リスコンの概要
- リスコンの特徴
- リスペリドンを有効成分とする抗精神病薬
- セロトニン5-HT2受容体とドパミンD2受容体に作用するSDAに分類
- 統合失調症の幻覚や妄想などの陽性症状と、感情的引きこもりや情動鈍麻などの陰性症状を改善
リスコンの現物サイズ
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シート正面 |
錠剤正面 |
| 長辺 |
70.5mm |
10.1mm |
| 短辺 |
34.9mm |
5.1mm |
| 厚み |
4.5mm |
3.3mm |
| 重量 |
2.91g |
0.19g |
※当サイトのスタッフが現物を測定した数値であり、商品ごとに若干の差異があるため、おおよその目安として予めご了承ください。
| 包装タイプ |
PTP包装シート |
| 剤形タイプ |
フィルムコーティング錠 |
リスコンの飲み方(服用方法)
下記の用法・用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用法・用量
| 1回の用量 | ▼開始量 4mg錠の場合:1/4錠 リスペリドンとして1mg ▼維持量 4mg錠の場合:1/2錠~1錠+1/2錠 リスペリドンとして1日2mg~6mg |
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| 服用回数 | 1日2回 |
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| 服用間隔 | 12時間以上空ける |
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| 服用タイミング | 食前・食後の指定なし |
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リスコン4mg錠を成人の統合失調症に使用する場合、通常は1回1/4錠を1日2回服用します。
1回1/4錠は、リスペリドンとして1mgに相当します。
服用開始後は、年齢や症状に応じて少しずつ用量を増やします。
維持量は、1日1/2錠~1錠+1/2錠です。
リスペリドンとして1日2mg~6mgを、原則として1日2回に分けて服用します。
症状に応じて服用量を調整しますが、1日の最大用量は3錠までです。
リスコンには、食前や食後などの服用タイミングに指定はありません。
食事による吸収への影響は認められていないため、決められた時間帯に1日2回服用してください。
食事による影響
リスペリドンの吸収には、食事による影響は認められていません。
そのため、リスコンは食前・食後を問わず服用できます。
毎日決められた用量と回数を守って服用してください。
アルコール(お酒)による影響
アルコールには中枢神経を抑制する作用があり、リスコンと併用すると、互いの作用が強まる可能性があります。
眠気や注意力の低下、めまい、ふらつきなどが強く現れるおそれがあるため、リスコンの服用中は飲酒を避けてください。
リスコンの効果効能
- 適応症
リスコンは、リスペリドンを有効成分とする非定型抗精神病薬です。
統合失調症や、双極I型障害に伴う躁状態などの治療に使用されます。
統合失調症に対しては、幻覚や妄想などの陽性症状を抑えるとともに、感情的な引きこもりや情動鈍麻などの陰性症状を改善する効果が期待できます。
思考や感情の乱れを整え、興奮や不安、攻撃的な行動などを抑える目的でも使用されます。
双極I型障害に伴う躁状態に対しては、過度な気分の高揚や興奮、活動性の高まりなどを抑える効果が期待できます。
急性の躁病エピソードや、躁状態とうつ状態の特徴が同時に現れる混合性エピソードの治療に用いられます。
作用機序(仕組み)
統合失調症や躁状態には、脳内の神経伝達物質であるドパミンやセロトニンの働きが関係していると考えられています。
リスコンは、主にドパミンD2受容体とセロトニン5-HT2受容体への結合を遮断し、中枢神経系の働きを調節します。
ドパミンの過剰な働きを抑えることで、幻覚や妄想、興奮などの症状を改善します。
さらに、セロトニンの働きを調節することで、感情的な引きこもりや意欲の低下などの陰性症状にも効果が現れます。
ドパミンとセロトニンの両方に作用することから、リスペリドンはSDA(セロトニン・ドパミン・アンタゴニスト)に分類されます。
リスコンの副作用
リスコンは、副作用の出やすい医薬品ではありませんが、副作用がいくつか確認されています。
主な副作用は、食欲不振、不眠症、流涎過多、倦怠感などとされています。
副作用は一時的であり、軽度な症状がほとんどです。
他にも服用後に下記の副作用が現れることがあります。
