ストーバースの概要
- ストーバースの特徴
- 悪玉コレステロールを力強く低下させ、将来の生活習慣病リスクを根本から見直せる
- 1日1回の服用で効果が持続し、忙しい日々でも無理なく続けられるコレステロール管理を実現
- ジェネリック医薬品だから安価で続けやすく、毎日の健康管理をしっかりサポート
ストーバースの現物サイズ
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シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
102.4mm |
8.6mm |
| 短辺 |
70.2mm |
6.1mm |
| 厚み |
3.9mm |
3.4mm |
| 重量 |
4.68g |
0.13g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
ストーバースの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 1錠 アトルバスタチンとして10mg |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用期間 | 長期~症状の経過を見る |
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| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
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| 服用タイミング | 1日の中で決まった時間に服用 |
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| 食事の影響 | 食事の影響を受けにくい |
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| 留意点 | 高コレステロール血症は、重症の場合1日20mgまで増量可能。 家族性高コレステロール血症は、重症の場合1日40mgまで増量可能。 |
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ストーバースは、通常1日10mgから服用を開始します。
この用量は、有効成分である「アトルバスタチン」として10mgの効果と安全性を比較した試験結果に基づいて設定されており、動脈硬化予防の目標である総コレステロール220mg/dL未満(一般的な総コレステロール適正範囲)を目指すために適した量とされています。
服用できる用量の上限は治療目的によって異なり、高コレステロール血症の重症例では1日20mgまで、家族性高コレステロール血症の重症例では1日40mgまでの服用が認められています。
用量を増やす際は段階的に少しずつ増量し、急激な変更は避けましょう。これは、副作用のリスクを抑えながら、最適な効果を得るために重要です。自分に適したストーバースの量を見極めるためにも、慎重な調整が求められます。
決まった時間に服用する理由
ストーバースは1日1回の服用を守れば、朝・昼・晩いつ飲んでもかまいません。
海外の臨床試験では、朝7時に服用した場合と夕方18時に服用した場合で、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪の低下効果に差がないことが確認されています。
ただし、毎日同じ時間に服用することで効果が安定しやすくなります。
コレステロールは夜間に多く作られるため、理論的には夜の服用が効果的とされていますが、夜は有効成分の吸収がやや低下する傾向があります。そのため、朝でも夜でも効果に大きな違いはなく、飲みやすい時間を選んで問題ありません。
ちなみに、先発医薬品リピトール10mgを健康な成人に1回服用した場合、主な代謝物であるM-2(o-OH体)の半減期は約8時間とされています。
そのため、ストーバースにおいても8時間経過していれば次の服用によって血中濃度が過剰になる心配は少ないですが、決まった時間に服用することで効果を安定させるためにも、次回の服用までは24時間程度の間隔を空け、服用するタイミングを習慣づけることを推奨します。
長期服用に関する安全性について
ストーバースは長期服用が前提の薬です。
コレステロールは日々体内で作られ続けており、ストーバースはその合成を抑えることで効果を発揮します。しかし、服用をやめると再びコレステロール値が上昇するため、安定した効果を保つには継続的な服用が必要です。
ストーバースの先発医薬品リピトールの長期投与試験では、高脂血症患者311人を対象に52週間(約1年間)の使用効果と安全性を評価しました。最初の28週間は1日1回10mgを夕食後に服用し、その後の効果や副作用を見ながら、5mgまたは20mgへ調整することが可能でした。
ストーバース長期投与試験の結果
| 試験対象者 |
高脂血症患者 311人 |
| 投与期間 |
52週間(初期28週は10mg) |
| コレステロール改善効果 |
4週目から52週目まで安定 |
| 10mg継続率 |
85.3%(232/272例) |
| 投与量変更率 |
14.7%(40/272例) |
| 副作用発現率 |
