アフターピル(緊急避妊薬)一覧|全3種類の特徴比較
避妊に失敗した、または避妊できなかったときに、望まない妊娠を防ぐための選択肢として「アフターピル(緊急避妊薬)」があります。
この記事では、現在利用できるアフターピルの種類と違い、効果、副作用、入手方法などを徹底的に比較・解説します。
アフターピル(緊急避妊薬)とは?

アフターピルは、避妊をしなかった、または避妊に失敗した際に、妊娠のリスクを下げるために用いられる「緊急避妊薬」です。
モーニングアフターピルという呼称もありますが、どちらも同じ意味です。
アフターピルは性行為後、72時間以内(または一部は120時間以内)に服用することで、排卵の抑制や受精卵の着床を防ぎ、妊娠の成立を阻止します。
避妊に失敗したときの緊急手段
アフターピルはあくまで「緊急時の手段」であり、日常的な避妊法ではありません。
コンドームが破れた、挿入時に避妊していなかった、ピルの飲み忘れがあったといった状況で使用されます。
低用量ピルに関しては以下の記事をご参照ください。
アフターピルの服用は、性交後できるだけ早いほうが効果的であり、服用が遅れるほど妊娠阻止率は下がっていきます。
妊娠の成立を防ぐメカニズム
アフターピルが妊娠を防ぐ仕組みは、以下のいずれか、または複数の働きによるとされています。
- 排卵の遅延または抑制
- 受精卵の着床阻害
- 子宮内膜環境の変化による受精の防止
妊娠は「排卵 → 受精 → 着床」の順に進むため、アフターピルはこの流れを途中で断ち切ることで、妊娠の成立を防ぎます。
服用までの時間が重要な理由
アフターピルの効果は「服用までの時間」に大きく依存します。
例えば「レボノルゲストレル法」の場合、性行為から24時間以内の服用では妊娠阻止率は約95%前後とされていますが、72時間以内では58%まで妊娠阻止率が下がります。
一部のピル(エラなど)は120時間以内の服用が可能ですが、それでも早い服用が基本です。
避妊に失敗したら、できる限り早く判断し、適切な薬を選択することが重要です。
緊急避妊法には3つの方法がある

現在、医学的に承認されている緊急避妊の方法は主に3種類あります。
どちらも妊娠を防ぐ効果はありますが、使い方や副作用の出方、手に入りやすさに違いがあります。
現在使用されているアフターピルにはいくつかの種類があり、先発医薬品・ジェネリック・新薬・代替薬などに分かれます。それぞれ成分や効果時間、副作用の出方などに違いがあるため、自分に合ったタイプを選ぶことが重要です。
① レボノルゲストレル法(LNG)
レボノルゲストレル法は、1回の服用で完了するタイプで、ノルレボ・アイピル・アンウォンテッド72などがこの方式に含まれます。
レボノルゲストレルは黄体ホルモンの一種で、排卵を抑制することで妊娠の成立を防ぎます。
服用から速やかに効果を発揮し、24時間以内の服用で高い妊娠阻止率を示すのが特徴です。
ノルレボは日本国内で承認されているアフターピルで、レボノルゲストレルを1錠あたり1.5mg含んでいます。
服用は1回のみで済み、性行為後72時間(3日間)以内に服用することで、約95%の妊娠阻止率が期待できます。信頼性が高く、副作用も比較的軽度です。

- ノルレボの特徴
- ノルレボは有効成分「レボノルゲストレル」を含んだ、アフターピル(緊急避妊薬)
- 大手製薬会社「HRAファーマ」が製造している正規の先発医薬品
- 「高い避妊率」を誇る緊急時のアフターピルとして世界中で人気
ノルレボのジェネリックとして広く使われているのが「アイピル」や「アンウォンテッド72」です。成分・容量・効果はノルレボと同じですが、価格が大幅に安いのが特徴です。
特に個人輸入代行などで購入されるケースが多く、緊急避妊薬として安価に入手したい人に選ばれています。

- アイピルの特徴
- アイピルは有効成分「レボノルゲストレル」を含んだ、アフターピル(緊急避妊薬)
- インドの製薬会社「ピラマルヘルスケア」が製造しているノルレボのジェネリック医薬品
- ノルレボより「低価格で購入可能」でコスパが良い

