エラの概要
- エラの特徴
- 性交後120時間(5日)以内に服用でき、従来薬よりも長い猶予期間で避妊効果を発揮
- 1回1錠の服用で手軽に使用でき、緊急時にも迅速に対応可能
- 臨床試験で従来薬より妊娠率が低いことが示され、優れた避妊効果が確認されている
エラの現物サイズ
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箱正面 |
シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
99.1mm |
75mm |
9.7mm |
| 短辺 |
67.1mm |
54.9mm |
9.6mm |
| 厚み |
19.5mm |
5.6mm |
4.7mm |
| 重量 |
11.79g |
2.35g |
0.33g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
エラの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | 1錠 ウリプリスタル酢酸エステルとして30mg |
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| 服用回数 | 1日1回 |
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| 服用期間 | 1日(単回投与) |
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| 服用間隔 | 120時間(5日)以内に服用 |
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| 服用タイミング | 無防備な性交後できるだけ早く服用する 月経周期のいずれの時期でも可 |
|---|
エラ(有効成分:ウリプリスタル酢酸エステル30mg)は、緊急避妊を目的として使用される経口薬です。
避妊を行わなかった性交、または避妊方法に失敗した可能性のある性交の後、できるだけ早く服用します。
服用は1回1錠で、必ず120時間(5日)以内に服用してください。
服用が早ければ早いほど、避妊効果が高くなります。
服用後は次の月経が始まるまで、コンドームなどのバリア法を使用してください。
ホルモン避妊薬の再開は、服用から5日以上経過してからとし、その間もバリア法による避妊を続けます。
なお、エラを服用してから嘔吐した場合は、有効成分が体内に吸収されていないおそれがあります。
3時間以内の嘔吐であれば、同じ用量を追加で1錠服用してください。
食事による影響
エラは食事の影響を受けずに服用できます。
高脂肪食と一緒に服用すると、血中濃度の最高到達時間(Tmax)が遅れることや、最高血中濃度(Cmax)が低下する場合がありますが、避妊効果に影響する程度ではありません。
そのため、空腹時でも食後でも服用可能です。
アルコール(お酒)による影響
エラとアルコールとの直接的な相互作用は報告されていません。
ただし、アルコール摂取により判断力や服用タイミングが遅れる可能性があるため、避妊効果を最大限得るためには、飲酒による遅延を避け、性交後できるだけ早く服用することが重要です。
エラの効果効能
- 適応症
エラは、有効成分ウリプリスタル酢酸エステルを配合した緊急避妊薬です。
避妊をしなかった性交や、コンドームの破損・ずれなど避妊方法がうまくいかなかった場合に、妊娠を防ぐ目的で使用します。
性交後120時間(5日)以内に服用することで、高い避妊効果が期待できます。
従来はヤッペ法(ホルモン剤を2回に分けて服用する方法)やレボノルゲストレル製剤などが用いられてきましたが、これらは72時間以内の服用が必要でした。
エラは服用可能な時間が最大で120時間と長く、より幅広いタイミングで使用できる第3のアフターピルとして注目されています。
臨床研究で示された有効性
エラの有効性は、1,242名の女性を対象とした臨床研究で確認されています。
避妊をしていない性交後48~120時間以内に服用した場合、妊娠率は2.2%となり、予測値5.5%を大きく下回りました。
この結果から、性交後5日以内でも緊急避妊効果が得られることが示されています。
従来薬との比較

複数の臨床試験を統合した分析では、エラの妊娠率は1.36%であり、レボノルゲストレルの2.15%と比較して低い結果となりました。
このことから、エラは従来薬よりも優れた避妊効果を発揮する可能性があると考えられています。
作用機序(仕組み)

エラの有効成分ウリプリスタル酢酸エステルは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の受容体に作用し、その働きを阻害または調節します。
これにより排卵が抑制または遅延し、受精の成立が難しくなります。
また、子宮内膜の成長を抑える作用によって、受精卵が着床しにくい状態にします。
この二重の作用によって、性交後でも妊娠の成立を防ぐ効果を発揮します。
エラの副作用
エラは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、頭痛、吐き気、腹痛、生理痛、倦怠感、めまいなどとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
エラの副作用
| 症状 |
発生頻度 |
| 頭痛 |
約18% |
| 吐き気 |
約12% |
| 腹痛(下腹部痛を含む) |
約12% |
| 生理痛(下腹部の張りや痛み) |
約9% |
| 倦怠感 |
約6% |
