テグレトールの概要
- テグレトールの特徴
- テグレトールは有効成分「カルバマゼピン」を含んだ、てんかん治療薬(抗てんかん薬)
- スイスの製薬会社「ノバルティス」が製造している先発医薬品
- 「てんかんに対する特効薬」として数多くの臨床試験や治療実績で証明済み
| 商品名 |
テグレトール® 100(Tegrital® 100) |
| 内容量 |
1商品10錠(200mg×10錠×1シート) |
| 有効成分 |
カルバマゼピン(Carbamazepine) |
| 医薬品分類 |
先発医薬品
|
| 薬効分類 |
向精神作用性てんかん治療薬(躁状態治療薬) |
| 適応症 |
精神運動発作、てんかん性格およびてんかんに伴う精神障害、てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作、大発作) 躁病、躁うつ病の躁状態、統合失調症の興奮状態 三叉神経痛 |
| 対象者 |
男性・女性 |
| 製薬会社 |
ノバルティス(Novartis International AG) |
| 商品区分 |
医薬品 |
| 到着の目安 |
入金確認後7日~14日前後で到着 |
テグレトールの現物サイズ
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シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
132.2mm |
13.1mm |
| 短辺 |
47.5mm |
6.1mm |
| 厚み |
4.1mm |
3.8mm |
| 重量 |
4.36g |
0.3g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
SP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
テグレトールの飲み方(服用方法)
テグレトールの服用方法(用法・用量)は治療したい疾患によって異なります。
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
てんかんを治療する場合の用法・用量
| 1回の用量 | 200mg錠の場合:1/2錠~1錠 カルバマゼピンとして100mg~200mgまで |
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| 服用回数 | 1日1回~2回 |
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| 服用期間 | 数年単位 ※症状が改善するまで服用可能 |
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| 服用間隔 | 朝・夜(12時間ごと)の服用を推奨 |
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| 服用タイミング | 毎日同じ時間に服用 |
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| 留意点 | 小児の場合は、年齢や症状に応じて1日100mg~600mgまで
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躁病、躁うつ病(双極性障害)、統合失調症を治療する場合の用法・用量
| 1回の用量 | 200mg錠の場合:1/2錠~1錠 カルバマゼピンとして100mg~200mgまで |
|---|
| 服用回数 | 1日1回~2回 |
|---|
| 服用期間 | 数週間~数か月 ※症状が改善するまで服用可能 |
|---|
| 服用間隔 | 朝・夜(12時間ごと)の服用を推奨 |
|---|
| 服用タイミング | 毎日同じ時間に服用 |
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| 留意点 | 1日600mgまでは至適効果が得られるまで徐々に増量可能 また、症状に応じて1日1200mgまで増量可能 |
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三叉神経痛を治療する場合の用法・用量
| 1回の用量 | 200mg錠の場合:1/2錠~1錠 カルバマゼピンとして100mg~200mgまで |
|---|
| 服用回数 | 1日1回~2回 |
|---|
| 服用期間 | 数週間~数年単位 ※症状が改善するまで服用可能 |
