ゼニカルの副作用と油漏れの対策法について
もくじ
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ゼニカルの副作用
ゼニカルを服用すると以下の副作用が現れる事があります。
- 放屁
- 便意切迫
- 脂肪便
- 下痢、軟便
- 肛門からの油排出
- 排便過多
- 便失禁
副作用は1~4週間程度で治まります
便意切迫、下痢などの消化管系の副作用の殆どは、1~4週間以内に治まります。
人によっては稀に6ヵ月以上副作用が続く事もありますので、個人差があると留意しましょう。
また、服用初期には副作用が強く現れる可能性があります。
大事なイベントがある時期と重ならないように服用開始時期を調節する事をオススメします。
参考:ゼニカル添付文書
稀に現れる肝障害に注意しましょう
非常に稀なケースですが、ゼニカル服用者に肝障害が発症したことが報告されています。
1999~2009年にゼニカルを服用した人のうち、13人に重度の肝障害が発症されたと報告されました。
ただし、この期間には全世界で約4000万人がゼニカルを服用していたため、発症確率は極めて低いと言えます。
また、これらの肝障害の直接的原因がゼニカルによるかどうかは明らかにされていません。
このため、ゼニカルによる肝障害を過度に心配する必要はありませんが、服用する場合は念のため頭に入れておくと良いでしょう。
もし、ゼニカル服用中に以下の症状が現れた場合には肝障害を発症している可能性があります。
- 発熱
- 痒み
- 黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)
- 尿や便の色が変化する
- 食欲低下
これらの症状が現れた場合は直ちに服用を中止して医療機関を受診するようにしましょう。
参考:医薬品安全性情報
ゼニカルによる油漏れはナプキン等で対策しましょう
ゼニカルを服用する際には避けて通れないものとして「油漏れ」があります。
本来体内に吸収されるはずだった油が肛門から排出されるため、必然的に油漏れが起こります。
手っ取り早くできる油汚れの対策として生理用ナプキンの着用が有効です。
ナプキンを着用する事で、ナプキンが油分を吸収するため、下着の汚れを防ぐ事が出来ます。
また、男性では大人用紙おむつや尿取りパッドなどで対策をされる方もいます。
脂肪分の多い食事を摂取するほど油漏れの量も多くなりますので、ナプキン等を使っても油漏れによる下着汚れなどが防げない場合には食事メニューの改善をする等して油の摂取量を減らしましょう。
ビタミン欠乏症が現れる可能性があります
ビタミンには油に溶けやすい脂溶性ビタミンと、水に溶けやすい水溶性ビタミンの2種類があります。
脂溶性ビタミンにはビタミンA、D、E、Kの4つがあり、これらのビタミンは、油物と一緒に摂取することで良く混ざり合い、体内への吸収が促進されます。
しかし、ゼニカルを服用するとこれらの脂溶性ビタミンの吸収まで阻害されてしまい、ビタミン欠乏症を起こす恐れがあります。
ゼニカルの服用により脂溶性ビタミンが欠乏してしまうと、以下のようなビタミン欠乏症に繋がります。
- ビタミンA欠乏症…夜盲症、視力低下、眼球乾燥症
- ビタミンD欠乏症…クル病、骨軟化症
- ビタミンE欠乏症…末梢神経障害(動脈硬化症、静脈血栓症、四肢冷感症)
- ビタミンK欠乏症…出血傾向
参考:タケダ健康サイト
参考:医療法人育生会篠塚病院 北関東神経疾患センター
対策としてマルチビタミンを服用しましょう
ゼニカルによるビタミン欠乏症を予防するためにはマルチビタミンの摂取がお勧めです。
マルチビタミンは1つの錠剤に体に必要な主なビタミンが含まれているため、手軽に服用できるというメリットがあります。
ただし、マルチビタミンに含まれる脂溶性ビタミン成分はゼニカルと同時に服用するとゼニカルの作用によって吸収が抑制されてしまいます。
このため、マルチビタミンとゼニカルの服用は2時間以上、間隔を空けるようにしましょう。
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