タミフル75mg

異常行動の心配はありませんが、患者には注意を徹底しましょう

インフルエンザにかかると、以下のような恐ろしい異常行動が現れる可能性があります。

• 訳もなく笑ったり、意味不明の言葉を発する
• 強い恐怖を感じ、その場から逃げ出そうとする
• 異常な精神状態による飛び降り、交通事故

これらの異常行動はインフルエンザ単体の症状であり、抗インフルエンザウイルス薬の服用により引き起こされるものではありません。
テレビ番組等で「タミフルは異常行動を引き起こす」と報道され未成年のタミフル使用制限が設けられた事がありましたが、研究が進むにつれて関係性が不明である事がわかり、2018年8月21日にタミフルの使用制限が解除されました。

参考: 抗インフルエンザウイルス薬の「使用上の注意」の改訂について(PDF)

異常行動はインフルエンザ症状の1つである為、タミフルやタミフルと同等の作用を持つ医薬品を服用する事で異常行動が引き起こされる事はありません。
しかし、インフルエンザウイルス感染者は誰でも異常行動を起こす可能性がありますので、感染者を長時間一人きりにしないよう注意する等して、安全性を確保しましょう。

タミフル75mgの効果効能

インフルエンザA型、B型インフルエンザウイルスによる発熱や関節炎などの諸症状

インフルエンザウイルスによって引き起こされる発熱や関節炎などの諸症状を和らげます。
発症から48時間以内に服用すると症状が落ち着くまでの所要時間を1～2日程度短縮出来ます。
また、感染前に服用するとインフルエンザの発症を予防出来ます。

タミフルの治療効果、予防効果はいつから効き始めるか

タミフル75mgの使用方法

インフルエンザ治療に用いる場合

インフルエンザ予防に用いる場合

タミフルの正しい飲み方と3つのポイント

タミフル75mgの成分

タミフル75mgの副作用

タミフルを服用すると、以下の副作用が現れる事があります。

主な副作用

吐き気、腹痛、下痢などの胃腸症状

重篤な副作用

• アナフィラキシーショック
• 重い肝障害
• 重い皮膚粘膜障害
• 急性腎不全
• 血液成分の異常
• 肺炎
• 幻覚
• 妄想
• 意識障害
• 出血性虚血性大腸炎

服用後に異変を感じた時には、すぐに医療機関を受診してください。

タミフルの主な副作用、異常行動、相談窓口について