- アンウォンテッド72の特徴
- アンウォンテッド72は有効成分「レボノルゲストレル」を含んだ、アフターピル(緊急避妊薬)
- インドの製薬会社「マンカインドファーマ」が製造しているノルレボのジェネリック医薬品
- ノルレボより「低価格で購入可能」でコスパが良い
② ウリプリスタール酢酸エステル法(UPA)
エラ(ella)は、日本国内では未承認ながら、欧米では新しい緊急避妊薬として使用されています。
有効成分はウリプリスタール酢酸エステルで、性行為後120時間(5日間)以内まで服用が可能で、約97.8%の妊娠阻止率が期待できます。特に排卵が近い時期の避妊に強い効果を示すとされています。

- エラの特徴
- 性交後120時間(5日)以内に服用でき、従来薬よりも長い猶予期間で避妊効果を発揮
- 1回1錠の服用で手軽に使用でき、緊急時にも迅速に対応可能
- 臨床試験で従来薬より妊娠率が低いことが示され、優れた避妊効果が確認されている
③ ヤッペ法
ヤッペ法は、プラノバールやオブラルGといった中用量ピルを2回に分けて服用する方法です。
1回目の服用から12時間後に、もう1度服用する必要があります。
この方法は、性行為後72時間(3日間)以内に服用することで、約97%の妊娠阻止率が期待できます。ただし、副作用が比較的強く、吐き気・嘔吐が出やすいとされており、現在ではレボノルゲストレル法に置き換わりつつあります。
ただし、緊急避妊薬が手に入らない状況では、代替手段として用いられることもあります。
各薬の比較表:成分・効果時間・副作用など
| 商品名 | 成分 | 服用回数 | 効果持続 | 副作用の強さ |
|---|---|---|---|---|
| ノルレボ、アイピル、アンウォンテッド72 | レボノルゲストレル1.5mg | 1回 | 72時間以内 | 少 |
| エラ | ウリプリスタール酢酸エステル30mg | 1回 | 120時間以内 | 中 |
| オブラルG | エチニルエストラジオール+ノルゲストレル | 2回(12時間間隔) | 72時間以内 | 多 |
医療現場やガイドラインでは、吐き気の少ないレボノルゲストレル法が第一選択肢とされています。
服用が1回で済み、副作用も軽減されているため、使用者にとっても負担が少ない方法です。
ヤッペ法は古くから存在する緊急避妊法ではありますが、現在では「代替手段」としての位置づけが強くなっています。
アフターピルの効果と成功率
アフターピルの避妊効果は非常に高いとされていますが、服用するタイミングや体の状態によって効果に差が出ることがあります。
ここでは、妊娠阻止率や効果の仕組みを詳しく見ていきましょう。
服用タイミング別の避妊成功率

アフターピルは、できるだけ早く服用することで最大限の効果を発揮します。
以下は、レボノルゲストレル系ピルを服用した場合の、性行為からの経過時間別の妊娠阻止率の目安です。
| 服用タイミング | 妊娠阻止率の目安 |
|---|---|
| 24時間以内 | 約95% |
| 48時間以内 | 約85% |
| 72時間以内 | 約58% |
時間が経過するほど効果は落ちていくため、服用の判断は一刻も早く行うことが重要です。
※参考:緊急避妊法の適正使用に関する指針(令和7年改訂版)-日本産科婦人科学会-
排卵前・排卵後での効果の違い
アフターピルの効果は、主に排卵の抑制または遅延によって発揮されます。つまり、排卵前であればあるほど高い避妊効果を得られます。
一方、すでに排卵後で受精していた場合、アフターピルでは妊娠を完全に防げないことがあります。
そのため、自分の排卵周期をある程度把握しておくことも、正しい判断材料になります。
「生理が来た=妊娠していない」とは限らない?
服用後に出血があると「生理が来た」と安心しがちですが、それが本当の月経ではなく、薬による一時的なホルモン変動で起こる「消退出血」である可能性もあります。
確実に妊娠していないかを判断するためには、服用から約3週間後に妊娠検査薬で確認することが推奨されています。
アフターピルの副作用について
アフターピルは短期間で使用する薬ではありますが、ホルモンを一時的に大量に摂取するため、副作用が出ることがあります。
ここでは、よくある副作用と、服用後に注意すべき体調の変化について解説します。
よくある副作用(吐き気・頭痛・不正出血など)