|---|
| 服用間隔 | 朝・夜(12時間ごと)の服用を推奨 |
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| 服用タイミング | 毎日同じ時間に服用 |
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| 留意点 | 1日600mgまでは至適効果が得られるまで徐々に増量可能 また、症状に応じて、1日800mgまで増量可能 小児の場合は、年齢や症状に応じて適宜減量する |
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てんかんを治療する場合は、テグレトール200mg錠を1回あたり1/2錠~1錠(カルバマゼピンとして100mg~200mg)服用します。
服用回数は1日1回~2回が目安で、服用期間は数年単位となることが多く、症状が改善するまで継続して服用することが可能です。
服用間隔は、朝と夜の12時間ごとの服用が推奨されており、毎日できるだけ同じ時間に服用することが望ましいとされています。
ちなみに、小児の場合は、年齢や症状に応じて1日100mg~600mgまでの範囲で用量を調整して服用する必要があります。
躁病、躁うつ病(双極性障害)、統合失調症を治療する場合も、テグレトール200mg錠を1回あたり1/2錠~1錠(カルバマゼピンとして100mg~200mg)服用します。
服用回数は1日1回~2回が目安で、服用期間は数週間~数か月はかかるとされ、症状が改善するまで継続して服用することが可能です。
服用間隔は、朝と夜の12時間ごとの服用が推奨されており、毎日できるだけ同じ時間に服用することが望ましいとされています。
また、1日600mgまでは至適効果が得られるまで徐々に増量でき、さらに症状に応じて最大で1日1200mgまで増量することができます。
三叉神経痛の治療においても、テグレトール200mg錠を1回あたり1/2錠~1錠(カルバマゼピンとして100mg~200mg)服用します。
服用回数は1日1回~2回が目安で、服用期間は数週間で改善する方もいれば、数年単位となることも多いとされています。
ただし、症状が改善するまで継続して服用することが可能です。
服用間隔は、朝と夜の12時間ごとの服用が推奨されており、毎日できるだけ同じ時間に服用することが望ましいとされています。
また、1日600mgまでは至適効果が得られるまで徐々に増量でき、さらに症状に応じて最大で1日800mgまで増量することができます。
ちなみに、小児の場合は、年齢や症状に応じて適宜減量して服用する必要があります。
食事による影響
テグレトールは食事の影響を受けにくいため、食前食後にかかわらず、いつ服用しても効果にはほとんど影響がありません。
しかし、基本的には食後の服用が推奨されています。
飲み忘れを防ぎ、副作用を抑えるためです。
テグレトールで発現リスクが高めな副作用は、食欲不振や悪心(吐き気)、嘔吐などの胃腸障害です。
食後に服用することで、胃への刺激が和らぎ、これらの副作用が軽減されやすいと考えられています。
また、食後の服用が習慣化されれば飲み忘れを防ぐこともできます。
アルコール(お酒)による影響
テグレトールとアルコール(お酒)には相互作用が確認されています。
どちらも中枢神経抑制作用を持っているため、併用は基本的に推奨されていません。
また、テグレトールとアルコールはどちらも肝臓で代謝され、同時に摂取すると肝機能への負担や副作用のリスクが増します。
テグレトール服用中の飲酒は避けた方が安全です。
テグレトールの効果効能
- 適応症
- 精神運動発作、てんかん性格およびてんかんに伴う精神障害、てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作、大発作)
- 躁病、躁うつ病(双極性障害)の躁状態、統合失調症の興奮状態
- 三叉神経痛
テグレトールは、有効成分カルバマゼピンを含んだてんかんの痙攣発作(部分発作)に対して第一選択薬として使用されるてんかん治療薬(抗てんかん薬)です。
脳や神経の過剰な興奮を抑えることでてんかん発作を抑える目的で使用されます。
てんかん発作は、脳が過剰に興奮して発作を繰り返す疾患です。
大きく分けて、脳全体が一度に興奮する「全般発作」と脳の一部から始まる「部分発作(焦点発作)」があります。
このうち、テグレトールは部分発作に特に有効とされています。
また、テグレトールは気分の高揚や興奮を抑える作用や神経性の痛みを緩和する作用も持っており、躁病や躁うつ病(双極性障害)、統合失調症、三叉神経痛に対しても効果があります。
