アシビルクリームの概要
- アシビルクリームの特徴
- 有効成分アシクロビルを配合した、単純疱疹に用いられる抗ヘルペスウイルス外用薬です。
- 患部に直接塗布することで、単純ヘルペスウイルスの増殖を抑えて効果が現れます。
- 発病初期に近いほど効果が期待できるため、症状に気づいた段階で早めの使用が望まれます。
アシビルクリームの現物サイズ
|
箱正面 |
チューブ正面 |
| 長辺 |
111.1mm |
98.4mm |
| 短辺 |
27.8mm |
25.5mm |
| 厚み |
20.3mm |
15.8mm |
| 重量 |
17.17g |
12.66g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
アシビルクリームの使い方(使用方法)
下記の用法・用量を守って使用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 患部に適量を薄く塗布 |
|---|
| 使用回数 | 1日数回 |
|---|
| 使用期間 | 7日 |
|---|
アシビルクリームは、患部に適量を塗布して使用する外用薬です。
通常は1日数回、症状のある部位にやさしく塗り広げてください。
発病初期に近いほど効果が期待できるため、違和感や初期症状に気づいた段階で早めに使い始めることが大切です。
7日間使用しても改善の兆しが見られない場合や、かえって悪化する場合は、使用方法を見直してください。
なお、目のまわりや角膜、結膜には使用しないでください。
食事による影響
アシビルクリームは皮膚に使用する外用薬のため、食事の影響を受けにくい薬です。
添付文書およびインタビューフォームでも、食事による具体的な影響は不明です。
食前や食後を意識する必要はなく、使用回数と使用期間を守って患部に塗布してください。
アルコール(お酒)による影響
アシビルクリームは外用薬のため、飲酒による直接的な影響は受けにくいと考えられます。
一方で、アルコールとの相互作用についての具体的な記載は不明です。
使用中に患部の刺激感や違和感が気になる場合は、患部の状態を見ながら使用してください。
アシビルクリームの効果効能
- 適応症
アシビルクリームの効能・効果は、単純疱疹です。
有効成分のアシクロビルが、単純ヘルペスウイルスによる皮膚症状に作用します。
単純疱疹は、口唇まわりや性器まわりなどに水ぶくれやただれ、ヒリヒリ感などが現れる感染症です。
アシビルクリームは、患部に直接塗布することで、ウイルスの増殖を抑える薬です。
作用機序(仕組み)
アシビルクリームの有効成分であるアシクロビルは、単純ヘルペスウイルスに感染した細胞内で活性化されます。
その後、アシクロビル三リン酸となり、ウイルスDNAポリメラーゼの働きを妨げることで、ウイルスDNAの複製を阻害します。
さらに、ウイルスDNA鎖の伸長を停止させることで、単純ヘルペスウイルスの増殖を抑えます。
感染細胞内で選択的に活性化されるため、ウイルスに感染していない細胞への障害性は低いと考えられています。
アシビルクリームの副作用
アシビルクリームは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、刺激感、接触皮膚炎、そう痒などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも使用後に下記の副作用が現れることがあります。
アシビルクリームの副作用
| 部位 |
0.1%~1%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 皮膚 |
投与部位の刺激感、接触皮膚炎、掻痒、紅斑性発疹 |
投与部位の疼痛、皮膚乾燥 |
灼熱感、皮膚薄片剥離 |
| 過敏症 |
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血管性浮腫、蕁麻疹 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。
アシビルクリームの禁忌
アシビルクリームには禁忌(使用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はアシビルクリームを使用できません。
- アシビルクリームの禁忌
- アシクロビルあるいはバラシクロビル塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある方
アシビルクリームの使用に注意が必要な方
アシビルクリームには禁忌ではありませんが、使用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、アシビルクリームを使用する前に医師に相談してください。
アシビルクリームの併用禁忌薬
アシビルクリームには併用禁忌薬(併用して使用してはいけない医薬品)が指定されていません。
アシビルクリームの併用注意薬
アシビルクリームには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)も指定されていません。
アシビルクリームの基本的な注意事項
アシビルクリームは、発病初期に近いほど効果が期待できるため、症状に気づいたら早めに使用を開始することが望ましい薬です。
また、7日間使用しても改善の兆しが見られない場合や、症状が悪化する場合は、使用を続けず治療方法の見直しを検討してください。
本剤は特別に配合された基剤を含んでいるため、薄めたり、他の薬を混合するための基剤として使用してはいけません。
使用する際は、患部にそのまま塗布してください。
眼科用としては使用できないため、角膜や結膜には使用しないでください。
目のまわりに使用する場合は、目の中に入らないよう注意が必要です。
治療終了後に残った未使用分は廃棄してください。
また、本剤の基剤に含まれる油脂性成分は、コンドームなどの避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化させ、破損する可能性があるため、接触を避けてください。
アシビルクリームの保管方法
アシビルクリームは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- アシビルクリームの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
アシビルクリームに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
アシビルクリームの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
国内臨床試験
国内延べ55施設で、総計270例を対象とした臨床試験が実施されています。
このうち有効性の評価対象は259例でした。
単純疱疹に対する有効率は85.7%(222/259例)と報告されています。
また、小児37例では有効率97.3%という結果が示されています。
なお、これらの臨床成績は、先発医薬品のゾビラックス軟膏5%で実施された試験結果をもとに確認された内容です。
さらに、プラセボを対照とした比較試験でも有用性が認められています。
プラセボ対照比較試験
単純疱疹患者163例を対象に、プラセボ(基剤)を対照とした比較試験が実施されています。
アシクロビル軟膏またはプラセボ軟膏を、1日3~5回、7日または14日間塗布して有効性と安全性が比較されました。
その結果、有効率はアシクロビル群で78.5%(62/79例)、プラセボ群で54.5%(42/77例)でした。
アシクロビル群はプラセボ群と比べて有意に高い有効率が認められています。
副作用は、刺激感またはそう痒感が確認されており、アシクロビル群で3例、プラセボ群で5例でした。
この結果から、アシクロビル外用剤は単純疱疹に対して有用性が認められた薬剤とされています。