プロパンテリン
- 総称名
- プロパンテリン(英語表記:Propantheline)
- 一般名
- プロパンテリン臭化物(英語表記:Propantheline Bromide)
- 化学式
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- C23H30NO3(プロパンテリン)
- C23H30BrNO3(プロパンテリン臭化物)
- 分子量
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- 368.5 g/mol(プロパンテリン)
- 448.39 g/mol(プロパンテリン臭化物)
- CAS登録番号
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- 298-50-0(プロパンテリン)
- 50-34-0(プロパンテリン臭化物)
プロパンテリン臭化物(Propantheline Bromide)は、副交感神経の働きを抑える抗コリン性鎮痙薬の有効成分です。胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、胃炎、腸炎、過敏大腸症などに伴う消化管の運動亢進・分泌亢進や疼痛のほか、夜尿症・遺尿症、多汗症の治療に使用されます。日本では「プロ・バンサイン錠15mg」の有効成分として承認されています。
プロパンテリン臭化物は、平滑筋や心筋、分泌腺などの副交感神経支配器官において、神経伝達物質であるアセチルコリンの作用を競合的に遮断します。これにより、消化管の運動を抑え、胃液やペプシンなどの分泌を減少させるほか、発汗を抑制する作用を示します。自律神経節を遮断する作用も有しています。
経口投与後、プロパンテリン臭化物は消化管から吸収され、空腹時に投与した試験では約1時間後に平均最高血漿中濃度へ達しました。平均排泄半減期は約1.6時間です。体内では主に加水分解を受け、キサンテン酸と第四級アンモニウム化合物に分解された後、一部はグルクロン酸抱合体となります。尿中ではキサンテン酸、ヒドロキシキサンテン酸およびプロパンテリンが代謝物として確認されています。