11.8%(34/287例) |
| 検査値異常変動 |
41.5%(119/287例)、大部分は継続可能 |
結果として、LDLコレステロールと総コレステロールは4週目から52週目まで安定して改善されており、高い持続効果が確認されました。
また、ほとんどの患者(85.3%)が初期量の10mgのまま治療を継続しており、投与量の調整が必要だったのは少数(14.7%)でした。
副作用の発生率は11.8%で、多くが継続投与可能な軽度なものでした。検査値の変動はあったものの、重篤な影響は認められませんでした。
この結果から、リピトールと同様の成分となるストーバースも長期間安心して使用できる薬剤であると言えます。
食事による影響
ストーバースの有効成分アトルバスタチンは、食後に服用しても吸収率はほとんど変わらないことが分かっています。薬の効果に影響を与えることはほとんどないため、空腹時でも食後でも、好きなタイミングで服用できます。
毎日決まった時間に食事をしている場合は、朝・昼・夕のいずれかの食後に服用タイミングを固定すると、飲み忘れや飲み間違いを防ぐのに効果的です。
アルコール(お酒)による影響
ストーバース(アトルバスタチン)は、肝臓で働いてコレステロールの合成を抑える薬です。一方で、アルコールも肝臓で代謝されるため、両者を併用すると肝臓にかかる負担が大きくなる可能性があります。
特に、多量の飲酒や既に肝機能に問題がある方では、肝障害のリスクが高まる恐れがあります。
少量の飲酒(たとえば週に数回の晩酌程度)であれば、すぐに危険というわけではありません。しかし、継続的に服用する薬であるため、肝機能に変化がないか定期的な検査が必要です。
気軽な飲酒がすぐに問題を引き起こすわけではありませんが、「肝臓に負担をかける可能性がある薬」という点を意識し、自己判断ではなく医師の指示に従うことが大切です。
ストーバースの効果効能
- 適応症
ストーバースは、血液中の余分なコレステロールを減らして血中脂質のバランスを整える、脂質異常症の治療薬です。
中でも、肝臓から血管に供給されるコレステロールが過剰に増える高コレステロール血症の改善に使用されます。
ストーバースは、食事療法や運動療法では十分な改善が見られない高コレステロール血症において、第一選択薬として多く用いられるスタチン系の薬です。
血中脂質の異常な状態が長く続くと、動脈の内側に脂肪が蓄積し、動脈硬化が進行します。
ストーバースを継続的に服用することで、糖尿病などの基礎疾患がない高コレステロール血症に伴う動脈硬化の合併症を予防することができます。
81.4%の患者がコレステロール値を改善
先発医薬品リピトールの通常用量10mgによる臨床試験では、81.4%の患者が総コレステロール値(TC)を正常範囲である220mg/dL未満まで下げることに成功しました。
そのうちの多くは、LDL(悪玉)コレステロールの減少によるものです。
LDLコレステロールは、肝臓から全身にコレステロールを運ぶ働きをしますが、過剰に存在すると動脈硬化の原因になるため、ストーバースの適応症となる重要な指標です。
ストーバース10mgを服用した結果、85.4%の患者でLDL-C値が140mg/dL未満に低下しました。
また、HDLコレステロール(善玉)や中性脂肪といった他の血中脂質指標も改善しました。
HDLは血管内の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあり、中性脂肪は過剰になると動脈硬化や内臓脂肪型肥満のリスク因子になります。
12週間にわたり1日1回夕食後にリピトール10mgを継続服用した結果、LDL-Cは39.6%減少、HDL-Cは5.2mg増加、TCは30.2%減少、中性脂肪は16.7%の低下が認められました。
リピトール10mgの臨床試験(12週間投与)結果
| 対象用量 |
リピトール10mg |
| 投与期間 |
12週間(1日1回、夕食後) |
| 総コレステロール(TC)改善率 |
81.4%の患者で220mg/dL未満に低下 平均30.2%減少 |
| LDL-C(悪玉)改善率 |
85.4%が140mg/dL未満に低下 平均39.6%減少 |
| HDL-C(善玉)変化量 |
平均5.2mg増加 |
| 中性脂肪(TG)改善率 |
平均16.7%減少 |
| 期待される効果 |
動脈硬化の合併症予防に有効 |
これら3つの作用(LDL-Cの低下、HDL-Cの増加、中性脂肪の低下)により、リピトールは高コレステロール血症に伴う動脈硬化の予防において高い効果を発揮します。
以上の結果はリピトールのジェネリック医薬品であるストーバースにおいても共通となります。
ストーバースは従来薬より高い効果を持つ第2世代スタチンを配合
ストーバースには、血中コレステロールの割合を効果的に改善するスタチン系の有効成分「アトルバスタチン」が配合されています。
スタチン系薬剤は、効果の強さに応じて第1世代と第2世代に分類され、ストーバース(アトルバスタチン)はより高い薬効を持つ第2世代“ストロングスタチン”にあたります。
ストーバースは第2世代スタチンとして最初に製品化された薬であり、適切な用法・用量での長期使用において安全性も確認されています。
高コレステロール血症の治療では、従来の薬剤よりもコレステロールを効果的に下げるストーバースのような新しい世代の薬が、現在では第一選択として広く使用されています。