リスコンの副作用
| 部位 |
5%以上 |
5%未満 |
頻度不明 |
| 感染症及び寄生虫症 |
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気管支炎、鼻咽頭炎、咽頭炎、肺炎、胃腸炎、感染、膀胱炎、耳感染、インフルエンザ、限局性感染、気道感染、鼻炎、副鼻腔炎、皮下組織膿瘍、尿路感染、ウイルス感染、蜂巣炎、扁桃炎、眼感染、中耳炎、爪真菌症、ダニ皮膚炎 |
| 血液及びリンパ系障害 |
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貧血 |
血小板減少症、好中球減少症 |
| 免疫系障害 |
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アナフィラキシー反応、過敏症 |
| 内分泌障害 |
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高プロラクチン血症 |
| 代謝及び栄養障害 |
食欲不振 |
食欲亢進 |
高脂血症、多飲症、食欲減退、高尿酸血症、水中毒 |
| 精神障害 |
不眠症、不安 |
激越、うつ病、幻覚、躁病、妄想、緊張、錯乱状態、リビドー亢進 |
抑うつ症状、被害妄想、精神症状、睡眠障害、自殺企図、徘徊、リビドー減退、神経過敏、気力低下、情動鈍麻、無オルガズム症、悪夢、睡眠時遊行症 |
| 神経系障害※1 |
アカシジア、振戦、構音障害、傾眠、めまい・ふらつき |
頭痛、ジストニー、鎮静、運動低下、立ちくらみ、ジスキネジア、無動、しびれ感、痙攣、仮面状顔貌、頭部不快感、錯感覚 |
パーキンソニズム、錐体外路障害、精神運動亢進、注意力障害、構語障害、よだれ、嗜眠、意識レベルの低下、会話障害(舌のもつれ等)、味覚異常、記憶障害、てんかん、末梢性ニューロパチー、協調運動異常、過眠症、弓なり緊張、失神、平衡障害、刺激無反応、運動障害、意識消失 |
| 眼障害 |
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調節障害、視力低下 |
眼球回転発作、眼瞼痙攣、眼脂、結膜炎、網膜動脈閉塞、霧視、眼充血、眼瞼縁痂皮、眼乾燥、流涙増加、羞明、緑内障、術中虹彩緊張低下症候群 |
| 耳及び迷路障害 |
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耳痛、回転性めまい、耳鳴 |
| 心臓障害※2 |
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頻脈、動悸、心室性期外収縮、上室性期外収縮 |
洞性頻脈、房室ブロック、右脚ブロック、徐脈、左脚ブロック、洞性徐脈 |
| 血管障害※3 |
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潮紅 |
起立性低血圧、低血圧、高血圧、末梢冷感、末梢循環不全 |
| 呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
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鼻閉 |
呼吸困難、咳嗽、鼻漏、副鼻腔うっ血、睡眠時無呼吸症候群、口腔咽頭痛、鼻出血、肺うっ血、喘鳴、嚥下性肺炎、発声障害、気道うっ血、ラ音、呼吸障害、過換気 |
| 胃腸障害 |
流涎過多、便秘、悪心、嘔吐 |
嚥下障害、腹部膨満、胃不快感、下痢、腹痛、消化不良、上腹部痛 |
口内乾燥、胃炎、唾液欠乏、腸閉塞、膵炎、歯痛、糞塊充塞、便失禁、口唇炎、舌腫脹 |
| 肝胆道系障害 |
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肝機能異常 |
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| 皮膚及び皮下組織障害 |
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多汗症、発疹 |
そう痒症、湿疹、過角化、紅斑、ざ瘡、脱毛症、血管浮腫、皮膚乾燥、頭部粃糠疹、脂漏性皮膚炎、皮膚変色、皮膚病変、蕁麻疹、水疱 |
| 筋骨格系及び結合組織障害 |
筋固縮 |
斜頚、筋攣縮、関節硬直 |
筋肉痛、筋力低下、背部痛、四肢痛、関節痛、姿勢異常、筋骨格痛、頚部痛、筋骨格系胸痛、筋痙縮 |
| 腎及び尿路障害 |
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排尿困難、頻尿 |
尿閉、尿失禁 |
| 生殖系及び乳房障害 |