作用機序(仕組み)
テグレトールの有効成分カルバマゼピンは、主に抗痙攣作用、抗興奮作用、三叉神経の誘発電位に対する作用によって様々な疾患に効果を発揮します。
- 抗痙攣作用
- カルバマゼピンは、神経細胞の電位依存性ナトリウムチャンネルの活動を制限し、その過剰な興奮を抑制することによって抗てんかん作用を現すと考えられています。
てんかんの部分発作や痙攣は、脳の神経細胞(ニューロン)が必要以上に興奮し、電気信号が暴走することで引き起こされます。
その興奮を鎮めることで発作を防ぎます。
- 抗興奮作用
- カルバマゼピンには、脳や神経の過度の興奮を抑えて、電気信号の暴走を防ぐ作用もあります。
これにより、けいれんを含めた神経の興奮全体を抑えられ、躁病や躁うつ病(双極性障害)の躁状態、統合失調症を緩和することができます。
- 三叉神経の誘発電位に対する作用
- カルバマゼピンは、三叉神経の過剰な興奮を抑える作用を持っています。
三叉神経の信号が過剰に強くなるのを抑え、痛みの電気信号を伝わりにくくすることができます。
これにより、三叉神経痛を改善することができます。
テグレトールの副作用
テグレトールは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、ふらつきや眠気、めまいなどの症状とされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
通常、テグレトールの効果が切れるとともに副作用も消失します。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
テグレトールの副作用
| 部位 |
5%以上 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
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猩紅熱様・麻疹様・中毒疹様発疹、そう痒症 |
光線過敏症、蕁麻疹、潮紅 |
血管炎、血管浮腫、呼吸困難 |
| 皮膚 |
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色素沈着、ざ瘡、丘疹、多形結節性紅斑、紫斑、多毛、苔癬様角化症、爪の障害(爪甲脱落症、爪の変形、爪の変色等) |
| 筋骨格系 |
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筋脱力 |
筋痙攣、関節痛、筋痛 |
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| 血液 |
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リンパ節腫脹 |
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ポルフィリン症、巨赤芽球性貧血、白血球増多、好酸球増多症、網状赤血球増加症 |
| 肝臓 |
ALT上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇 |
AST上昇 |
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| 腎臓 |
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蛋白尿、BUN、クレアチニン上昇 |
頻尿 |
乏尿、尿閉、血尿 |
| 精神神経系 |
ふらつき、眠気、めまい |
注意力・集中力・反射運動能力等の低下、立ちくらみ、抑うつ、頭痛・頭重、脱力、倦怠感、興奮、運動失調、不随意運動(振戦、アステリキシス等)、言語障害 |
錯乱 |
幻覚(視覚、聴覚)、せん妄、知覚異常、インポテンス、末梢神経炎、口顔面ジスキネジー、舞踏病アテトーゼ、麻痺症状、攻撃的行動、激越、意識障害、鎮静、記憶障害 |
| 眼 |
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複視、霧視 |
調節障害、眼振 |
異常眼球運動(眼球回転発作)、水晶体混濁、結膜炎、眼圧上昇 |
| 心血管系 |
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血圧低下 |
血圧上昇 |
不整脈、刺激伝導障害 |
| 消化器 |
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食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、下痢、口渇 |