作用機序(仕組み)
ストーバースに含まれる有効成分アトルバスタチンは、肝臓でコレステロールを合成する酵素「HMG-CoA還元酵素」の働きを阻害します。
この酵素が抑えられることで、コレステロールの生成量が減り、LDL(悪玉)コレステロールとして血中に供給される量も減少します。
さらに、アトルバスタチンは肝臓の脂質調整機能を高め、LDLを取り込むための受容体(LDL受容体)を増やします。
その結果、血液中の余分なLDL-Cが効率よく回収され、血中脂質のバランスが整っていきます。
コレステロール合成抑制の作用
ヒト肝がん細胞由来のHepG2細胞を用いた実験では、アトルバスタチンがHMG-CoA還元酵素を濃度依存的に阻害し、酢酸からのコレステロール合成を抑えることが確認されています。
また、ラットに経口投与した場合、類似薬と比べて肝コレステロール合成の抑制が長く持続しました。
コレステロール低下作用
コレステロール低下効果の試験では、コレステロールを投与したウサギやミニブタにおいて、アトルバスタチンは経口投与によって血漿中の総コレステロール、LDLコレステロール、アポB値を低下させました。
また、LDL受容体を欠損したマウスやWHHLウサギでも同様に、血漿中の総コレステロールとLDLコレステロールが低下しました。
トリグリセリド低下作用
トリグリセリド低下効果の試験の結果、コレステロールを与えたミニブタや、ショ糖負荷によって高トリグリセリド血症となったラットでも、アトルバスタチンは血中トリグリセリドの値を効果的に低下させました。
リポ蛋白代謝に対する作用
アトルバスタチンはHepG2細胞で細胞内コレステロールを減少させ、肝LDL受容体のmRNA発現と活性を高めます。また、アポBとトリグリセリドの分泌も抑制します。
正常モルモットではLDL受容体活性を高め、アポB分泌を低下させます。コレステロールを負荷したミニブタではVLDL-アポBの産生速度を、LDL受容体欠損マウスではコレステロールの分泌速度を、それぞれ抑制します。
さらに、ショ糖負荷による高トリグリセリド血症ラットでも、トリグリセリドの分泌速度を低下させます。
ストーバースの副作用
ストーバースは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、AST上昇、CK上昇、テストステロン低下などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
ストーバースの副作用
| 部位 |
5%以上 |
0.1%~5%未満 |
頻度不明 |
| 皮膚 |
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そう痒感、発疹、皮疹、発赤 |
脱毛症、光線過敏、皮膚乾燥、皮膚亀裂、爪の障害 |
| 血液 |
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血小板減少、白血球減少、貧血 |
| 肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇 |
Al-P上昇、LDH上昇、肝障害 |
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| 消化器 |
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アミラーゼ上昇、嘔吐、下痢、胃炎、軟便、嘔気、口内炎、胸やけ、便秘、胃不快感、腹痛、心窩部痛(心窩部の疼痛)、腹部膨満感 |
膵炎、胆汁うっ滞性黄疸、食欲不振、消化不良、悪心、口渇、舌痛、舌炎、舌のしびれ、口のしびれ、口唇炎、咽頭不快感 |
| 呼吸器 |
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咳 |
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| 筋骨格系 |
CK上昇 |
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痙攣、筋炎、筋肉痛、血中ミオグロビン上昇、無力症、関節痛、頸・肩のこり、胸痛、背部痛、こわばり感、腱炎、腱痛 |
| 感覚器 |
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異常感覚、末梢神経障害、耳鳴、霧視 |
| 精神神経系 |
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めまい、不眠(症) |
勃起障害、四肢しびれ(感)、眠気、健忘症、抑うつ、悪夢 |
| 内分泌 |
テストステロン低下 |
コリンエステラーゼ上昇、TSH上昇、ACTH上昇、アルドステロン低下 |
女性化乳房 |
| 代謝異常 |
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グルコース上昇、HbA1c上昇、血清鉄低下 |
低血糖症 |
| 腎臓 |
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K上昇 |