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月経障害、乳汁漏出症、射精障害 |
無月経、不規則月経、女性化乳房、性機能不全、乳房不快感、勃起不全、月経遅延、希発月経、腟分泌物異常、乳房腫大、乳房分泌 |
| 全身障害及び投与局所様態 |
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易刺激性、倦怠感、口渇 |
無力症、疲労、歩行障害、胸部不快感、発熱、気分不良、胸痛、顔面浮腫、末梢性浮腫、疼痛、不活発、浮腫、低体温、インフルエンザ様疾患、悪寒、薬剤離脱症候群 |
| 臨床検査 |
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ALT増加、CK増加、血圧低下、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、体重増加、体重減少 |
AST増加、血中クレアチニン増加、血中ブドウ糖増加、LDH増加、血中プロラクチン増加、血中ナトリウム減少、血中尿素増加、心電図異常※2、心電図QT延長※2、好酸球数増加、グリコヘモグロビン増加、血小板数減少、総蛋白減少、白血球数減少、白血球数増加、尿中蛋白陽性、ALP増加、ヘマトクリット減少、心電図T波逆転※2、血中尿酸増加、尿中血陽性、肝酵素上昇、尿糖陽性 |
| 傷害、中毒及び処置合併症 |
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転倒・転落、引っかき傷、処置による疼痛 |
※1 症状があらわれた場合には必要に応じて減量又は抗パーキンソン薬の投与等、適切な処置を行うこと
※2 心電図に異常があらわれた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと
※3 増量は徐々に行うなど慎重に投与すること
重大な副作用
下記の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止してください。
- リスコンの重大な副作用
- 悪性症候群(頻度不明)
- 遅発性ジスキネジア(0.55%)
- 麻痺性イレウス(頻度不明)
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)
- 肝機能障害、黄疸(頻度不明)
- 横紋筋融解症(頻度不明)
- 不整脈(頻度不明)
- 脳血管障害(頻度不明)
- 高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡(頻度不明)
- 低血糖(頻度不明)
- 無顆粒球症、白血球減少(頻度不明)
- 肺塞栓症、深部静脈血栓症(頻度不明)
- 持続勃起症(頻度不明)
リスコンの禁忌
リスコンには禁忌(服用してはいけない方)が指定されています。
下記に該当する方はリスコンを服用できません。
- リスコンの禁忌
- 昏睡状態の方(昏睡状態を悪化させるおそれがある)
- バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある方
- アドレナリンを投与中の方(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療、または歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)
- リスコンの成分及びパリペリドンに対し過敏症の既往歴がある方
リスコンの服用に注意が必要な方
リスコンには禁忌ではありませんが、服用に注意が必要な方が指定されています。
下記に該当する方は、リスコンを服用する前に医師に相談してください。
- リスコンの服用に注意が必要な方
- 心・血管系疾患、低血圧、またはそれらの疑いのある方
- 不整脈の既往歴のある方、先天性QT延長症候群の方
- パーキンソン病またはレビー小体型認知症のある方
- てんかん等の痙攣性疾患またはこれらの既往歴のある方
- 自殺企図の既往および自殺念慮を有する方
- 糖尿病またはその既往歴のある方、あるいは糖尿病の家族歴、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する方
- 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある方
- 不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の方
- 腎機能障害の方
- 肝機能障害の方