アフターピルの代表的な副作用は以下のとおりです。
- 吐き気、嘔吐
- 頭痛、めまい
- 乳房の張り
- 倦怠感
- 下腹部痛
- 不正出血
副作用の多くは一時的なもので、数日以内に自然におさまるケースがほとんどです。
特にヤッペ法(プラノバールなど)を使用した場合は吐き気が強く出る傾向があります。
重篤な副作用はある?
まれにアレルギー反応や、血栓症のリスクが指摘されることがありますが、アフターピル単体で重大な副作用が起きることは非常にまれです。
ただし、もともと血栓症のリスクが高い人や、喫煙者、高血圧・肥満のある人は、医師に相談のうえで服用判断を行いましょう。
服用後に気をつけるべき体調の変化
以下のような症状があった場合は、すぐに医療機関に相談してください。
- 吐き気が続く・繰り返し嘔吐して薬が吸収されていない
- 激しい腹痛や異常な出血が続く
- 胸の痛みや息切れ、ふくらはぎの腫れ
特に嘔吐した場合、服用から2時間以内であれば再度服用が必要になることがあります。医師や薬剤師に指示を仰ぎましょう。
アフターピル服用時の注意点

アフターピルは、正しく服用することで高い避妊効果が得られますが、使用時の注意点を知らずに服用すると、効果が不十分になったり副作用が強く出る可能性があります。
以下の点に注意して、安全に使用しましょう。
アルコール・喫煙・他の薬との併用
アフターピル服用中にアルコールを摂取しても、基本的に避妊効果に大きな影響はありませんが、大量の飲酒は体調を崩しやすくなるため注意が必要です。
また、喫煙は血栓症リスクを高めるため、ピル全般との相性が悪く、特に35歳以上の喫煙者は医師の指導が必要です。
併用禁忌となる薬は少ないものの、一部の抗てんかん薬、抗HIV薬、抗結核薬、セントジョーンズワート(ハーブ)などは、アフターピルの血中濃度を下げる恐れがあります。
妊娠中・授乳中の服用可否
アフターピルは妊娠が成立してからは効果がなく、また妊娠中の安全性は確立されていません。
妊娠している可能性がある場合は、事前に検査を受けた上で使用可否を確認してください。
授乳中の場合も一時的に母乳への影響があるとされており、服用後は一定時間授乳を避けるか、搾乳・廃棄をするよう指導されることがあります。
月に何回まで服用できる?
アフターピルは緊急避妊用であり、常用する薬ではありません。
月に複数回使用しても即座に健康被害が出るわけではありませんが、ホルモンバランスの乱れが生理不順や出血の原因になることがあります。
繰り返し服用が必要になる状況であれば、低用量ピルや避妊リングなど、長期的な避妊法への切り替えを検討することが推奨されます。
アフターピルの価格一覧(実売価格目安)

アフターピルは自由診療の扱いとなるため、価格は医療機関や販売ルートによって大きく異なります。
ここでは、代表的な製品の価格帯と、病院処方と通販(個人輸入代行)の費用差を比較します。
ノルレボ・アイピル・エラ・アンウォンテッド72など
以下は、病院・クリニックと、個人輸入代行サービスの目安価格です。
いずれも変動があるため、あくまで参考価格としてご覧ください。
| 製品名 | タイプ | 病院・クリニック | 個人輸入 |
|---|---|---|---|
| ノルレボ | 先発・レボノルゲストレル | 9,000~15,000円 | 2,500円~3,500円 |
| アイピル | ジェネリック | 5,000~8,000円 | 1,000~2,000円 |
| アンウォンテッド72 | ジェネリック | 取り扱い少ない | 1,000~2,000円 |
| エラ | ウリプリスタール(欧米新薬) | 10,000~16,000円 | 5,000~7,000円 |
日本国内のクリニックで処方されるアフターピルは、診察料込みで1万円前後が一般的です。
一方、個人輸入代行サービスを使えば、海外製アフターピルのジェネリック薬を数千円で購入できます。
当サイト「ネオドラ」でも、人気のアフターピルを数多く取り揃えております。
安価なジェネリック医薬品をお探しの方は「アフターピル商品一覧」よりご検討ください。
保険適用される?自由診療とは?
アフターピルは一部、月経困難症、過多月経、子宮内膜症性疼痛などの病気の治療を目的とする場合には保険適用となることがありますが、緊急避妊として処方を受ける場合にはその性質上、保険適用外の「自由診療」となります。そのため、費用は全額自己負担です。
学生向け・未成年向けに価格を抑えたプランを提供するクリニックもあるため、費用が不安な方は事前に確認しておくとよいでしょう。
入手方法の違い|病院・通販・薬局の比較
アフターピルの入手ルートには、大きく分けて「病院・クリニック」「オンライン・個人輸入」「薬局(市販薬)」の3つがあります。
それぞれの特徴や注意点を理解して、適切な手段を選びましょう。
病院・クリニックで処方を受けるメリット
もっとも安全で確実な方法は、婦人科や産婦人科で診察を受けて処方してもらうことです。
医師の判断により、体調や服薬履歴に合わせた適切な薬が処方されるため、安心して使用できます。
また、緊急避妊の必要性だけでなく、性病検査や今後の避妊方法についても相談できる点が大きなメリットです。
オンライン診療や個人輸入(通販)の利用方法
近年では、オンライン診療に対応したクリニックも増えており、スマホやパソコンから診察を受けて処方してもらうことが可能です。
最短で当日発送され、自宅で受け取れるため、時間がない人や、周りに知られたくない人にとって便利です。
一方、当サイト「ネオドラ」のような個人輸入代行サービスを使えば、外出先でも、ご自宅にいながらでも、正規ルートの海外製アフターピルを低価格で入手できます。
安価なジェネリック医薬品をお探しの方は「アフターピル商品一覧」よりご検討ください。
商品リストの上部に【ジェネリック医薬品だけ表示】というチェックボックスがあります。
市販や薬局で買えるのか?現状と規制
現在、日本ではアフターピルを薬局で市販購入することは原則できません。
過去には一部で「薬剤師の対面販売による市販解禁」の議論もありましたが、まだ実現には至っていません。
また、一部の自治体や医療機関と連携した試験的な取り組みが行われていますが、全国的な市販化は今後の課題とされています。
※参考:緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業(厚生労働省医薬局医薬品審査管理課委託事業)|公益社団法人 日本薬剤師会
低用量ピルとの違いは?