BUN上昇、血中クレアチニン増加、血尿 |
| その他 |
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脳梗塞、肺炎、頭痛、全身倦怠(感)、帯状疱疹 |
浮腫(顔面・四肢等)、動悸、頻脈、味覚異常、頻尿、排尿困難、着色尿、熱感、発熱 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- ストーバースの重大な副作用
- 横紋筋融解症、ミオパチー(いずれも頻度不明)
- 免疫介在性壊死性ミオパチー(頻度不明)
- 劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- 過敏症(頻度不明)
- 無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少症(いずれも頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑(いずれも頻度不明)
- 高血糖、糖尿病(いずれも頻度不明)
- 間質性肺炎(頻度不明)
- 重症筋無力症(頻度不明)
ストーバースの禁忌
ストーバースには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はストーバースを服用できません。
- ストーバースの禁忌
- アトルバスタチンに対し過敏症の既往歴のある方
- 肝代謝能が低下していると考えられる下記のような方
急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝癌、黄疸
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性及び授乳婦
- グレカプレビル・ピブレンタスビルを投与中の方
ストーバースの服用に注意が必要な方
ストーバースには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、ストーバースを服用する前に医師に相談してください。
- ストーバースの服用に注意が必要な方
- 糖尿病の方
- 甲状腺機能低下症の方
- 遺伝性の筋疾患(筋ジストロフィー等)又はその家族歴のある方
- 薬剤性の筋障害の既往歴のある方
- アルコール中毒の方
- 重症筋無力症又はその既往歴のある方
- 腎障害又はその既往歴のある方
- 腎機能検査値異常のある方
- 肝代謝能が低下している方
- 肝障害またはその既往歴のある方
- 妊婦
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
ストーバースの併用禁忌薬
ストーバースには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とストーバースは併用して服用できません。
グレカプレビル・ピブレンタスビル(400mg・120mg)との併用により、アトルバスタチンのAUC(血中濃度の総量)が8.28倍、Cmax(最大血中濃度)が22.0倍に上昇したとの報告があります。
この影響により、アトルバスタチンの血中濃度が大きく上がり、副作用が発現しやすくなるおそれがあります。
この相互作用は、グレカプレビルによるOATP1B1/1B3およびBCRPの阻害作用と、ピブレンタスビルによるOATP1B1およびBCRPの阻害作用が関与していると考えられています。
ストーバースの併用注意薬
ストーバースには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
ストーバースと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、ストーバースを服用する前に医師に相談してください。
- ストーバースの併用注意薬
- フィブラート系薬剤(ベザフィブラート等)
- ニコチン酸製剤(ニセリトロール等)
- 免疫抑制剤(シクロスポリン等)
- アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等)
- エリスロマイシン
- クラリスロマイシン
- HIVプロテアーゼ阻害剤(ロピナビル・リトナビル等)
- ニルマトレルビル・リトナビル
- エンシトレルビル フマル酸
- グラゾプレビル
- レテルモビル
- フチバチニブ
- グレープフルーツジュース
- エファビレンツ
- リファンピシン
- ベキサロテン
- 陰イオン交換樹脂
- ジゴキシン
- 経口避妊薬(ノルエチンドロン-エチニルエストラジオール)
ストーバースの基本的な注意事項
高コレステロール血症の治療においては、まず食事療法を基本とし、さらに運動療法の実施や高血圧、喫煙などの虚血性心疾患のリスク要因の軽減も十分に考慮する必要があります。
ストーバースの服用中は、血中脂質の値を定期的に検査し、治療効果が認められない場合には投与を中止することが求められます。
まれに劇症肝炎などの重い肝障害があらわれることがあるため、悪心や嘔吐、倦怠感などの症状が現れた際は、服用を中止し医師に相談するよう患者に指導してください。
肝機能検査は、投与開始や増量後12週以内に1回以上、その後は半年ごとなど定期的に行う必要があります。
