イベルヒールの概要
- イベルヒールの特徴
- 先発医薬品と同様の有効成分「イベルメクチン」を含んだ、疥癬(かいせん)などの治療薬
- 1~2回の服用で寄生虫を死滅させて感染症を防ぎ、腸管糞線虫症にも有効性がある
- 先発医薬品のストロメークより「低価格で購入可能」でコスパが良い
イベルヒールの現物サイズ
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シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
100mm |
6mm |
| 短辺 |
42.2mm |
6mm |
| 厚み |
3.8mm |
3mm |
| 重量 |
2.3g |
0.08g |
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シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
99.6mm |
5.6mm |
| 短辺 |
41.7mm |
5.6mm |
| 厚み |
3.3mm |
2.8mm |
| 重量 |
2.43g |
0.09g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
SP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
イベルヒールの飲み方(服用方法)
イベルヒールの用量規格は、有効成分の含有量別に「3mg錠」「12mg錠」の2種類があります。
症状に応じた用量規格を選択しましょう。
下記の用法・用量を守って、水のみで服用してください。
腸管糞線虫症治療の用法・用量
| 1回の用量 | 体重1kg当たり0.2mg |
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| 服用間隔 | 2週間 |
|---|
| 食事の影響 | 食事の影響を受けやすい |
|---|
| 留意点 | 空腹時に服用することが望ましい 糞便内幼虫が陰転しない場合には、再服用を考慮すること |
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疥癬(かいせん)治療の用法・用量
| 1回の用量 | 体重1kg当たり0.2mg |
|---|
| 服用間隔 | 食事の影響を受けやすい |
|---|
| 留意点 | 空腹時に服用することが望ましい 角化型疥癬等、重度の場合には初めての服用から1~2週間以内に効果を確認し、2回目の服用を考慮すること |
|---|
イベルヒールを服用する際は、体重によって用量が異なります。
体重1kg当たり約200µg(マイクログラム)のイベルメクチンを服用します。
下記の表を参考に、服用する錠数をご確認ください。
体重毎の1回当たりの用量
| 体重の目安 |
成分量 |
3mgの場合 |
12mgの場合 |
| 25~35kg |
6mg |
2錠 |
1/2錠 |
| 36~50kg |
9mg |
3錠 |
3/4錠 |
| 51~65kg |
12mg |
4錠 |
1錠 |
| 66~79kg |
15mg |
5錠 |
1錠+1/4錠 |
| 80kg以上 |
体重1kg当たり0.2mg増量 |
体重15kg当たり1錠増量 |
体重15kg当たり1/4錠増量 |
食事による影響
イベルヒールは脂溶性物質であるため、食事による影響を受けやすく、特に高脂肪食を摂取した後に服用すると、成分の血中濃度が上昇してしまうおそれがあります。
そのため、できるだけ空腹時に服用することを推奨します。
イベルヒールの効果効能
- 適応症
- 腸管糞線虫症
- 疥癬
- 新型コロナウイルス(COVID-19)に対する可能性への期待
疥癬の治療に関する臨床結果では、562例中559例「99.47%」の有効性が確認されており、疥癬の治療に高い効果が示されています。
腸管糞線虫症の患者を対象とした臨床試験においては、イベルメクチンは添付文書に記載された用法・用量に従って被験者に投与されました。
その結果、治療開始から4週間後の駆虫率は98.0%(対象者50名中49名)に達し、非常に高い有効性が確認されました。
また、副作用として50名中1名(2%)に吐き気や嘔吐が見られましたが、それ以外に重大な健康被害は報告されておらず、安全性についても良好であると評価されました。
これらの結果から、イベルメクチンは腸管糞線虫症の治療において高い治療効果と良好な安全性を兼ね備えた薬剤であることが明らかになりました。
作用機序(仕組み)
イベルメクチンは、腸管糞線虫やヒゼンダニ、糞線虫といった寄生虫を駆除する効果を持つ有効成分です。
これにより、寄生虫が原因となるさまざまな症状の改善が期待されます。
イベルヒールの有効成分であるイベルメクチンは、ヒゼンダニや糞線虫といった寄生虫を麻痺させて退治する働きを持っています。
この薬は、寄生虫の神経や筋肉の細胞にある「クロライドチャネル」という部分に結びついて、その働きを変化させます。
- クロライドチャネルとは?
