シアリスの副作用(頭痛、ほてり、筋肉痛)は何時間続く?

もくじ

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シアリスの副作用

シアリスを服用すると、以下のような副作用が現れる事があります。

【頻度の高い副作用】
  • 頭痛
  • 紅潮
  • ほてり
  • 筋肉痛
  • 消化不良
  • 背部痛
  • 鼻づまり
  • 手足の痛み

参考:シアリス添付文書

副作用が現れる理由

シアリスによくみられる副作用の殆どは血管が広がることによって引き起こされます。
詳しくお話しすると、有効成分タダラフィルが血管平滑筋細胞に存在するPDE5(ホスホジエステラーゼ)と呼ばれる酵素の働きを阻害し、血管平滑筋を弛緩させ血管を拡張する事で副作用が現れます。

頭部の血管が広がると、周囲の神経が刺激され「頭痛」の副作用が現れます。
体全体の血管が広がり血流が良くなると、体がポカポカと温まり始め「ほてり」や「紅潮」といった副作用に繋がります。
※お酒を飲んで顔が赤くなりやすい人は、ほてりや紅潮といった副作用が現れる可能性が高くなります。

マイナスイメージが強い副作用ですが、「頭痛、ほてり、紅潮」といった副作用はシアリスの薬理作用と密接に関係している為、副作用が現れている時はしっかりと効果が現れているとも言えます。

参考:山の手クリニック

シアリスの重篤な副作用


シアリスを服用すると、ごく稀に以下のような重篤な副作用が現れます。
服用後に万一、このような症状が見られた場合は直ちに服用を中止して医療機関を受診して下さい。

  • Stevens-Johnson症候群
  • 心筋梗塞

Stevens-Johnson症候群

皮膚粘膜眼症候群とも言われ、免疫・アレルギー反応を介して生じる重篤な副作用です。
高熱(38℃以上)と共に、発疹・発赤、やけどのような水ぶくれが全身の皮膚、口、目の粘膜に短期間のうちに現れることを特徴とします。
非常に稀な副作用ではありますが、発生する時期は服用後2週間以内が多いとされています。
シアリスを服用後に以下の症状が現れた場合には、直ちに服用を中止して医療機関を受診するようにしましょう。

  • 38℃以上の高熱
  • 目の充血
  • めやに
  • まぶたの腫れ
  • 目が開けづらい
  • くちびるや陰部のただれ
  • 排尿や排便時の痛み
  • のどの痛み
  • 広範囲の皮膚の発赤

参考:重篤副作用疾患別対応マニュアル

心筋梗塞

心疾患、心血管系障害を有する方がシアリスを服用すると、心筋梗塞が重篤な副作用として現れる事があります。
心筋梗塞とは、冠動脈と呼ばれる、心臓に酸素や栄養を送りこむ血管が塞がってしまうことで、心臓の細胞が壊死してしまう大変危険な病気です。
シアリスを服用後に、胸部の圧迫感や痛み、息切れ、疲労感などの症状が現れた場合は心血管系の副作用が発現している可能性があるため、直ちに服用を中止して医療機関を受診するようにしましょう。

参考:MSDマニュアル

頭痛や顔のほてり、筋肉痛は何時間続く?

シアリス5mg、10mg、20mgの半減期(薬の50%が体内から消失する時間)はそれぞれ、14.2時間、14.6時間、13.6時間とされています。
また、シアリスの作用時間は投与後最大36時間程度とされています。
これらのデータから、頭痛、顔のほてり、筋肉痛などの副作用についても14~36時間程度続くと考えられます。
※個人差があります。

参考:シアリス添付文書

副作用の和らげ方

こちらでは、シアリス服用後に現れやすいとされる副作用の和らげ方を紹介します。

頭痛や筋肉痛の和らげ方

シアリスによる頭痛や筋肉痛を和らげるには市販の解熱鎮痛剤の服用が効果的です。
ロキソニン、バファリン、イブなどを服用することで、こうした痛みの症状が治まることが多いので試してみると良いでしょう。
ただし、解熱鎮痛剤は消化性潰瘍がある人には使用が適さない場合もあるので、服用前には念のため薬剤師などの専門家に相談されることをお勧めします。
また、解熱鎮痛剤は一般に空腹時に服用すると胃に負担をかける可能性があります。
胃が空っぽの状態の人は、解熱鎮痛剤を服用する前に軽い食事を済ませると良いでしょう。

顔のほてり、紅潮の和らげ方

顔のほてり、紅潮については、市販薬の服用で対処することは難しいので、シアリスの服用量を調節すると良いでしょう。
お酒を飲んで顔が赤くなりやすい人、アルコールが苦手な方は、シアリスでも同様の症状が出る可能性が高いため、低用量(5mg)から服用を開始することをお勧めします。

参考:浜松町第一クリニック

シアリスの副作用が強くなる併用注意薬について

シアリスは以下の薬と併用すると副作用が強く現れる可能性があります。

心疾患治療薬

  • ニトログリセリン
  • 亜硝酸アミル
  • 硝酸イソソルビド
  

これらの薬には一酸化窒素(NO)の産生を亢進する作用があります。
NOは血管平滑筋細胞中のcGMPと呼ばれる物質の産生を刺激し、cGMPは血管の拡張を促進します。
シアリスにはcGMPの分解を抑制する作用があるため、これらの薬とシアリスを併用するとcGMPの働きが過剰となり、血管の拡張作用が強まることで血圧が過度に降下し、めまい、ふらつき、低血圧などの副作用が現れやすくなります。

肺高血圧症治療薬

  • リオシグアト

リオシグアトには血管平滑筋細胞内のcGMPの濃度を上昇させる作用があるため、シアリスと併用すると、cGMPの働きが過剰となり、血管の拡張作用が強まることで、血圧が過度に降下し、めまい、ふらつき、低血圧などの副作用が現れやすくなります。

CYP3A4阻害剤

  • ケトコナゾール
  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン
  • テラプレビル
  • グレープフルーツジュース等

服用したシアリスは体内でCYP3A4と呼ばれる酵素に代謝されることで体外に排泄されます。
上記の薬やグレープフルーツジュースにはCYP3A4の働きを阻害する作用があるため、これらとシアリスを併用すると、シアリスの血中濃度が上昇して、頭痛、紅潮、筋肉痛をはじめとする副作用全般が発現しやすくなります。

HIVプロテアーゼ阻害剤

  • リトナビル
  • インジナビル
  • サキナビル
  • ダルナビル等

これらの薬にもCYP3A4の働きを阻害する作用があるため、シアリスとの併用によってシアリスの血中濃度が高まり、頭痛、紅潮、筋肉痛をはじめとする副作用が発現しやすくなります。

α遮断剤

  • ドキサゾシン
  • テラゾシン等

α遮断剤には、血管平滑筋に作用することで血管の収縮を抑制する作用があります。
シアリスには血管拡張作用があるため、これらの薬とシアリスを併用すると血管拡張作用が強まり、めまい、ふらつき、低血圧などの副作用が現れやすくなります。

降圧剤

  • アムロジピン
  • メトプロロール
  • エナラプリル
  • カンデサルタン等

これらの降圧剤にも血管拡張作用があるため、シアリスと併用すると血管拡張作用が強まり、めまい、ふらつき、低血圧などの副作用が現れやすくなります。

参考:シアリス添付文書

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