用できません。
- コサートの禁忌
- ロサルタンの成分に対して過敏症の既往歴のある方
- 妊娠中または妊娠している可能性のある女性
- 重篤な肝障害のある方
- アリスキレンを投与中の糖尿病の方
(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧コントロールが著しく不良の方を除く)
コサートの服用に注意が必要な方
コサートには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、コサートを服用する前に医師に相談してください。
- コサートの服用に注意が必要な方
- 両側性腎動脈狭窄のある方または片腎で腎動脈狭窄のある方
- 高カリウム血症の方
- 脳血管障害のある方
- 厳重な減塩療法中の方
- 重篤な腎機能障害のある方(血清クレアチニン2.5mg/dL以上)
- 血液透析中の方
- 重篤な肝障害のある方
- 肝機能障害またはその既往のある方(ただし、重篤な肝障害のある方は除く)
- 妊娠する可能性のある女性
- 妊婦
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
コサートの併用禁忌薬
コサートには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とコサートは併用して服用できません。
- コサートの併用禁忌薬
- アリスキレン(ラジレス)
※糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧コントロールが著しく不良の患者を除く。
非致死性脳卒中や腎機能障害、高カリウム血症、低血圧などの副作用リスクが高まることが報告されています。これはレニン・アンジオテンシン系の阻害作用が過度に強まることによるものです。
コサートの併用注意薬
コサートには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
コサートと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、コサートを服用する前に医師に相談してください。
- コサートの併用注意薬
- カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)
血清カリウムが上昇しやすくなり、高カリウム血症のリスクが高まります。
特に腎機能が低下している方では注意が必要です。
また、ACE阻害薬などとの併用では作用が強まり、副作用が増える可能性があります。
- カリウム補給剤(塩化カリウム等)
血清カリウム値が過度に上昇し、高カリウム血症を引き起こす恐れがあります。
腎機能が低下している方ではさらにリスクが高まります。
- アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害薬)
腎機能障害や高カリウム血症、低血圧があらわれる可能性があり、併用には注意が必要です。
レニン・アンジオテンシン系への作用が重なり、副作用が増強されることがあります。
- トリメトプリム含有製剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム等)
血清カリウム値が上昇しやすく、高カリウム血症のリスクが高まる恐れがあります。
- 利尿降圧剤(フロセミド、トリクロルメチアジド等)
一過性の強い血圧低下を起こす可能性があります。
併用する場合は低用量から開始し、慎重に調整する必要があります。
- アリスキレン(腎機能障害がある場合)
腎機能障害、高カリウム血症、低血圧のリスクが高まるとされています。
特に腎機能が低下している方(eGFR 60 mL/min/1.73m2未満)は併用を避けることが望まれます。
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs:インドメタシン等)
コサートの降圧作用が弱まったり、腎機能が悪化する可能性があります。
腎血流が低下しやすい方では特に注意が必要です。
- リチウム製剤(炭酸リチウム等)
血中リチウム濃度が上昇し、中毒症状を引き起こす恐れがあります。
併用する場合はリチウム濃度の監視が必要です。
- グレープフルーツジュース
ロサルタンの活性代謝物の血中濃度が低下し、降圧作用が弱まる可能性があります。
そのため、投与中は摂取を避けることが望まれます。
コサートの基本的な注意事項
コサートを安全に使用するためには、いくつかの注意点があります。
服用中は体調の変化に気を配り、異常を感じた場合は速やかに相談することが大切です。
服用開始直後や用量調整時には、めまい・ふらつきが現れることがあります。
立ち上がる動作はゆっくり行い、自動車の運転や危険を伴う作業は慎重に行ってください。
血清カリウム値や腎機能が変動しやすいため、定期的な検査が推奨されます。
特に腎機能が低下している方では注意が必要です。
体調不良や脱水状態が続くと、急激な血圧低下や腎機能悪化の原因になることがあります。
激しい発汗、下痢、嘔吐などが続く場合は、無理に服用を継続せず相談してください。
他の降圧薬や利尿剤、サプリメントを併用している場合は、相互作用が起こることがあります。
新たに薬やサプリを使用する際は、必ず事前に確認するようにしてください。
コサートの保管方法
コサートは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- コサートの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
コサートに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
コサートの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
コサートは、先発医薬品である「ニューロタン」のジェネリック医薬品であるため、ニューロタンの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 高血圧症を対象とした国内臨床試験(二重盲検比較試験を含む)
- 高血圧症患者を対象とした国内長期投与試験
- 高血圧および蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症を対象とした国際共同試験
高血圧症を対象とした国内臨床試験(二重盲検比較試験を含む)
先発医薬品ニューロタンを用いた国内臨床試験では、本態性高血圧症や腎障害を伴う高血圧症など計576例が評価対象となりました。
そのうち399例で血圧の下降以上が認められ、有効率は69.3%と報告されています。
65歳以上の高齢者における有効率は69.6%であり、非高齢者の69.2%とほぼ同等でした。
年齢にかかわらず、安定した降圧効果が期待できることが示されています。
また、軽・中等症本態性高血圧症患者を対象とした二重盲検比較試験では、エナラプリルマレイン酸塩と比較して降圧効果が同等であることが確認されています。
一方で、咳の発現率はエナラプリルで13.5%であったのに対し、ロサルタン投与群では解析対象例に咳の発現は認められず、忍容性の面でも優れていることが示されています。
高血圧症患者を対象とした国内長期投与試験
先発医薬品ニューロタンを用いた長期投与試験では、血圧が低下した61名を対象に1年以上の継続投与が行われました。
その結果、51名(83.6%)で降圧効果が持続することが確認され、ロサルタンの長期的な有効性と安定性が示されています。
長期投与においても忍容性は良好で、多くの患者が副作用なく継続できたと報告されています。
このことから、コサート(ロサルタン)は慢性的な高血圧症の管理に適した薬剤であると考えられます。
高血圧および蛋白尿を伴う2型糖尿病性腎症を対象とした国際共同試験
2型糖尿病性腎症を有する高血圧患者を対象に実施された国際共同臨床試験です。
ロサルタンの腎保護効果および心血管リスク低減効果が評価され、従来薬と比較して腎機能悪化の進行抑制が確認されています。
| 項目 |
ロサルタン群の効果 |
| 腎機能悪化(末期腎不全等)への進行 |
リスクが有意に低下 |
| 蛋白尿の減少 |
有意な改善が確認 |
| 心血管イベント |
一部項目でリスク低下が示唆 |
この試験で示された腎保護作用は、ロサルタンが持つアンジオテンシンⅡ受容体遮断作用による糸球体圧の低減に関連すると考えられています。
これらの結果から、高血圧だけでなく糖尿病性腎症に対してもコサートは重要な治療選択肢となり得ます。