シーナックの概要
- シーナックの特徴
- 白内障の進行を抑え、レンズの白い濁りを改善する効果が期待できる点眼薬です。
- N-アセチルカルノシンの抗酸化作用で、レンズの酸化を防ぎ透明度を保ちます。
- カルボキシメチルセルロースナトリウムとグリセリンが乾燥や刺激を和らげ、目の不快感を軽減します。
シーナックの現物サイズ
|
箱正面 |
ボトル正面 |
| 長辺 |
66.3mm |
62.8mm |
| 短辺 |
28.8mm |
25.1mm |
| 厚み |
28.5mm |
25.1mm |
| 重量 |
20.68g |
16.25g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
プラスチックボトル |
| 剤形タイプ |
点眼剤 |
シーナックの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
シーナックは、1本に10mLの薬液が入った点眼薬です。
1回2滴を1日2回使用する場合、約3週間分の容量となります。
コンタクトレンズの上からは点眼できないため、レンズを外してから使用してください。
点眼後は、再びレンズを装着するまで15分ほど時間をあけましょう。
白内障の治療に使用する場合
1日2回、朝と夜にそれぞれ1回2滴を点眼します。
1日に4滴以上投与しても効果は変わりません。
白内障に対して十分な効果を得るためには、一定期間の継続使用が必要です。
おおよそ3~6か月のあいだ、シーナックの投与を続けてください。
目の不快症状に使用する場合
1日1~2回、1回につき1~2滴を点眼します。
1滴を投与した後は、60秒ほど瞼を閉じて薬液をなじませましょう。
1回に2滴を使用する場合は、1滴目の点眼後に5~10分ほど時間を空けてから次の滴下を行うと効果的です。
食事による影響
シーナックは点眼薬であり、経口摂取ではないため、食事による影響は特に報告されていません。
食事のタイミングを気にせずに使用できますが、点眼の際は清潔な手で扱い、容器の先端がまぶたや皮膚に触れないよう注意してください。
アルコール(お酒)による影響
シーナックの添付文書には、アルコールとの併用に関する注意や影響の記載はありません。
一般的に、アルコールの摂取が本剤の薬理作用に影響を及ぼすことはないと考えられます。
ただし、過度な飲酒は身体全体の代謝や眼の健康に悪影響を与える場合があるため、適度な摂取を心がけましょう。
シーナックの効果効能
- 適応症
シーナックは、インタスファーマ社が製造する加齢性白内障の治療に用いられる点眼薬です。
眼のレンズに起こる酸化を抑制することで、白い濁りを改善し、視界を正常な状態へと導く作用をもちます。
白内障治療における有効性
従来の点眼薬では、白内障による濁りの進行を遅らせる程度の効果しか期待できませんでした。
しかし、シーナックは白内障の進行を抑制するだけでなく、レンズの白い濁りを改善する働きも確認されています。
N-アセチルカルノシンの有効性を調べた試験では、使用者の約90%に視界の改善が見られました。
この結果から、シーナックは白内障に対して優れた治療効果を持つ点眼薬として注目されています。
参考:Efficacy of N-Acetylcarnosine in the Treatment of Cataracts
さらに、安全性が高く、副作用の報告も少ないため、人間だけでなく犬の白内障治療にも応用されています。
手術以外の選択肢として白内障治療に新たな可能性をもたらした薬です。
眼のケアや不快症状の改善にも有効
シーナックは用量を調整することで、白内障治療に限らず日常的な眼のケアにも使用できます。
眼精疲労やドライアイなど、目の不快感の原因となる症状を和らげると同時に、白内障の予防にも役立ちます。
パソコン作業や細かな作業を長時間行う方など、目を酷使しやすい方にとっても適した点眼薬です。
外科手術を行わずに白内障の改善を目指せる
シーナックの大きな利点は、外科的な手術を行わずに白内障の改善を期待できる点にあります。
通常、白内障による濁りは薬剤で除去することが難しく、最終的には人工レンズを挿入する手術が必要とされてきました。
しかしシーナックを継続的に使用することで、白い濁りの発生を抑えながら除去を促し、手術を避けることが可能になる場合があります。
外科的な負担や費用を軽減できる点も、大きな魅力のひとつです。
効果が現れるまでの期間
シーナックは、眼のレンズが白く濁り視界がかすむ、まぶしく感じるといった白内障の症状を改善します。
効果を実感するためには一定期間の継続使用が必要であり、十分な改善を得るには約3~6か月の使用が推奨されています。
また、乾燥を防ぎ眼圧を下げる作用もあるため、眼精疲労やドライアイの緩和にも効果が期待できます。
作用機序(仕組み)
有効成分であるN-アセチルカルノシンは、強力な抗酸化作用を持つ成分です。
白内障は、紫外線や老化などによる酸化ストレスが原因で、眼のレンズが白く濁ることで発症します。
通常、カルノシンという物質がレンズの酸化を防いでいますが、加齢とともに体内での分泌量が減少し、酸化を抑えきれなくなります。
N-アセチルカルノシンは、眼内でカルノシンに変化してその働きを補います。
カルノシンの量が増えることで酸化を防ぎ、レンズの透明度を保ちながら白い濁りを除去します。
この作用により、白内障の進行抑制と改善の両面から効果を発揮する点眼薬といえます。
シーナックの副作用
シーナックは、副作用の発現が少ない安全性の高い点眼薬とされていますが、まれに軽度の副作用が現れることがあります。