アフターピルと混同されがちな薬に「低用量ピル」があります。
どちらもホルモンを使った避妊薬ですが、その目的・成分・使い方は大きく異なります。
低用量ピルに関しては以下の記事をご参照ください。
この章では、低用量ピルとアフターピル、両者の違いをわかりやすく整理します。
緊急避妊と日常避妊の目的の違い
アフターピルは「緊急時」に一時的に使用する避妊薬であり、避妊に失敗した後に妊娠を防ぐために服用します。
一方、低用量ピルは「日常的な避妊薬」として毎日決まった時間に飲むことで、排卵を抑制し、妊娠を防ぐものです。
つまり、アフターピルは“事後避妊”、低用量ピルは“事前避妊”という明確な違いがあります。
成分・用法・効果の違い
アフターピルは黄体ホルモン単体、または中用量のホルモンを一度に摂取する構成で、副作用は比較的強く出る傾向があります。
服用は1回のみ(または2回)で、緊急時のみに使われます。
低用量ピルはエストロゲンとプロゲスチンの配合薬で、毎日継続して服用する必要があります。
長期間使用することで避妊効果が安定し、月経痛の軽減や肌荒れの改善といった副効果も期待できます。
低用量ピルは長期的な避妊対策に
アフターピルを何度も繰り返して使うのは、ホルモンバランスの面でも経済的にも負担が大きくなります。
避妊に対する不安が続く場合は、低用量ピルなどの「継続的な避妊法」に切り替えることが現実的です。
婦人科ではピルの処方や定期的なフォローアップも受けられるため、将来の妊娠や健康にも配慮した形で避妊を考えることができます。
まとめ|自分に合ったアフターピルを正しく選ぼう
アフターピルは、避妊に失敗したときに妊娠を防ぐための強力なサポートとなりますが、その効果を最大限に活かすためには「正しい知識」と「早い判断」が欠かせません。
使用する際の注意としては、性行為から時間が経つほど効果が下がっていくことです。
少しでも妊娠の可能性を感じたら、できるだけ早くアフターピルを服用することが、妊娠阻止の成功率を高める最大のポイントです。
また、アフターピルには複数の種類があり、効果の持続時間や副作用の強さ、入手方法や費用にも差があります。
価格だけでなく、自分の体質やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
当サイト「ネオドラ」もまた、海外製の正規品アフターピルのみを取り扱っておりますので、安心してご利用いただけます。
安価なジェネリック医薬品をお探しの方は「アフターピル商品一覧」よりご検討ください。
今後の避妊についても考えるきっかけとして、婦人科での相談や低用量ピルの活用も検討してみてください。