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
上記の薬剤は、アドレナリンの作用を逆転させ、血圧降下を起こすことがあります。
リスコンの併用禁忌薬
リスコンには併用禁忌薬(併用して服用してはいけない医薬品)が指定されています。
下記に該当する医薬品とリスコンは併用して服用できません。
リスコンの併用禁忌薬
| 薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
アドレナリン (アナフィラキシーの救急治療、又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く) ボスミン |
アドレナリンの作用を逆転させ、血圧降下を起こすことがある。 |
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β受容体の刺激剤であり、本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される。 |
リスコンの併用注意薬
リスコンには併用禁忌薬ではありませんが、併用注意薬(併用に注意が必要な医薬品)が指定されています。
リスコンと併用すると効果が減弱したり、副作用が増強するなど体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
併用して服用する場合は、注意しながら服用するか、そもそも併用自体を避けることが望ましいでしょう。
下記に該当する医薬品を服用している場合は、リスコンを服用する前に医師に相談してください。
リスコンの併用注意薬
| 薬剤名等 |
臨床症状・措置方法 |
機序・危険因子 |
中枢神経抑制剤 (バルビツール酸誘導体等) |
相互に作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 |
本剤及びこれらの薬剤の中枢神経抑制作用による。 |
| ドパミン作動薬 |
相互に作用を減弱することがある。 |
本剤はドパミン遮断作用を有していることから、ドパミン作動性神経において作用が拮抗する可能性がある。 |
| 降圧薬 |
降圧作用が増強することがある。 |
本剤及びこれらの薬剤の降圧作用による。 |
| アルコール |
相互に作用を増強することがある。 |
アルコールは中枢神経抑制作用を有する。 |
CYP2D6を阻害する薬剤 (パロキセチン等) |
本剤及び活性代謝物の血中濃度が上昇することがある。 |
これらの薬剤の薬物代謝酵素阻害作用による。 |
CYP3A4を誘導する薬剤 (カルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、フェノバルビタール) |
本剤及び活性代謝物の血中濃度が低下することがある。 |
これらの薬剤のCYP3A4誘導作用による。 |
CYP3A4を阻害する薬剤 (イトラコナゾール等) |
本剤及び活性代謝物の血中濃度が上昇することがある。 |
これらの薬剤のCYP3A4阻害作用による。 |
| QT延長を起こすことが知られている薬剤 |
QT延長があらわれるおそれがある。 |
QT延長作用が増強するおそれがある。 |
アドレナリン含有歯科麻酔剤 リドカイン・アドレナリン |
血圧降下を起こすことがある。 |
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β受容体の刺激剤であり、本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。 |
リスコンの基本的な注意事項
リスコンは、服用開始時、服用を再開した時、用量を増やした時に、起立性低血圧が現れることがあります。
立ちくらみ、めまい、ふらつきなどの症状に注意してください。
眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下が現れることがあります。
服用中は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作を避けてください。
高血糖や糖尿病の悪化、低血糖が現れることがあります。
口渇、多飲、多尿、頻尿などの高血糖症状や、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害などの低血糖症状に注意してください。
これらの症状が現れた場合は、服用を中断して速やかに医療機関へ相談してください。
統合失調症に使用する場合、興奮、誇大性、敵意などの陽性症状が悪化する可能性があります。
服用中に症状の悪化がみられた場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
