アレグラの効果と症状が改善されない時の対処法について
もくじ
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アレグラ30mg 販売価格:¥1,280 |
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有効成分フェキソフェナジンがヒスタミン受容体の働きを阻害します
鼻炎やかゆみなどのアレルギー症状の発症には、ヒスタミンと呼ばれる物質の働きが大きく関係しています。
花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因物質(アレルゲン)が体内に侵入すると、肥満細胞からヒスタミンが大量に放出されます。
このヒスタミンが様々な細胞に存在するヒスタミン受容体と結合することで、以下のようなアレルギー症状が現れます。
- かゆみ
- くしゃみ
- 鼻水
- 発赤
- 浮腫
- 気管支収縮
アレグラの有効成分フェキソフェナジンは、体内のヒスタミン受容体と結合し、ヒスタミンがヒスタミン受容体と結合するのを防ぐ事で、上記のようなアレルギー症状を抑えます。
参考:薬学用語解説
服用から30分ほどで効果が現れ始め、10時間ほど持続します
アレグラの臨床試験では、健康な成人男性8名がフェキソフェナジン塩酸塩カプセル60mgを空腹時に服用したところ、血中のフェキソフェナジン濃度がすみやかに上昇し、服用後2.2時間で最高となりました。
上記の結果から、アレグラは服用後30分ほどで効果が出始め、2時間程で効き目が最も強くなると考えられます。
また、アレグラの半減期(血中薬物濃度が最高時の半分になるまでの時間)は9.6時間であることから、その効果は10時間程持続すると考えられます。
参考:アレグラ添付文書
蕁麻疹や湿疹などに対しても有効性が認められています
アレグラは鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状以外にも、蕁麻疹や湿疹に対しても有効です。
人間の真皮には肥満細胞が存在しており、外部から刺激(アレルゲンなど)を受ける事で肥満細胞がヒスタミンを放出して蕁麻疹や湿疹が起こります。
アレグラを服用すれば、ヒスタミンの働きを抑える事が出来る為、他のアレルギー症状と同じように蕁麻疹や湿疹を和らげる事が可能です。
動物アレルギーに対しても有効です
犬や猫による動物アレルギーは、動物のふけなどを原因とするⅠ型アレルギー反応により引き起され、鼻炎、結膜炎、ぜんそくなどの症状を伴います。
こうした症状は軽度なものであれば、アレグラを服用することで緩和できます。
花粉症などと同じように、アレルギー症状が現れる前(就寝前など)に服用する事でより良い効果が期待できます。
また、アレグラを服用していても呼吸困難などの強い動物アレルギー症状が現れる事があります。
そういった緊急時には医療機関を受診する、救急車を呼ぶなど適切な対処を行ってください。
臨床試験ではプラセボ(偽薬)と比較して有意なアレルギー改善効果が見られました
アレグラとプラセボ(偽薬)との効果を比較した海外の二重盲検比較試験により、以下の結果が得られています(プラセボを対照とした二重盲検比較試験はデータの信頼性が高く、世界的に認められている試験方法です)。
アレルギー性鼻炎(鼻炎症状スコアによる比較)
プラセボ服用者では鼻炎症状スコアが1.1点~1.6点減少したのに対してアレグラ服用者では同スコアが1.8点~2.6点と大きく減少しており、アレグラの有効性が示されています。
鼻炎症状スコア | 詳細 |
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4点 | 直ちに病院へ行かなければならないほど重症。 |
3点 | 日常生活や睡眠に影響するほどわずらわしい。 |
2点 | 日常生活や睡眠に影響しないが、わずらわしいことが多い。 |
1点 | 症状はあるが、わずらわしくない。 |
0点 | 症状なし。 |
蕁麻疹(かゆみスコアによる比較)
プラセボ服用者は痒みスコアが0.5点減少したのに対してアレグラ服用者は同スコアが約1.0点と大きく減少しており、アレグラの有効性が示されています。
かゆみスコア | 詳細 |
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4点 | 病院へ行かなければならないほど重症。 |
3点 | 非常にわずらわしい、日常生活や睡眠に影響する。 |
2点 | わずらわしい、日常生活や睡眠に影響する。 |
1点 | 軽度のかゆみ、ほとんど気付かない、わずらわしくない。 |
0点 | かゆくない。 |
アレグラが効かない時の対処法
アレグラの効果の現れ方には個人差があるため、アレグラを服用したのに鼻水が止まらない、湿疹が治まらない、眼のかゆみが治まらないなど期待していた効果が得られない事があります。
そのような場合には、以下の対処法を実践してみましょう。
成人の場合、アレグラは通常は1回60mgを1日2回服用します。
上記の服用量で十分な効果が得られない場合は、1回120mgを1日2回服用するなど服用量を増やす事ができます。
ただし、服用量を増やすと副作用が現れやすくなりますので注意が必要です。
服用後には眠気が出る可能性を考慮して車の運転や危険な機械の操作などは避けてください。
飲酒もしないようにしてください。
アレルギーの原因物質(アレルゲン)を減らす
アレルギー症状は薬の服用に加えて原因物質(アレルゲン)を減らすことで大きく改善することができます。
具体的には以下のような点に注意しましょう。
- 帰宅時には部屋に入る前に衣服に付いた花粉をしっかりと払い落とす。
- 風の強い日にはできるだけ外出を控える(アレルゲンが飛散しているため)。
- マスクや眼鏡を身に付けて花粉を浴びないようにする。
- 集塵性能の良い空気清浄機を設置する。
- 部屋の掃除機をこまめにかける。
- 布団乾燥機でしっかり布団を乾燥させる(ダニ対策)。
また、規則正しい食生活を心掛けたり、十分な休養を取ることもアレルギー体質の改善に繋がります。
生活リズムが安定していない方、規則正しい食生活を送れていない方はまずは生活習慣を改善させてみましょう。
他のお薬に変更する
抗アレルギー薬には様々な種類があり、薬によって効き目の強さも変わります。
このため、アレグラを服用しても期待するような効果が得られないという方は別の種類の薬を試してみることも有効な選択肢になります。
ただし、強い効果を持つ抗アレルギー薬ほど眠気などの副作用が現れる可能性が高くなるのでこの点には注意が必要と言えます。
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