ジプラックスの概要
- ジプラックスの特徴
- 有効成分セフィキシムを配合した、セフスパンのジェネリック医薬品
- 淋病を含む幅広い細菌感染症に対応できる経口用抗生物質
- 100mg錠・200mg錠の2規格があり、症状や用途に応じた用量調整がしやすい
| 商品名 |
ジプラックス-100 DT(Ziprax-100 DT) |
ジプラックス-200 DT(Ziprax-200 DT) |
| 内容量 |
1商品10錠(100mg×10錠×1シート) |
1商品10錠(200mg×10錠×1シート) |
| 有効成分 |
セフィキシム(Cefixime) |
| 医薬品分類 |
セフスパンのジェネリック医薬品(後発医薬品) |
| 薬効分類 |
セフェム系製剤 |
| 適応症 |
急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱 |
| 適応菌種 |
セフィキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌 |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
シプラ(Cipla Ltd.) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
ジプラックスの現物サイズ
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
139.6mm |
10.6mm |
| 短辺 |
56.1mm |
10.6mm |
| 厚み |
3.2mm |
3mm |
| 重量 |
5.49g |
0.33g |
|
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
174mm |
12.7mm |
| 短辺 |
67.5mm |
12.7mm |
| 厚み |
4.5mm |
4.4mm |
| 重量 |
9.96g |
0.66g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
SP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ジプラックスの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
淋病の治療における用量・用法
| 1回の用量 | 100mg錠の場合:2錠 200mg錠の場合:1錠 セフィキシムとして200mg |
|---|
| 服用回数 | 1日2回 |
|---|
| 服用期間 | 3日 |
|---|
| 服用タイミング | 朝・夕 |
|---|
淋病を除く感染症の治療における用量・用法
| 1回の用量 | 100mg錠の場合:1/2錠~1錠 200mg錠の場合:1/4錠~1/2錠 セフィキシムとして50mg~100mg |
|---|
| 服用回数 | 1日2回 |
|---|
| 服用タイミング | 朝・夕 |
|---|
ジプラックスは、朝・夕の食後に服用してください。
連日服用する場合は、できるだけ毎日決まった時間に服用することで、薬の効果が安定しやすくなります。
服用し忘れた場合は、気が付いた時点で速やかに服用してください。
ただし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分は服用せず、次の服用分から再開してください。
淋病の治療では1回の用量が多く、服用期間も3日間に及ぶため、100mg錠では薬剤が不足する場合があります。
そのため、淋病の治療目的で使用する際には、200mg錠を選択することが適しています。
一方、淋病以外の細菌感染症では、症状に応じて用量や服用期間が調整されます。
200mg錠であれば分割して使用することもできるため、幅広い用途に対応しやすい規格といえます。
このように、いずれの用途においてもジプラックス200mg錠は利便性が高く、有用性に優れた選択肢となります。
食事による影響
ジプラックスは、食事の影響を受けにくい抗菌薬です。
そのため、食前・食後のどちらでも服用できますが、胃腸への負担を考慮し、通常は食後の服用が推奨されます。
毎回できるだけ同じ条件で服用することで、体内での薬の吸収が安定し、効果が現れやすくなります。
特別な食事制限はありませんが、過度な脂質摂取は胃部不快感を招くことがあるため、服用時はバランスの取れた食事を心がけると安心です。
アルコール(お酒)による影響
ジプラックスとアルコールの間に、明確な相互作用は報告されていません。
ただし、アルコールの摂取により胃腸への刺激が強まることで、吐き気や腹部不快感が現れる場合があります。
また、感染症の治療中は体調が万全でないことが多く、アルコールの影響を受けやすくなります。
治療期間中は飲酒を控えるか、少量にとどめることで、薬の効果を十分に引き出しやすくなります。
ジプラックスの効果効能
- 適応症
- 急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱
ジプラックスは、有効成分としてセフィキシムを配合した経口用のβラクタム系抗生物質です。
細菌感染症の原因となる病原菌に対して殺菌作用を示し、さまざまな感染症の治療に用いられます。
効能・効果として、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、胆嚢炎、胆管炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱などが挙げられます。
また、淋菌に対しても抗菌作用を示すことが知られており、淋病の治療に使用される場合もあります。
有効成分セフィキシムは、レンサ球菌属や肺炎球菌、インフルエンザ菌、大腸菌など、複数の細菌に対して感受性が認められています。
このため、呼吸器系、泌尿器系、耳鼻科領域など、幅広い感染症に対して効果が現れることが期待できます。
作用機序(仕組み)
ジプラックスの有効成分セフィキシムは、細菌の細胞壁合成を阻害することで抗菌作用を発揮します。
細菌の細胞壁は、ペプチドグリカンと呼ばれる構造物によって形作られており、細菌の生存に不可欠な役割を担っています。
セフィキシムは、ペニシリン結合蛋白(PBP)と呼ばれる酵素に結合し、ペプチドグリカンの合成過程を妨げます。
その結果、細胞壁が正常に形成されなくなり、細菌は増殖できず死滅します。
この作用は殺菌的に現れるため、原因菌の増殖を抑えるだけでなく、感染症そのものの改善につながります。
ジプラックスは、この仕組みによって細菌感染症の治療効果を発揮します。
ジプラックスの副作用
ジプラックスは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、発疹、好酸球増多、AST上昇、下痢などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ジプラックスの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
| 過敏症 |
発疹、蕁麻疹、紅斑 |
そう痒、発熱、浮腫 |
| 血液 |
好酸球増多 |
顆粒球減少 |
| 肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇 |