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膵炎、口内炎、舌炎、腹痛、大腸炎 |
| 内分泌、代謝系 |
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ビタミンD・カルシウム代謝異常(血清カルシウムの低下等)、甲状腺機能検査値の異常(T4値の低下等)、血清葉酸値低下、女性化乳房、乳汁漏出、プロラクチン上昇、低ナトリウム血症、骨軟化症、骨粗鬆症、高血糖 |
| その他 |
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発熱、味覚異常、浮腫、発汗、体重増加 |
感冒様症状(鼻咽頭炎、咳嗽等) |
聴覚異常(耳鳴、聴覚過敏、聴力低下、音程の変化等)、脱毛、コレステロール上昇、トリグリセリド上昇、CK(CPK)上昇、体液貯留、免疫グロブリン低下(IgA、IgG等)、CRP上昇 |
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- テグレトールの重大な副作用
- 再生不良性貧血
- 汎血球減少
- 白血球減少
- 無顆粒球症
- 貧血
- 溶血性貧血
- 赤芽球癆
- 血小板減少
- 中毒性表皮壊死融解症(TEN:Toxic Epidermal Necrolysis)
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーヴンス・ジョンソン症候群)
- 多形紅斑
- 急性汎発性発疹性膿疱症
- 紅皮症(剥脱性皮膚炎)
- SLE様症状
- 過敏症症候群
- 肝機能障害
- 黄疸
- 急性腎障害(間質性腎炎等)
- PIE症候群
- 間質性肺炎
- 血栓塞栓症
- アナフィラキシー
- うっ血性心不全
- 房室ブロック
- 洞機能不全
- 徐脈
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
- 無菌性髄膜炎
- 悪性症候群
※すべて頻度不明
テグレトールの禁忌
テグレトールには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はテグレトールを服用できません。
- テグレトールの禁忌
- カルバマゼピンまたは三環系抗うつ剤に対して過敏症の既往歴のある方
- 重篤な血液障害の方
- 第Ⅱ度以上の房室ブロックのある方
- 高度の徐脈(50拍/分未満)のある方
- ボリコナゾール、タダラフィル(アドシルカ)、リルピビリン、マシテンタン、チカグレロル、グラゾプレビル、エルバスビル、ドルテグラビル・リルピビリン、ダルナビル・コビシスタット、アルテメテル・ルメファントリン、ドラビリン、イサブコナゾニウム、カボテグラビル、ソホスブビル・ベルパタスビル、レジパスビル・ソホスブビル、ニルマトレルビル・リトナビル、エンシトレルビル、ミフェプリストン・ミソプロストール、リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン、ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドを含む薬剤を投与中の方
- ポルフィリン症の方
テグレトールの服用に注意が必要な方
テグレトールには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、テグレトールを服用する前に医師に相談してください。
- テグレトールの服用に注意が必要な方
- 心疾患(心不全、心筋梗塞等)または第Ⅰ度の房室ブロックのある方
- 排尿困難または眼圧亢進等のある患者
- 薬物過敏症の方
- 甲状腺機能低下症の方
- 腎機能障害の方
- 肝機能障害の方
- 生殖能を有する方
- 妊婦(妊娠している可能性のある女性を含む)
- 授乳婦
- 高齢者
テグレトールの併用禁忌薬
テグレトールには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する方はテグレトールを服用できません。
- テグレトールの併用禁忌薬
- 抗真菌薬
ボリコナゾール(ブイフェンド等)
- PDE5阻害薬
タダラフィル(アドシルカ等)
- 抗ウイルス化学療法薬(抗HIV薬)
リルピビリン(エジュラント等)
ドルテグラビル・リルピビリン(ジャルカ等)
ダルナビル・コビシスタット(プレジコビックス等)
