フリバンの概要
- フリバンの特徴
- 性欲の低下そのものに作用し、根本的な改善を目指す内服薬
- 毎日就寝前に服用することで、徐々に効果が現れる治療設計
- 先発医薬品アディと同じ有効成分を含むジェネリック医薬品
フリバンの現物サイズ
|
箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
76mm |
72.2mm |
12.4mm |
| 短辺 |
56.3mm |
53.1mm |
12.1mm |
| 厚み |
9.5mm |
6.2mm |
5.4mm |
| 重量 |
7.15g |
3.62g |
0.53g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
フリバンの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 100mg錠の場合:1錠 フリバンとして100mg |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用期間 | 8週間 |
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| 服用間隔 | 24時間以上空ける |
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| 服用タイミング | 就寝前 |
|---|
フリバンは、1日1回、就寝前に服用します。
日中の活動時間帯に服用すると、眠気やふらつきなどが現れやすくなるため、必ず就寝前に服用してください。
服用する際は、水またはぬるま湯でそのまま飲み込みます。
飲み忘れた場合は、その日は服用せず、翌日の就寝前に1回分を服用してください。
食事による影響
フリバンは、食事の有無によって体内への吸収量が変化することがあります。
食後に服用すると、有効成分の吸収量がやや増加し、作用が強く現れる場合があります。
そのため、毎日できるだけ同じタイミングで服用することが大切です。
空腹時・食後のいずれかに統一することで、作用のばらつきを抑えやすくなります。
アルコール(お酒)による影響
フリバンの服用中は、アルコールの摂取を避けてください。
アルコールと併用すると、血圧低下や意識消失などが現れるリスクが高まる可能性があります。
安全に使用するためにも、服用期間中は飲酒を控え、フリバン単独での服用を心がけてください。
フリバンの効果効能
- 適応症
フリバンは、性欲の低下による悩みを抱える閉経前の女性を対象とした治療薬です。
性に対する興味や欲求が低下し、精神的な負担や対人関係への影響が現れている状態に作用します。
継続して服用することで、性欲の回復や満足感の向上といった変化が現れることがあります。
一時的に作用する薬ではなく、日常的な状態の改善を目的として使用される点が特徴です。
作用機序(仕組み)
フリバンの作用機序は完全には解明されていませんが、脳内の神経伝達物質に働きかけることで効果が現れると考えられています。
主にセロトニン受容体に作用し、性欲に関与するとされる神経バランスを調整します。
この働きにより、性に対する興味や欲求を抑制する方向に傾いた神経の状態が整えられ、性欲の低下に対する改善効果が現れるとされています。
即効性はなく、一定期間の服用を続けることで徐々に変化が現れる薬剤です。
フリバンの副作用
フリバンは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、めまい、眠気、吐き気、疲労感、口の渇きなどとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
フリバンの副作用
| 比較的多くみられる症状 | めまい、眠気、吐き気、疲労感、不眠、口の渇き |
|---|
| まれにみられる症状 | 不安感、便秘、腹痛、発疹、ふらつき |
|---|
| 注意が必要な症状 | 血圧低下、意識が遠のく感じ |
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重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- フリバンの重大な副作用
- 強いめまいや立ちくらみを伴う血圧低下
- 意識を失う、または失神する
- 動けなくなるほどの強い眠気やふらつき
フリバンの禁忌
フリバンには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はフリバンを服用できません。
- フリバンの禁忌
- アルコールを摂取している方
- CYP3A4阻害薬を使用している方
- 肝機能に障害がある方
フリバンの服用に注意が必要な方
フリバンには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、フリバンを服用する前に医師に相談してください。
- フリバンの服用に注意が必要な方
- 低血圧の傾向がある方
- 眠気やふらつきが現れやすい体質の方
- 中枢神経に作用する薬を使用している方
- 授乳中の方
フリバンの併用禁忌薬
フリバンには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とフリバンは併用して服用できません。
- フリバンの併用禁忌薬
- 中等度または強力なCYP3A4阻害薬
- 抗真菌薬(フルコナゾール、ケトコナゾール、イトラコナゾールなど)
- 一部の抗生物質(クラリスロマイシン、エリスロマイシン、テリスロマイシンなど)
- HIV治療薬の一部(リトナビル、サキナビル、ネルフィナビルなど)
- ネファゾドン
- アルコール
フリバンの併用注意薬
フリバンには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
フリバンと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、フリバンを服用する前に医師に相談してください。
- フリバンの併用注意薬
- 中枢神経抑制作用を有する医薬品(睡眠薬、抗不安薬、鎮静作用のある薬など)
- 弱いCYP3A4阻害作用を持つ医薬品やサプリメント
- 経口避妊薬
- CYP3A4誘導薬
- ジゴキシン
フリバンの基本的な注意事項
フリバンは、毎日継続して服用することで効果が現れる医薬品です。