無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少症などの重篤な血液障害が起こることがあるため、定期的な検査を行い、慎重な経過観察を行ってください。
また、高血糖や糖尿病の発症例も報告されており、口渇や頻尿、全身倦怠感などの症状に注意を払い、定期的な検査と観察を継続することが重要です。
ストーバースの保管方法
ストーバースは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- ストーバースの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
ストーバースに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
保管に適した場所の例
| 廊下や玄関の収納スペース |
廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。 収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。 |
| リビングの収納スペース |
リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。 直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。 |
| 寝室のクローゼットや押し入れの中 |
比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。 除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。 |
| 棚やキャビネットの引き出しの中 |
棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。 温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。 |
ストーバースの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
ストーバースは、先発医薬品である「リピトール」のジェネリック医薬品であるため、リピトールの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 国内後期第Ⅱ相試験
- 家族性高コレステロール血症患者ヘテロ対象試験(国内)
- 家族性高コレステロール血症患者ホモ対象試験(国内)
- 胆汁脂質に与える影響(国内)
- 血液凝固線溶系に及ぼす影響(国内)
- 糖代謝に及ぼす影響(国内)
国内後期第Ⅱ相試験
高脂血症患者243例を対象に、アトルバスタチンを1日1回夕食後に12週間投与し、用量反応と安全性を検討しました。
用量は2.5mg、5mg、10mg、20mgの4群に分け、二重盲検法で比較しています。
5mg~20mgを投与した場合の血清脂質に対する改善効果として、下記の項目が確認されました。
- 血清脂質値の変化率
- 総コレステロールが220mg/dL未満となった割合
- LDL-コレステロールが150mg/dL未満となった割合
いずれも用量に応じて改善がみられました。
臨床試験(血清脂質変化)
| 用量 (mg) |
例数 |
総コレステロール (%) |
トリグリセリド (%) |
HDL-コレステロール (Δmg/dL) |
| 5 |
51 |
-25.0 |
-19.7 |
3.2 |
| 10 |
51 |
-30.2 |
-16.7 |
5.2 |
| 20 |
52 |
-33.8 |
-12.0 |
6.1 |
臨床試験(LDL・達成率)
| 用量 (mg) |
例数 |
LDL-コレステロール (%) |
総コレステロール <220mg/dL 割合 (%) |
LDL-コレステロール <150mg/dL 割合 (%) |
| 5 |
51 |
-32.0 |
56.9 |
74.5 |
| 10 |
51 |
-39.6 |
72.5 |
86.3 |
| 20 |
52 |
-49.5 |
86.5 |
90.4 |
副作用または関連が否定できない臨床検査値の異常変動の発現率は、副作用:5.0~12.1%、臨床検査値異常変動:33.3~46.6%でした。
20mg群でやや高い傾向がみられましたが、明確な用量依存性は確認されませんでした。
主な副作用は下記の通りです。
- 胃部不快感:2例(2.5mg、10mg各1例)
- 一般的全身症状:2例(2.5mg、20mg各1例)
重篤な副作用や重大な臨床検査値の異常は報告されていませんでした。
家族性高コレステロール血症患者ヘテロ対象試験(国内)
家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体患者24例を対象に、リピトール10mgを8週間投与し、その後8週間ごとに20mg、40mgへと段階的に増量する非盲検・非比較試験が実施されました。
その結果、10mgおよび40mgの用量で下記のようなコレステロール低下効果が確認されました。
リピトールの増量試験結果(家族性高コレステロール血症患者)
| 用量 |
総コレステロール変化率 |
LDL-C変化率 |
| 10mg |