|
| 腎臓 |
|
BUN上昇 |
| 消化器 |
下痢、胃部不快感 |
悪心、嘔吐、腹痛、胸やけ、食欲不振、腹部膨満感、便秘 |
| 菌交代症 |
|
口内炎、カンジダ症 |
| ビタミン欠乏症 |
|
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) |
| その他 |
|
頭痛、めまい |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ジプラックスの重大な副作用
- ショック(0.1%未満)
- アナフィラキシー(0.1%未満)
- 皮膚障害
- 血液障害
- 腎障害
- 大腸炎
- 質性肺炎、PIE症候群
- 肝機能障害、黄疸
ジプラックスの禁忌
ジプラックスには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はジプラックスを服用できません。
ジプラックスの服用に注意が必要な方
ジプラックスには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ジプラックスを服用する前に医師に相談してください。
- ジプラックスの服用に注意が必要な方
- セフェム系またはペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある方
- 本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する方
- 経口摂取の不良な方または非経口栄養の方、全身状態の悪い方
- 高度の腎障害のある方
- 妊婦
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
ジプラックスの併用禁忌薬
ジプラックスには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
ジプラックスの併用注意薬
ジプラックスには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ジプラックスと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ジプラックスを服用する前に医師に相談してください。
腸内細菌によるビタミンKの産生が抑制され、作用が強まる可能性があります。
ジプラックスの基本的な注意事項
ジプラックスは抗生物質のため、決められた用量・用法を守って服用することが重要です。
症状が改善した場合でも、自己判断で服用を中止せず、指定された期間は最後まで服用してください。
服用中に発疹、かゆみ、下痢、腹痛などの体調変化が現れた場合は、服用を中止し、状況を確認することが推奨されます。
特に、強い腹痛や頻回の下痢が現れた場合は注意が必要です。
抗生物質の使用により、腸内環境が変化し、下痢や口内炎などが現れることがあります。
これらの症状は一時的な場合もありますが、長引く場合は無理に服用を続けないようにしましょう。
他の薬を服用している場合は、併用によって影響を受けることがあります。
特に、血液を固まりにくくする薬を使用している場合は、注意が必要です。
また、感染症の治療中は体調が不安定になりやすいため、十分な休養を取り、無理をしないよう心がけてください。
ジプラックスは正しく使用することで、細菌感染症の改善に効果が現れることが期待できます。
ジプラックスの保管方法
ジプラックスは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ジプラックスの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
ジプラックスに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
ジプラックスの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内一般臨床試験(1,467例)
- 国内比較臨床試験(細菌性気管支炎)
- 国内比較臨床試験(細菌性肺炎)
- 国内比較臨床試験(複雑性尿路感染症)
- 国内比較臨床試験(急性化膿性中耳炎)
国内一般臨床試験(1,467例)
セフィキシムは、国内一般臨床試験(1,467例)で有効性が検討され、複数の感染症に対して有用性が示されています。
試験成績では、感染症全体の有効率は80.8%(有効例1,186例/症例数1,467例)でした。
| 疾患名 |
有効率 |
有効例/症例数 |
| 急性気管支炎 |
84.3% |
118/140 |
| 肺炎 |
86.8% |
118/136 |
| 膀胱炎 |
80.9% |
407/503 |
| 尿道炎(淋菌性尿道炎) |
92.1% |
93/101 |
| 中耳炎 |
77.3% |
116/150 |
| 合計 |
80.8% |
1,186/1,467 |
国内比較臨床試験(細菌性気管支炎)
細菌性気管支炎患者を対象とした国内比較臨床試験において、セフィキシムの有効性と安全性が評価されています。
本試験は二重盲検法により実施され、治療効果について検討が行われました。
試験の結果、セフィキシムは細菌性気管支炎に対して有用性が認められています。
また、副作用の発現頻度は2.1%であり、主に腹痛や嘔吐などの消化器症状が報告されました。
これらの結果から、セフィキシムは細菌性気管支炎の治療において、一定の効果と安全性が確認された抗生物質であることが示されています。
国内比較臨床試験(細菌性肺炎)
細菌性肺炎患者を対象とした国内比較臨床試験において、セフィキシムの有効性が検討されています。
本試験は二重盲検比較試験として実施され、治療成績と安全性の評価が行われました。
試験の結果、セフィキシムは細菌性肺炎に対して有用性が認められています。
副作用の発現頻度は2.0%で、下痢や腹痛などの消化器症状が報告されています。
これらの結果から、セフィキシムは細菌性肺炎の治療において、効果と安全性の両面が確認された抗生物質であることが示されています。
国内比較臨床試験(複雑性尿路感染症)
複雑性尿路感染症患者を対象とした国内比較臨床試験において、セフィキシムの有効性と安全性が検討されています。
本試験は二重盲検比較試験として実施され、膀胱炎や腎盂腎炎などを含む尿路感染症に対する治療成績が評価されました。
試験の結果、セフィキシムは尿路感染症に対して有用性が認められています。
副作用の発現頻度は3.3%で、発疹、悪心・嘔吐、胃部不快感、頭痛などが報告されています。
これらの結果から、セフィキシムは尿路感染症の治療において、一定の効果と安全性が確認された抗生物質であることが示されています。
国内比較臨床試験(急性化膿性中耳炎)
急性化膿性中耳炎と診断された小児患者を対象とした国内比較臨床試験において、セフィキシムの有効性と安全性が検討されています。
本試験は二重盲検比較試験として実施され、中耳炎に対する治療効果が評価されました。
試験の結果、セフィキシムは急性化膿性中耳炎に対して有用性が認められています。
副作用の発現頻度は0.8%で、主に下痢などの消化器症状が報告されています。
これらの結果から、セフィキシムは中耳炎の治療において、比較的安全性が高く、効果が現れることが確認された抗生物質であることが示されています。