1回のみの服用や、必要なときだけ服用する使い方では十分な効果は期待できません。
服用は必ず就寝前に行い、日中の活動時間帯には服用しないでください。
日中に服用すると、眠気やふらつき、血圧低下などの症状が現れやすくなる可能性があります。
服用中は、アルコールの摂取を避けることが重要です。
アルコールと併用すると、副作用が強く現れるおそれがあります。
効果の感じ方には個人差があり、服用開始からすぐに変化が現れない場合もあります。
一定期間服用を続けても変化が感じられない場合は、服用を中止することがあります。
体調に異変を感じた場合や、めまい、強い眠気、意識が遠のくような症状が現れた場合は、無理に服用を続けず様子を見ることが大切です。
安全に使用するためにも、用法・用量を守って服用してください。
フリバンの保管方法
フリバンは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- フリバンの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
フリバンに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
フリバンの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
フリバンは、先発医薬品である「アディ」のジェネリック医薬品であるため、アディの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 閉経前HSDD患者を対象とした第1試験
- 閉経前HSDD患者を対象とした第2試験
- 閉経前HSDD患者を対象とした第3試験
- 運転への影響を評価した試験(安全性)
閉経前HSDD患者を対象とした第1試験
閉経前女性の「獲得性かつ全般性の性欲低下(HSDD)」を対象に、フリバンセリン100mgを1日1回就寝前に投与し、有効性と安全性を評価した24週間の試験です。
主要評価項目は、満足の得られた性行為イベント数、性欲指標、性欲に伴う苦痛の指標などです。
臨床試験
| 評価項目 |
フリバン群 |
プラセボ群 |
群間差 |
| 満足の得られた性行為イベント数(28日あたり) |
ベースライン3.0 変化+1.6 |
ベースライン2.7 変化+0.8 |
+0.9(95%CI:0.3-1.4) |
| FSFI欲求スコア |
ベースライン1.9 変化+0.9 |
ベースライン1.9 変化+0.5 |
+0.4(95%CI:0.2-0.5) |
| FSDS-R設問13(低い性欲に対する苦痛) |
ベースライン3.2 変化-0.8 |
ベースライン3.2 変化-0.4 |
-0.4(95%CI:-0.5--0.2) |
本試験では、満足の得られた性行為イベント数と、FSFI欲求スコア、性欲に伴う苦痛の指標で、プラセボと比較した改善が示されています。
閉経前HSDD患者を対象とした第2試験
本試験は、閉経前女性の獲得性かつ全般性の性欲低下(HSDD)を対象に実施された、24週間のプラセボ対照二重盲検試験です。
フリバンセリン100mgを1日1回就寝前に服用し、有効性と安全性が評価されました。
主要評価項目は、第1試験と同様に、満足の得られた性行為イベント数、性欲の変化、性欲低下による精神的苦痛の程度です。
臨床試験
| 評価項目 |
フリバン群 |
プラセボ群 |
群間差 |
| 満足の得られた性行為イベント数(28日あたり) |
ベースライン2.6 変化+1.8 |
ベースライン2.7 変化+1.1 |
+0.6(95%CI:-0.03-1.2) |
| FSFI欲求スコア |
ベースライン1.8 変化+0.9 |
ベースライン1.8 変化+0.5 |
+0.3(95%CI:0.2-0.5) |
| FSDS-R設問13(低い性欲に対する苦痛) |
ベースライン3.2 変化-0.5 |
ベースライン3.2 変化-0.8 |
-0.3(95%CI:-0.4--0.1) |
第2試験においても、フリバン群はプラセボ群と比較して、性欲に関連する指標で改善傾向が示されました。
一方で、一部評価項目では統計学的な差が限定的であり、個人差がみられる結果となっています。
閉経前HSDD患者を対象とした第3試験
第3試験は、閉経前女性の獲得性かつ全般性の性欲低下(HSDD)を対象として実施された24週間のプラセボ対照二重盲検試験です。
本試験では、フリバンセリン100mgを1日1回就寝前に服用し、有効性および安全性が評価されました。
第1試験および第2試験とは異なり、本試験では性欲の評価指標としてFSFI欲求ドメインが主要評価項目として用いられています。
臨床試験
| 評価項目 |
フリバン群 |
プラセボ群 |
群間差 |
| 満足の得られた性行為イベント数(28日あたり) |
ベースライン2.5 変化+2.5 |
ベースライン2.7 変化+1.5 |
+1.0(95%CI:0.4-1.5) |
| FSFI欲求スコア |
ベースライン1.9 変化+1.0 |
ベースライン1.9 変化+0.7 |
+0.3(95%CI:0.2-0.4) |
| FSDS-R設問13(低い性欲に対する苦痛) |
ベースライン3.4 変化-1.0 |
ベースライン3.4 変化-0.7 |
-0.3(95%CI:-0.4--0.1) |
第3試験では、満足の得られた性行為イベント数、性欲スコア、性欲低下に伴う苦痛のいずれにおいても、プラセボと比較した有意な改善が示されています。
これらの結果から、フリバンは閉経前HSDDに対して一定の有効性を示すことが確認されています。
運転への影響を評価した試験(安全性)
本試験は、フリバンセリンの服用が運転能力や注意力に及ぼす影響を評価する目的で実施された安全性試験です。
健康な閉経前女性を対象に、フリバンセリン100mgを就寝前に服用した場合の翌日の運転能力が検証されました。
試験では、服用後9時間経過した時点で、実際の運転操作や注意力、反応速度などが評価されています。
臨床試験
| 評価項目 |
結果 |
| 運転操作への影響 |
プラセボと比較して有意な差は認められなかった |
| 注意力・反応速度 |
臨床的に問題となる低下は認められなかった |
| 眠気の影響 |
翌朝の運転時点では影響は軽微と判断された |
本試験の結果から、就寝前に正しく服用した場合、翌日の運転能力に大きな影響を及ぼさないことが示されています。
ただし、服用直後や日中の服用では眠気などが現れる可能性があるため、用法・用量を守ることが重要です。