-31.8% |
-37.7% |
| 40mg |
-41.1% |
-48.3% |
副作用は全体の16.7%(4/24例)で確認され、主な症状は軟便傾向および軟便(2例)でした。
関連性が否定できなかった臨床検査値の異常変動は41.7%(10/24例)に見られました。
なお、重篤な副作用や重大な検査値異常は報告されていません。
家族性高コレステロール血症患者ホモ対象試験(国内)
LDLアフェレーシスを受けている家族性高コレステロール血症ホモ接合体患者9例を対象に、リピトール10mgを4週または8週間投与した後、20mg(8週間)、さらに40mg(8~20週)へと漸増する非盲検・非比較試験が実施されました。
その結果、6例で総コレステロールは-31.4%~-4.9%、LDLコレステロールは-39.3%~-4.6%の範囲で低下が認められました。
一方で、他の3例では総コレステロールが1.2%~15.2%、LDLコレステロールが3.1%~11.8%とむしろ増加していました。
コレステロール低下が見られた6例のうち4例では、リピトール単独投与で、投与前に2剤以上を併用していた薬物療法と同等の効果が確認されました。
リピトールの漸増試験結果(家族性高コレステロール血症ホモ接合体患者)
| 対象者 |
9例(LDLアフェレーシス施行中) |
| 低下した6例の変化率 |
TC:-31.4~-4.9% LDL-C:-39.3~-4.6% |
| 上昇した3例の変化率 |
TC:+1.2~+15.2% LDL-C:+3.1~+11.8% |
| 副作用発現率 |
11.1%(1/9例) 主な副作用:右手のしびれ |
| 検査値異常変動 |
44.4%(4/9例) 重篤な異常はなし |
副作用は全体の11.1%(1例)に確認され、右手のしびれ感が報告されました。
また、関連性が否定できなかった臨床検査値の異常変動は44.4%(4例)に認められましたが、重篤な副作用や深刻な検査値異常の発現は確認されませんでした。
胆汁脂質に与える影響(国内)
高脂血症患者17例を対象に、リピトール10mgを12週間投与する非盲検・非比較試験が実施されました。
その結果、投与前後でコレステロール飽和度、胆汁中の脂質濃度、胆石形成指数に有意な変化は見られず、リピトールは胆汁脂質組成に悪影響を及ぼさないことが確認されました。
リピトールの胆汁脂質に関する非比較試験結果
| 対象者 |
高脂血症患者 17例 |
| 評価項目 |
コレステロール飽和度、胆汁脂質濃度、胆石形成指数 |
| 結果 |
いずれも有意な変化なし 胆汁脂質組成に悪影響なし |
| 副作用発現率 |
6.3%(1/16例) |
| 検査値異常変動 |
25.0%(4/16例) 重篤な異常なし |
| 報告された副作用 |
胃部不快感と鼓腸(同一症例) |
副作用は6.3%(1例)に認められ、胃部不快感と鼓腸が同一の患者に発現しました。
また、関連性が否定できなかった臨床検査値の異常変動は25.0%(4例)で確認されましたが、重篤な異常は報告されていません。
血液凝固線溶系に及ぼす影響(国内)
高脂血症患者20例を対象に、リピトール10mgを28週間投与する非盲検・非比較試験が実施されました。
その結果、血液凝固に関わる第Ⅶ因子活性およびその抗原量が有意に低下し、血栓形成を抑える傾向が認められました。
一方で、他の血液凝固および線溶系パラメータには一貫した変化は見られず、リピトールは全体として血液凝固線溶系に悪影響を及ぼさないことが確認されました。
リピトールの凝固系への影響に関する試験結果
| 対象者 |
高脂血症患者 20例 |
| 投与期間 |
28週間(非盲検・非比較) |
| 主な変化 |
第Ⅶ因子活性および抗原量の有意な低下 |
| 他の凝固・線溶系指標 |
一定の傾向なし 全体として悪影響なし |
| 副作用発現率 |
0%(副作用報告なし) |
| 検査値異常変動 |
31.6%(6/19例) 関連性は否定できず |
なお、副作用は報告されておらず、安全性は良好でした。
ただし、関連性が否定できない臨床検査値の異常変動が31.6%(6例)に認められています。
糖代謝に及ぼす影響(国内)
高脂血症を合併した糖尿病患者50例を対象に、リピトール10mgまたはプラセボを12週間投与する二重盲検群間比較試験が実施されました。
投与後のHbA1c、1,5-AG、フルクトサミンの変化において、リピトール群とプラセボ群の間に有意差は認められませんでした。
このことから、リピトールは糖代謝に対する影響を及ぼさないと判断されました。
リピトールの糖尿病患者対象試験(糖代謝への影響)
| 対象者 |
糖尿病を合併した高脂血症患者 50例(本剤群26例/プラセボ群24例) |
| 試験期間 |
12週間(二重盲検) |
| 糖代謝指標の変化 |
HbA1c、1,5-AG、フルクトサミン: いずれも有意差なし |
| 副作用発現率 |
本剤群・プラセボ群ともに5.3%(1/19例) |
| 副作用内容 |
プラセボ群:死亡/本剤群:胸痛 |
| 検査値異常変動 |
プラセボ群:26.3%(5/19例) 本剤群:21.1%(4/19例) |
| 重篤な異常 |
いずれの群でも認められず |
本試験では、両群において副作用が各1例発生しましたが、重篤な副作用や明確な異常変動は認められませんでした。