ドラビリン(ピフェルトロ等)
カボテグラビル(ボカブリア等)
リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン(オデフシィ等)
ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ビクタルビ等)
ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(シムツーザ等)
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ゲンボイヤ等)
- エンドセリン受容体拮抗薬
マシテンタン(オプスミット、ユバンシ等)
- 抗血小板薬
チカグレロル(ブリリンタ等)
- 抗ウイルス薬
グラゾプレビル(グラジナ等)
エルバスビル(エレルサ等)
ソホスブビル・ベルパタスビル(エプクルーサ等)
- 抗マラリア薬
アルテメテル・ルメファントリン(リアメット等)
- アゾール系抗真菌薬
イサブコナゾニウム(クレセンバ等)
- C型慢性肝炎治療薬
レジパスビル・ソホスブビル(ハーボニー等)
- チトクロームP450(CYP)3A4阻害薬
ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビッド等)
エンシトレルビルフマル酸(ゾコーバ等)
- 人工妊娠中絶薬
ミフェプリストン・ミソプロストール(メフィーゴ等)
テグレトールの併用注意薬
テグレトールには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
テグレトールと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、テグレトールを服用する前に医師に相談してください。
- テグレトールの併用注意薬
- 統合失調症治療薬(抗精神病薬)
クエチアピン(セロクエル、ビプレッソ等)
ハロペリドール(セレネース等)
チオリダジン(メラリル:MELLARIL等)
ハロペリドール(セレネース等)
オランザピン(ジプレキサ等)
アリピプラゾール(エビリファイ等)
リスペリドン(リスパダール等)
ブロナンセリン(ロナセン等)
クロザピン(クロザリル等)
パリペリドン(インヴェガ等)
ルラシドン(ラツーダ等)
- チトクロームP450(CYP)3A4阻害薬
イトラコナゾール(イトリゾール等)
テラプレビル(テラビック等)
リトナビル(ノービア等)
シメチジン(カイロック、タガメット等)
ビカルタミド(カソデックス等)
- チトクロームP450(CYP)3A4誘導薬
フェニトイン(アレビアチン等)
- 抗てんかん薬
クロバザム(マイスタン等)
バルプロ酸(セレニカ、デパケン等)
フェノバルビタール(フェノバール、ルピアール等)
プリミドン(プリミドン等)
ゾニサミド(エクセグラン、トレリーフ等)
クロナゼパム(リボトリール、ランドセン等)
エトスクシミド(エピレオプチマル、ザロンチン等)
トピラマート(トピナ等)
ペランパネル(フィコンパ等)
ラモトリギン(ラミクタール等)
- 抗うつ薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬:SSRI)
パロキセチン(パキシル等)
フルボキサミン(ルボックス、デプロメール等)
セルトラリン(ジェイゾロフト等)
- 抗結核薬
イソニアジド(イスコチン等)
- 抗酸菌症治療薬
リファンピシン(リファジン等)
- マクロライド系抗生物質(抗菌薬)
エリスロマイシン(エコリシン、エリスロシン等)
クラリスロマイシン(クラシッド、クラリス等)
- アゾール系抗真菌薬
ミコナゾール(オラビ等)
フルコナゾール(ジフルカン等)
- ストレプトグラミン系抗生物質(抗菌薬)
キヌプリスチン・ダルホプリスチン(シナシッド等)
- ニューキノロン系抗生物質(抗菌薬)
シプロフロキサシン(シプロキサン等)
ラスクフロキサシン(ラスビック等)
- HIVプロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)
ダルナビル(プリジスタ等)
- 抗不整脈薬(Ca拮抗薬)
ベラパミル(ワソラン等)
ジルチアゼム(ベルベッサー等)
- プロトンポンプ阻害薬(胃酸抑制薬)
オメプラゾール(オメプラール等)
- 子宮内膜症・乳腺症治療薬
ダナゾール(ボンゾール等)
- 炭酸脱水酵素抑制薬(利尿薬)
アセタゾラミド(ダイアモックス等)
- 抗ウイルス化学療法薬(抗HIV薬)
エファビレンツ(ストックリン等)
ドルテグラビル・アバカビル・ラミブジン(トリーメク等)