主な副作用は、目の炎症、かゆみ、刺激感、不快感などです。
これらの症状は一時的であり、ほとんどの場合は自然におさまります。
他にも使用後に下記のような副作用が現れることがあります。
シーナックの副作用
| 部位 |
頻度不明 |
| 目 |
炎症、かゆみ、刺激感、異物感、不快感、軽い充血、まぶたの腫れ、目の乾燥、使用後の一時的なかすみ |
重大な副作用
非常にまれではありますが、下記のような症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
その後は医療機関で診察を受けるようにしましょう。
シーナックの禁忌
シーナックには、使用を避けるべき方(禁忌)が定められています。
下記に該当する方は、シーナックを使用しないでください。
- シーナックの禁忌
- シーナックの有効成分(カルボキシメチルセルロースナトリウムまたはN-アセチルカルノシン)に対して過敏症のある方
シーナックの使用に注意が必要な方
シーナックの使用は禁忌ではありませんが、注意が必要な方がいます。
下記に該当する場合は、使用前に医師または薬剤師へ相談してください。
- シーナックの使用に注意が必要な方
- 他の点眼薬や医薬品を併用している方
- 妊娠中または妊娠している可能性のある方
- 使用を継続しても症状の改善が見られない方(他の治療方法を検討する必要があります)
シーナックの併用禁忌薬
シーナックには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
シーナックの併用注意薬
シーナックには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されていません。
ただし、他の点眼薬と併用する場合、5分以上間隔をあけて点眼してください。
シーナックの基本的な注意事項
シーナックを安全に使用するためには、いくつかの注意事項を守ることが大切です。
まず、点眼時には必ず手を清潔にし、容器の先端をまぶたやまつ毛、皮膚などに触れさせないようにしてください。
汚染を防ぐことで、感染症や薬液の変質を避けることができます。
開封後は30日以内に使用を終了し、残った薬液は廃棄してください。
凍結を避け、25℃以下の涼しい場所で保管するようにしましょう。
また、容器のシールが破損している場合や、薬液が変色・濁っている場合は使用しないでください。
12歳未満の子どもには推奨されていません。
使用中に目の赤み、強い刺激感、不快感などが現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師の診察を受けてください。
コンタクトレンズの上からは点眼できません。
点眼前にレンズを外し、点眼後は15分以上経ってから装着してください。
シーナックの保管方法
シーナックは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- シーナックの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 開封後は30日以内に使用を終了し、残った薬液は廃棄してください
シーナックに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
シーナックは、原則として25℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
シーナックの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
加齢性白内障に対する臨床試験
加齢性白内障に対する1%N-アセチルカルノシン点眼液の6か月および24か月追跡ランダム化プラセボ対照試験の結果は、下記の通りとなっています。
| 試験名称 | 加齢性白内障患者に対する1%N-アセチルカルノシン点眼液の有効性および安全性試験 |
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| 被験者数 | 49名(76眼)、平均年齢65.3±7.0歳 |
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| 投与群/対照群 | 投与群:26名(41眼)/対照群:13名(21眼)、未投与群:10名(14眼) |
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| 試験期間 | 6か月(2か月ごと評価)および24か月(6か月ごと評価) |
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| 主要評価項目 | 最良矯正視力(BCVA)、まぶしさ(グレア)感度、レンズ画像解析による濁り指標 |
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| 主な結果 | 6か月時点で処置群の約90%の眼で視力が改善(7~100%)、88.9%でグレア感度の改善(27~100%)が確認されました。 24か月後も処置群では悪化がみられず、対照群では視力低下が有意に認められました。 |
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| 安全性 | 全体を通して良好な忍容性を示し、重篤な副作用は報告されませんでした。 |
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