| めまい |
約5% |
| 不正出血(予定外の出血) |
頻度不明 |
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- エラの重大な副作用
- 激しい下腹部痛(子宮外妊娠の可能性)
- 発疹・かゆみ・じんましんなどの重度のアレルギー反応
- 顔や喉の腫れ、呼吸困難などのアナフィラキシー症状
エラの禁忌
エラには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はエラを服用できません。
- エラの禁忌
- 妊娠している、または妊娠の可能性がある方
- 成分(ウリプリスタル酢酸エステル)または添加物に対して過敏症の既往がある方
エラの服用に注意が必要な方
エラには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、エラを服用する前に医師に相談してください。
- エラの服用に注意が必要な方
- 過去に子宮外妊娠を経験した方
- 重度の肝機能障害がある方
- ぜんそくやアレルギーの持病がある方
- 授乳中の方
- 他の薬(特にCYP3A4誘導薬やホルモン避妊薬)を使用中の方
エラの併用禁忌薬
エラには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されていません。
エラの併用注意薬
エラには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
エラと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、エラを服用する前に医師に相談してください。
- エラの併用注意薬
- CYP3A4を誘導する薬剤
(例:リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン、バルビツール酸系薬、オキカルバゼピン、ボセンタン、フェルバメート、グリセオフルビン、トピラマート、セイヨウオトギリソウ)
- CYP3A4阻害薬
(例:ケトコナゾール、イトラコナゾール)
- ホルモン避妊薬
(特にプロゲスチンを含む製剤)
エラの基本的な注意事項
エラは緊急避妊を目的とした医薬品であり、通常の避妊方法として日常的に使用するものではありません。
避妊を行わなかった性交や避妊具の破損など、緊急時のみの使用を基本とします。
服用は性交後できるだけ早く、遅くとも120時間(5日)以内に行ってください。
服用が早いほど避妊効果が高まります。
服用後は次の月経までバリア法(コンドームなど)を使用してください。
ホルモン避妊薬の再開や開始は服用から5日以上経過してから行い、その間もバリア法による避妊を続けます。
同じ月経周期内での複数回使用は安全性が確立されていません。
緊急避妊薬を繰り返し使用する場合は、事前に長期的な避妊方法を検討することが望ましいです。
服用後3時間以内に嘔吐した場合は、有効成分が吸収されていない可能性があります。
この場合は可能であれば同じ用量を再度服用してください。
エラは性感染症(HIVを含む)を予防する効果はありません。
性感染症予防にはコンドームなどの適切な方法を併用してください。
エラの保管方法
エラは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- エラの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で保管しないでください
エラに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
エラの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
- 有効性および安全性に関する試験
- オープンラベル試験(48~120時間後の服用における有効性評価)
- 単盲検比較試験(0~72時間後の服用における他薬との比較試験)
- メタアナリシス(複数試験データを統合した有効性比較解析)
オープンラベル試験(48~120時間後の服用における有効性評価)
1,242名の女性を対象に、避妊をしていない性交から48~120時間以内にエラを服用した場合の妊娠率を調査した試験です。
妊娠率は2.2%で、予測値である5.5%を大きく下回り、性交後5日以内の服用でも高い避妊効果が確認されました。
臨床試験
| 対象者数 |
1,242名 |
| 妊娠例数 |
27例 |
| 妊娠率 |
2.2% |
| 予測妊娠率 |
5.5% |
単盲検比較試験(0~72時間後の服用における他薬との比較試験)
844名の女性を対象に、避妊をしていない性交から72時間以内にエラを服用した場合と、従来薬であるレボノルゲストレルを服用した場合の妊娠率を比較した試験です。
エラの妊娠率は1.9%で、レボノルゲストレルの2.6%より低く、より高い避妊効果が示されました。
臨床試験
| 対象者数 |
844名 |
| エラ妊娠率 |
1.9% |
| レボノルゲストレル妊娠率 |
2.6% |
メタアナリシス(複数試験データを統合した有効性比較解析)
複数の臨床試験データを統合して分析した結果、性交後72時間以内の服用において、エラの妊娠率は1.36%、レボノルゲストレルは2.15%でした。
この結果から、エラは従来薬よりも優れた避妊効果を持つ可能性が示されています。
臨床試験
| エラ対象者数 |
1,617名 |
| エラ妊娠率 |
1.36% |
| レボノルゲストレル対象者数 |
1,625名 |
| レボノルゲストレル妊娠率 |
2.15% |