ドルテグラビル・ラミブジン(トウベイト等)
- 気管支拡張薬
テオフィリン(テオドール、ユニコン、ユニフィル等)
- 未熟児無呼吸発作治療薬
アミノフィリン(アプニション等)
- 抗不安薬
アルプラゾラム(コンスタン、ソラナックス等)
- 抗けいれん薬
ミダゾラム(ブコラム等)
- 慢性疼痛・がん疼痛治療薬(持続性鎮痛薬)
トラマドール(トラマール、ワントラム、ツートラム等)
- 鎮痛薬
ブプレノルフィン(レペタン等)
- アデノシンA2A受容体拮抗薬(抗パーキンソン病薬)
イストラデフィリン(ノウリアスト等)
- 過活動膀胱治療薬
ソリフェナシン(ベシケア等)
- 免疫抑制薬
シクロスポリン(ネオーラル等)
タクロリムス(プログラフ等)
- 抗悪性腫瘍薬(抗がん剤)
エベロリムス(サーティカン、アフィニトール等)
アプレピタント(イメンド等)
イリノテカン(オニバイド、トポテシン等)
イマチニブ(グリベック等)
ゲフィチニブ(イレッサ等)
ソラフェニブ(ネクサバール等)
スニチニブ(スーテント等)
ダサチニブ(スプリセル等)
ニロチニブ(タシグナ等)
ラパチニブ(タイケルブ等)
トレミフェン(フェアストン等)
タミバロテン(アムノレイク等)
テムシロリムス(トーリセル等)
アキシチニブ(インライタ等)
セリチニブ(ジカディア等)
オシメルチニブ(タグリッソ等)
パルボシクリブ(イブランス等)
イブルチニブ(イムブルビカ等)
ポナチニブ(アイクルシグ等)
アカラブルチニブ(カルケンス等)
カプマチニブ(タブレクタ等)
ダロルタミド(ニュベクオ等)
レンバチニブ(レンビマ等)
- 抗うつ薬(セロトニン遮断再取り込み阻害薬:SARI)
トラゾドン(レスリン等)
- 抗うつ薬(四環系抗うつ薬)
ミアンセリン(テトラミド等)
- 抗うつ薬(ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬:NaSSA)
ミルタザピン(リフレックス、レメロン等)
- 三環系抗うつ薬
イミプラミン(トフラニール、イミドール等)
アミトリプチリン(トリプタノール等)
ノルトリプチリン(ノリトレン等)
- アルツハイマー型・レビー小体型認知症治療薬
ドネペジル(アリセプト等)
- 頻脈性不整脈治療薬
フレカイニド(タンボコール等)
- 片頭痛治療薬
エレトリプタン(レルパックス等)
- 持続性Ca拮抗薬(狭心症治療薬)
ニフェジピン(アダラート、セパミット等)
- Ca拮抗薬
フェロジピン(スプレンジール等)
- 高血圧症治療薬
ニルバジピン(ニバジール等)
- テトラサイクリン系抗生物質(抗菌薬)
ドキシサイクリン(ビブラマイシン等)
- HIVプロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)
サキナビル(インビラーゼ等)
インジナビル(クリキシバン等)
ネルフィナビルメシル酸塩(ビラセプト等)
ロピナビル・リトナビル(カレトラ等)
- 抗ウイルス化学療法薬(CCR5阻害薬)
マラビロク(シーエルセントリ等)
- ヌクレオシド/ヌクレオチド系逆転写酵素阻害薬(抗HIV薬)
エトラビリン(インテレンス等)
- 吸虫駆除薬
プラジカンテル(ビルトリシド等)
- 降圧薬(高血圧症治療薬)
エプレレノン(セララ等)
- PDE5阻害薬
シルデナフィル(レバチオ、バイアグラ等)
タダラフィル(シアリス等)
- 子宮内膜症治療薬
ジエノゲスト(ディナゲスト等)
- HMG-CoA還元酵素阻害薬
シンバスタチン(リポバス等)
- 制吐薬(抗嘔吐薬)
オンダンセトロン(ゾフラン等)
ホスアプレピタントメグルミン(プロイメンド等)
- 過活動膀胱治療薬
ミラベグロン(ベタニス等)
- 副腎皮質ホルモン薬
プレドニゾロン(リドメックス、メドロール等)
デキサメタゾン(デカドロン等)
- 月経困難症治療薬
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール(ヤーズ等)
- キャンディン系抗真菌薬
カスポファンギン(カンサイダス等)
- 抗凝固薬(直接トロンビン阻害薬)
ダビガトランエテキシラート(プラザキサ等)
- 抗凝固薬(FXa阻害薬)
アピキサバン(エリキュース等)
- 抗凝固薬(直接第Xa因子阻害薬)
リバーロキサバン(イグザレルト等)
- 抗凝固薬
ワルファリン(ワーファリン等)
- 解熱鎮痛薬
アセトアミノフェン/パラセタモール(カロナール、アルピニー等)
- アルキル化薬(抗がん剤)
シクロホスファミド(エンドキサン等)
- 漢方薬
セントジョーンズワート/セイヨウオトギリソウ(貫葉連翹等)