リスコンの保管方法
リスコンは、光や温度、湿度などによって効果が損なわれる場合があります。
下記の要項を守って保管してください。
- リスコンの保管方法
- 高温多湿にならない場所に保管してください
- 直射日光が当たらない場所に保管してください
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください
- なるべく鍵のかかる場所に保管してください
- 別の容器や包装に移し替えず、元の容器や包装に保管してください
- 容器のふたや栓はしっかり閉めて保管してください
- 乾燥剤が入っていた場合、開封後もそのままの状態で保管してください
- 使用期限が分かる状態で保管してください
- 使用期限を過ぎた場合、使用せずに破棄してください
- 冷蔵庫や冷凍庫、台所、浴室、玄関、ベランダ、窓際、車内、冷暖房器具の近くで保管しないでください
- 錠剤を分割した状態で長期間保管しないでください
リスコンに限らず、多くの医薬品は光(紫外線)によって成分が変化したり、分解されてしまいます。
効果が期待できなくなったり、体に有害な影響を与える可能性があるのです。
そのため、光を遮断できる場所や容器に保管することが最も大切とされています。
原則として30℃を超える様な高温の場所も適していません。
冷暗所が保管場所として最適
直射日光が当たらない(暗い)、湿気が少ない(乾燥している)、風通しが良い(涼しい)、いわゆる「冷暗所」で保管するのが理想的です。
一般的な家の中だと廊下や玄関、リビング、寝室などにある「収納スペース」がおすすめです。
クローゼットや押し入れ、キャビネットなどでも良いでしょう。
- 廊下や玄関の収納スペース
- 廊下や玄関は日光が入りにくく、風通しが良いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
収納スペースがあるなら冷暗所として適しています。
- リビングの収納スペース
- リビングにはエアコンが付いていることが多いため、温度や湿度が比較的一定に保たれやすい傾向があります。
直射日光が当たらない棚などの収納スペースで保管すると良いでしょう。
- 寝室のクローゼットや押し入れの中
- 比較的温度の変化が少なく、直射日光が当たらないため、クローゼットや押し入れは冷暗所として理想的です。
除湿剤などを設置し、湿度が低めになるようにすると良いでしょう。
- 棚やキャビネットの引き出しの中
- 棚やキャビネットの引き出しの中に保管することで、湿気や直射日光の影響を最小限に抑えられます。
温度も一定に保たれやすいのでおすすめです。
リスコンの臨床成績(有効性および安全性に関する試験)
リスコンは、先発医薬品である「リスパダール」のジェネリック医薬品であるため、リスパダールの臨床成績を参考にしています。
- 有効性および安全性に関する試験
- 統合失調症を対象とした国内臨床試験
- 統合失調症を対象とした長期投与試験
統合失調症を対象とした国内臨床試験
統合失調症の方を対象として、二重盲検比較試験を含む国内臨床試験が実施されました。
試験に参加した727例のうち、722例を対象に有効性が評価されています。
統合失調症を対象とした国内臨床試験
| 試験参加者数 |
727例 |
| 有効性評価対象 |
722例 |
| 中等度改善以上の割合 |
51.5% 372例/722例 |
| 安全性評価対象 |
723例 |
| 副作用が認められた割合 |
58.1% 420例/723例 |
有効性評価では、722例のうち372例に中等度以上の改善が認められ、改善率は51.5%でした。
二重盲検比較試験においても、統合失調症に対するリスペリドンの有用性が確認されています。
主な副作用は、アカシジア17.4%、振戦13.1%、易刺激性12.7%、不眠症12.0%、筋固縮11.8%、流涎過多11.2%でした。
統合失調症を対象とした長期投与試験
統合失調症の方83例を対象に、リスペリドンを6か月以上、最長12か月を目安として投与する長期投与試験が実施されました。
統合失調症を対象とした長期投与試験
| 対象 |
統合失調症の方83例 |
| 投与期間 |
6か月以上12か月を目安 |
| 投与量 |
1日2mg~10mgを1日2回に分けて投与 やむを得ない場合は1日最大15mg |
試験の結果、統合失調症に対する効果は長期投与中も維持されました。
また、長期投与によって副作用が増強することはなく、身体的依存性および精神的依存性も認められませんでした。
なお、この試験では現在の国内承認用量を上回る投与量が含まれています。
現在の国内承認用量では、1日量は12mgを超えないこととされています。