- クロライドチャネルは、塩化物イオン(マイナスの電気を帯びた小さな粒子)を細胞内に取り込むことで、神経や筋肉の興奮を抑える役割を担っています。
通常、細胞が興奮すると、プラスの電気を持つイオンが増えますが、クロライドチャネルが開くことでマイナスのイオンが入り、神経や筋肉が落ち着く状態になります。
イベルメクチンがクロライドチャネルに結びつくと、通常よりも強い鎮静作用が発生します。この影響で、寄生虫の神経や筋肉が正常に働かなくなり、体が麻痺して動けなくなります。
麻痺が続くことで、寄生虫は生きるために必要な動きができなくなり、最終的には死滅します。
このように、イベルヒールは寄生虫の神経系に直接作用して確実に駆除する薬剤として使用されています。必要に応じて、医師の指導のもとで正しく服用しましょう。
新型コロナウイルス(COVID-19)への可能性について
イベルメクチンには、駆虫作用だけでなく、ウイルスに対する効果も示唆されています。
細胞内でウイルスが免疫抑制を引き起こす過程を阻害することにより、免疫機能の正常な働きを助け、ウイルスの増殖を抑えると考えられています。
この作用により、新型コロナウイルスの予防や治療への効果が期待されるとする研究報告も存在します。
- FLCCCによるメタ分析の結果
- 米国の医師団体「FLCCC」は、世界各地で行われた63件の臨床試験(対象者26,398名、医師・研究者613名参加)を分析し、下記のような結果を報告しています。
- 予防効果を検討した14試験では、86%の感染予防効果が確認された
- 初期症状の治療に関する27試験では、73%の改善効果が認められた
- 重症患者を対象とした22試験では、40%の改善効果が報告された
- 25の試験において、死亡率が61%低下したとされる
これらの結果から、イベルメクチンが新型コロナウイルスに対して有効であるとする研究は複数発表されています。
- 全インド医科大学による臨床試験結果
- 全インド医科大学の研究チームは、約3,900人の医療従事者を対象に、イベルメクチンの予防効果に関する臨床試験を実施しました。
被験者は下記の3つのグループに分けられました。
- イベルメクチンを体重1kgあたり0.3mg、3日間隔で2回投与した群
- 1回のみ投与した群
- 投与を行わなかった群
その結果、1のグループでは新型コロナウイルスへの感染が83%減少し、イベルメクチンの高い予防効果が示されました。
しかしながら現在のところ、イベルメクチンをCOVID-19の治療薬として使用することを世界保健機関(WHO)では承認しておらず、現在も議論が続けられています。
そのため、本情報のみをもとにして使用の可否を決定することはせず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防および早期の外来患者治療に関するプロトコル等をご確認の上、自己責任にてご使用ください。
イベルヒールの副作用
イベルヒールは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、貧血、肝臓の検査結果の異常、アレルギー反応による湿疹やかゆみ等の症状とされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
イベルヒールの副作用
| 部位 |
0.1%~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
| 過敏症 |
そう痒、発疹 |
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そう痒の一過性の増悪、蕁麻疹 |
| 肝臓 |
肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン値上昇、γ-GTP上昇) |
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Al-P上昇 |
| 腎臓 |
BUN上昇 |
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| 消化器系 |
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悪心、嘔吐 |
下痢、食欲不振、便秘、腹痛 |
| 精神神経系 |
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めまい、傾眠、振戦 |
| 血液 |
貧血、好酸球数増加 |
白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少 |
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| その他 |
LDH上昇 |
血尿 |
無力症・疲労、低血圧、気管支喘息の増悪 |
重大な副作用
重大な副作用が現れる可能性があります。
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- イベルヒールの重大な副作用
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
- 肝機能障害
- 黄疸
- 血小板減少
- 意識障害
※すべて頻度不明
イベルヒールの禁忌
イベルヒールには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はイベルヒールを服用できません。
イベルヒールの服用に注意が必要な方
イベルヒールには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、イベルヒールを服用する前に医師に相談してください。
- イベルヒールの服用に注意が必要な方
- ロア糸状虫による重度感染を併発している方
- オンコセルカ症またはロア糸状虫症を併発している方
- 易感染性患者(HIV感染者やHTLV-1感染者等も含む)
- 妊婦(妊娠している可能性のある女性を含む)
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
イベルヒールの併用禁忌薬
イベルヒールには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
イベルヒールの併用注意薬
イベルヒールには併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)も指定されていません。
イベルヒールの基本的な注意事項
効能に関する共通の注意事項として、イベルヒールの有効成分イベルメクチンに対して過敏症反応が現れた場合には、その後の服用を中止してください。
重大な副作用のひとつに意識障害があるため、イベルヒールを服用後に自動車の運転や危険を伴う機械の操作はなるべく避けるようにしてください。
疥癬の治療に使用する場合には、治療初期にそう痒が一時的に悪化する場合があります。
また、治療によってヒゼンダニの死滅後も、全身のそう痒が広がるアレルギー反応が起こる場合があります。
明らかな皮疹や感染の兆候が見られない場合、またはそう痒が続いていても特徴的な皮疹や感染が確認できない場合には、必要性を慎重に検討した上で、安易に再投与を行わないようにしてください。
イベルヒールの保管方法
イベルヒールは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- イベルヒールの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
イベルヒールに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
イベルヒールの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
イベルヒールは、先発医薬品「ストロメクトール」のジェネリック医薬品であるため、ストロメクトールの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
腸管糞線虫症に対する国内第Ⅲ相試験
糞線虫陽性の患者50例を対象に、イベルメクチンを体重1kgあたり約200マイクログラムの用量で、2週間間隔で2回投与した臨床試験が実施されました。
その結果、投与から4週間後の駆虫率は49例中49例で陽性反応が消失し、98.0%の高い効果が確認されました。
駆虫の有効性は、4週間後に行われた2回の追跡糞便検査において、幼虫が検出されなかった場合に達成されたものと定義されています。
副作用としては、50例中1例(2.0%)に悪心および嘔吐がそれぞれ1件ずつ報告されました。
また、臨床検査値の異常変動は4例(8.0%)に認められ、具体的にはAST上昇、ALT上昇、総ビリルビン値上昇、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少、血尿がそれぞれ1件ずつ報告されています。
駆虫効果をまとめると下記の通りです。
駆虫効果のまとめ
| 評価項目 |
結果 |
| 対象患者数 |
50名 |
| 投与方法 |
200µg/kg × 2回(2週間間隔) |
| 駆虫率 |
98.0%(49/50) |
| 評価方法 |
4週間後に2回実施した糞便検査で幼虫不検出 |
副作用と検査値の異常については下記の通りです。
副作用と検査値の異常
| 項目 |
内容 |
件数(人数) |
| 副作用 |
悪心、嘔吐 |
各1件(計1人、2.0%) |
| 臨床検査値の異常 |
AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン値上昇、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少、血尿 |
各1件(計4人、8.0%) |
このように、イベルメクチンは高い駆虫効果を示す一方で、一部の被験者に軽度~中等度の副作用や検査値の変動が見られることが明らかとなりました。