- 飲食物(食品)
フラノクマリン類を含む飲食物(グレープフルーツジュース等)
アルコールを含む飲食物(お酒等)
- 利尿薬(ナトリウム喪失性)
フロセミド(ラシックス等)
トリクロルメチアジド(フルイトラン等)
- 強心配糖体製剤(強心薬)
ジゴキシン(ラニラピッド等)
- 筋弛緩薬(神経筋遮断薬)
パンクロニウム(ミオブロック等)
- 駆虫薬
アルベンダゾール(エスカゾール等)
- 免疫調整薬
ヒドロキシクロロキン(プラケニル等)
- 躁病・躁状態治療薬(気分安定薬)
炭酸リチウム(リーマス等)
- 消化器機能異常治療薬
メトクロプラミド(プリンペラン等)
テグレトールの基本的な注意事項
継続して服用する場合は、定期的に肝機能検査や腎機能検査、血液検査を行ってください。
眠気や注意力・集中力・反射運動能力などの低下を引き起こすことがあるため、テグレトール服用中の方は高所作業や自動車の運転、危険を伴う機械の操作に従事しないように注意してください。
眠気や悪心、嘔吐、めまい、複視、運動失調などの症状は過量投与の徴候であることが多いため、この様な症状が現れた場合は、至適有効量まで徐々に減量してください。
特に、服用開始初期にみられることが多いため、低用量から服用を開始してください。
定期的に視力検査を行ってください。
テグレトールの保管方法
テグレトールは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- テグレトールの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、服用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
テグレトールに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
テグレトールの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験(躁病、躁うつ病の躁状態、統合失調症の興奮状態)
- 国内臨床試験
- 国内臨床試験(二重盲検比較試験)①
- 国内臨床試験(二重盲検比較試験)②
国内臨床試験
内因性躁病患者105例、非定型精神病患者44例、統合失調症患者77例の計226例を対象として有効性および安全性を検討した結果、評価対象となった内因性躁病の最終全般改善度は中等度改善以上72.0%(72例/100例)、軽度改善以上88.0%(88例/100例)でした。
非定型精神病は中等度改善以上63.6%(28例/44例)、軽度改善以上84.1%(37例/44例)であり、統合失調症は中等度改善以上55.8%(43例/77例)、軽度改善以上77.9%(60例/77例)でした。
副作用発現率は、内因性躁病患者で53.3%(56例/105例)、非定型精神病患者で40.9%(18例/44例)、統合失調症患者で41.6%(32例/77例)でした。
主な副作用は、「ふらつき」22.1%(50例/226例)、「ねむけ」18.1%(41例/226例)、「脱力感」9.7%(22例/226例)、「めまい」8.8%(20例/226例)、「たちくらみ」8.4%(19例/226例)などでした。
国内臨床試験(二重盲検比較試験)①
治療効果判定に用いた躁うつ病患者22例(解析対象例数)を対象にカルバマゼピン(以下、CBZ群)の予防効果をプラセボ(以下、Placebo郡)を対照薬とした二重盲検比較試験の結果、有効率はCBZ群で60.0%、Placebo群で22.2%であり、CBZP群有意に優れていたことが分かっています(U検定、Z=1.706、p<0.10)。
カルバマゼピン投与例数32例での副作用発現率は、CBZ群で56.3%(9例/16例)でした。
主な副作用は、「不眠」、「倦怠感」、「易疲労感」、「ねむけ」、「口喝」、「食欲不振」、「嘔吐」でした。
国内臨床試験(二重盲検比較試験)②
治療効果判定に用いた内因性躁病患者60例(解析対象例数)を対象にカルバマゼピン(以下、CBZ群)の有効性および安全性をクロルプロマジン群(以下、CPZ群)を対照薬とした二重盲検試験で比較を行った結果、全般改善度はCBZ群で70%、CPZ群で60%であり、両群間に有意差は認められませんでした。
検討症例63例での副作用発現率は、CBZ群で59%、CPZ群で86%であり、両群に有意差が認められました(Fisher、p<0.05)。
CBZ群で認められた主な副作用は、「眠気」29%、「頭痛」26%、「皮膚症状」16%、「口喝」15%、「脱力感」15%、「めまい」12%でした。